フランスがホームで奇跡演出、逆転劇でW杯出場へ《W杯欧州予選プレーオフ》

2013.11.20 08:19 Wed
19日に行われたワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ・2ndレグ、フランスvsウクライナは、ホームのフランスが3-0で勝利している。この結果、フランスは2戦合計スコアを3-2としてブラジルで行われるW杯本大会への出場を決定している。

敵地で行われた1stレグを0-2と落としたフランス。出場停止のコシエルニーに代わりにヴァランを先発させ、その横にはアビダルではなくサコを据えた。1トップにはジルーではなくベンゼマを配置するなど、複数選手を入れ替えてホームでの逆転を目指した。

フランスはホームの大声援に押され、序盤から攻勢に出る。9分にポグバ、11分にベンゼマが立て続けにチャンスを迎え、得点こそ奪えないものの良いペースで試合に入った。

そして22分、奇跡の序章となるゴールが生まれる。右サイドで得たFKをヴァルブエナが中央に上げると、ウクライナDFが競ったこぼれ球がサコの足元へ。これを蹴り込み、早い段階で1点を追い上げ望みをつないだ。

勢いの乗るフランスは25分、再びチャンス。速い攻めから中央をこじ開け、ボックス内手前でポグバがフリーでシュートを放つ。だが、少し力んだか枠をとらえることができない。さらに30分、リベリのクロスにベンゼマが反応し、ネットを揺らす。だが、これはオフサイドの判定で取り消しに。リプレイを見る限り正当なポジションにいたかに見えたが、微妙なジャッジで無効のゴールとなった。

際どいジャッジにも、フランスの気概がへし折られることはなかった。34分、セットプレーの流れからミドルシュートを放つと、ヴァルブエナが触り、最後はベンゼマが押し込む。オフサイドポジションにいたようだが、ここではホイッスルが鳴らず。怒涛の攻撃を見せるフランスが、早くもスコアをタイに戻してブラジル行きの可能性を大きくした。

前半のうちに1stレグのビハインドを取り返したフランスに、47分にさらなる追い風が。ハシェリディがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分になり、数的優位で試合を進めることになる。

完全に主導権を握ったフランスは72分、ついにW杯出場権に手をかける3点目を奪う。セットプレーからの流れでポグバ、リベリとつないでボックス内からシュート。これがサコの手前でウクライナDFのオウンゴールを誘い、ウクライナを突き放した。

フランスは終盤にもベンゼマに代わって途中出場したジルーが4点目に迫るなど、最後まで攻撃姿勢を貫いた。ホームで逆転劇を演じたフランスが、5大会連続のW杯本大会出場を決めている。
提供:goal.com

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