ホームで圧勝のメキシコが本戦出場に大きく前進《W杯大陸間プレーオフ》

▽2014年ブラジルワールドカップ予選大陸間プレーオフ1stレグが13日に開催され、メキシコ代表vsニュージーランド代表は5-1でメキシコが勝利を収めた。北中米カリブ海予選で苦戦し、辛うじて大陸間プレーオフに滑り込んだメキシコと2大会連続で本大会出場を目指すオセアニア代表・ニュージーランドの一戦。試合は、元バルセロナのマルケスら国内組だけでこの決戦に臨んだメキシコが、立ち上がりからボールを保持して敵陣に侵攻していく。ピッチを広く使いながら、裏のスペースを突いて相手に揺さぶりをかけるメキシコは、18分に決定機を演出。左サイドからファーサイドに送られたクロスをアギラルが折り返すと、これにオリベ・ペラルタがジャンピングボレーで合わせる。しかし、相手GKのファインセーブに阻まれ、得点には至らなかった。その後も攻勢を強めるメキシコは、32分にようやく試合を動かす。モンテスがボックス右手前から左足で上げたクロスの競り合いから、こぼれ球に反応したアギラルが詰めてメキシコが先制点を奪った。リードを得たメキシコは、怒涛の攻めでチャンスを作り続けると、40分に右CKからヒメネスが頭で押し込んでリードを2点に広げた。

▽迎えた後半、メキシコが開始直後の48分に試合を決定付ける3点目を奪う。ロングフィードからボックス左に抜け出したラユンの折り返しをオリベ・ペラルタが確実に押し込んで、スコアを3-0とした。一方、得点を奪いにいくしかないニュージーランドは、反撃に転じるものの、相手の守備を崩し切れない。ロングボールを放って持ち前のフィジカルを生かそうとするが、メキシコの守備陣によって未然に防がれてしまった。余裕を持って試合を進めるメキシコは、終盤の80分に左サイドのクロスをオリベ・ペラルタがヘディングで合わせて加点。さらに、84分には左CKからマルケスがヘディングシュートを突き刺し、大量5ゴールを奪った。メキシコはニュージーランドの反撃を85分の1点に抑えて試合終了。圧勝したメキシコが、6大会連続の本大会出場を大きく手繰り寄せた。