バイエルン、ダービー制してリーグ無敗記録を更新《ブンデスリーガ》
2013.11.10 02:05 Sun
9日に行われたブンデスリーガ第11節、バイエルンvsアウクスブルクのダービーマッチは、3-0でバイエルンが快勝した。これで昨季から続くリーグ無敗記録を37試合とし、記録を塗り替えることに成功している。
前節ホッフェンハイム相手に2-1と逆転勝ちを収め、1982-83シーズンにハンブルガーSVが記録した36戦無敗のリーグ記録に並んだバイエルンは、CLでもビクトリア・プルゼニを下してグループステージ突破が決定。2002年から2003年にかけてバルセロナが樹立したCL9連勝の記録にも並んだ。
新たにシュバインシュタイガーが離脱するなど負傷者が増えてきているが、負傷明けのロッベンとチアゴがベンチ入り。シュバインシュタイガーの代役にはラームがポジションを上げて対応し、多くの負傷者を抱えるチームとは思えない陣容でアウクスブルクをホームに迎えた。
今季ここまで盤石に見えるバイエルンだが、課題の一つがホームゲームでの試合への入り方だ。結果的に勝った試合でも、序盤に失点を許して追いかけなければいけないという展開がホームゲームに多いことをグアルディオラ監督や選手たちも認めている。バイエルンのホームに乗り込むチームが、引いて守ってカウンターを徹底することも、ホームゲームを難しくしている要因だろう。
しかし、同じ過ちを何度も繰り返すようなチームが三冠を獲れるはずもない。4分、右CKをニアサイドのダンテが頭でそらすと、ファーサイドでフリーとなっていたボアテングが振り向き様に左足を振り抜く。強烈なシュートが対角線上に突き刺さり、バイエルンが幸先良く先制した。
このままバイエルンが一気にたたみ掛けるかに思われたが、王者相手に早くも先制を許したアウクスブルクはすぐに落ち着きを取り戻し、中盤でのタイトな守備とゴール前の粘り強い対人守備で危険なエリアにバイエルン自慢の攻撃陣を近づけさせない。リベリとアラバの強力な左サイドも完全に抑えているというわけではないが、簡単には突破させずに、決定機をつくらせなかった。
アウクスブルクの統制された守備を前に追加点をなかなか奪えないバイエルンだったが、41分にペナルティーエリア手前、ゴール正面の位置でFKのチャンスを得る。ゲッツェやアラバ、クロースがキッカーの位置に立つが、蹴ったのはリベリ。ゴール右上隅に強烈なシュートを叩き込み、バイエルンが待望の追加点を挙げて試合を折り返した。
後半に入ってもバイエルンのペースは続く。53分、カウンターから右サイドを抜けたリベリがペナルティーエリア内に侵入しシュートを放つも、ゴール左へとわずかに外れる。66分にゲッツェを下げてロッベンを投入。そのロッベンは68分、カウンターから右サイドでボールを受けると、得意のカットインからのシュートでチャンスを演出する。
73分、リベリのパスでペナルティーエリア左を抜けたアラバがしっかりと中央を見て折り返す。しかし、互いにフリーだったロッベンとマンジュキッチが被ってしまい、ロッベンのシュートミスで絶好機を逸してしまう。74分にミュラー、81分にキルヒホフを投入したバイエルンだが、決定的な3点目を奪えないまま試合は終盤へ。
86分のキルヒホフ、87分のロッベンの立て続けの決定機はGKヒッツがファインセーブで切り抜ける。しかし、アディショナルタイムにハンドで得たPKをミュラーが冷静に沈め、ホームのバイエルンが3-0で快勝。長年破られることのなかったブンデスリーガの無敗記録を塗り替えることに成功した。
提供:goal.com
前節ホッフェンハイム相手に2-1と逆転勝ちを収め、1982-83シーズンにハンブルガーSVが記録した36戦無敗のリーグ記録に並んだバイエルンは、CLでもビクトリア・プルゼニを下してグループステージ突破が決定。2002年から2003年にかけてバルセロナが樹立したCL9連勝の記録にも並んだ。
新たにシュバインシュタイガーが離脱するなど負傷者が増えてきているが、負傷明けのロッベンとチアゴがベンチ入り。シュバインシュタイガーの代役にはラームがポジションを上げて対応し、多くの負傷者を抱えるチームとは思えない陣容でアウクスブルクをホームに迎えた。
今季ここまで盤石に見えるバイエルンだが、課題の一つがホームゲームでの試合への入り方だ。結果的に勝った試合でも、序盤に失点を許して追いかけなければいけないという展開がホームゲームに多いことをグアルディオラ監督や選手たちも認めている。バイエルンのホームに乗り込むチームが、引いて守ってカウンターを徹底することも、ホームゲームを難しくしている要因だろう。
しかし、同じ過ちを何度も繰り返すようなチームが三冠を獲れるはずもない。4分、右CKをニアサイドのダンテが頭でそらすと、ファーサイドでフリーとなっていたボアテングが振り向き様に左足を振り抜く。強烈なシュートが対角線上に突き刺さり、バイエルンが幸先良く先制した。
このままバイエルンが一気にたたみ掛けるかに思われたが、王者相手に早くも先制を許したアウクスブルクはすぐに落ち着きを取り戻し、中盤でのタイトな守備とゴール前の粘り強い対人守備で危険なエリアにバイエルン自慢の攻撃陣を近づけさせない。リベリとアラバの強力な左サイドも完全に抑えているというわけではないが、簡単には突破させずに、決定機をつくらせなかった。
アウクスブルクの統制された守備を前に追加点をなかなか奪えないバイエルンだったが、41分にペナルティーエリア手前、ゴール正面の位置でFKのチャンスを得る。ゲッツェやアラバ、クロースがキッカーの位置に立つが、蹴ったのはリベリ。ゴール右上隅に強烈なシュートを叩き込み、バイエルンが待望の追加点を挙げて試合を折り返した。
後半に入ってもバイエルンのペースは続く。53分、カウンターから右サイドを抜けたリベリがペナルティーエリア内に侵入しシュートを放つも、ゴール左へとわずかに外れる。66分にゲッツェを下げてロッベンを投入。そのロッベンは68分、カウンターから右サイドでボールを受けると、得意のカットインからのシュートでチャンスを演出する。
73分、リベリのパスでペナルティーエリア左を抜けたアラバがしっかりと中央を見て折り返す。しかし、互いにフリーだったロッベンとマンジュキッチが被ってしまい、ロッベンのシュートミスで絶好機を逸してしまう。74分にミュラー、81分にキルヒホフを投入したバイエルンだが、決定的な3点目を奪えないまま試合は終盤へ。
86分のキルヒホフ、87分のロッベンの立て続けの決定機はGKヒッツがファインセーブで切り抜ける。しかし、アディショナルタイムにハンドで得たPKをミュラーが冷静に沈め、ホームのバイエルンが3-0で快勝。長年破られることのなかったブンデスリーガの無敗記録を塗り替えることに成功した。
提供:goal.com
アウグスブルクの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
アウグスブルクの人気記事ランキング
1
アウグスブルク、主将DFハウウェレーウと2026年まで契約延長
アウグスブルクは20日、オランダ人DFジェフリー・ハウウェレーウ(33)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。 新契約にサインしたハウウェレーウは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「アウクスブルクで家族と一緒にいることがいかに居心地がいいか、僕はいつも話してきた。だから、今シーズン終了後もアウクスブルクのジャージを着て、10年目のシーズンを迎えられることを嬉しく思っているんだ。僕にとっては特別なことだし、本当に誇りに思うよ」 2016年夏にAZからアウグスブルクに完全移籍したハウウェレーウは、加入初年度からセンターバックの主力として活躍。これまで在籍9年間で公式戦260試合に出場し6ゴール10アシストを記録。2020年9月からMFダニエル・バイアーの現役引退に伴い、キャプテンを引き継ぐと5シーズンに渡ってその役割を担っている。 2025.02.21 12:30 Fri2
世にも珍しい! GKノイアーのドンピシャヘッド、相手GKがワンハンドセーブ!
守護神同士のマッチアップが話題となった。 17日、ブンデスリーガ第7節でアウグスブルクとバイエルンが対戦。試合は1-0でアウグスブルクが勝利した。 チャンピオンズリーグ(CL)も含め、今季無敗のバイエルンだったが、直近のリーグ戦3試合は、日本人選手所属チーム相手に3連続ドローと勝ちきれていなかった。 CLではインテル、バルセロナと2-0で連勝していた中、アウグスブルクとアウェイで対戦。しかし、攻め込みながらも苦しむ展開となる。 すると0-0で迎えた59分にメルギム・ベリシャにゴールを許して先制されると、その後も相手GKラファウ・ギキェヴィツの好プレーもありゴールを奪えない。 すると、1点ビハインドのまま迎えた後半アディショナルタイム5分にバイエルンがCKを獲得。するとドイツ代表GKマヌエル・ノイアーもゴール前に上がり攻撃参加。するとクロスに対してノイアーがドンピシャヘッドを見せる。 このシュートは枠に飛ぶも、ギキェヴィツが片手でセーブ。こぼれ球のクリアを拾われると、浮き球のパスに対してノイアーが飛び込みに行くがわずかに届かず。枠に飛んだボールもギキェヴィツが片手で掻き出し、ノイアーの眼前でクリーンシート達成。アウグスブルクが1-0で勝利した。 なお、バイエルンは2020年2月9日のRBライプツィヒ戦から続いていたブンデスリーガの連続得点試合記録が87試合でストップ。貴重なクリーンシートとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】ノイアーのドンピシャヘッドをワンハンドセーブ!ゴール前でのGK同士の珍しい争い</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j6V0hDNgs8s";var video_start = 52;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.09.18 17:55 Sun3
アウグスブルク、AZのキャプテンとバーゼルの若手FWを獲得
▽アウグスブルクは9日、AZからオランダ人DFジェフリー・ハウウェレーウ(24)を完全移籍で獲得したことを公式サイトで発表した。背番号は6番に決定。契約に関する詳細は公表されていない。 ▽2013年にヘーレンファーンからAZに加入したハウウェレーウ(写真左)は、在籍3シーズンで公式戦122試合に出場し、9ゴールを記録。U-21オランダ代表招集経験のある187cmの長身センターバックは、同クラブのキャプテンも務めていた。 ▽今シーズンのヨーロッパリーグのグループステージで対戦したアウグスブルクへの加入が決定したハウウェレーウは、「ブンデスリーガに来ることができて嬉しいよ。僕にとって素晴らしい経験になるはずだ」と、喜びのコメントを残している。 ▽また、アウグスブルクは8日、バーゼルからU-21スイス代表FWアルビアン・アイエティ(18)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2020年6月までの4年半契約となっている。 ▽アルバニア出身ながらスイスの世代別チームで主力を担ってきたアイエティ(写真右)は、バーゼルで通算21試合に出場し、6ゴールを記録している。 2016.01.10 03:39 Sun4
低迷する14位ヴォルフスブルクがニコ・コバチ監督を解任…直近10戦未勝利&3連敗で決断
ヴォルフスブルクは17日、ニコ・コバチ監督(52)の解任を発表した。 フロリアン・コーフェルト前監督の後任として、2022年の夏にヴォルフスブルクの監督に就任したニコ・コバチ監督。就任初年度の昨季を8位でフィニッシュ。 2年目を迎えた昨夏にFWオマル・マーモウシュやMFフェリックス・エンメチャ、DFミッキー・ファン・デ・フェンといった有望株が移籍。その影響もあり、今シーズンはここまで6勝7分け13敗の14位に低迷。 とりわけ、昨年12月16日のダルムシュタット戦以降、10試合勝利から遠ざかり、上位陣との連戦となった直近ではシュツットガルト、レバークーゼン、アウグスブルクに敗れるなど3連敗中だった。 解任の決まったニコ・コバチ監督は、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「私たちは、この1年半、チームとVfLの従業員、特にマルセル・シェーファー、イェルク・シュマットケ、セバスチャン・シンジロルツ、そして経営陣との信頼関係、プロフェッショナルで心地よい協力関係によって支えられてきました。本当に感謝している」 「もちろん、監督としては期待が持てるシーズン序盤だったにもかかわらず、うまく結果が出せなかったことを特に残念に思っている。チーム、クラブ全体、そしてファンの皆さんが、残りのシーズンと将来に向けてベストを尽くされることを祈っている」 2024.03.17 22:50 Sun5