マインツ黒星、岡崎フル出場も2戦連続弾ならず《ブンデスリーガ》
2013.11.04 02:11 Mon
3日に行われたブンデスリーガ第11節、アウクスブルクvsマインツは、2-1でアウクスブルクが勝利を収めた。アウクスブルクは今季4勝目を挙げ、下位脱出のきっかけをつかんだ。前節に2ゴールを挙げたマインツFW岡崎慎司は1トップで先発出場。前半から再三ゴールに迫ったが、2試合連続得点はならなかった。
前節のブラウンシュヴァイク戦に続く連勝を敵地で飾りたかったマインツだが、この日は立ち上がりから相手に圧倒的にボールを支配された。開始15分間のポゼッション率はアウクスブルクの69%に対し、マインツは31%。しっかりとビルドアップしてくるアウクスブルクのペースで試合が進んだ。
それでも、マインツは何度か決定機を作った。開始9分には右からのクロスに左MFで起用されたパク・チュホがゴール前に飛び込んでヘッド。だが、これは惜しくもGKに弾かれる。21分にもポルターがヘッドで落としたボールに抜け出した岡崎がドリブルシュートを放ったが、得点には至らない。岡崎の体の張ったプレーは前線で確実に起点になっていた。
だが、この日のアウクスブルクは決めるべきところを決める鋭さを持っていた。それが27分の先制点だ。最終ラインからの縦パスに抜け出したハーンが確実に持ち込んでゴール。幸先の良い1点を手に入れる。さらに、アウクスブルクは41分にも左クロスからメルダースがフリーで左足シュートを打つ得点機が生まれる。これが外れたのは、マインツにとって非常にラッキーだった。
アウクスブルクが1-0とリードして折り返した後半。マインツのトゥヘル監督は開始と同時に2枚代えに打って出た。負傷したGKハインツ・ミュラーとベトクロを交代。さらに攻撃に厚みをもたせるためにスベンソンとニコライ・ミュラーを代えたのだ。
これで流れが大きく改善されると期待が高まったが、逆にGK交代が裏目に出てしまう。49分、アウクスブルクは左サイドからの縦パスに抜け出したハーンが、前へ出たGKの背後に侵入。角度のないところからシュートを蹴り込んだ。良い時間帯に2点目が入り、彼らは一段と有利になる。さらに56分にはカウンターからハリル・アルティントップが右足ループシュートをクロスバーに当てる決定機もつくる。このままアウクスブルクが一気にゴールラッシュを見せそうな予感も漂った。
しかしマインツも決して諦めなかった。61分、ボックス内で粘ったポルターがカルセン=ブラッカーにファウルを受け、PKをゲット。これをこの直前に途中出場していたチュポ=モティングが決め、1点差に詰め寄る。このゴールが彼らに希望を与え、ここから10分間はマインツが猛攻を見せた。
どうしても勝ち星が欲しいアウクスブルクはこの時間帯を耐え、追加点を狙いにいく。ヴァインツィル監督もミリクやホン・ジョンホなど持てるカードを切り、チーム全体のテコ入れを図り、相手に隙を与えない。
そんな中、マインツは出場してから不安定なパフォーマンスを見せていたベトクロが88分、ミリクをペナルティーエリアで倒して一発退場。10人になるとともに守護神を失うという絶体絶命のピンチに陥る。この状況は4分間のアディショナルタイムも含めてしのいだが、最後の最後まで同点弾は遠い。パク・チュホからのボールを岡崎が持ち込んで強引にシュートした最後の決定機も決まらず、タイムアップの笛。試合はアウクスブルクの2-1の勝利で終わった。
提供:goal.com
前節のブラウンシュヴァイク戦に続く連勝を敵地で飾りたかったマインツだが、この日は立ち上がりから相手に圧倒的にボールを支配された。開始15分間のポゼッション率はアウクスブルクの69%に対し、マインツは31%。しっかりとビルドアップしてくるアウクスブルクのペースで試合が進んだ。
それでも、マインツは何度か決定機を作った。開始9分には右からのクロスに左MFで起用されたパク・チュホがゴール前に飛び込んでヘッド。だが、これは惜しくもGKに弾かれる。21分にもポルターがヘッドで落としたボールに抜け出した岡崎がドリブルシュートを放ったが、得点には至らない。岡崎の体の張ったプレーは前線で確実に起点になっていた。
だが、この日のアウクスブルクは決めるべきところを決める鋭さを持っていた。それが27分の先制点だ。最終ラインからの縦パスに抜け出したハーンが確実に持ち込んでゴール。幸先の良い1点を手に入れる。さらに、アウクスブルクは41分にも左クロスからメルダースがフリーで左足シュートを打つ得点機が生まれる。これが外れたのは、マインツにとって非常にラッキーだった。
アウクスブルクが1-0とリードして折り返した後半。マインツのトゥヘル監督は開始と同時に2枚代えに打って出た。負傷したGKハインツ・ミュラーとベトクロを交代。さらに攻撃に厚みをもたせるためにスベンソンとニコライ・ミュラーを代えたのだ。
これで流れが大きく改善されると期待が高まったが、逆にGK交代が裏目に出てしまう。49分、アウクスブルクは左サイドからの縦パスに抜け出したハーンが、前へ出たGKの背後に侵入。角度のないところからシュートを蹴り込んだ。良い時間帯に2点目が入り、彼らは一段と有利になる。さらに56分にはカウンターからハリル・アルティントップが右足ループシュートをクロスバーに当てる決定機もつくる。このままアウクスブルクが一気にゴールラッシュを見せそうな予感も漂った。
しかしマインツも決して諦めなかった。61分、ボックス内で粘ったポルターがカルセン=ブラッカーにファウルを受け、PKをゲット。これをこの直前に途中出場していたチュポ=モティングが決め、1点差に詰め寄る。このゴールが彼らに希望を与え、ここから10分間はマインツが猛攻を見せた。
どうしても勝ち星が欲しいアウクスブルクはこの時間帯を耐え、追加点を狙いにいく。ヴァインツィル監督もミリクやホン・ジョンホなど持てるカードを切り、チーム全体のテコ入れを図り、相手に隙を与えない。
そんな中、マインツは出場してから不安定なパフォーマンスを見せていたベトクロが88分、ミリクをペナルティーエリアで倒して一発退場。10人になるとともに守護神を失うという絶体絶命のピンチに陥る。この状況は4分間のアディショナルタイムも含めてしのいだが、最後の最後まで同点弾は遠い。パク・チュホからのボールを岡崎が持ち込んで強引にシュートした最後の決定機も決まらず、タイムアップの笛。試合はアウクスブルクの2-1の勝利で終わった。
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