エルナネス「来年のブラジルはもっと良くなる」

30日に行われたコンフェデレーションズ杯決勝で、ブラジル代表はスペイン代表を3-0と下し、3大会連続4度目となる優勝を果たした。終盤から途中出場したMFエルナネスは、タイトルを獲得することの重要性を語るとともに、来年のブラジルはさらに良くなると話している。

スタメン出場こそグループステージ最終節のイタリア戦だけだったが、日本との開幕戦を皮切りに、今大会の全試合に出場したエルナネス。スペイン戦では87分から登場し、優勝の瞬間をピッチの上で迎えた同選手は、試合後に報道陣に対して次のように語った。

「今日の僕らの試合への準備と、ファンのサポートは、これ以上ないものだった。スペインの技術の高さを封じるためには、強さと気迫が必要だった。戦士にならなければいけなかったんだ。観衆が『チャンピオンが帰ってきた』と歌っていたときは、素晴らしい瞬間だった」

2012−13シーズン、ラツィオでコッパ・イタリアを制したエルナネスは、タイトルを獲得することの大事さに触れている。

「僕はキャリアを2つのパートに分けている。ローマとのコッパ・イタリアの前とその後だ。コッパ・イタリアのタイトルは、どうやって勝つかを学ぶ助けとなった。どうやってプレーするかを理解したら、次はどうしたら勝てるかを学ばなければいけない。今回のコンフェデレーションズ杯もその一つだ。これからも勝ち続けたいね」

ブラジル代表はこの夏、移籍する選手が少なくないと見られている。W杯を翌年に控え、環境を変えることへの懸念もあるが、エルナネスはその不安を一蹴した。

「僕は心配していない。移籍する選手たちは次のクラブでも大きな役目を担うからだ。彼らは人としても成長するだろうし、来年のブラジルはもっと良くなるよ」


提供:goal.com