ピケ「ブラジルは強烈なメッセージをくれた」

スペイン代表は30日、コンフェデレーションズカップ決勝でブラジル代表に0-3と敗れた。スペイン代表DFジェラール・ピケは、ブラジルが来年のW杯に向けて「強烈なメッセージ」を発したとしつつ、倒すことができないわけではないと話している。

公式戦で29試合無敗だったスペインだが、この日は開始早々の2分に先制点を許すと、前半終盤と後半の立ち上がりにも失点。同国代表DFセルヒオ・ラモスがPKを外したこともあり、無得点のまま完敗した。内容でもブラジルに圧倒されただけに、“無敵艦隊”としては悔しさが残る一戦となった。

68分にブラジル代表FWネイマールを倒し、一発退場となったピケも、ブラジルの攻撃陣に手を焼いた一人だ。試合後、同選手はミックスゾーンで次のように試合を振り返っている。

「ブラジルにもっとカードを出してもいい場面があったはずだ。審判のパフォーマンスが結果に影響をしたとは思わないけどね。ブラジルは来年のW杯を前に強烈なメッセージを送ってくれた。彼らはどんな相手でも自分たちの戦い方を貫くチームだと示したね。でも、彼らを倒すのが不可能だとは思わない」

また、ピケは新シーズンからバルセロナでチームメイトとなるネイマールに賛辞を送っている。

「ネイマールはものすごい才能を持った選手だ。今日も含め、大会を通じて彼のパフォーマンスは素晴らしかった。新シーズンから同じチームで戦えることをうれしく思う」

また、今大会のMVPにノミネートされていた同国代表MFアンドレス・イニエスタは、ブラジルの先制点をポイントに挙げ、アウェイで戦うことの難しさを語った。

「こういう場所で開始2分に先制されれば、常にとても難しくなる。あのゴールで、彼らはプレーしやすくなったはずだ。でも、僕たちは彼らの方が良かったことを認めなければならない」


提供:goal.com