イタリアを警戒するデル・ボスケ 「ユーロの初戦では彼らが上回った」

スペイン代表は27日、コンフェデレーションズ杯準決勝でイタリア代表と対戦する。スペイン代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督は前日会見で、イタリアへの警戒を表した。

昨年のユーロ2012決勝でイタリアに4-0と大勝しているスペイン。さらに、イタリアはエースのFWマリオ・バロテッリが負傷で帰国を余儀なくされている。

だが、ユーロの初戦ではイタリアに苦しんで1-1と引き分けていることもあり、デル・ボスケ監督はイタリアに気を付けなければいけないと語った。

「1年前のユーロの初戦では、彼らの方が優れていた。多くの選手が素晴らしい試合をしたんだ。(エマヌエレ・)ジャッケリーニを筆頭にね。バロテッリ不在は大きい。彼はパワフルで、素晴らしいクオリティを持っている。だが、こういう大会では、選手が1人いなくなることは予想するものだし、イタリアにはビッグクラブでレギュラーとしてプレーする選手たちがたくさんいる」

「我々が大きく変えることはない。コンディションが微妙な選手たちが回復できるかを見てみよう。だが、我々には素晴らしい選手たちがいる。出場できない選手がいても、騒ぐことじゃないよ。自分たちのプレーをしよう。我々はイタリアに敬意を払っているが、これが我々のプレーなんだ。イタリアが中盤の数を増やしても、対応できるよ」

下馬評では決勝がブラジルとスペインの対戦になると言われているが、デル・ボスケ監督は準決勝に集中しなければいけないと強調している。

「ファイナルについて話すのは禁止だ。我々に分かっているのは、決勝がヨーロッパのチームと南米のチームの対戦になるということだけだよ。スペインvsブラジルとは限らない」


提供:goal.com