ロマーリオ氏、W杯の開催に問題提起
2013.06.25 18:01 Tue
元ブラジル代表のロマーリオ氏は、来年のブラジルW杯開催を前に、開催国が抱える問題について言及した。
ここ数年好調な経済成長を見せていたブラジルだが、公共交通機関や医療施設、教育においては発展の余地を残す。それに反するように政府が来年のW杯と、2016年に開催される五輪に向けて巨額の資金を投資していることで民衆の不満は募り、コンフェデレーションズカップの開催中にはデモ隊と警察が衝突する事態になっている。
ロマーリオ氏はイギリス『ガーディアン』で執筆した自身のコラムで、W杯の開催には賛成しているものの、開催に掛かる費用はブラジルにとって大きな問題になるとした。
「W杯を行えば雇用も増えるし、旅行者も増える。ブラジルにとっては世界に対して良いアピールになる。しかし、国内に目を向けると、多くのお金がスポーツに向き、医療や教育、安全面に使われなければ、結果的には失業者を増やし、犯罪の増加を招く可能性がある」
対照的にFIFAのゼップ・ブラッター会長は、ブラジルW杯で16.7億ユーロの収益を見込んでいることを発表した。これについてロマーリオ氏は私見を披露している。
「我々は歴史上最も費用の掛かるW杯を開催しようとしている。W杯を招致することがブラジル国内のすべての問題を解決するとは思わない。私が今最も恐れているのは、こういった巨大イベントが、我々が今直面している問題をさらに根深くするのではないかということだ」
提供:goal.com
ここ数年好調な経済成長を見せていたブラジルだが、公共交通機関や医療施設、教育においては発展の余地を残す。それに反するように政府が来年のW杯と、2016年に開催される五輪に向けて巨額の資金を投資していることで民衆の不満は募り、コンフェデレーションズカップの開催中にはデモ隊と警察が衝突する事態になっている。
ロマーリオ氏はイギリス『ガーディアン』で執筆した自身のコラムで、W杯の開催には賛成しているものの、開催に掛かる費用はブラジルにとって大きな問題になるとした。
「W杯を行えば雇用も増えるし、旅行者も増える。ブラジルにとっては世界に対して良いアピールになる。しかし、国内に目を向けると、多くのお金がスポーツに向き、医療や教育、安全面に使われなければ、結果的には失業者を増やし、犯罪の増加を招く可能性がある」
対照的にFIFAのゼップ・ブラッター会長は、ブラジルW杯で16.7億ユーロの収益を見込んでいることを発表した。これについてロマーリオ氏は私見を披露している。
「我々は歴史上最も費用の掛かるW杯を開催しようとしている。W杯を招致することがブラジル国内のすべての問題を解決するとは思わない。私が今最も恐れているのは、こういった巨大イベントが、我々が今直面している問題をさらに根深くするのではないかということだ」
提供:goal.com
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