負傷のバロテッリが帰国へ 決勝・3位決定戦にも出場できず

イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、負傷のためコンフェデレーションズカップ準決勝のスペイン戦だけではなく決勝または3位決定戦も欠場する見通しとなり、チームを離脱して帰国することとなった。イタリア各メディアが報じている。

バロテッリは22日に行われたグループリーグ第3節のブラジル戦で負傷。左大腿四頭筋を痛めたためスペイン戦を欠場することはすでに発表されていた。だが、負傷の状態は当初予想されたよりも重いものだったようだ。

チームドクターのエンリコ・カステッラッチ医師のコメントをイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えた。

「今朝バロテッリの様子を見たが、彼の状態は思わしいものではなかった。日曜日の決勝にも間に合わせることはできない。(所属クラブの)ミランの医療スタッフとも話をした上で、不要なリスクを避けるため彼をミラノへ送り返すことにした」

ユーロ2012決勝で敗れたスペインへのリベンジを楽しみにしていた様子のバロテッリだが、チームメイトがそのスペインを倒してくれたとしても決勝に出場できないことになり、悔しい思いは強いようだ。『ガゼッタ』はバロテッリのコメントも伝えている。

「こういう形で大会を去ることになり、自分が敗者だと感じている。ここに残りたいけど、CL予選もあるので治療しなければならない。それでも代表チームの仲間たちは、僕がいなくてもしっかり戦ってくれるだろう」

今大会でグループリーグの全3試合に出場したバロテッリは、初戦のメキシコ戦で決勝ゴールを記録。日本との第2戦でもPKで3-2の逆転ゴールを記録した。

その他の負傷者の状態に関してカステッラッチ医師は、ブラジル戦を欠場したMFアンドレア・ピルロについてはある程度楽観視できる状況だとコメント。ブラジル戦で頭部を打って交代したMFリッカルド・モントリーボに関しても問題はないと話している。


提供:goal.com