ナイジェリア監督「コンフェデ杯を教訓に」

ナイジェリア代表は23日、コンフェデレーションズカップ・グループB最終節でスペイン代表と対戦し、0-3と敗れた。大会敗退が決まったスティーブン・ケシ監督は、この大会を今後に生かさなければいけないと話している。

グループステージ突破を争うウルグアイ代表がタヒチ代表との対戦だったため、準決勝進出には世界王者スペインを相手に勝利が必要と見られていたナイジェリア。だが、開始3分で先制を許すと、反撃を試みるも得点を挙げられず、後半にさらに2失点して黒星を喫した。

ケシ監督は試合後の会見で、チームが万全の状態でなかったことを強調している。

「我々が負けたのは、相手がより良いチームだったからだ。長いこと非常にうまくやっているチームだよ。試合を見れば、3失点というのがフェアじゃないことが分かるだろう。だが、これがサッカーであり、こういう結果となった」

「我々はこの数試合、4人から5人の主力がいなかった。今日も(早い時間帯に)ケネス・オメルオが交代しなければいけなかった。あれは痛かったね。だが、それがサッカーだ。我々はそれに対応しなければいけない」

その上で、ケシ監督は、ナイジェリアがコンフェデレーションズカップを教訓にしなければいけないと続けた。

「我々にとっては学ぶプロセスなんだ。今日始めたこと、つくったことを続けていかなければいけない。このチームはあまり0-2とされることがなかったから、その立場になって冷静を欠いた。これは大きな問題だった。前半はかなり冷静だったが、後半に2点目を奪われてからは、プロらしからぬ状態だった。もっと経験が必要だ」

「私はいろいろなチームや監督たちと話したが、我々にとって非常にためになることだった。この大会から学んで戻ることができる」

この日の試合の結果、準決勝はブラジルvsウルグアイ、スペインvsイタリアという組み合わせになった。開催国ブラジルとスペインの決勝になるという声も強いが、ケシ監督は優勝候補について聞かれると、こう答えている。

「私はまだ世界のサッカーを学んでいるところだから、分からないな。スペインがブラジルより良いとは言えない。こういう大会では、ベストチームが常に勝つわけでもないしね。誰にも賭けることはできないな」


提供:goal.com