デル・ボスケ「敵は暑さとナイジェリアだった」

スペイン代表は23日、コンフェデレーションズカップ・グループB最終節でナイジェリア代表と対戦し、3-0と勝利を収めた。ビセンテ・デル・ボスケ監督は試合後、フォルタレザの環境がいかに難しかったかと口にしている。

DFジョルディ・アルバのゴールで開始3分に先制したスペインだが、前半は追加点を奪えず、ナイジェリアの反撃を受けた。だが、失点をせずに後半を迎えると、62分に途中出場のFWフェルナンド・トーレスが加点。終了間際にはジョルディ・アルバが自身2点目となるゴールを決め、グループステージ3連勝で首位通過を決めている。

デル・ボスケ監督は「タフな試合だった」とコメント。次のように続けている。

「相手は素晴らしいチームで、ポゼッションにおけるバランスをつくってきた。勝利を目指していたね。我々は我慢してコントロールした。両チームにもっとゴールが決まるべきだったし、フェアなスコアではないと思う」

「今日の我々には2つの大きな相手がいた。暑さとナイジェリアだ。この暑さの中、このリズムで90分間プレーするのは不可能だよ」

スペインはタヒチ代表との2戦目でゴールを量産したトーレスやFWダビド・ビジャではなく、FWロベルト・ソルダードを先発起用したが、同選手はこの日無得点に終わった。だが、デル・ボスケ監督は次のように称えている。

「ロベルトは彼の仕事をした。フェルナンドも彼の仕事をした。チームにはフレッシュな力が必要なんだ。我々は2人ともに満足している」

また、デル・ボスケ監督は2得点のジョルディ・アルバにも賛辞を送っている。

「我々のシステムでは、ジョルディ・アルバのような選手が素晴らしい攻撃を見せられる。我々はバランスを失わず、ジョルディはチャンスをつくった。彼は素晴らしい選手だ。どのチームにも攻守それぞれの組織が必要となる。我々は守備の力を決して失わなかった。だが、後半はより攻撃的にプレーしたね。そして守備もより良くなった」

スペインは27日の準決勝でイタリアと対戦する。スペインが優勝したユーロ2012決勝と同じカードだ。


提供:goal.com