デル・ボスケ、チャビとの意見相違にも問題はなし

スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、報じられた通りに同国代表MFチャビと意見が合わない部分があったことを認めながらも、問題視するにはあたらないことだと主張している。

デル・ボスケ監督のアシスタントコーチを務めるトニ・グランデ氏は、チャビが「誰と一緒にプレーしたいか」の希望を口にし、コーチ陣と意見が合わなかったことがあると明らかにしていた。これを受けデル・ボスケ監督は、スペイン『オンダ・セロ』に対して次のように語った。

「我々はチャビと話をして、いくつか意見が異なる点もあった。だが、具体的な名前を挙げて話したわけではない。こういうことはチームの弱さではなく強さを表している。指揮を執る者は、意見を聞く謙虚さを持たなければならない」

トニ・グランデ氏はまた、チャビがコーチ陣に対して意見を述べるのは、戦術面での意識の表れだとも話している。

「選手として、彼は常に戦術面の問題に強い興味を持っている。ボールを持つことを好む選手として、ピッチに水がどれくらい撒かれたか、どういうピッチコンディションかを最初に気にするのも彼だ」

「彼が我々に対して何らかのことを分かってもらおうとしたこともあるし、我々が自分たちの考え方を彼に分かってもらおうとしたこともある。だが、それ以上のことにまで行き過ぎたケースはない」

23日に行われるコンフェデレーションズカップ第3戦のナイジェリア戦に向けては、デル・ボスケ監督はGKにビクトール・バルデスの起用を明言するとともに、第1戦のウルグアイ戦に近いメンバーで臨むことを明かしている。

「何らかの変更はあるだろうが、ビクトール・バルデスは出場するし、おおむね初日と同じようなメンバーになる。基本的にはそういうメンバーだ」


提供:goal.com