清武「五輪の印象では魅力的で隙のないチーム」

日本代表は22日(日本時間23日)、コンフェデレーションズカップグループA第3節のメキシコ戦に臨む。昨年のロンドン五輪では準決勝で対戦して敗れている相手であり、両チームともにその時のメンバーから数人が今回の大会にも出場しているが、その一人であるMF清武弘嗣はメキシコをどのような相手だと捉えているのだろうか。

―メキシコの特徴は?

「すごくつないでくるチームで、結構隙がないチームだと思います。五輪で対戦した印象では」

―五輪で優勝してるチームという意味では強敵?

「すごく魅力のあるチームですし、強いチームだったんじゃないかなと思いますけど」

―1年経って自分たちがどれくらいレベルアップしているかを確認する良い機会?

「この前のイタリア戦はすごく良い試合ができましたが、みんな満足はしていないので。次からも毎試合ああいう試合ができればいいなと思いますし、チャンスが来たらしっかり頑張りたいなと思います」

―五輪もイタリア戦も、日本のサッカーがこれだけ攻撃できるということを示すチャンスになったが。

「イタリア戦は本当に、自分たちが五輪代表でしてたように前からプレッシャーをかけて、うまくはまったので、ああいう前からプレッシャーをかけるのが日本の形だと思います。後半はおのずと少しは落ちるだろうけど、先制点を取れたら大きいと思いますし、そういう戦い方が今からできればいいなと思いますけど」

―1つの方向性を清武選手の中でも確認できた?

「ああいう戦い方がすごくいいんじゃないかなと思いましたし、あの戦い方は五輪のチームとすごく似ていたので。ベンチの選手たちも見ていてワクワクしたと言っていましたし、楽しかったというのは言っていました」

―メキシコのチームにはあの時勝てなかったが、どこを変えれば勝てるようになるか?

「今日しっかり分析もしましたし、隙はどのチームもあると思うので、そういうところを突いていければいいと思います。サイドはたぶんポイントになってくると思うので、サイド攻撃はすごく重要じゃないかなと思います」

―右で清武選手が出た場合はタメを作ったり、崩したりといろいろあるが?

「そうですね。まずはやっぱりボールを追わないといけないと思います。走らないといけないというのが第一なので、イタリア戦でみんながやっていたプレーを自分としてもできればいいなと」

―この大会の後、ゼロから競争させるとザッケローニ監督は言っているが、メキシコ戦は最後のアピールの場では?

「そうですね。自分のアピールもそうですけど、日本代表がどういう戦い方をしてっていうのはすごく大事だと思います。チームに帰ってからまたアピールする場所はありますしが、まずは代表がチームとして1つになって戦うことがすごく大事だと今は思います」

―先輩たちに気を使うこともあるのでは?

「そんなことはないですよ。みんな目指しているところは同じだと思うし、そのためにチームが一丸となることは、自然にそうなることですし。まとめる人も中にはいると思いますけど、みんな同じ方向を向いていて、逸れる人はいないですし、そういうのはすごくいいんじゃないかと思います」

―イタリア戦のような展開で自分が途中から入ったら何をしようと?

「あの試合はあまり考えてなかったですね。見ていて楽しかった試合でしたし、選手交代も難しい試合だったので。みんな準備はしてると思いますし、自分だけじゃなくて悔しい思いをしている選手は沢山いたと思うので、そういう選手が出た時に良いプレーができればというのはすごく重要だと思います。自分を含めて、明日チャンスがあってもなくても、日本代表というチームがうまくいってコンフェデが終われればいいなと思います」


提供:goal.com