今野「負ける相手ではなかった」


19日(日本時間20日)に行われたコンフェデレーションズ杯第2戦で、イタリア代表と対戦した日本代表は3-4で惜敗した。この試合CBとしてスタメン出場したDF今野泰幸は、対峙したFWマリオ・バロテッリを相手に奮闘したが、4失点を喫し試合にも敗れたことに悔しさを滲ませた。

―試合を振り返っての感想は?
「すごく残念。4失点したら勝てない」


―4失点目はワンチャンスでやられてしまったが?

「完全にクリアミスだし、判断ミスでもあった。前からボールが来たときに、フリーだったと思うので、もうちょっと余裕があればトラップしてビルドアップができたと思う。あの時間帯で判断がうまくいかず、ダイレクトでクリアするということだけ頭にあったけど、予想以上にパスが速かったのでクリアが大きくならなかった」



―最近は立ち上がりの5分以内に失点しているが、原因は?

「わからない。それがサッカーです」



―ブラジル戦でチャレンジできなかったことを踏まえてイタリア戦に臨み、立ち上がりから優位に試合を進められたことについては?

「ブラジル戦もチャレンジしようとしていたけど相手が上だったというのもあるし、自分たちのサッカーをさせてもらえなかった。今日はパスもよくつながったし、攻撃に関しては日本らしいサッカーができたと思う」



―リードを奪った中で短い時間で試合をひっくり返されたが、イタリアの強さを感じた?

「今日は自分たちのミスが大きかった。内容的に言ったら、勝たないといけない試合だった。もうちょっとDF陣が我慢すれば、勝てた試合だったと思うのでものすごく残念」



―バロテッリとのマッチアップは?

「ものすごく強かったし、ファウルしないと止められないというくらい強かったけど、シュートはそんなに打たれていない」



―ボールが入る前に体を当てたり工夫した守備でバロテッリを抑えていたように見えたが?

「キープされていたし、起点をつくられていた。でも、今日は僕とバロテッリの勝負じゃなくて、日本とイタリアの勝負なので。チームとして勝てれば何も言うことなかったけど、結果として4失点して負けているわけだから、負けを認めざるをえない」



―イタリアの変化は感じた?

「全然。負ける相手じゃなかったし、僕らのサッカーをしていた。油断なのか、少しの精度なのか、結果4失点している」



―イタリア的というか、内容が悪くても結果だけは出すというところに強さを感じる?

「そう言われてもしょうがないけど、僕は強いとは思わなかった」



―世界との差は縮まった?

「1試合で縮まったとか広がったとかそういうことはないけど、今日は攻撃陣が通用していたと思うし、イタリアの堅い守備に対して3点も取れたし決定機もあった。どの相手にもこのサッカーができれば、今の攻撃陣ならチャンスをつくってくれるという確信は得た」


提供:goal.com