イタリア、ピルロ&バロテッリでメキシコに勝利 白星発進で日本戦へ《コンフェデレーションズカップ2013》

2013.06.17 06:16 Mon
16日に行われたコンフェデレーションズカップ・グループA初戦、メキシコvsイタリアの一戦は、1-2でイタリアが勝利を収めた。

イタリアは予想されたとおり、4-3-2-1の布陣でスタート。1トップのバロテッリをマルキジオとジャッケリーニが支え、ディフェンスラインは中央にバルザーリとキエッリーニのユベントスコンビ、両サイドにアバーテとデ・シリオのミランコンビが入る。メキシコは1トップのエルナンデスに、ジョバニ・ドス・サントス、グアルダードと前線にタレントをそろえた。

開始2分にグアルダードのシュートを許したものの、立ち上がりから主導権を握ったのはイタリア。5分、相手のパスミスからバロテッリが長距離ながらループシュートを放つと、7分にはモントリーボがジャッケリーニとのワンツーで左サイドを突破。決定機を演出するが、クロスに合わせたバロテッリのシュートはGKコロナに止められる。

イタリアはさらにペースアップし、8分にジャッケリーニ、9分にバロテッリと、次々にメキシコゴールに襲い掛かる。一方で、11分には右サイドを崩され、折り返しのボールにダイレクトで合わせたグアルダードのシュートで肝を冷やされたが、ここはクロスバーに救われた。

17分、イタリアはピルロがペナルティーエリア内で倒されるが、PKのホイッスルは鳴らず。代表100キャップのピルロはこれで奮起したか、その10分後に均衡を破る。ゴール正面からのFKを見事に直接沈め、貴重な先制点を挙げた。

だが、メキシコも33分、ジョバニ・ドス・サントスがバルザーリにハイプレスを仕掛けてボール奪取に成功、あわてたバルザーリに後ろから倒され、PKを獲得する。これをエルナンデスが冷静に沈め、押されていたメキシコが試合を振り出しに戻した。

有利に進めながら、追い付かれたイタリアは、再び攻撃に転じるものの、追加点を奪えずに前半を終える。後半に入るとさらに攻撃を強め、早いプレスとポゼッションで完全にペースを握るが、ゴールをこじ開けられない。54分と59分のピルロのFKも、惜しい場面にはなったものの、得点には至らず。勝ち越したいプランデッリ監督は、69分にマルキジオを下げてチェルチを投入した。

攻め続けたイタリアが報われたのは、78分。決めたのはバロテッリだった。デ・ロッシからのパスをジャッケリーニがつなぎ、浮き球のボールがペナルティーエリア内へ。ロドリゲスのマークを強引に振り切ったバロテッリが、豪快にシュートを叩き込み、ついにイタリアが勝ち越しに成功する。

ゴールを決めてユニフォームを脱ぎ、イエローカードをもらったバロテッリは、86分にジラルディーノとの交代でお役御免に。終盤、ビハインドを背負って攻めに出たメキシコの反撃を受けたが、再び追い付かせることはなく、そのまま逃げ切った。

グループAはブラジルとイタリアが白星スタート、メキシコと日本が黒星発進となった。第2節は19日、ブラジルがメキシコと、イタリアが日本と対戦する。


提供:goal.com

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