上位対決で勝てないローマ…指揮官は「敗北やプレーを恐れている」チームに嘆き

2021.03.22 12:12 Mon
Getty Images
ローマパウロ・フォンセカ監督がビッグマッチに弱いチームを嘆いている。クラブ公式サイトが伝えた。

ローマは21日に行われたセリエA第28節でナポリと対戦。デルビー・デル・ソーレとなった一戦は立ち上がりからナポリに支配権を握られ、2失点を許すと、反撃も及ばずそのまま0-2のスコアで敗れた。チャンピオンズリーグ(CL)出場権を巡る直接対決に敗れたローマはトップ4が遠のく結果となっている。

試合後のインタビューに応じたフォンセカ監督は今シーズン、なかなか上位対決で白星を掴めていないことを認めており、この試合でもパフォーマンスが不十分だったと嘆いた。
「おそらく我々はナポリのようなチームと戦うための必要なメンタリティを持っていなかった。前半のチームは勇気がなく、正しい姿勢が見られなかったと思う。ただ、後半はまったく違った。後半になると、自分たちで主導権を握りたいと思うようなプレーが見られ、まったく違う試合になったんだ」

「責任は全員にある。負けることやプレーを恐れれば、すべてが難しくなるものだ。しかし、後半は自分たちの能力を示せた。後半のプレーができていなければ、私はクオリティの問題だと言っただろう。しかし、そうではなかった。なぜ前半に同じような能力を発揮できなかったのかがわからない」
また、フォンセカ監督はこれからのトップ4争いについても言及。今日の前半のようなプレーを続ければ難しいものになると、危機感を抱いている。

「我々はCL権確保のため戦い続けなければならない。しかし、今日の前半のようなプレーをしていたら厳しいだろう。前半と後半の差を受け入れるのは難しい。疲れは言い訳にならないよ。後半のチームのテンションは高かったのだから」

「ビッグチームに勝てないという問題が我々にプレッシャーを与えているのは事実だろう。しかし、これを変えられるのは我々だけだ。チームが正しい姿勢で試合に臨めていないという点は、受け入れられるものではない」

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