デンマークがカタールに抗議…デンマーク代表のシンプルすぎるユニフォームの理由を『ヒュンメル』が声明
2022.09.29 10:42 Thu
デンマークのスポーツブランド『ヒュンメル』は、ワールドカップ(W杯)の開催国であるカタールに抗議することを発表した。『ヒュンメル』はデンマーク代表のユニフォームサプライヤーでもあり、19日にW杯で着用するユニフォームを発表していた。
ユニフォームは、ホームが赤、アウェイは白、3rdは黒となっており、無地でデザインは脇と袖口に同系色のラインが入っているのみ。『ヒュンメル』のロゴ、デンマークサッカー協会(DBU)のエンブレムもユニフォームと同じカラーで目立たないものとなっていた。
そんな中28日、『ヒュンメル』が声明を発表。W杯開催国のカタールで起きていた、人権の問題と移民労働者の扱いに抗議するため、目立つことを避けたとユニフォームに関して説明した。
「何千人もの人々の命を奪ったトーナメント中に我々は目立ちたくありません」
カタールでは、W杯のためのスタジアム建設やインフラ整備のために過酷な動労環境が強いられ、特に移民労働者への扱いが大きな問題となっていた。
国際連合との協議資格をもつ非政府組織(NGO)の「アムネスティ」は、8つの民間警備会社から34人の従業員のレポートを受け取ったことを発表。レポートによると、移民労働者は休日なしで何カ月、または何年も労働させられているという事実があったとしている。
さらに、ほとんどの人に対して、雇用主はカタールの法律で義務付けられている毎週の休暇を尊重することを拒否。休みを取った場合は、労働者は恣意的な賃金控除で罰せられることになっていたという。
この人権問題には、デンマークに限らず多くの国で反応が。イングランド代表は、キャプテンのハリー・ケインが多様性と包括性を促進し、差別に反対するためにオランダが開始したキャンペーンの一環として、W杯で「OneLove」のキャプテンマークを巻くことを決定した。
また、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、ウェールズ、スイスも賛同。カタールは、厳格な反LGBT法や移民労働者の扱いに関する懸念など、同国の人権記録について激しく批判されてきた。
ユニフォームは、ホームが赤、アウェイは白、3rdは黒となっており、無地でデザインは脇と袖口に同系色のラインが入っているのみ。『ヒュンメル』のロゴ、デンマークサッカー協会(DBU)のエンブレムもユニフォームと同じカラーで目立たないものとなっていた。
「何千人もの人々の命を奪ったトーナメント中に我々は目立ちたくありません」
「我々は、デンマーク代表チームを全面的にサポートしていますが、それはホスト国としてのカタールをサポートすることと同じではありません」
カタールでは、W杯のためのスタジアム建設やインフラ整備のために過酷な動労環境が強いられ、特に移民労働者への扱いが大きな問題となっていた。
国際連合との協議資格をもつ非政府組織(NGO)の「アムネスティ」は、8つの民間警備会社から34人の従業員のレポートを受け取ったことを発表。レポートによると、移民労働者は休日なしで何カ月、または何年も労働させられているという事実があったとしている。
さらに、ほとんどの人に対して、雇用主はカタールの法律で義務付けられている毎週の休暇を尊重することを拒否。休みを取った場合は、労働者は恣意的な賃金控除で罰せられることになっていたという。
この人権問題には、デンマークに限らず多くの国で反応が。イングランド代表は、キャプテンのハリー・ケインが多様性と包括性を促進し、差別に反対するためにオランダが開始したキャンペーンの一環として、W杯で「OneLove」のキャプテンマークを巻くことを決定した。
また、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、ウェールズ、スイスも賛同。カタールは、厳格な反LGBT法や移民労働者の扱いに関する懸念など、同国の人権記録について激しく批判されてきた。
デンマークの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
|
デンマークの人気記事ランキング
1
EUROデンマークの快進撃で思い出すユーゴの悲劇/六川亨の日本サッカーの歩み
7月22日の東京五輪初戦、対南アフリカ戦に備えてU-24日本代表が5日から静岡県でキャンプに入った。今後は現地で調整後、12日のホンジュラス戦、17日のスペイン戦を経て開幕戦に臨む。 そして海外ではEUROの準々決勝が終わり、ベルギーを撃破したイタリア、世界王者フランスを倒したスペイン、ライバルのドイツを粉砕したイングランド、そしてダークホースのデンマークがベスト4進出を果たした。 サッカーの母国であるイングランドは、ワールドカップで1回の優勝を記録しているが、それも66年に自国で開催した1回のみ。それ以外はワールドカップでもEUROでも華々しい結果は残していない。今回は決勝戦が11日にロンドンで開催されるだけに、千載一遇のチャンスと言っていいだろう。 そんなイングランドの前に立ちはだかりそうなのが92年の初優勝以来29年ぶりの欧州ナンバー1を狙うデンマークだ。グループステージでは開幕2連敗から決勝トーナメント進出というサプライズを起こした。もしかすると2度目の「おとぎ話」があるかもしれない。 EUROは88年の西ドイツ(当時)大会を取材したことを以前のコラムで書いた。当時は8チームによる、なんとものんびりとした大会だった。そして4年後の92年も8チームによる大会だったが、たった4年でヨーロッパに激震が走った。 まず予選の組分け抽選会はイタリアW杯が開催される前の90年2月に行われた。ところが前年の89年11月に「ベルリンの壁」が崩壊し、東ドイツが西ドイツと統一に向けた交渉が行われ、90年8月には東ドイツが西ドイツに吸収された。 このため90年イタリアW杯の優勝国は西ドイツだが、その後はドイツと表記されるようになり、東ドイツはEUROの予選を辞退することになった。 予選ではソ連がイタリアを抑えて本大会進出を決めたが、こちらも91年12月にソビエト連邦が崩壊。旧ソビエト連邦からなる独立国家共同体(CIS)としてEUROに参加。同年のバルセロナ五輪や94年のリレハンメル五輪までCISの名称で参加することになった。 そしてデンマークである。予選では90年イタリアW杯の準々決勝でアルゼンチンとPK戦の死闘を演じたユーゴスラビアが首位で予選を通過した。監督はその後、日本代表の監督を務めるイビチャ・オシム、主力選手は名古屋でプレーした「ピクシー」ことドラガン・ストイコビッチで、予選の得点王はダルコ・パンチェフ――91年のトヨタカップでレッドスター・ベオグラードの一員として来日し、チリのコロコロを下してクラブ世界一にも輝いた。 しかしユーゴスラビアは内戦の激化により、92年5月30日に国連安全保障理事会決議でスポーツを含めてあらゆる国際交流が禁止されたため、FIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)もユーゴスラビアのEUROへの出場を取り消し、代わって2位のデンマークに出場権を与えた。 ユーゴスラビア代表はすでに開催地のスウェーデンに入国していたが、そのまま帰国を余儀なくされ、一方バカンス中だったデンマークの選手は急きょ招集されてスウェーデン入りした。 オシム監督も内戦が激化するなかユーゴスラビア代表の監督を辞任。選手にも民族間の対立があったユーゴスラビア代表は、国家の解体に歩調を合わせて崩壊した。 こうして迎えた本大会で、グループAは地元スウェーデンが首位で準決勝に進出。2位はイタリアW杯ベスト4のイングランドが有力視されていたが、1勝もできず2分け1敗の最下位に沈む。代わって2位でベスト4に勝ち進んだのがデンマークだった。 GKピーター・シュマイケルを中心にした堅守でしぶとく勝点を稼いだ。現在行われているEUROでデンマークのゴールを守るGKカスパー・シュマイケルはピーターの息子ということも因縁を感じさせる。 一方グループBではファン・バステン、フランク・ライカールトやデニス・ベルカンプ擁するオランダが首位で通過。ユルゲン・クリンスマン、ステファン・エッフェンベルクら豪華な攻撃陣を誇る世界王者ドイツは2位で勝ち上がった。 地元スウェーデンもトマス・ブロリンら好選手を揃えていたものの準決勝でドイツに2-3と惜敗。そしてデンマークはオランダとの死闘を2-2からのPK戦を5-4で制して決勝戦に進出。すると決勝戦でも2-0の勝利を収め、代替出場で欧州制覇という偉業を達成した。 「もしもユーゴスラビアがそのまま出場していたらEUROで優勝したか」とは、当時の世界中のジャーナリストとファンが考えたテーマだった。もちろん、その問いに答えはない。あるのは、輝かしい才能を持った偉大なチームが崩壊してしまったという事実だけだった。 2021.07.06 15:00 Tue2
元デンマーク代表GKセーレンセンが現役引退、プレミア通算409試合出場
▽メルボルン・シティを退団した元デンマーク代表GKトーマス・セーレンセン(41)が24日、現役引退を発表した。 ▽母国でキャリアを積んだセーレンセンは、1998年にサンダーランドに移籍。正守護神としてプレミアリーグで171試合に出場した後、2003年にチームが2部に降格したことを受け、アストン・ビラへと加入。ここでも正守護神としてプレーし、139試合に出場した。2008年にはストークに移籍して99試合に出場するなど、プレミアリーグの通算出場数は409試合を数えていた。そして、メルボルン・シティでは在籍2年間で公式戦40試合に出場していた。 ▽デンマーク代表としてはユーロに2度(2000年、2004年)、ワールドカップ(W杯)にも2度(2002年、2010年)出場するなどキャップ数は101を誇った。また、2010年の南アフリカW杯では、日本代表戦でもゴールマウスを守った。 ▽輝かしいキャリアを築いたセーレンセンは自身のインスタグラムで引退について次のようにコメントしている。 「大きな誇りとともに少しの悲しみがある。今日、現役引退を正式に発表することができ、多くの人々に感謝を伝えたい。家族、友人、クラブ、監督、チームメート、そしてファンにだ。みんなのサポートに対してはこの先ずっと感謝していく。これから新たな人生の章が始まるよ」 2017.07.24 23:54 Mon3
内輪揉めのデンマーク代表が発表…3部、4部+フットサル4名で構成《国際親善試合》
▽デンマークサッカー協会(DBU)は4日、スロバキア代表との国際親善試合に向けたデンマーク代表メンバー24名を発表した。 ▽選手たちとの契約問題が合意に達せず、今回のメンバー発表を延期していたDBU。結局、選手たちとの契約は合意に至らなかったものの、試合中止を避けるため、下部リーグのクラブから選手を招集した。 ▽ロシア・ワールドカップでベスト16に進みながら、MFクリスティアン・エリクセン(トッテナム)やGKカスパー・シュマイケル(レスター・シティ)など主力選手たちの招集はできず、国内の3部、4部のチームから選手を招集。さらに、2016年のフットサル・ワールドカップに出場したフットサルプレーヤーを4名招集した。 ▽デンマーク代表は、スロバキア代表との国際親善試合を終えると、UEFAネイションズリーグでウェールズ代表と対戦。しかし、UEFA(欧州サッカー連盟)がふさわしくないと判断した場合は、大会から追放される可能性があるようだ。 ◆デンマーク代表メンバー24名 GK モルテン・バンク(BKアバルタ) クリストファー・ハー(フレズレクソン) ビクトル・ラルセン(Tarup-Paarup IF) DF クリスティアン・バニス(Tarup-Paarup IF) マッズ・ベルテルセン(Tarup-Paarup IF) クリスティアン・クリステンセン(イエーアスボーBK) ビクトル・ハンセン(フレズレクソン) ニコライ・ヨハンセン(バンレーセ) ダニエル・ニールセン(バンレーセ) カスパー・スクラプ(Tarup-Paarup IF) シモン・フォールセン(ビアケレズ) MF ラスムス・ガウディン(バンレーセ) アダム・フォクト(カストルプ) アンデルス・ハンスバレ(グレーベ) オスカル・ホイビュ(バンレーセ) クリストファー・ヤコブセン(ヒレレズ) ラスムス・ヨハンソン(ヘレルプIK) ケビン・ヨルゲンセン(イエーアスボーBK) カスパー・ケンペル(スコウフホーズIF) FW アンドレス・フェーンス(Tarup-Paarup IF) トロエルス・ニールセン(ビアケレズ) クリスティアン・オッフェンベルグ(BKアバルタ) ダニエル・ソーレンセン(スコウフホーズIF) ルイス・ベイス(イエーアスボーBK) 2018.09.05 14:00 Wed4
カスパーの勇敢な救助活動…父ピーターが率直な思いを吐露
▽マンチェスター・ユナイテッドOBで元デンマーク代表GKのピーター・シュマイケル氏が、息子であるレスター・シティの同代表GKカスパー・シュマイケルの勇敢な行動を称賛すると共に、父親としての率直な思いを吐露した。 ▽その行動とは、レスターオーナーのヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏ら搭乗者5名の命を奪ったヘリコプター墜落事故の救助活動だ。事故発生当時、シュマイケルはすぐさま現場に駆けつけ、炎で包まれたヘリコプターから人命救助を試み、警察官に制止されたことが明らかになっている。 ▽そのカスパーの父であるピーター・シュマイケル氏は、イギリス『BBC』の『BBC Radio 5 live's Sportsweek』で次のように言及。息子に対して、いち人間としての「誇り」を感じると同時に、父として「怒り」の感情がこみ上げたことを明かした。 「私は息子のリアクションを誇りに思う。真っ先にやろうとしたことが救助活動だったのだからね」 「彼は炎上しているヘリコプターに走って行った。誰の親だって、あんなことは子供にさせたくない」 「私の息子は尊敬の念を欠かさない思いやりのある繊細な男だ。彼はとんでもないことをやった」 「今は難しい状況にある。私も彼の気持ちを読み取ろうとしていて、大きな反動がないことを願う」 2018.11.19 12:45 Mon5
