イタリア勢で唯一欧州カップ戦を戦うローマ、指揮官はチームへのリスペクト要求 「明確な嘘は好きではない」

2021.04.09 12:35 Fri
Getty Images
ローマパウロ・フォンセカ監督がヨーロッパリーグ(EL)での重要な勝利を喜びつつ、メディアにリスペクトを要求した。クラブ公式サイトが伝えている。

ローマは8日に行われたEL準々決勝1stレグでアヤックスと敵地で対戦。序盤こそミスが目立ち先制点を奪われたが、GKパウ・ロペスの奮闘もあり、持ち直すと後半逆転に成功。その後はホームチームの猛攻に耐え、2-1のスコアで勝利した。

2つのアウェイゴールを得て、勝利を挙げたローマは来週にホームで開催される2ndレグを前に優位な立場に。試合後のインタビューに応じたフォンセカ監督も大きな勝利を喜んだ。
「今は少し厳しい時期を迎えている我々にとって、重要な勝利だった。今日見ても分かるように、アヤックスは本当に良いチームだったね。しかし、選手たちは本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた」

「激しい試合になったが、トレーニングで取り組んできたものを発揮できたと思う。我々が勝利を収めたことは、明らかにとても嬉しい。ただ、2ゴールを決められたことも素晴らしかったが、まだ勝ち抜けは決まっていない」
また、フォンセカ監督は順調なELと対照的に、セリエAでは現在3試合未勝利で7位に沈んでいることに言及。同時に、現在イタリア勢で唯一欧州カップ戦を戦っているチームを、メディアやファンはもっとリスペクトしてほしいと求めている。

「リーグ戦の低迷について言い訳したくはない。しかし、このチームがほとんどの期間、リーグ戦でトップ4に入っていたことは忘れて欲しくないね。そして大事な時期に、(ジョルダン・)ヴェレトゥや(ヘンリク・)ムヒタリアン、(クリス・)スモーリングなど、重要な選手を失ったことも事実だ。今、重要なのは現在と未来であり、選手がいれば最後まで戦える」

「私にはやるべき仕事があり、他人が書く記事をコントロールはできない。私が悪いことを書かれるのは受け入れるよ。しかし、選手たちが私と対立したこと、週明けのトレーニング前にミーティングを行ったことなどといった、明確な嘘は好きではない」

「イタリア人ではない私にとっては、欧州カップ戦でイタリアを代表して戦う唯一のチームに対して、なぜ人々がこれほどまで嘘をつくか理解できない。それは正しいことではない。今、イタリアの人たちはヨーロッパに残っている母国のクラブを助けるべきだと思う」

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