昨季に続くリーグ中断の可能性を恐れるウルブス指揮官「今までと同じフットボールはできなくなる」

2021.01.12 11:54 Tue
Getty Images
ウォルバーハンプトンを率いるヌーノ・エスピリト・サント監督が新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、プレミアリーグが崩壊することを恐れている。イギリス『ミラー』が伝えた。

昨シーズンは新型コロナウイルスの影響により、約3カ月間中断したプレミアリーグだが、今シーズンはここまでリーグ戦を着実に消化できている。

しかし、イギリスではコロナウイルスの変異種が猛威を振るっており、感染拡大が深刻化。プレミアリーグでもクラスター発生による試合延期が増加してきており、今後のリーグ運営が不安視されている。
ヌーノ監督はこうした状況を受けリーグが再び中断すれば、欧州各国のビッグクラブのみでリーグ戦を行う欧州スーパーリーグ構想などが現実味を帯び、2度とプレミアリーグが元の形に戻らなくなることを危惧した。

「もし我々がリーグを止めれば、すべてが変わるだろう。スーパーリーグや他の大会がやってきて、新しいフットボールの時代になるかもしれない。そうなると、どのクラブが生き残るかが問題になるはずだ。それはタフな決断になるだろうね」
「何が良いのか、私には分からない。ただ、もし中断の決断が下されれば、今までと同じフットボールはできなくなるだろう。それは、私にとって最大の恐怖だ。スケジュールは狂うだろうし、リーグ戦後のユーロ開催についても考えるのは不可能になるだろう」

「我々は前に進むことも、通常の状況に戻ることもできない。ウイルスやパンデミックの影響は大きく、感染者は恐ろしいほどに増えている。これが現在の私にとって最大の関心事だ」

また、ヌーノ監督は昨シーズンこそ各クラブが協力し合って物事を前進させることができたものの、状況は再び変わってきたと語っている。

「物事は変わった。ほぼ1年前は、何が起きているかわからないから中断した。それは我々が経験したことのない出来事であり、疑問もたくさんあったね」

「再始動後、皆が努力した。ミーティングを重ね、プロトコルが作られ、14人の選手がいれば試合延期にならないと分かったので、大丈夫だと確信していた。今は状況が変わり、また中断を考え始めている」

「危機に陥った際、強い者は生き残るだろうが、それ以外の者はどうすればいい。私の個人的な見解だが、周りの状況に目を向けてみたとき、今は前例がない時期を迎えているということだ」

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「長年間違っていた」「永遠にそうは呼べない」菅原由勢も登場、プレミアの選手&監督18名が名前の発音をレクチャー! 海外でも衝撃の発音が発覚し話題に

2024-25シーズンが開幕したプレミアリーグ。外国籍の選手たちの名前の発音を集めた動画が話題を呼んでいる。 前人未到の5連覇を目指すマンチェスター・シティの牙城をどのクラブが崩すのかが注目されるプレミアリーグ。2年連続2位のアーセナルや、新体制に変わったリバプール、復権を誓うマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどが鎬を削っていく。 日本人選手もアーセナルのDF冨安健洋、リバプールのMF遠藤航、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのMF三笘薫、クリスタル・パレスのMF鎌田大地、そしてサウサンプトンのMF菅原由勢と5人がプレーすることとなる。 そんな中、プレミアリーグを放送する『TNT Sports』が1本の動画をアップ。選手や監督がが自身の名前の発音を示している動画だ。登場したのは以下の18名だ。 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ) ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド) ショーン・ダイチ監督(エバートン) トマシュ・ソウチェク(ウェストハム) ジョシュア・ザークツィー(マンチェスター・ユナイテッド) トシン・アダラバイヨ(チェルシー) アルネ・スロット監督(リバプール) バウト・ファエス(レスター・シティ) リッカルド・カラフィオーリ(アーセナル) ヴラディミール・ツォウファル(ウェストハム) イリマン・エンディアイエ(エバートン) ニクラス・フュルクルク(ウェストハム) ベン・ブレレトン・ディアス(サウサンプトン) マルク・ギウ(チェルシー) ヌーノ・エスピリト・サント監督(ウォルバーハンプトン) 菅原由勢(サウサンプトン) ティム・イローグブナム(エバートン) ステフィー・マヴィディディ(レスター・シティ) 発音が難しいと思われる選手たちも登場。海外のファンたちも発音に驚く人が続出している。 まずはハーランド。違和感がなく感じられるが、ノルウェー人のファンからすると「エルリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)」という発音に関して「3つともそんな発音はしない」とのこと。 続いてブルーノ・フェルナンデス。本人は「ブルーノ・フェルナンジ」と発音。「Bruno Fernandes」という綴りだが、ブラジル系のポルトガル語だと「フェルナンジス」ということもあるようで、そちらに近いのかもしれないが、違和感を覚える人が多く、「永遠にそう呼ぶのは不可能だ」と理解はされにくいようだ。 ショーン・ダイチ監督は「Sean Dyche」という綴り。「ダイシ」「ダイシュ」と思っていた人も多いようで、「間違えて発音していたのがショーン・ダイチだとは思わなかった」、「その発音は無理だ」、「長年間違っていたことが分かったのは良かった」と驚きの声が上がっている。 その他は、想定できる発音だったが、難しいのはティム・イローグブナム。「Tim Iroegbunam」という綴りだが、本人の発音を聞く限り「ティム・イロビューナム」と書くのが正しいように聞こえる。 外国籍選手の発音は多くの選手で話題となり、キリアン・ムバッペやジョシュア・キミッヒなど例を挙げるとキリがない状況。ただ、選手がこだわっていることも多く、キミッヒは「ヨシュア」は絶対にないと発言し、「ヨズア」が正しく、「ジョシュア」ならOKだと語るほど。正しい発音を知っていくことも楽しみの1つとなりそうだ。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> <span class="paragraph-title">【動画】本人の声にも注目! 選手や監督が名前の発音をレクチャー! 海外でも驚きの発音が…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://t.co/mMYWq5usvL">pic.twitter.com/mMYWq5usvL</a></p>&mdash; Football on TNT Sports (@footballontnt) <a href="https://twitter.com/footballontnt/status/1826216338165027286?ref_src=twsrc%5Etfw">August 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> 2024.08.22 23:45 Thu

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