D・ルイス&レノ退場で自滅のアーセナルが絶不調のウルヴスに逆転負けで8戦ぶりの黒星…《プレミアリーグ》
2021.02.03 05:03 Wed
プレミアリーグ第22節、ウォルバーハンプトンvsアーセナルが2日にモリニュー・スタジアムで行われ、ホームのウルブスが2-1で逆転勝利した。
ユナイテッド戦からはマルティネッリに代わって負傷明けのサカが復帰した以外、同じメンバーを継続。また、母親の看病から戻ってきたオーバメヤンが負傷明けのセバージョスと共にベンチ入りを果たした。
共に[4-2-3-1]の布陣を採用した中、アーセナルがキックオフ早々にゴールに迫る。開始30秒過ぎにトーマスからのロングフィードに反応した右サイドのサカがDFキルマンを振り切ってボックス内に侵入。このまま左足を振り抜くが、このシュートは左ポストに阻まれた。
電光石火の先制点こそ逃したアーセナルだが、直後の4分にも相手を押し込んでボックス中央のサカが再び左足を振り抜くが、これはGKルイ・パトリシオの正面。さらに、9分にはFKの二次攻撃から左サイドでフリーのスミス・ロウが右足インスウィングで入れたクロスを中央で競り勝ったホールディングがファーに流す。これを回収したラカゼットからのマイナスの折り返しをサカが右足ダイレクトでゴール左隅に流し込んだ。しかし、VARのレビューの結果、ラカゼットのオフサイドを取られてゴールは認められず。
その後はサカ、ペペのウイングの個的な優位性を生かしたアーセナルが完全にホームチームを押し込んで良い形での崩しを幾度も見せる。すると32分、ショートカウンターから左サイドで仕掛けたペペがセメド、ネヴェスを強さと巧さを生かした仕掛けでかわしてボックス内に侵入し、利き足とは逆の右足のコントロールシュートをゴール右隅の完璧なコースに流し込んだ。
自分たちの流れの中で先制に成功したアーセナルはその後もストレスなく試合を運んでいくが、このまま1点リードで前半終了かに思われたアディショナルタイムに悪夢が待っていた。
前半アディショナルタイム3分、ウルブスのカウンターからポデンセのスルーパスに抜け出したウィリアン・ジョゼを後方から追ったダビド・ルイスがバランスを崩して巻き込む形で倒してしまい、痛恨のPK献上。さらに、決定機阻止のこのファウルでレッドカードが掲示される。これをキッカーのネヴェスに右上隅へ突き刺され、数的不利を背負うと共に同点に追いつかれた。
迎えた後半、ラカゼットを下げてガブリエウを投入し、まずはバランスを整えて数的不利の逆境を撥ね返そうとしたアーセナルだが、いきなり出ばなをくじかれる。
49分、ペナルティアーク付近で一瞬フリーにしたモウティーニョに強烈な右足のミドルシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺され、早々に逆転を許した。
これで数的不利とビハインドを同時に背負ったアーセナルは完全に押し込まれる劣勢を強いられる。流れを変えたいアルテタ監督は61分、ペペを下げて切り札のオーバメヤンをピッチに送り出す。
その後は我慢強い守備で3失点目を凌ぎつつカウンターからワンチャンスを狙う状況が続いたが、70分過ぎに試合の行方を決定づけるアクシデントが起こる。72分、裏へのボールに対してエリア外に飛び出したGKレノが目測を誤ったか、スリッピーなピッチの影響か、頭でクリアを試みた際にボールを完全に手で触って処理してしまう。そして、このプレーに対してこの試合2枚目のレッドカードが掲示された。
守護神の痛恨の退場を受けて、トーマスに代えて控えGKルナルソンを投入したアーセナルは、ここから防戦一方の展開に。ウルブスの拙攻、ルナルソンの奮闘によって何とか3失点目を与えずに耐えたが、試合終盤の89分に訪れたボックス内でのオーバメヤンとサカのシュートチャンスはことごとく相手のブロックに阻まれて万事休す。
敵地で先制に成功しながらも2人の退場が大きく響いたアーセナルは絶不調のウルブスに9戦ぶりの白星を献上し、8戦ぶりの黒星を喫した。
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10位のアーセナル(勝ち点31)は前節、マンチェスター・ユナイテッドとの強豪対決を0-0のドローで終えて連勝がストップ。2戦ぶりの白星を目指す今節はリーグ8戦未勝利と不振が続く14位のウルブス(勝ち点23)と対戦した。共に[4-2-3-1]の布陣を採用した中、アーセナルがキックオフ早々にゴールに迫る。開始30秒過ぎにトーマスからのロングフィードに反応した右サイドのサカがDFキルマンを振り切ってボックス内に侵入。このまま左足を振り抜くが、このシュートは左ポストに阻まれた。
電光石火の先制点こそ逃したアーセナルだが、直後の4分にも相手を押し込んでボックス中央のサカが再び左足を振り抜くが、これはGKルイ・パトリシオの正面。さらに、9分にはFKの二次攻撃から左サイドでフリーのスミス・ロウが右足インスウィングで入れたクロスを中央で競り勝ったホールディングがファーに流す。これを回収したラカゼットからのマイナスの折り返しをサカが右足ダイレクトでゴール左隅に流し込んだ。しかし、VARのレビューの結果、ラカゼットのオフサイドを取られてゴールは認められず。
一方、VARに救われて何とか序盤の劣勢を凌いだウルブスは11分、右CKの流れからモウティーニョのクロスに競り勝ったキルマンのヘディングシュートが枠に向かうが、これはわずかに枠の上に外れた。
その後はサカ、ペペのウイングの個的な優位性を生かしたアーセナルが完全にホームチームを押し込んで良い形での崩しを幾度も見せる。すると32分、ショートカウンターから左サイドで仕掛けたペペがセメド、ネヴェスを強さと巧さを生かした仕掛けでかわしてボックス内に侵入し、利き足とは逆の右足のコントロールシュートをゴール右隅の完璧なコースに流し込んだ。
自分たちの流れの中で先制に成功したアーセナルはその後もストレスなく試合を運んでいくが、このまま1点リードで前半終了かに思われたアディショナルタイムに悪夢が待っていた。
前半アディショナルタイム3分、ウルブスのカウンターからポデンセのスルーパスに抜け出したウィリアン・ジョゼを後方から追ったダビド・ルイスがバランスを崩して巻き込む形で倒してしまい、痛恨のPK献上。さらに、決定機阻止のこのファウルでレッドカードが掲示される。これをキッカーのネヴェスに右上隅へ突き刺され、数的不利を背負うと共に同点に追いつかれた。
迎えた後半、ラカゼットを下げてガブリエウを投入し、まずはバランスを整えて数的不利の逆境を撥ね返そうとしたアーセナルだが、いきなり出ばなをくじかれる。
49分、ペナルティアーク付近で一瞬フリーにしたモウティーニョに強烈な右足のミドルシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺され、早々に逆転を許した。
これで数的不利とビハインドを同時に背負ったアーセナルは完全に押し込まれる劣勢を強いられる。流れを変えたいアルテタ監督は61分、ペペを下げて切り札のオーバメヤンをピッチに送り出す。
その後は我慢強い守備で3失点目を凌ぎつつカウンターからワンチャンスを狙う状況が続いたが、70分過ぎに試合の行方を決定づけるアクシデントが起こる。72分、裏へのボールに対してエリア外に飛び出したGKレノが目測を誤ったか、スリッピーなピッチの影響か、頭でクリアを試みた際にボールを完全に手で触って処理してしまう。そして、このプレーに対してこの試合2枚目のレッドカードが掲示された。
守護神の痛恨の退場を受けて、トーマスに代えて控えGKルナルソンを投入したアーセナルは、ここから防戦一方の展開に。ウルブスの拙攻、ルナルソンの奮闘によって何とか3失点目を与えずに耐えたが、試合終盤の89分に訪れたボックス内でのオーバメヤンとサカのシュートチャンスはことごとく相手のブロックに阻まれて万事休す。
敵地で先制に成功しながらも2人の退場が大きく響いたアーセナルは絶不調のウルブスに9戦ぶりの白星を献上し、8戦ぶりの黒星を喫した。
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