ブラジルのレジェンドがベイルのニューカッスル行きを推す「スーパースターに返り咲ける」
2020.05.22 14:15 Fri
ブラジルのレジェンドであるリバウド氏が、レアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルの今後について考えを語った。
ジネディーヌ・ジダン監督にはあまり重用されず、ファンからもブーイングを受けるなど、マドリーでの孤立を深めているベイル。メジャーリーグ・サッカー(MLS)や中国へのビッグマネーでの移籍の噂が立つ中、本人は2022年まで残る契約を全うしたいとの意向を示している。
しかし、サウジアラビア王室をバックにもつ投資ファンドによるクラブ買収話が進んでいるとされるニューカッスルは、買収成立後の豊富な資金力を活かして、ベイルの獲得を画策しているとされており、プレミアリーグへの復帰もオプションの一つとされている。
自らがアンバサダーを務めるイギリスのオンライン賭博会社『Betfair』のインタビューを通して、ベイルの状況について考えを語ったリバウド氏は、同選手はヨーロッパに留まって活躍を続けるべきだとコメント。ニューカッスルで再びスーパースターの座に返り咲くことができると述べた。
「ガレス・ベイルがMLSクラブへ売りに出されていて、彼がアメリカへの移籍を考えているという噂があるが、私の考えでは彼はまだ30歳であり、MLSへ行く前にヨーロッパのフットボール界でまだ実力を示すことができると思う」
「先発メンバー入りする機会が減っているベイルは、この夏にクラブが更なる補強をすることを考えれば、彼のマドリーでのキャリアは終わりに差し掛かっている。ここ数年の内部での揉め事によって、クラブはもう彼を大きな仕事を任せられる選手として見ていないだろう」
「ニューカッスルはこの夏、新しいオーナーがやってきて、大きな資金力を手にすることにはずだ。そして彼らこそベイルがスーパースターとしての地位を取り戻し、かつ高額な給与を手にすることができる素晴らしい新天地になり得るだろう」
「彼にとって自分がまだトップクラスの選手であると証明し、世界でも最高の選手の1人であると証明するチャンスになるだろう。だからもしオファーが来たら、彼はそれを受けるべきだ。ニューカッスルであれば彼はチームの顔になるだろうし、生まれ変わったチームで、素晴らしいシーズンを送ることができるはずだ」
ジネディーヌ・ジダン監督にはあまり重用されず、ファンからもブーイングを受けるなど、マドリーでの孤立を深めているベイル。メジャーリーグ・サッカー(MLS)や中国へのビッグマネーでの移籍の噂が立つ中、本人は2022年まで残る契約を全うしたいとの意向を示している。
しかし、サウジアラビア王室をバックにもつ投資ファンドによるクラブ買収話が進んでいるとされるニューカッスルは、買収成立後の豊富な資金力を活かして、ベイルの獲得を画策しているとされており、プレミアリーグへの復帰もオプションの一つとされている。
自らがアンバサダーを務めるイギリスのオンライン賭博会社『Betfair』のインタビューを通して、ベイルの状況について考えを語ったリバウド氏は、同選手はヨーロッパに留まって活躍を続けるべきだとコメント。ニューカッスルで再びスーパースターの座に返り咲くことができると述べた。
「先発メンバー入りする機会が減っているベイルは、この夏にクラブが更なる補強をすることを考えれば、彼のマドリーでのキャリアは終わりに差し掛かっている。ここ数年の内部での揉め事によって、クラブはもう彼を大きな仕事を任せられる選手として見ていないだろう」
「こうしたことから、彼がマドリーを去ることはかなりの確率で起こると思う。しかし彼はまだヨーロッパに少なくともあと2、3年は残るべきだと思うし、今の彼にとってはプレミアリーグがベストのオプションだと思う」
「ニューカッスルはこの夏、新しいオーナーがやってきて、大きな資金力を手にすることにはずだ。そして彼らこそベイルがスーパースターとしての地位を取り戻し、かつ高額な給与を手にすることができる素晴らしい新天地になり得るだろう」
「彼にとって自分がまだトップクラスの選手であると証明し、世界でも最高の選手の1人であると証明するチャンスになるだろう。だからもしオファーが来たら、彼はそれを受けるべきだ。ニューカッスルであれば彼はチームの顔になるだろうし、生まれ変わったチームで、素晴らしいシーズンを送ることができるはずだ」
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プレミアリーグ第36節でニューカッスルvsチェルシーがセント・ジェームズ・パークで11日に行われ、2-0でホームのニューカッスルが勝利した。 公式戦5連勝中の5位チェルシー(勝ち点63)が、同勝ち点で並ぶ4位ニューカッスル(勝ち点63)のホームに乗り込んだ一戦。 ミッドウィークに行われたUEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグでユールゴーデンに勝利し決勝へ駒を進めたチェルシーは、その試合のスタメンからククレジャ以外の全員を変更。最前線にジャクソン、2列目にマドゥエケ、パーマー、ペドロ・ネトを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う両者の一戦は、開始早々にスコアが動く。ニューカッスルは2分、敵陣での素早い攻守の切り替えでボールをトナーリが奪い返すと、ギマランイスが逆サイドに展開。これをボックス右手前に走り込んだマーフィーがGKが飛び出せない絶妙クロスを供給すると、ファーサイドには仕込んだトナーリが左足でゴールネットを揺らした。 先制以降はややニューカッスル優位の展開が続く中、チェルシーは33分にアクシデント。GKロベルト・サンチェからのロングフィードを前線で競り合ったジャクソンがDFボトマンにヒジ打ちを入れると、主審はイエローカードを掲示。しかし、オンフィールド・レビューのの結果、故意にヒジ打ちをしたと判定され、レッドカードに変更された。 数的優位となったニューカッスルは、37分にトナーリの右クロスからバーンがヘディングシュートでゴールに迫る。さらに45分には、ボックス右でトナーリの落としからイサクがゴールエリア右深くまで切り込んだが、これは絶妙な飛び出しを見せたGKロベルト・サンチェスのにブロックされた。 1-0で迎えた後半、チェルシーはマドゥエケを下げてリース・ジェームズを投入。対するニューカッスルは57分にボトマンを下げてルイス・マイリーをピッチに送り出した。 後半は前半とは打って変わって10人のチェルシーがボールを支配すると、62分にボックス右手前のパーマーのクロスをボックス左で受けたククレジャが相手DFの股下を通したシュートを放ったが、これはGKポープがファインセーブ。 対するニューカッスルは70分、パス&ゴーでボックス右のスペースに走り込んだギマランイスがマーフィーのロブパスからダイレクトシュートを放ったが、これは枠を大きく外した その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指す中、ニューカッスルが90分に試合を決定づける。敵陣中盤右サイドで獲得したFKをギマランイスが逆サイドに展開。これをバイタルエリア左で受けたバーンが繋ぐと、ボックス左手前から中央に切り込んだギマランイスが右足一閃。DFグストにディフレクトしたボールが、そのままゴールに吸い込まれた。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。チェルシーとの直接対決を制したニューカッスルが、暫定3位に浮上している。 ニューカッスル 2-0 チェルシー 【ニューカッスル】 サンドロ・トナーリ(前2) ブルーノ・ギマランイス(後45) 2025.05.11 22:10 Sun4
PSR違反回避に動くニューカッスル、21歳生え抜きMFアンダーソンのフォレスト売却へ
ニューカッスルはスコットランド代表MFエリオット・アンダーソン(21)の売却へ向かっているようだ。『The Athletic』が報じた。 2023-24シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)に参戦した一方、プレミアリーグは7位フィニッシュと、トップ4入りの2022-23シーズンから成績を落としたニューカッスル。ボーンマス退団のイングランド人DFロイド・ケリー(25)をフリーで確保するなど新シーズンに向けた補強を進めているが、選手の放出にも動いている。 その1人がアンダーソンで、ノッティンガム・フォレストへの完全移籍でクラブ間合意に達したとのこと。プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)の遵守を確実にし、2024-25シーズンの勝ち点剥奪のリスクを回避するべく、アカデミー出身選手をしぶしぶ手放すようだ。 アンダーソンも移籍を受け入れており、移籍完了前のメディカルチェックを予定。ブライトン&ホーヴ・アルビオン移籍が決定的なガンビア代表FWヤンクバ・ミンテ(19)に続くことになる。 フォレストへ向かうアンダーソンは、18歳時の2021年にファーストチームデビューを飾り、2021-22シーズン後半にはブリストル・ローヴァーズへ武者修行。ニューカッスルでは通算55試合に出場している。 2023-24シーズンは背中のケガによる長期離脱もありながら、公式戦26試合に出場。中盤でのプレーをメインとしながら10試合に先発し、序列を高めていた。 2024.06.30 17:58 Sun5
