「サポーターは素晴らしかった」初戦でクロアチア撃破、ゴールのモラタは途中交代に「打撲があった」「イタリア戦は大丈夫だと思う」

2024.06.16 19:52 Sun
先制ゴールを記録したモラタ
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先制ゴールを記録したモラタ
スペイン代表FWアルバロ・モラタクロアチア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。15日、ユーロ2024グループB第1節でスペインはクロアチアと対戦した。
スペインは序盤からペースを握ると、相手のミスにも便乗しモラタのゴールで先制。32分にはファビアン・ルイスが追加点を奪うと、47分にはCKの流れでのヤマルのクロスからダニエル・カルバハルがネットを揺らし3-0でクロアチアに勝利した。

キャプテンとして出場したモラタ。チームの先制ゴールを決めて、しっかりと難しい初戦で勝利を収めた中、ドイツまでやってきたファン・サポーターへ感謝の気持ちを述べた。

「このような大きな試合で、僕たちを応援してくれるたくさんのファンが来てくれるというのは、本当に違いがわかる。僕たちのサポーターは素晴らしかった。本当に良いスタートを切るのを助けてくれた彼らに感謝したいと思う」
「僕たちは良いプレーをしたと思う。素晴らしい代表チームに相手に大きなプレッシャーをかけた。これは僕たちが試合開始からどのように臨まなければいけないかという正しい姿だ」

クロアチアというグループステージのライバル相手の勝利。しっかりと結果を残せたことを誇った中、自身の大会ファーストゴールについても振り返り、アシストしてくれたファビアン・ルイスについて称えた。

「最初のチャンスは乾いたピッチでボールが素早く動かず、コントロールが悪かったので失敗してしまった。2度目のチャンスは、パスを出すために中央に道が開いたなと思った時、ファビアンが必要な場所にボールを入れてくれるとわかっていた」

「そして素晴らしいアシストの後、ファビアンが自らも素晴らしいゴールを決めた!」

チームメイトを称えたモラタだったが、67分にミケル・オヤルサバルと交代。どうやら打撲があり、大事を取って下がったとした。

「後半に交代する前に、僕は打撲があった。こういう時は、慎重になった方が良い。イタリア戦は大丈夫思う」

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快勝スタートに成功のスペイン代表指揮官「今日はどの選手を褒めてもいい」

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伏兵ファビアン・ルイスが華麗1G1A、スペインが前半の3発でクロアチアに快勝発進【ユーロ2024】

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「梯子はさせないと思ったのに」そんな風に私が驚いていたのは水曜日、オリンピック・スペイン代表招集22人の中に現在、大人の代表でユーロを戦っているフェルミン(バルサ)とアレックス・バエナ(ビジャレアル)が入っているのを見た時のことでした。いやあ、前回、2021年にコロナ禍でどちらも1年遅れとなったユーロと東京オリンピックに連続参加した選手はGKウナイ・シモン(アスレティック)、エリック・ガルシア(ジローナ)、パウ・トーレス、ダニ・オルモ(ライプツィヒ)、ペドリ(バルサ)と5人いたんですけどね。その年のハードスケジュールが祟って、その後、ペドリは負傷欠場の常連に。昨季も終盤になって、ようやく調子が上がってきたという黒歴史が。おかげで今回は、デ・ラ・フエンテ監督から引き継いだサンティ・デミア監督も遠慮するかと思っていたところ、そうは問屋が卸さなかった? ただ、当時、ペドリは大人の代表でもレギュラーとして、ルイス・エンリケ前監督(現PSG)に使われていたため、準決勝でイタリアにPK戦で敗れるまで、かなりのプレー時間を積み増していたのと比べ、フェルミンとバエナはデ・ラ・フエンテ監督のプランBに区分けされる選手。よって、梯子をしても、そんなに疲れないじゃないかと思ったんでしょうが、でもちょっとお。オリンピック代表がラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会施設で合宿を開始するのは7月1日の月曜なんですよ。A代表のユーロ敗退が決まり次第、2人はオリンピック代表に合流することになるそうですが、それって、全然、休めないってことじゃないですか。 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そんなスペインは翌日にはベースキャンプ地のドナウエッシンゲンに戻り、成績の良い3位4チームのどこと16強対戦で当たるのか、水曜まで待たされることに。結果的にグループリーグ最終節で意表を突いて、ポルトガルに2-0と勝利したジョージアと日曜午後9時(日本時間翌午前4時)から、ケルンで対戦となったんですが、何せ、彼らとはユーロ予選でも同じグループでしたからね。それも相手にはGKママルダシビリ(バレンシア)やクバラツヘリア(ナポリ)らがいながら、アウェイで1-7のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)、ホームでは3-1と連勝している上、今度はロドリ(マンチェスター・シティ)の出場停止も明け、Aチームがプレーするとあって、早くもスペイン国内は準々決勝進出確実。今年は2012年以来の優勝も可能と浮かれ始めているかというと…。 いや、それが、アルバニア戦の翌日、私はまた、ドイツに行ったため、あまりマドリッドの雰囲気はお伝えできないんですよ。そう、スペイン初戦のクロアチア戦と翌日のスロベニアvsデンマーク戦を見た後、ドナウエッシンゲンのベースキャンプに寄って、一旦、戻ったものの、やっぱり、毎日、TVで現地の映像を見ているのに悔しくなってしまってねえ。今はまだ、マドリッド勢に大した動きもないため、それをいいことにドルトムントでのグループD最終節、フランスvsポーランド戦を見に行ったんですが、またしても現地ではすでに4位敗退が決まっていながら、あくなき母国チーム応援意欲を見せつける大多数のポーランド人ファンに圧倒させられたの何のって。 実際、試合当日の現地入りだったため、私もあまり考える余裕がなく、ジグナル・イドゥナ・パルクに着いてから、そこが昨季、CL準々決勝で1-0と1stレグに先勝しながら、アトレティコがまったく、ドルトムントが誇るGerbe Wand(黄色い壁)に対抗できる気がせず、怖くて2ndレグの応援に行くのを止めたスタジアムだったと気づいた程だったんですが、その日は場内の2/3ぐらいがポーランド人ファンだったかと。おまけにデシャン監督が、「今夜の目的は敵の偉大な選手たちに対して、チームにスピード感を与えるのが目的だった」という理由で、グリーズマン(アトレティコ)をベンチスタートにしてしまったのにもガッカリさせられることに。 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2度目のチャレンジで1-1の同点にしたレバンドフスキでしたが、うーん、あれだけしつこく、パラディーニャ(PKを蹴る前に動きを止めるトリック)を挟んでいたら、メニャンが反応に困るのもわからなくはないですけどね。フランスも最後はフォファナ(モナコ)やコロ・ムアニ(PSG)ら、更なるFWを入れて、勝利の1点を求めたものの、結局、試合は1-1の引分けで終了。結果、このグループは裏対戦でオランダに2-3と勝ったオーストリアが首位に躍り出て、オランダも3位で勝ち抜けることになったんですが、そのせいで、2位のフランスがスペインのいる側に回ってきたのは大きな誤算だったかと。 ええ、16強対決こそ、無難にいきそうなスペインとはいえ、準々決勝ではおそらくデンマークを破るだろうドイツと、更に準決勝に進んでもポルトガルvsスロベニア、フランスvsベルギーから勝ち上がってくるビッグチームを相手にしないといけませんからね。とてもじゃないけど、そこにグループ3位で初の嬉しい決勝トーナメント進出を遂げたGKオブラク(アトレティコ)のスロベニアの姿を望むことはできそうにありませんが、まあ、優勝を目指すんでしたら、全ての強敵に勝たないといけないのはお約束。今はスペインだけがグループリーグ3連勝というのが拠り所ですが、まずはジョージア戦で景気をつけられたらいいですよね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.06.27 22:00 Thu

ベスト16が決定! スペインが唯一全勝、初出場ジョージアが快挙【ユーロ2024】

ユーロ2024のグループステージ全日程が終了し、ベスト16が出揃った。 多くのスタープレーヤーが過酷なクラブでの戦いを終えたばかりという影響もあり、優勝候補の苦戦も目立った中、下馬評はあまり芳しくなかったスペインが激戦区のグループBでグループステージ唯一の3連勝を飾った。 また、開催国ドイツや前大会王者イタリア、ポルトガル、イングランド、フランス、ベルギー、オランダといった強豪国も順当に決勝トーナメントへ駒を進めている。 さらに、ジョージアはグループFを3位通過し、初出場での決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げた。その他ではルーマニア、スロバキア、スロベニアといった伏兵も勝ち抜けを決めた。 一方、クロアチアやセルビア、チェコ、ポーランドといった実力者がグループステージ敗退となり、全チームが勝ち点4で並ぶ拮抗のグループEでは最下位のウクライナが無念の敗退となった。 なお、6月30日~7月2日の日程で開催されるラウンド16ではフランスvsベルギー、ドイツvsデンマーク、スイスvsイタリアなどいずれも好カードが実現している。ラウンド16対戦カードおよびグループステージ最終順位は以下の通り。 ■ラウンド16対戦カード ▽6/29 スイス vs イタリア ドイツ vs デンマーク ▽6/30 イングランド vs スロバキア スペイン vs ジョージア ▽7/1 フランス vs ベルギー ポルトガル vs スロベニア ▽7/2 ルーマニア vs オランダ オーストリア vs トルコ ■グループステージ最終順位 ◆グループA 1.ドイツ 7pt 2.スイス 5pt 3.ハンガリー 3pt 4.スコットランド 1pt ◆グループB 1.スペイン 9pt 2.イタリア 4pt 3.クロアチア 2pt 4.アルバニア 1pt ◆グループC 1.イングランド 5pt 2.デンマーク 3pt 3.スロベニア 3pt 4.セルビア 2pt ※順位決定方式の全ての要素で並んだため、ユーロ2024予選ランキングによりデンマークが2位、スロベニアが3位。 ◆グループD 1.オーストリア 6pt 2.フランス 5pt 3.オランダ 4pt 4.ポーランド 1pt ◆グループE 1.ルーマニア 4pt 2.ベルギー 4pt 3.スロバキア 4pt 4.ウクライナ 4pt ◆グループF 1.ポルトガル 6pt 2.トルコ 6pt 3.ジョージア 4pt 4.チェコ 1pt ■グループ3位ランキング 1.D オランダ 4pt 2.F ジョージア 4pt 3.E スロバキア 4pt 4.C スロベニア 3pt ――――決勝T進出――――― 5.A ハンガリー 3pt 6.B クロアチア 2pt ▽順位決定方式 全試合での勝ち点で並んだ場合 1.当該チーム同士の対戦における、獲得勝ち点 2.当該チーム同士の対戦における、得失点差 3.当該チーム同士の対戦における、ゴール数 4.1~3を適用後においても2チーム以上に差がつかない場合は、それらのチームのみを対象に再び1~3を適用して比較する。それでも決着しない場合は、5.以下へ進む。 5.当該チームの全試合における、得失点差 6.当該チームの全試合における、ゴール数 7.比較対象が2チームのみで、グループリーグの最終戦で直接対決した結果、上記基準で差がつかないときはPK戦を行う。 8.当該チームの全試合における、フェアプレーポイント 9.当該チームの予選の総合ランキングの優劣。ただし、比較対象に開催国のドイツが含まれている場合は抽選を行う。 2024.06.27 06:36 Thu

「夢を見る自由がある」グループ全勝でユーロ決勝Tへ向かうスペイン、指揮官は「チームがエネルギーに満ちていた」

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、ユーロ2024でのグループ全勝に自信を示した。『UEFA.com』が伝えている。 24日、アルバニア代表とのユーロ2024グループB最終節に臨んだスペイン。すでに決勝トーナメント進出を決め、メンバーを大幅に入れ替えての一戦となったが、13分にフェラン・トーレスが先制弾を挙げると、そのままハーフタイムへ。後半はいくつかのピンチがありながらもGKダビド・ラヤの好セーブでしのぎ切り、1-0で試合を終えた。 グループ全勝と勢いに乗った状態で決勝トーナメントへ向かうこととなったデ・ラ・フエンテ監督は、チームのパフォーマンスを誇りつつ冷静な姿勢を示している。 「我々は皆、夢を見る自由がある。そして我々が最初に(グループ突破を決めたことで)その夢を見られることになった。だが、地に足をつける必要はあるだろう。どの試合も非常に厳しい試合だった。我々のように、3試合すべてに勝ち、3試合とも無失点に抑えることは非常に難しかったはずだ。それでも冷静でいなければならない」 「ベスト16で対戦する相手が誰になるかは、おそらく水曜日まで待たなければならないだろう。だが、チームの精神的には対戦する準備ができている状態だ」 「我々のゲームは計画通りだった。チームはエネルギーに満ちていたと思う。それでも、後半は状況が難しくなり、困難に直面したと思う。改善の余地はあるが、改善を望む素晴らしい世代の選手がいるのも事実だ。最高の選手と対戦するときは、最高の状態でなければならないだろう」 「ヨーロッパのベスト16に入るチームが、次のラウンドに進出する。だから、我々が優勝候補だからといってそこに重要性はない。ある日はトップにいても、次の日は何もないかもしれない。選手に余計なプレッシャーをかけないようにしたいね」 2024.06.25 11:45 Tue

「選手と国を誇りに思う」大会敗退のアルバニア、指揮官は“死の組”を戦い抜いた選手たちを称える「素晴らしい未来がある」

アルバニア代表のシウヴィーニョ監督が、スペイン代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 22日にユーロ2024グループB最終節が行われ、2試合を終えて勝ち点1のアルバニアは、連勝で首位のスペインと対戦した。 勝利すれば突破の可能性も残っていたアルバニア。実力差のあるスペインに押し込まれる展開となるが、なんとか凌いでいくも13分にフェラン・トーレスにゴールを許してしまい、リードを奪われる。 その後もスペインの猛攻を受けるが、しっかりと守ると、何度かゴールを脅かすシーンを作るもGKダビド・ラヤの好セーブにも遭い、0-1で敗戦。グループステージ最下位で敗退となった。 勝利を挙げられないまま敗退となったアルバニア。シウヴィーニョ監督は、スペイン、イタリア、クロアチアと強豪国相手にチームはよく戦ったと振り返り、選手たちを称えた。 「私は選手たちと国を誇りに思っている。この大会に出場するのはまだ2回目だ。3つの素晴らしい代表チームと対戦できた」 「スペインは超強力なチームであり、中盤にはテクニカルな選手が、サイドにはスピードのある選手がいて、相手を苦しめる。近年のスペインでは、そうした選手が見られない」 「彼らは本当に戦術的でスピードがあり、トランジションで非常によく守備をする。彼らは巨大なチームで、全ての優勝候補だ」 「この大会のことを考えて、何時間も眠れなかった。しかし、我々は高いレベルで戦い、国は誇りに思うだろう」 ユーロはこれで2回目。ワールドカップとはまだ縁がないアルバニアにとっては、国際レベルでの経験はまだまだ少ない。シウヴィーニョ監督は、経験を積む必要があるとしながらも、当初想定されていたような無様な試合をしなかったことを称え、将来への期待を口にした。 「我々はこのような大会でプレーすることに慣れる必要がある。これらのチーム全てに対し、4、5ゴールを許していたかもしれないが、そうはならなかった。それを誇りに思う」 「選手全員の活躍に感謝したい。スペイン戦は簡単ではなかったが、6カ月前を振り返ると、多くの人が1試合で3、4、5失点するだろうと思っていた。ただ、実際はそうではなかった」 「アルバニアには優秀な若手選手がたくさんいる。アルバニアには素晴らしい未来がある」 「名前は挙げたくないが、アルバニアには非常に優秀な選手が何人かいて、私はそれを嬉しく思っている」 <span class="paragraph-title">【動画】スペインの猛攻もアルバニアが粘りを見せる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="88dV2GHwiA0";var video_start = 127;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.25 11:35 Tue

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「最初の20分間は最高」難敵・デンマークを下したドイツ、ナーゲルスマン監督は立ち上がりの出来を称賛「同じプレーをする我々を倒すことは難しい」

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督が、デンマーク代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 29日、ユーロ2024ラウンド16でドイツはデンマークと対戦した。 開催国としてトロフィー獲得を目指すドイツ。試合は4分に左CKからニコ・シュロッターベックがヘディングで完璧に合わせるもこれはゴールが認められない。 その後はデンマークもペースを取り戻した中、48分にはヨアキム・アンデルセンがネットを揺らして、デンマークが先生かと思い木や、これはオフサイドでノーゴールとなる。 互いにゴールが認められない中、53分にはデンマークがハンド。ドイツがPKを獲得すると、カイ・ハヴァーツがしっかりと成功させて先制。さらに68分には、カウンターからジャマル・ムシアラが一発で決めて2-0でドイツが勝利を収めた。 試合後、ナーゲルスマン監督は振り返り、難しい展開となったものの、PKを決めたハヴァーツを称えるとともに、守備の形を3バックに変えてから後半は非常によくなったとした。 「ワイルドな試合だった。最初の20分は、今大会で最高の瞬間だった。その後は雷雨に見舞われた。劣勢になるかと思われたが、先制できた」 「カイはPKでとても良いプレーを見せた。スタジアムは我々を大いにアシストしてくれた」 「3バックに切り替えてからはずっと安定していた。前半は不安定な場面もあり、エリクセンにスペースを見つけられていた」 「ハーフタイム以降はずっと良くなったし、クリーンシートに抑えられるのは常に良いことだ」 グループCを勝ち上がってきたデンマークに対しては、苦しい相手だったとコメント。前半は無理矢理なプレーも多かったと反省。ただ、立ち上がり20分のプレーを絶賛した。 「簡単な試合ではなかった。デンマークはよくやっていたし、我々も序盤は良い展開だった。無理をしすぎたかもしれない」 「ただ、スイス戦のような逆境でも、観客の助けもあってなんとか切り抜けることができた。チームを誇りに思う。彼らは自分たちが本当に優れていることに気がつき始めている」 「成長の余地は常にある。最初の20分は非常に満足していたが、無理をせず、忍耐強くボールをキープする必要がある。最初の20分間と同じことを続けられれば、我々を倒すことは難しいだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】3つもゴールが取り消された一戦はドイツがデンマークを撃破</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j2hXMxwjdFQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.30 11:35 Sun

「歴史を続けられることを願う」王者イタリア撃破で史上最高タイのベスト8進出のスイス、指揮官はパフォーマンスを讃える「あらゆるエリアを支配した」

スイス代表のムラト・ヤキン監督が、イタリア代表戦の勝利を誇った。『UEFA.com』が伝えた。 29日、ユーロ2024ラウンド16でスイスはイタリアと対戦した。 前回王者のイタリアとの対戦となったスイス。試合は、スイスが支配する展開に。すると37分、ボックス左からのルベン・バルガスがグラウンダーのパスを送ると、走り込んだレモ・フロイラーがトラップから蹴り込み、スイスが先制する。 先手を奪ったスイス。迎えた後半はファーストプレーでいきなりゴールを奪うことに。左サイドでパス交換すると、ボックス内左でパスを受けたルベン・バルガスが狙いすましたコントロールショットをゴール右に決め、リードを2点に広げる。 王者イタリアはなかなかスイスの牙城を崩すことができず、74分にはジャンルカ・スカマッカにビッグチャンスを作られるがポストに助けられることに。2-0で逃げ切り、ベスト8進出を決めた。 ユーロでは前回大会に続いてベスト8に勝ち上がったスイス。ヤキン監督は試合の結果のみならず、パフォーマンス全体を称えた。 「我々は非常に重要な試合に勝利した。それが大事なことだ。明日何が起こるかは別の話だ」 「確かに勝ったが、重要なのは我々のプレーの方法だ。ピッチのあらゆるエリアを支配し、適切なタイミングでゴールを決めた」 「先のことなど考えてはいない。我々が成し遂げてきた結果を味わうために時間をかけることが重要だ」 また、試合後にはポストを叩く姿も。チームを助けてくれたことへの想いを込めていたという。 「リードを奪った後、あのポストは我々に幾つかの問題を引き起こしたかもしれない。ボールがポストに当たった時はとても幸運だった。トップチームと対戦するときは、少しの運が必要だ。幸い、今夜はポストがあるべき場所にあった」 ここまで大会を通して良いパフォーマンスを見せているチーム。ヤキン監督は準備の段階から良いものを見せているとした。 「我々は正しいフォームを見せており、正しいゲームプランを持っている。我々は良いチームだ。しかし、地に足をつけて頑張る必要がある。キャンプの雰囲気は最高であり、外部からの邪魔もなく、サッカーに集中できる」 「代表チームで全てを経験できたことは本当に素晴らしいことだ。我々は本当に圧倒的なプレースタイルでプレーし、あらゆる課題に対して非常にプロフェッショナルなアプローチをしてきた」 「このスポーツで我々が好きなのは、選手たちやスタッフと一緒にいられることだ。サッカーでは本当に多くのことを経験できる。その点については、サッカーには感謝してもしきれない」 これで最高タイのベスト8。次はイングランドvsスロベニアの勝者との対戦となるが、最高成績を目指していくとした。 「これが我々の道の終わりではなく、これからも歴史を続けられることを願っている」 「今夜は友人や家族がみんな一緒にいる。選手たちは夜をどう過ごすか決めるが、パーティーに出かけたりはしない。彼らは完璧なプロフェッショナルだ」 <span class="paragraph-title">【動画】スイスが試合を支配し、イタリア撃破!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="J-F6MshePBU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.30 10:14 Sun

ハヴァーツ&ムシアラ弾でデンマークを撃破したドイツがベスト8進出!【ユーロ2024】

ユーロ2024・ラウンド16のドイツ代表vsデンマーク代表が29日に行われ、2-0でドイツが勝利した。 スイス代表、ハンガリー代表、スコットランド代表が同居したグループAを首位で通過した開催国のドイツは、最終節のスイス戦から先発を3人変更。出場停止のターに加え、ヴィルツとミッテルシュタットに代えてサネ、ラウム、シュロッターベックを先発で起用。最前線にハヴァーツを据えた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 一方、イングランド代表、スロベニア代表、セルビア代表が同居したグループCを2位で通過したデンマークは、ゴールレスドローで終えた直近のセルビア戦の先発から出場停止のヒュルマンドとヴィンドをデラネイとスコフ・オルセンに変更した以外は同じ先発メンバーを起用。2トップにホイルンドとヴィンドを起用し、トップ下にエリクセンを据えた[3-4-1-2]で試合に臨んだ。 試合はホームサポーターの大声援を浴びるドイツが開始早々にネットを揺らす。4分、クロースの左CKをゴール前に走り込んだN・シュロッターベックがヘディングシュートで叩き込んだが、これはN・シュロッターベックをマークしていたスコフ・オルセンをブロックして止めたキミッヒのファウルを取られ、ゴールは取り消された。 その後もボールを保持するドイツがデンマークを押し込む状況が続くと、7分にクロスの右CKから再びN・シュロッターベックがヘディングシュート。さらに10分には、リュディガーのロングパスに抜け出したハヴァーツが決定機を迎えたが、共にシュートはGKシュマイケルの好セーブに防がれた。 膠着状態が続くなか、35分に主審が試合をストップ。雷が鳴り始めたことで試合が中断。その後、スタジアムは大雨に見舞われたが、およそ25分間の中断を挟んで再開した時には、全く雨の影響がない状況だった。 再開後も一進一退の展開が続くなか、デンマークは45分に決定機。自陣中盤でのパスカットからカウンターを仕掛けると、エリクセンのパスから敵陣に抜け出したデラネイがボックス手前まで切り込みラストパス。これに反応したホイルンドがGKとの一対一を迎えたが、チップキックで狙ったシュートは飛び出したGKのブロックに阻まれた。 ゴールレスで迎えた後半、デンマークは開始早々にチャンスを作る。48分、左FKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、ホイビュアが供給した右クロスクリステンセンがフリックすると、ボックス中央で収めたデラネイが倒れながらシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球をアンデルセンがゴールに押し込んだ。 このゴールでデンマークの先制かと思われたが、VARの介入の末に8のオフサイドが認められ、ゴールは取り消された。 開始早々のピンチを凌いだドイツは、直後にチャンス。51分、左クロスのこぼれ球をボックス左で拾ったラウムが縦への仕掛けからクロスを供給。これがDFアンデルセンの右手に当たると、オンフィールドレビューの末にPKが認められた。このPKをハヴァーツがゴール右隅に突き刺した。 先制したドイツは、59分にギュンドアンとアンドリッヒを下げてフュルクルクとジャンを投入。すると68分、N・シュロッターベックが左サイドのスペースへロングフィードを供給すると、DFアンデルセンに走り勝ったムシアラがボックス左から侵入。冷静にゴール右隅へシュートを流し込んだ。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、ドイツは後半アディショナルタイムに再びチャンス。91分、GKノイアーからのロングフィードを最前線のフュルクルクが落とすと、これを拾ったヴィルツがゴール前まで侵入。飛び出したGKをかわしてゴールネットを揺らしたが、VARの末にオフサイドと判定された。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。前回大会ベスト4のデンマークに完勝したドイツが2大会ぶりのベスト8へ駒を進めた。 ドイツ 2-0 デンマーク 【ドイツ】 カイ・ハヴァーツ(後8[PK]) ジャマル・ムシアラ(後23) 2024.06.30 06:30 Sun

バルガスの芸術弾などで前回王者イタリアを下したスイスが2大会連続のベスト8進出!【ユーロ2024】

ユーロ2024・ラウンド16のスイス代表vsイタリア代表が29日に行われ、2-0でスイスが勝利した。 ドイツ代表、ハンガリー代表、スコットランド代表が同居したグループAを1勝2分けの2位で通過したスイスは、直近のドイツ戦から出場停止のヴィドマーをバルガスに変更した以外は同じスタメンを採用。最前線にエンボロを据えた[3-4-2-1]の布陣で試合に臨んだ。 一方、スペイン代表、クロアチア代表、アルバニア代表が同居したグループBを1勝1分け1敗の2位で通過したイタリアは、ザッカーニの劇的弾でドローに持ち込んだ直近のクロアチア戦からスタメンを6人変更。3トップに右からキエーザ、スカマッカ、エル・シャーラウィを並べた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。 試合は序盤からスイスが積極的な入りを見せるが、イタリアも堅い守りで主導権を握らせない。以降は一進一退の展開が続くなか、スイスが24分に最初の決定機を創出する。 敵陣左サイドでボールを受けたエビシェアがDFの裏へダイレクトパスを供給すると、抜け出したエンボロがGKとの一対一を迎えたが、シュートはGKドンナルンマの好セーブに阻まれて先制のチャンスを逃した。 その後もボールを支配するスイスが何度もアタッキングサードまで攻め込むと、37分にスコアを動かす。左サイドでボールを受けたバルガスがボックス左角横から折り返しを供給すると、中央に走り込んだフロイラーが右足のトラップでボールを浮かせたが、これを左足ボレーでゴールに流し込んだ。 先制したスイスは、45分にもバイタルエリア右からリーダーが右ポスト直撃のFKを放つなど、イタリアゴールを脅かしたが追加点は生まれず。前半は1-0で終了した。 ハーフタイムにエルシャーラウィを下げてザッカーニを投入したイタリアに対し、スイスは後半開始27秒で追加点を奪う。自陣中盤でのボール奪取をきっかけに仕掛けたカウンターから一度はスピードダウンされるも、敵陣左サイドで細かくパスを繋ぐと、エビシェアの横パスをボックス左で受けたバルガスが右足一閃。狙いすましたコントロールショットがゴール右上に吸い込まれた。 その後は2点を追うイタリアが反撃に転じるが、守備の意識を強めたスイスを崩せない。74分にはクリスタンテのロングパスでボックス中央に抜け出したレテギの落としをスカマッカが右足で合わせたが、シュートは左ポストに弾かれた。 終盤にかけてペッレグリーニやカンビアーゾ、フラッテージを投入したイタリアだったが、最後までGKゾマーの牙城を崩すことはできず。試合はそのまま2-0でタイムアップ。前回王者のイタリアを下したスイスが2大会連続のベスト8進出を決めた。 スイス 2-0 イタリア 【スイス】 レモ・フロイラー(前37) ルベン・バルガス(後1) 2024.06.30 03:00 Sun

バルセロナなど関心のニコ・ウィリアムズ、今はユーロに集中も「外から来る話は全て良いもの」

アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)が自らの去就について語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 現在はスペイン代表の一員としてユーロ2024を戦っているニコ・ウィリアムズ。一方、左ウイングを探すバルセロナからの関心も報じられている。 バルセロナはサウジアラビア方面から熱視線を浴びるブラジル代表FWハフィーニャ(27)が残留したとしても、リバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアス(27)より少し安く済むニコ・ウィリアムズの獲得に動く可能性があるとのこと。さらに、チェルシーやリバプールといったクラブもこの21歳に注目しているようだ。 ニコ・ウィリアムズはラウンド16のジョージア代表戦を前に、スペイン『La Vanguardia』のインタビューに対応。ビッグクラブからの関心は嬉しいが、今はユーロ以外に目を向けていないと語った。 「外から来る話は全て良いものだ。自分が仕事をうまくやっている証拠だ。子供たちは皆、ビッグクラブに注目されることを夢見ている」 「僕はユーロで良い結果を残すことに集中している。その後に何が待っているかはそのうちわかるだろう。最近は完全に(移籍の話を)断っているからね」 一方、代表で仲の良い選手についても語り、関心が噂されるバルセロナのFWラミン・ヤマルと常に行動しているとのこと。MFフェルミン・ロペス(バルセロナ)も加わってプレイステーションで遊んでいるようで、ニコ・ウィリアムズは16歳ウインガーとの関係の良さを強調した。 「僕らはとても仲が良い。単なるチームメイトではなく、友人でもある。チームを大きな成功に導く上でも重要なことだと思う」 「友達と一緒なら何事もよりうまくいく。彼がここにいてくれることや、彼のスペクタクルなプレーを見られることはとても嬉しいよ」 2024.06.29 17:56 Sat

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「我々は全体的に優れていた」イタリア撃破でGS突破のスペイン、指揮官はこの先の戦いに自信「チームのポテンシャルを見た」

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、イタリア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 20日、ユーロ2024グループB第2節でスペインはイタリアと対戦。共に初戦で勝利しており、連勝でグループステージ突破を決めたい戦いとなった。 試合はトップレベルのチーム同士の戦いということもあり堅い展開に。スペインが主導権を握りながらも、イタリアの堅い守備の前にゴールは生まれない。 後半もスペインが押し込む中、55分には左サイド深くで縦に仕掛けたニコ・ウィリアムズのクロスをニアに飛び込んだアルバロ・モラタが頭でフリック。これはGKジャンルイジ・ドンナルンマに触られたが、そのボールがDFリッカルド・カラフィオーリの足に当たってゴールネットに吸い込まれ、オウンゴールで先制。これが決勝点となり、1-0でスペインが勝利した。 難敵・イタリアを下して連勝を飾ったスペイン。これでグループステージ突破が決まった中、デ・ラ・フエンテ監督はしっかりと気を引き締め、この先の戦いも油断しないとした。 「私のことはよくご存知だろう。昨日と考えは同じだ。この試合の結果と勝ち方について、とても誇りに感じている。しかし、これは非常に難しいトーナメントで、先に進むにつれて、対戦相手は我々のことを知り、ますます難しくなるだろう。この大会にはトップチームが多く出場している」 「我々より優れたチームはいないが、我々は懸命に努力し続けなければならない。我々はより向上し、地に足をつけて、油断しないようにする必要がある」 また、イタリアを倒せた要因についても言及。自分たちのプレーが良かったと称賛の言葉を送った。 「フレッシュさだけが要因ではないと思う。サッカーはフレッシュさやフィットネスレベルだけでなく、戦術とテクニックも重要だ。我々は全体的に優れていたと思う」 「イタリアには非常に敬意を持っている。今夜はイタリアが苦戦したが、その理由の一部は我々がとても良くプレーしたからだ」 これによりグループステージ突破を決めたスペイン。最終節のアルバニア代表戦は、選手を入れ替えて臨むこともできる状況。デ・ら・フエンテ監督は、誰にも何も与えたくないとしながらも、選手を入れ替えてプレーさせるとコメント。この先の戦いも、成長を続けて優勝したいと意気込んだ。 「次の試合ではチームをリフレッシュできるが、勝ちたいし、誰にも恩恵を与えたくはない。まだ試合に出せていないトップクラスの選手が何人かいて、彼らは自分の実力を見せたがっている。変更を加え、少し出場回数が少ない選手にチャンスを与えるように努める。いずれにせよアルバニアは手強い相手であり、注意が必要だ」 「今夜私は、イタリアのようなトップクラスのチームを本当に軽んじることができる自分のチームのポテンシャルを見た。イタリアのプレーが悪かったようにも見えるかもしれないが、それは我々が非常に良いプレーをしたからだ」 「彼らは3年前にユーロで優勝したが、我々はまだ遠い。人々が我々が優勝できると考え始めているのは良いことだが、我々は幸せで平静でいる必要がある。そして選手たちはサッカーをプレーし、成長し続けるという、彼らが最も得意とすることを楽しむ必要がある」 <span class="paragraph-title">【動画】トップレベルの激闘!スペインvsイタリア ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xP2jAIx-81E";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.21 09:55 Fri
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「必要なことはなんでもやる」16歳338日の最年少出場のヤマル、いきなりアシストも記録し快勝に貢献も「全員が次の試合のことを考えている」

ユーロ史上最年少の選手となったスペイン代表FWラミン・ヤマルが、自身のユーロデビュー戦となったクロアチア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 15日、ユーロ2024グループB第1節でスペインはクロアチアと対戦した。 この試合に先発出場したヤマルは、16歳338日で出場。史上最年少での出場選手となった。 これまでの記録はポーランド代表のカツペル・コズウォフスキがユーロ2020で17歳246日でデビュー。これが最年少記録だった。 ヤマルも先発したスペインは序盤からペースを握ると、相手のミスにも便乗しアルバロ・モラタのゴールで先制。32分にはファビアン・ルイスが追加点を奪うと、47分にはCKの流れでのヤマルのクロスからダニエル・カルバハルがネットを揺らし3-0でクロアチアに勝利した。 先発出場し、記録を樹立したヤマル。チームの努力の成果が勝利につながったとした。 「ユーロのデビュー戦で勝利を収められてとても嬉しく思う。チーム全員が次の試合のことを考えている」 「サイドでプレーしていても、インサイドでプレーしていても、攻撃でもチャンスメイクでも守備でも、監督とチームのためにプレーする」 「必要なことはなんでもやる。僕たちは効率的で勤勉なチームだ。何カ月にもわたる努力が、今日実を結んだのをみんなも見てくれたと思う」 また、デビュー戦でいきなりアシストを記録したヤマル。ニコ・ウィリアムズと共に監督から与えられている役割があるとし、カルバハルへのアシストについても言及。チームとして良い関係が作れているとした。 「監督はニコ(・ウィリアムズ)と僕が1vs1の状況に強いと評価してくれていて、CKを得た時は、2人ともCKに臨むように言われている。ダニがゴール前へ動いているのを見て、そこにボールを蹴り込み、彼が見事にゴールを決めてくれた」 「僕たちはファミリーだ。とても自信がある。ダニのゴールを祝った様子がそれを物語っている。このようなライバル相手に勝利してスタートすることは、チームにとっても非常に重要だ。でも、僕たちはすでに次の試合に意識を向けている」 <span class="paragraph-title">【動画】ユーロ最年少出場のヤマル、いきなりアシストも記録!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="N16zBmIz-Xg";var video_start = 94;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.16 19:05 Sun
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セリエA復帰希望が明白なモラタ、アトレティコを突き放す「明らかに僕は優先されていない」

スペイン代表のキャプテン、FWアルバロ・モラタ(31)が所属するアトレティコ・マドリーを牽制した。 ユーロ2024を控えるスペイン代表の大黒柱であるモラタだが、同時にクラブキャリアの今後が注目されており、大会後のイタリア・セリエA復帰が取り沙汰されている状況だ。 以前はユベントスで活躍したモラタ。 本人がセリエA復帰を望んでいるのは、もはや公然の事実となっており、古巣ユベントスやミラン、ローマと紐付けされるなか、スペイン『El Larguero』で、現所属のアトレティコを突き放すように意見を述べている。 「アトレティコの誰とも話していないけど、クラブが8人ものストライカーを獲得したがっていることは僕も把握している。明らかに僕は今後のアトレティコにおいて優先されていない」 「僕はいま31歳で、10月には32歳だ。プレーできないならアトレティコを去る。僕に関する報道もよく知っているし、クラブの考えもわかっている。だから僕もハッキリものを言う」 アトレティコとの契約にはリリース条項1500万ユーロ(約25.4億円)があるとされ、セリエA復帰なら現在の半分である年俸400万〜500万ユーロを受け入れる必要があるとのこと。 それでも、イタリア人の妻がいるモラタ。今回の発言からも、セリエA復帰を望んでいるとみて間違いなさそうだ。 2024.06.13 17:40 Thu
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「逆転のチャンスもなかった」スペインに完敗のクロアチア指揮官、モドリッチ&コバチッチの早期交代に「重要な2試合がある」

クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督が、ユーロ2024のスペイン代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 14日に開幕したユーロ。“死の組”とも言われるグループBの初戦では、スペインとクロアチアが激突した。 ワールドカップでは、2018年のロシア大会で準優勝、2022年のカタール大会で3位と結果を残しているクロアチア。ダリッチ監督にとっては、ユーロでも結果を残していきたいところだった。 試合は両者ともに慎重な立ち上がりを見せ、スペインが積極的にボールを奪いにいく中で、クロアチアがうまくいなすという展開となった。 しかし29分、一瞬の隙を突いてスペインはスルーパスからアルバロ・モラタが先制。32分にはファビアン・ルイスが追加点を奪うと、前半終了間際にダニエル・カルバハルもゴール。クロアチアはこれで一気に苦しくなり、後半も盛り返せないまま3-0で完敗に終わった。 試合後、ダリッチ監督は完敗を認め、ミスからの失点を悔やんだ。 「最初の10〜15分は、スペインのプレッシャーに耐えられたという印象だ。その後はコントロールを取り戻し、調子も上がり、チャンスも作り始めた」 「しかし、ミスで失点してしまい、その後は試合に戻ることができなかった。よくなかった」 また、65分にはルカ・モドリッチとマテオ・コバチッチの中盤の2枚を交代。早すぎる交代となった中、残り2試合を見据えてのものだとした。 「アルバニアとイタリアとの重要な2試合が控えている。その時は3-0で負けており、逆転するチャンスもあまりなかったので2人を交代させた」 <span class="paragraph-title">【動画】死の組の初戦はスペインが圧倒! スペインvsクロアチア</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="N16zBmIz-Xg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.16 10:45 Sun
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バルセロナの10代コンビらスペイン代表候補29名が発表! 指揮官はケガなどのリスクを考慮し期限までに熟考へ 【ユーロ2024】

スペインサッカー連盟(RFEF)は27日、ユーロ2024に臨むスペイン代表メンバー候補29名を発表した。 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、本大会の登録メンバー26名よりも多い29名を招集。3名がこのリストからは漏れることとなる。 GKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)やDFアイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ)、MFロドリ(マンチェスター・シティ)、FWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー)など、順当に主軸が選ばれた. また、17歳のDFパウ・クバルシ、 21歳のMFフェルミン・ロペス、16歳のFWラミン・ヤマルとバルセロナの若手らも招集。フェルミン・ロペスとFWアジョセ・ペレス(レアル・ベティス)は初招集となった 加えて、招集も期待されたMFイスコ(レアル・ベティス)は負傷。その他にも、MFガビ(バルセロナ)、DFホセ・ルイス・ガヤ(バレンシア)、FWボルハ・マジョラル(ヘタフェ)らもケガにより招集できず。一方で、FWマルコ・アセンシオ(パリ・サンジェルマン)は選外となった。 デ・ラ・フエンテ監督は29名の招集について説明。「チャンピオンズリーグの決勝戦や練習中に問題を引き起こす可能性のあるあらゆる挫折を防ぐためだ」とコメント。「誰もが同じ選択肢を持っている。リスクを最小限に抑えるつもりだ。我々には非常に多才な選手がいる」と、問題が起きてから突然入れ替えるのではなく、最初に予備メンバーを呼んでおく方針であると明かした。 また「レギュレーションが与えてくれる可能性を活用しなければならない。締め切りは7日だが、残炎ながらケガ人が出てしまうかもしれない」とし、「リスクを最小限に抑えたい。限界まで待つつもりだ」と、期限ギリギリまで選手の状態を見極めるとした。 スペインはグループBに入っており、クロアチア代表、イタリア代表、アルバニア代表と同居している。今回発表されたスペイン代表候補メンバーは以下の通り。 ◆スペイン代表候補メンバー29名 GK ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) ダビド・ラヤ(アーセナル/イングランド) アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) DF ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー) ヘスス・ナバス(セビージャ) アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ/イングランド) ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ) ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー) ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) パウ・クバルシ(バルセロナ) アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/ドイツ) マルク・ククレジャ(チェルシー/イングランド) MF ロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン/フランス) ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ) マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー) ペドリ(バルセロナ) アレイシ・ガルシア(ジローナ) アレックス・バエナ(ビジャレアル) フェルミン・ロペス(バルセロナ) FW アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー) ホセル(レアル・マドリー) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) フェラン・トーレス(バルセロナ) ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) ラミン・ヤマル(バルセロナ) アジョセ・ペレス(レアル・ベティス) <span class="paragraph-title">【動画】スペイン代表がユーロ予選で決めた全ゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><a href="https://twitter.com/hashtag/VamosEspa%C3%B1a?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#VamosEspaña</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/APorLaCuarta?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#APorLaCuarta</a> <a href="https://t.co/qLsqbuGcqg">pic.twitter.com/qLsqbuGcqg</a></p>&mdash; Selección Española Masculina de Fútbol (@SEFutbol) <a href="https://twitter.com/SEFutbol/status/1795025640241926403?ref_src=twsrc%5Etfw">May 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.27 18:55 Mon

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ベスト16が決定! スペインが唯一全勝、初出場ジョージアが快挙【ユーロ2024】

ユーロ2024のグループステージ全日程が終了し、ベスト16が出揃った。 多くのスタープレーヤーが過酷なクラブでの戦いを終えたばかりという影響もあり、優勝候補の苦戦も目立った中、下馬評はあまり芳しくなかったスペインが激戦区のグループBでグループステージ唯一の3連勝を飾った。 また、開催国ドイツや前大会王者イタリア、ポルトガル、イングランド、フランス、ベルギー、オランダといった強豪国も順当に決勝トーナメントへ駒を進めている。 さらに、ジョージアはグループFを3位通過し、初出場での決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げた。その他ではルーマニア、スロバキア、スロベニアといった伏兵も勝ち抜けを決めた。 一方、クロアチアやセルビア、チェコ、ポーランドといった実力者がグループステージ敗退となり、全チームが勝ち点4で並ぶ拮抗のグループEでは最下位のウクライナが無念の敗退となった。 なお、6月30日~7月2日の日程で開催されるラウンド16ではフランスvsベルギー、ドイツvsデンマーク、スイスvsイタリアなどいずれも好カードが実現している。ラウンド16対戦カードおよびグループステージ最終順位は以下の通り。 ■ラウンド16対戦カード ▽6/29 スイス vs イタリア ドイツ vs デンマーク ▽6/30 イングランド vs スロバキア スペイン vs ジョージア ▽7/1 フランス vs ベルギー ポルトガル vs スロベニア ▽7/2 ルーマニア vs オランダ オーストリア vs トルコ ■グループステージ最終順位 ◆グループA 1.ドイツ 7pt 2.スイス 5pt 3.ハンガリー 3pt 4.スコットランド 1pt ◆グループB 1.スペイン 9pt 2.イタリア 4pt 3.クロアチア 2pt 4.アルバニア 1pt ◆グループC 1.イングランド 5pt 2.デンマーク 3pt 3.スロベニア 3pt 4.セルビア 2pt ※順位決定方式の全ての要素で並んだため、ユーロ2024予選ランキングによりデンマークが2位、スロベニアが3位。 ◆グループD 1.オーストリア 6pt 2.フランス 5pt 3.オランダ 4pt 4.ポーランド 1pt ◆グループE 1.ルーマニア 4pt 2.ベルギー 4pt 3.スロバキア 4pt 4.ウクライナ 4pt ◆グループF 1.ポルトガル 6pt 2.トルコ 6pt 3.ジョージア 4pt 4.チェコ 1pt ■グループ3位ランキング 1.D オランダ 4pt 2.F ジョージア 4pt 3.E スロバキア 4pt 4.C スロベニア 3pt ――――決勝T進出――――― 5.A ハンガリー 3pt 6.B クロアチア 2pt ▽順位決定方式 全試合での勝ち点で並んだ場合 1.当該チーム同士の対戦における、獲得勝ち点 2.当該チーム同士の対戦における、得失点差 3.当該チーム同士の対戦における、ゴール数 4.1~3を適用後においても2チーム以上に差がつかない場合は、それらのチームのみを対象に再び1~3を適用して比較する。それでも決着しない場合は、5.以下へ進む。 5.当該チームの全試合における、得失点差 6.当該チームの全試合における、ゴール数 7.比較対象が2チームのみで、グループリーグの最終戦で直接対決した結果、上記基準で差がつかないときはPK戦を行う。 8.当該チームの全試合における、フェアプレーポイント 9.当該チームの予選の総合ランキングの優劣。ただし、比較対象に開催国のドイツが含まれている場合は抽選を行う。 2024.06.27 06:36 Thu
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連勝スペインが首位通過! 今大会初黒星の王者イタリアはクロアチアとの最終節で突破狙う【ユーロ2024】

ユーロ2024グループB第2節、スペイン代表vsイタリア代表が20日に行われ、スペインが1-0で勝利した。 クロアチア代表との初戦を3-0の快勝で制したスペインは、連勝でのグループステージ突破へ前大会王者撃破を狙った。その初戦からはナチョに代えてラポルテを起用した以外、同じメンバーを継続した。 対するイタリアはアルバニア代表との初戦を2-1の逆転で制し、こちらも白星スタート。難敵相手に連勝を目指した一戦ではアルバニア戦と全く同じ布陣で臨んだ。 立ち上がりからボールの主導権争いに、球際でのバトルが強調される激しい展開となった。その攻防において、より質的優位を作り出したスペインが序盤から続けて決定機を生み出す。 まずは2分、相手陣内左サイドで縦に仕掛けたニコ・ウィリアムズからの正確なクロスを、ゴール前のペドリが頭で合わすが、ここはGKドンナルンマのビッグセーブに遭う。さらに、10分には左に流れたモラタからの正確なクロスを、今度はゴール前に飛び込んだニコが頭で合わすが、これはわずかに枠の右に外れた。 早い時間帯の先制はならずも、試合の主導権を握ることに成功したスペイン。ボールを動かして相手を押し込みつつ、即時奪回の形から厚みのある攻撃を仕掛けていく。24分にはラミン・ヤマルの見事な中央突破からボールを引き取ったモラタのボックス右に持ち込んでのシュート、直後にはファビアン・ルイスが得意の左足ミドルシュートでゴールに迫るが、いずれもGKドンナルンマの好守に遭った。 守護神の再三の好守で何とか失点を回避したものの、攻め手を見いだせないイタリア。前半終了間際にはカウンターからキエーザのシュートでようやくファーストシュートを記録したが、枠内シュート0本で前半を終えた。 ゴールレスで迎えた後半、より変化が必要なイタリアはハーフタイムに2枚替え。フラッテージとジョルジーニョを下げてカンビアーゾ、クリスタンテを同時投入。カンビアーゾを右、キエーザを左のワイドに配置した。 ただ、後半も主導権を握ったのはスペイン。ククレジャとニコの左サイドを突破口に良い形を作ると、55分には左サイド深くで縦に仕掛けたニコのクロスをニアに飛び込んだモラタが頭でフリック。これはGKドンナルンマに触られたが、そのボールがDFカラフィオーリの足に当たってゴールネットに吸い込まれた。 結果的にはオウンゴールも相手守備を崩し切って先制に成功したスペインは、これで落ち着くことなく追加点を狙う。不安定な相手のビルドアップを効果的に遮断すると、カウンターからモラタやヤマルが際どいシュートでGKドンナルンマを脅かす。 一方、ジリ貧のイタリアは64分、キエーザとスカマッカを下げてザッカーニ、レテギと同ポジションの交代で攻撃を好転させようと試みる。だが、この交代も即時攻撃を活性化させる一手とはならず。 絶好調のニコのカットインからの右足シュートがクロスバーに阻まれ、なかなか追加点を奪えないスペイン。70分を過ぎると、前線3枚にペドリを下げてアジョセ・ペレス、オヤルサバル、フェラン・トーレス、バエナとフレッシュな選手を続けて投入。やや逃げ切りを意識した戦い方にシフトした。 後半終盤はイタリアが初めて押し込む展開を作るものの、攻め切れない状況が続くと、スペインはカウンターからアジョセ・ペレスに2度のビッグチャンスが舞い込むが、いずれもGKドンナルンマの見事なファインセーブに阻まれた。 結局、最後まで試合を決める2点目を奪えなかったスペインだが、イタリアのパワープレーを冷静に凌ぎ切ってウノセロ勝利。前大会王者に今大会初黒星を与え、2連勝での首位通過を決定した。 なお、敗れたイタリアは2位通過を懸けてクロアチアとの最終戦に臨み、スペインはアルバニアとの最終戦でメンバーの入れ替えが可能となった。 スペイン代表 1-0 イタリア代表 【スペイン】 オウンゴール(後10) 2024.06.21 06:01 Fri
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フェラン・トーレス弾で逃げ切ったスペインが3連勝!アルバニアはGS敗退が決定【ユーロ2024】

ユーロ2024グループB最終節のアルバニア代表vsスペイン代表が24日に行われ、0-1でスペインが勝利した。 5日前に行われたクロアチア代表戦を劇的ドローで終え、決勝トーナメント進出の望みを繋いだアルバニアは、その試合のスタメンからヒサイをバジウに変更した以外は同じスタメンで試合に臨んだ。 一方、グループステージ2連勝で首位通過を決めているスペインは、4日前に行われたイタリア代表戦のスタメンからラポルテ以外の10人変更。最前線にホセルを据えた[4-2-3-1]を採用し、2列目は右からフェラン・トーレス、ダニ・オルモ、オヤルサバルと並べた。 積極的な入りを見せたアルバニアだが、先にスコアを動かしたのは地力で勝るスペイン。13分、バイタルエリア右手前で楔のパスを受けたダニ・オルモがラストパスを供給すると、ボックス右に抜け出したフェラン・トーレスがダイレクトシュートをゴール左隅に流し込んだ。 その後は先制点で主導権を握ったスペインがボールを支配すると、41分には左サイド深くまで切り込んだグリマルドのクロスからフェラン・トーレスがヘディングシュートでゴールに迫ったが、これは枠の上に外れた。 1点を追うアルバニアは45分、左クロスのクリアボールをゴール前でミタイとフェラン・トーレスが競り合うと、このこぼれ球をペナルティアーク手前で拾ったアスラニがミドルシュートでゴールを脅かしたが、これはGKラヤの好セーブに阻まれた。 0-1で迎えた後半、スペインはラポルテを下げてル・ノルマンを投入。すると、開始早々の47分にチャンスを作る。47分、左サイド深くまで駆け上がったグリマルドのクロスを中央のホセルが左足ボレーで合わせたが、ボールはわずかに枠の左に外れた。 対するアルバニアは、59分にマナイを下げてブロヤを投入すると、64分に中盤で獲得したFKをキッカーのアスラニが意表を突くタイミングでリスタート。これに抜け目なく反応したブロヤがボックス右からシュートを放ったが、これはGKラヤが好セーブ。 さらにアルバニアは、試合終了間際の92分にも右FKからゴール前で混戦が生まれると、最後はブロヤがシュートを放ったが、これもGKラヤのセーブに防がれ、0-1でタイムアップ。 フェラン・トーレスのゴールで逃げ切ったスペインが3連勝。一方、アルバニアは同時刻開催のクロアチアvsイタリアがドローで終わったため、最下位に転落。グループステージ敗退となった。 アルバニア 0-1 スペイン 【スペイン】 フェラン・トーレス(前13) <span class="paragraph-title">【動画】スペインが見事に3連勝! アルバニアvsスペイン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="88dV2GHwiA0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.25 06:05 Tue
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「夢を見る自由がある」グループ全勝でユーロ決勝Tへ向かうスペイン、指揮官は「チームがエネルギーに満ちていた」

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、ユーロ2024でのグループ全勝に自信を示した。『UEFA.com』が伝えている。 24日、アルバニア代表とのユーロ2024グループB最終節に臨んだスペイン。すでに決勝トーナメント進出を決め、メンバーを大幅に入れ替えての一戦となったが、13分にフェラン・トーレスが先制弾を挙げると、そのままハーフタイムへ。後半はいくつかのピンチがありながらもGKダビド・ラヤの好セーブでしのぎ切り、1-0で試合を終えた。 グループ全勝と勢いに乗った状態で決勝トーナメントへ向かうこととなったデ・ラ・フエンテ監督は、チームのパフォーマンスを誇りつつ冷静な姿勢を示している。 「我々は皆、夢を見る自由がある。そして我々が最初に(グループ突破を決めたことで)その夢を見られることになった。だが、地に足をつける必要はあるだろう。どの試合も非常に厳しい試合だった。我々のように、3試合すべてに勝ち、3試合とも無失点に抑えることは非常に難しかったはずだ。それでも冷静でいなければならない」 「ベスト16で対戦する相手が誰になるかは、おそらく水曜日まで待たなければならないだろう。だが、チームの精神的には対戦する準備ができている状態だ」 「我々のゲームは計画通りだった。チームはエネルギーに満ちていたと思う。それでも、後半は状況が難しくなり、困難に直面したと思う。改善の余地はあるが、改善を望む素晴らしい世代の選手がいるのも事実だ。最高の選手と対戦するときは、最高の状態でなければならないだろう」 「ヨーロッパのベスト16に入るチームが、次のラウンドに進出する。だから、我々が優勝候補だからといってそこに重要性はない。ある日はトップにいても、次の日は何もないかもしれない。選手に余計なプレッシャーをかけないようにしたいね」 2024.06.25 11:45 Tue
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イタリア撃破のMOM…ニコ・ウィリアムズが喜びを表現「アルバニア戦でもっといい試合を」「兄イニャキに感謝」

スペイン代表FWニコ・ウィリアムズが喜びを素直に表現した。スペイン『Relevo』が伝えている。 スペイン代表は20日、ユーロ2024グループB第2節でイタリア代表に1-0と勝利。オウンゴールで先制後、追加点こそ奪えずも終始内容で圧倒し、B組通過を手繰り寄せた。 今やチーム内における序列も高くなったアスレティック・ビルバオの22歳、ニコ・ウィリアムズは幾度となく持ち前のドリブルでイタリアに襲いかかり、先制オウンゴールを誘発するクロスも。違いを生み出す存在として輝いた。 新時代のスペインを象徴する選手へと階段を駆け上がるなか、試合後の会見で90分間を振り返り。 「とっても嬉しいよ。素晴らしい試合だったと思うし、チームは足を止めず、センセーショナルに働いた。アルバニア戦(B組第3節)はもっともっと素晴らしい試合にしたいという想いが芽生えてくる」 また、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)受賞については、「100パーセント、“クク”のおかげだね。少なくとも(MOMの)半分はククだ」と、自身の一列後ろでサポートに徹したDFマルク・ククレジャ(チェルシー)へ感謝。 「チームメイト全員が僕の活躍を褒めてくれて嬉しい。スペイン代表の一員であること、ここへ来て試合に出られること、誇りに思うし皆へ感謝もしないと。さっきスマホを開いたら、兄(イニャキ・ウィリアムズ/ガーナ代表)からも試合直後に音声メッセージが入ってたよ(笑)」 「イニャキは無条件で僕をサポートしてくれる。この勝利をイニャキに捧げたいし、もちろん家族にも」 2024.06.21 11:20 Fri

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