ユーロ初出場のジョージア代表が発表! エースFWクワラツヘリアや守護神GKママルダシュヴィリを選出【ユーロ2024】

2024.05.23 07:30 Thu
チームの中心であるFWクワラツヘリア(左)とGKママルダシュヴィリ
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チームの中心であるFWクワラツヘリア(左)とGKママルダシュヴィリ
ジョージアサッカー連盟(GFF)は22日、ユーロ2024に臨む代表メンバー26名を発表した。

プレーオフを制し、8度目の挑戦でユーロ初出場を成し遂げたジョージア。
ウィリー・サニョル監督は主軸のFWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)やGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)を選出している。

本大会ではポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表が同居するグループFに属している。発表されたメンバーは以下の通り。

◆ジョージア代表メンバー26名
GK
ギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア/スペイン)
ルカ・グゲシャシュヴィリ(カラバフ/アゼルバイジャン)
ギオルギ・ロリア(ディナモ・トビリシ)
DF
ギオルギ・グヴェレシアニ(ペルセポリス/イラン)
ソロモン・クヴィルクヴェリア(アル・アフドゥードゥ/サウジアラビア)
ラシャ・ドヴァリ(APOEL/キプロス)
ジェマル・タビーゼ(パネトリコス/ギリシャ)
オタル・カカバーゼ(クラコヴィア/ポーランド)
グラム・カシア(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア)
ギオルギ・ゴチョレイシュヴィリ(シャフタール/ウクライナ)
ルカ・ロホシヴィリ(クレモネーゼ/イタリア)

MF
ギオルギ・ツィタイシュヴィリ(ディナモ・バトゥミ)
サバ・ロブジャニーゼ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ)
アンゾール・メクヴァビシュヴィリ(ウニベルシタテア・クライオヴァ/ルーマニア)
ジャバ・カンカヴァ(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア)
レヴァン・シェンゲリア(パネトリコス/ギリシャ)
サンドロ・アルトゥナシュヴィリ(ヴォルフスベルガー/オーストリア)
オタル・キテイシュヴィリ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア)
ニカ・クヴェクヴェスキリ(レフ・ポズナン/ポーランド)
ズリコ・ダヴィタシュヴィリ(ボルドー/フランス)
ギオルギ・コチョラシュヴィリ(レバンテ/スペイン)
ギオルギ・チャクヴェタゼ(ワトフォード/イングランド)

FW
クヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ/イタリア)
ブドゥ・ジヴジヴァーゼ(カールスルーエ/ドイツ)
ジョルジュ・ミカウタゼ(メス/フランス)
ギオルギ・クヴィリタイア(APOEL/キプロス)

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アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)が自らの去就について語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 現在はスペイン代表の一員としてユーロ2024を戦っているニコ・ウィリアムズ。一方、左ウイングを探すバルセロナからの関心も報じられている。 バルセロナはサウジアラビア方面から熱視線を浴びるブラジル代表FWハフィーニャ(27)が残留したとしても、リバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアス(27)より少し安く済むニコ・ウィリアムズの獲得に動く可能性があるとのこと。さらに、チェルシーやリバプールといったクラブもこの21歳に注目しているようだ。 ニコ・ウィリアムズはラウンド16のジョージア代表戦を前に、スペイン『La Vanguardia』のインタビューに対応。ビッグクラブからの関心は嬉しいが、今はユーロ以外に目を向けていないと語った。 「外から来る話は全て良いものだ。自分が仕事をうまくやっている証拠だ。子供たちは皆、ビッグクラブに注目されることを夢見ている」 「僕はユーロで良い結果を残すことに集中している。その後に何が待っているかはそのうちわかるだろう。最近は完全に(移籍の話を)断っているからね」 一方、代表で仲の良い選手についても語り、関心が噂されるバルセロナのFWラミン・ヤマルと常に行動しているとのこと。MFフェルミン・ロペス(バルセロナ)も加わってプレイステーションで遊んでいるようで、ニコ・ウィリアムズは16歳ウインガーとの関係の良さを強調した。 「僕らはとても仲が良い。単なるチームメイトではなく、友人でもある。チームを大きな成功に導く上でも重要なことだと思う」 「友達と一緒なら何事もよりうまくいく。彼がここにいてくれることや、彼のスペクタクルなプレーを見られることはとても嬉しいよ」 2024.06.29 17:56 Sat

ドイツW杯制覇のベルリンでユーロ8強入り目指すイタリア代表…スパレッティ監督「あのグループと似たようなチームに」

イタリア代表を率いるルチアーノ・スパレッティ監督は、2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)でアッズーリが世界王者に輝いた思い出の地で、ユーロ2024ベスト8進出を誓った。 ユーロ連覇を狙うイタリアはスペイン代表、クロアチア代表、アルバニア代表と同居した激戦区のグループBを1勝1分け1敗で2位通過。パフォーマンス面で改善の必要が見受けられるも、ひとまず決勝トーナメント進出を決めた。 29日に行われるラウンド16ではグループAを2位通過した難敵スイス代表相手にベスト8進出を狙う。 対戦相手のスイスは2022年カタールW杯予選で同じグループに同居し、首位通過を許した因縁の相手となるが、今回の試合が開催されるベルリン・オリンピアシュタディオンは2006年ドイツW杯でフランス代表を撃破し、世界王者に輝いた非常に縁起がいいスタジアムでもある。 当時はローマを指揮していたスパレッティ監督、現スカッドに当時を知る者はいないが、コーディネーターを担うジャンルイジ・ブッフォン氏は守護神として優勝に貢献したこともあり、今回の一戦を前に当時のエピソードをチームに伝えているという。 スパレッティ監督はスイス戦の前日会見の場で、その点についてこう語っている。 「いつも感動的だが、ジジ・ブッフォンが隣にいてあの体験をつぶさに語っていると、我々はそのすべてを吸収できた! あの大きな喜びに報いるために、明日はあのグループと似たようなチームにならなければならない」 「当時、私は家で観戦していた。明日は突破する必要がある。ファンに喜びをもたらすことがとても重要だからだ」 難敵撃破に向けて世界制覇を達成した当時のチームのような一体感、勝負強さの必要性を説いた指揮官は、その大一番に向けた選手起用についても言及。 グループステージでは4バック、3バックを併用して戦ったが、スイス戦ではDFリッカルド・カラフィオーリを累積警告で、DFフェデリコ・ディマルコを負傷で欠くことになり、3バックで戦ったクロアチア戦から4バックに戻す可能性が濃厚とみられる。 指揮官は最新のチーム情報として体調不良のDFアレッサンドロ・バストーニの起用が可能と明かした一方、カラフィオーリの代役としてDFジャンルカ・マンチーニ、MFジョルジーニョの代役にMFニコロ・ファジョーリの起用を明言している。 「バストーニは評価を受ける必要がある。彼は今日少しトレーニングをしたので、我々はホっと一息ついた。ディマルコは回復できず、欠場する。我々は4バックに近い形でプレーするだろう。これまで見てきたよりも攻撃的になるよう努めなければならないからだ」 「マンチーニは適切な経験を持っている。今回の場合、センターバックの右側に右利き、左側に左利きを配置したい」 「若い才能が攻めてくるので、彼らにふさわしいスペースを作らなければならない。ファジョーリは自然で落ち着いたやり方をするので、その役割に完璧に適任だ。彼にスペースを与える勇気を持つことだ」 また、対戦相手のスイスに対しては「堅固なブロックを持っており、たとえ素早くボールを取り戻したとしても、彼らが間延びするのを見つけるのは難しい。彼らは非常に現代的な守備方法を持っており、高いラインを保ち、チームを緊密にしており、彼らの背後に抜け出すことは可能だ。しかし、彼らは猛烈なプレスも持っているおり、パスの計画を頭の中で立てていないと、ボールが足元に来たときにそこからパスを出すのは非常に困難だ」と、相手の堅固な守備と出足の鋭さを警戒している。 決勝トーナメント進出を決めたものの、グループステージでは振るわないパフォーマンスもあり、イタリア国内からは批判的な声も少なくない。 スパレッティ監督は「我々はこれまで、すべての潜在能力を発揮できていない。むしろ、ほんの一瞬しか見せていない」とそういった指摘を真摯に受け止めつつ、イタリア国民にこのチームを誇りに思ってもらうために、これまでよりも良い成績を残さなければならない」と、決勝トーナメントでの巻き返しを誓った。 「グループステージは非常に難しく、プレーヤー、そして私にもプレッシャーがかかっているのがわかった。このグループを突破した今、チームはもっとリラックスしていると思う。なぜなら、ノックアウトラウンドで計算はできないからだ」 「この試合に勝てば突破できるが、そうでなければ突破できない。だからこそ、そのように集中する必要がある。とにかく何が起こるかわからない」 2024.06.29 16:20 Sat

スイス率いるヤキン監督、前回王者との“戦術的”な試合心待ちに…「我々は準備ができているし、イタリアを驚かせることもできるかもしれない」

ユーロ2024の決勝トーナメント初戦に臨むスイス代表のムラト・ヤキン監督は、前大会王者との戦術的な駆け引きを楽しみにしているようだ。『onefootball』が指揮官の前日会見コメントを伝えている。 今大会でホスト国のドイツ代表、ハンガリー代表、スコットランド代表と同居したグループAを1勝2分けの無敗で2位通過したスイス。 そして、29日に行われるラウンド16では前大会王者で、激戦区のグループBを2位通過したイタリア代表と対戦する。 グループステージでは智将ルチアーノ・スパレッティ監督の下、3バックと4バックを併用する、“戦術の国”らしい多彩な引き出しを見せた対戦相手に対して、ヤキン監督は、「我々は予習をし、この3試合だけでなく、その前の試合も観戦した」と、相手のいかなる戦い方にもアジャストできると自信を示す。 「イタリアはさまざまなシステムを使い分けてプレーできる。ここは戦術的フットボールの本場であり、私は彼らのやり方が本当に好きだ。彼らは集団で守備し、ピッチ全体でマンツーマンで戦うことができる。例えばアタランタがやっていることだ」 「我々は準備ができているし、イタリアを驚かせることもできるかもしれない」 また、両者は2022年カタール・ワールドカップ予選で同じグループに入り、いずれも引き分けに終わった結果、最終的にスイスが首位通過、イタリアが2位通過の末にプレーオフで敗退する因縁もあった。 その点について問われると、「あの試合についていつも聞かれるが、あれは私が経験した中で最も素晴らしい気分だった。だから明日もそれを感じたい。誰が優勝候補かということに引きずられたくはないし、イタリアの強さはわかっている。前回対戦と同じ運に恵まれることを願っているよ」と、相手へのリスペクトを示しつつも、再び良い結果を手にしたいと意気込んだ。 2024.06.29 15:43 Sat

ホスト国ドイツに挑むデンマーク…指揮官は「厳しい戦いになる」とタフな試合を予想…前日練習不在エリクセンにも言及

ユーロ2024の決勝トーナメント初戦に臨むデンマーク代表のカスパー・ヒュルマンド監督は優勝候補相手のタフな戦いを覚悟している。 近年、メジャー大会で安定した戦績を残しているデンマーク。今大会ではイングランド代表、スロベニア代表、セルビア代表と同居したグループCを3試合すべてドローで終え、順位決定方式の全ての要素でスロベニアと並んだ中、ユーロ2024予選のランキングにより2位通過を決めた。 前回大会のベスト4超えに向けて大きな関門となるラウンド16ではホスト国で、グループAを首位通過した難敵ドイツと対戦する。 ヒュルマンド監督は29日にBVBシュタディオン・ドルトムントで行われる大一番に向けた前日会見の場で、この一戦を展望した。フランス『レキップ』が伝えている。 「私は大会前からドイツをこのユーロの優勝候補のひとつだと考えていた。残念なことに、明日(29日)はその相手と対戦する。(笑) 彼らの質、才能、パフォーマンスを考えると、厳しい戦いになるはずだ。それでも、我々にも主張すべき点がある。そして我々に勝つには、彼らも非常に素晴らしいパフォーマンスを見せる必要があるはずだ」 そのタフな一戦において重要な仕事が期待される選手の一人がMFクリスティアン・エリクセンだが、その絶対的な司令塔は28日の最後のトレーニングを回避。ドイツ戦の出場が懸念されている。 その背番号10の不在の理由について指揮官は体調不良が原因であると明かした。また、現時点で起用の可否は五分五分であると正直に語っている。 「クリスティアンは数日前のトーマス・デラネイのように胃の調子が悪かった。悪化を防ぐため、彼はトレーニングを免除され、ホテルで休養した。彼はすでに良くなってきているし、明日の試合に間に合うよう願っている」 「ただ、問題のプレーヤーに関係なく、常にプランBがある。たとえば、(記者会見同席の)ここにいるヤニク(・ヴェステルゴーア)が出場できなかった場合、彼のためにもプランBがある」 エリクセンの出場の可否によって、より攻撃面で重要な仕事が求めらるFWラスムス・ホイルンドだが、若きエースは今大会を含め昨年10月からの代表戦で1度もゴールがない。 その若手ストライカーについて「最初の3試合でゴールを決めるのに苦労しているのは確か」と不振を認めたが、攻守の両局面において個人の問題は大きなものではなく、チームとして改善していきたいと擁護している。 「ここ3試合を注意深く見れば、我々は常に得点しようとしていたことがわかる。これは攻撃側だけの仕事ではない。失点が少なかったときも、ディフェンダーだけの仕事ではなく、チーム全体の結束の問題だ。ラスムスはなんとかスペースを見つけた。しかし、彼をより良い位置につけるために、我々はもっと多くのチャンスを作れるようにならなければならない。それは確かだ」 2024.06.29 15:10 Sat

戸田和幸氏が解説に復帰! 再開するユーロのラウンド16「ドイツvsデンマーク」で長谷部誠氏と共に解説「出来る限りの準備をして臨みたい」

いよいよノックアウトステージが始まるユーロ2024。全51試合を無料生中継する「ABEMA(アベマ)」が、新たな解説者を発表した。 29日から再開するユーロ2024。ベスト16のチームが決定し、サプライズを起こしたジョージア代表やスロベニア代表などが注目される一方で、ドイツ代表やスペイン代表、フランス代表、イングランド代表、そして王者イタリア代表など、優勝候補も順当に勝ち上がっている。 そんな中、「ABEMA(アベマ)」は29日28時から行われるドイツvsデンマークの一戦で、特別解説にスペシャルサポーターの長谷部誠氏を迎えることを発表した。 長谷部氏は開幕戦のドイツvsスコットランドの試合も現地から解説した。 さらに、先日SC相模原の監督を解任された戸田和幸氏も解説に復帰。カタール・ワールドカップ(W杯)以来の解説となる。 戸田氏は試合の見どころについてコメントしている。 「ドイツとデンマークの試合を解説させていただく事になりましたが、組織と個人の関係性に優れた両国の対戦となるのでお互いにお互いを踏まえどのように自チームの能力を発揮するかをしっかり見て伝えられたらと考えています」 「開催国のドイツは開幕前のテストマッチではやや不安定な部分も見せましたが、自国開催の後押しはとても大きいと感じさせる雰囲気の中で良いパフォーマンスをここまで見せていると思います」 「また、クロースの立ち位置で試合をどう作るか変化を付けながらヴィルツ、ムシアラの若い才能とギュンドアン、ハヴァーツといったトップのタレントの連携からいかにゴールに迫るかは必見だと思います」 「さらに、スイス戦で見られたボール保持からの被カウンターをどう改善しながら前線のタレントを生かし連続した攻撃を行いながらゴールに迫るか、ピッチ中央に集まる才能を生かす為の幅を作る選手の出来がカギとなるかもしれません」 「デンマークもトップレベルのクラブで活躍する選手ばかりのボールを持っても持っていなくても常にチームとしてプレーする事が出来る好チームです。ドイツに対してどのようにゲームを作ろうとするのか、クロースの存在をどう捉えて試合に臨むのか、シュマイケル・クリステンセン・ホイビュア・エリクセンにホイルンとセンターラインはしっかりしているチームなのでスイスの闘い方を参考にする部分はあるのかといったところにも注目しながら見ていきたいと思います」 また、今回の解説復帰に関しては、「解説者としての機会を与えていただけた事への感謝を感じつつ、監督業に打ち込んでいたので間違いなく当時とは違う状態にある事、仕事として失礼のないものを提供出来るか分からないという事を素直にお伝えさせていただきましたが、以前ご一緒させていただいた時から1年半以上経ったにも関わらず当時と変わらない信頼と期待を伝えてくれた事に心から感謝しています」とコメント。「どのような気持ちでその場にいられるか分かりませんが、信頼に応えられるよう素晴らしいフットボールを伝えられるよう出来る限りの準備をして臨みたいと思います」と意気込みを語った。 2024.06.29 15:05 Sat

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初のユーロ出場でベスト16のジョージア代表、快挙に元首相が17億円を寄付…総資産7850億円の富豪はスペイン戦勝利でさらに17億円

ユーロ2024で躍進を見せているジョージア代表。元首相から多額の寄付が代表チームに贈られることとなった。 元フランス代表DFのウィリー・サニョル監督が率いるジョージアは、初出場を果たしたユーロで躍動している。 グループステージ最終節ではポルトガル代表に2-0で勝利。これにより、初出場にしてベスト16入りを達成した。 この快挙を受け、与党である「ジョージアの夢=民主ジョージア」を創設し、2012年に首相に就任したビジナ・イヴァニシヴィリ氏がチームを称賛。ポルトガル戦の勝利を「歴史的かつ夢のような勝利」と称えた。 イギリス『BBC』によれば、この勝利に感動したイヴァニシヴィリ氏は、3000万グルジア・ラリ(約17億1800万円)をジョージア代表に寄付。ラウンド16のスペイン代表戦で勝利した場合は、さらに3000万グルジア・ラリを寄付すると語っているという。 イヴァニシヴィリ氏は、コンピュータの販売やプッシュ式の電話機などの販売や輸入業を行い、ビジネスマンとして成功。その後、金属に関わる事業と銀行業で大成功を収め、オリガルヒ(ロシアやウクライナなどで政治的影響力を有する新興財閥)の1人になった。かつてチェルシーを保有していたロマン・アブラモビッチ氏もオリガルヒの1人だった。 首相としては1年間しか活動していないものの、総資産は『フォーブス』によれば38億7000万ポンド(約7850億円)とのこと。与党である「ジョージアの夢=民主ジョージア」の名誉党首として今なお多大なる影響力を持っているとされている。 <span class="paragraph-title">【動画】ジョージアの快挙! ポルトガル撃破で初出場でベスト16入り</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="c6gDUlxslYs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.28 22:50 Fri
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「彼らの監督であることは誇り」初出場のユーロで決勝T進出のジョージア、指揮官は「本大会出だけでも、十分夢だった」

ジョージア代表のウィリー・サニョル監督が、史上初のユーロ決勝トーナメント進出に歓喜した。『UEFA.com』が伝えている。 26日、ポルトガル代表とのユーロ2024グループE最終節に挑んだジョージア。勝てば大会初出場にして初の決勝トーナメント進出が決定する試合は、開始早々にクヴィチャ・クワラツヘリアのゴールで先制すると、堅い守備を維持したままハーフタイムへ。後半も守勢に回りながらPKをジョルジュ・ミカウタゼが決めて追加点を挙げると、その後は最後まで集中力を切らさず2-0で大会初勝利を挙げた。 この結果、グループ3位で史上初のユーロ決勝トーナメント進出が決定したジョージア。サニョル監督はチームへの誇りを口にし、ジョージア国民と喜びを分かち合っている。 「正直なところ、試合前に選手たちに何を話したかはよく覚えていない。メッセージとしては、自分たちのフットボールをすること、ボールを持っていないときは規律を守り、ボールを持ったらチームプレーすることだった。16歳か17歳のとき、何も考えずにプレーしたことを思い出せと言ったが、彼らは今日、期待以上のプレーを見事にやってのけたんだ」 「ピッチに立っている時と、ピッチの脇にいる時を比べるのは難しい。我々はまだ競争に集中しており、自分たちが何をしたか理解するのは難しい状態だ。この3試合で選手たちが見せた、ジョージアという国のイメージは素晴らしいものだった。彼らの監督であることは誇りだ」 「小さなチームである以上、失うものは何もない。我々に重圧はなく、課せられた唯一の責任はジョージアの国民に自分たちの選手を誇りに思ってもらうことだった。我々はそれを最高の形でやり遂げたと思う」 「ベンチを見てみれば、フットボールの質という点で最もエキサイティングとは言えない。だが、人間的な質という点ではエキサイティングで、私はとてもとても幸せだ」 「本大会出だけでも、十分夢だった。ラウンド16進出も夢見ていたが、それが可能とは思っていなかったんだ。試合前、もし勝てば誰と対戦するかなんて調べようともしていなかった。スペインはおそらくグループステージのベストチームで、また大きなチャレンジになるだろう。今大会ずっとそうしてきたように、最初の1分から戦うつもりだ」 2024.06.27 08:40 Thu
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ユーロで記念すべき初勝ち点のジョージア、結果以上に経験が大事と指揮官「最高レベルのサッカーを知ることが重要」

ジョージア代表のウィリー・サニョル監督は2戦未勝利を悲観していない。『UEFA.com』が伝えた。 プレーオフを勝ち抜き初のユーロ出場となったジョージア。グループF初戦のトルコ代表戦は1-3の敗北を喫したなか、22日の第2節では初勝利を目指してチェコ代表と対戦した。 試合の主導権を握ったのはチェコだったが、前半アディショナルタイムのFWクヴィチャ・クワラツヘリアのクロスからPKを獲得し、これをFWジョルジュ・ミカウタゼが決めてジョージアが先制。後半にセットプレーから追いつかれるも、GKギオルギ・ママルダシュヴィリを中心とした粘り強い守りでドロー決着とした。 試合終了間際にはロングカウンターから勝ち越しのチャンスもあったジョージアだが、サニョル監督はユーロで初の勝ち点獲得に満足。大舞台で得られる経験こそがジョージアの財産と語った。 「我々が失うものは何もない。決してだ。今回のユーロでの目標は経験を積むことだ。ジョージアは大好きだが、大会デビューで勝利できるとは思っていない」 「選手たちにとって、最高レベルのサッカーがどのようなものかを知ることが非常に重要だった。学ぶべきことはたくさんあるが、それはきっとジョージアの未来に役立つだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】クワラツヘリアのクロスがハンド誘発! ミカウタゼがPK決めて先制</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="iHddoLRnyGQ";var video_start = 60;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.23 17:22 Sun
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健闘も2戦未勝利のチェコ、指揮官は決勝T進出諦めず 「家に帰りたくない」

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初出場での躍進を支えるのは英雄となった正守護神、エースと攻守の軸を担う/ギオルギ・ママルダシュヴィリ(ジョージア代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■ジョージア代表</span> 出場回数:初出場 最高成績:なし ユーロ2020結果:予選敗退 予選結果:プレーオフC勝者 監督:ウィリー・サニョル <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア) 2000年9月29日(23歳) 史上初となるユーロに臨むジョージア。フランス代表としてワールドカップやユーロで優勝経験のあるウィリー・サニョル監督が率いるチームは、プレーオフを勝ち抜いて本大会に出場した。 ギリシャを下して本大会の切符を掴んだジョージア。そのチームにおいて、再注目の選手はエースのクヴィチャ・クワラツヘリアだろう。2022年7月にナポリに加入して以降、一気に飛躍。今夏の移籍市場でも注目株として注目されるが、ナポリは当然手放す気はない状況だ。 また、メスで13ゴールと量産したFWジョルジュ・ミカウタゼなど攻撃陣に注目が行きがちだが、ジョージアの英雄となったGKママルダシュヴィリに注目したい。 バレンシアが見出した守護神。2021年夏にバレンシア・メスタージャにレンタル移籍で加入。当時スペイン5部に所属していたBチームに入ったママルダシュヴィリだったが、当時の指揮官であるホセ・ボルダラス監督が大抜擢。2021-22シーズンのラ・リーガ開幕戦でいきなり先発起用され、一気に正守護神に君臨した。 わずか85万ユーロ(約1億4000万円)で加入したママルダシュヴィリは、ラ・リーガで躍動。そして、ジョージアを初のユーロ出場に導く活躍で国民の英雄に。プレーオフのギリシャ代表戦はPK戦までもつれ込んだが、ママルダシュヴィリのセーブで見事に出場権を獲得。守護神の奮起に前線が答えれば、大会にサプライズを起こすことだろう。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月18日(火) 《25:00》 【F】トルコ代表 vs ジョージア代表 ▽6月22日(土) 《22:00》 【F】ジョージア代表 vs チェコ代表 ▽6月26日(水) 《28:00》 【F】ジョージア代表 vs ポルトガル代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ギオルギ・ロリア(ディナモ・トビリシ) 12.ルカ・グゲシャシュヴィリ(カラバフ/アゼルバイジャン) 25.ギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア/スペイン) DF 2.オタル・カカバーゼ(クラコヴィア/ポーランド) 3.ラシャ・ドヴァリ(APOEL/キプロス) 4.グラム・カシア(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) 5.ソロモン・クヴィルクヴェリア(アル・アフドゥードゥ/サウジアラビア) 13.ギオルギ・ゴチョレイシュヴィリ(シャフタール/ウクライナ) 14.ルカ・ロホシヴィリ(クレモネーゼ/イタリア) 15.ギオルギ・グヴェレシアニ(ペルセポリス/イラン) 24.ジェマル・タビーゼ(パネトリコス/ギリシャ) MF 6.ギオルギ・コチョラシュヴィリ(レバンテ/スペイン) 9.ズリコ・ダヴィタシュヴィリ(ボルドー/フランス) 10.ギオルギ・チャクヴェタゼ(ワトフォード/イングランド) 16.ニカ・クヴェクヴェスキリ(レフ・ポズナン/ポーランド) 17.オタル・キテイシュヴィリ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア) 18.サンドロ・アルトゥナシュヴィリ(ヴォルフスベルガー/オーストリア) 19.レヴァン・シェンゲリア(パネトリコス/ギリシャ) 20.アンゾール・メクヴァビシュヴィリ(ウニベルシタテア・クライオヴァ/ルーマニア) 21.ギオルギ・ツィタイシュヴィリ(ディナモ・バトゥミ) 23.サバ・ロブジャニーゼ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) 26.ガブリエル・シグア(バーゼル/スイス) FW 7.クヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ/イタリア) 8.ブドゥ・ジヴジヴァーゼ(カールスルーエ/ドイツ) 11.ギオルギ・クヴィリタイア(APOEL/キプロス) 22.ジョルジュ・ミカウタゼ(メス/フランス) 2024.06.18 18:30 Tue

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欧州の新興勢力・ジョージア代表が建国後初の国際舞台ユーロ2024へ! “英雄”カラーゼ市長が涙の祝福「人生のどの瞬間より幸せ」

ジョージアが建国後初めて、男子サッカーA代表を国際舞台に送り込む。 領土問題を抱えるロシアと北部の国境を接し、南を向けばアゼルバイジャンとアルメニアという対立し合う2カ国がそこにある国家、ジョージア。かつてグルジアとして名が通った以外は、あまり日本と馴染みがない。 サッカーファンには、元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ氏(現在は首都トビリシの市長)というミランの名バイプレーヤーがいたことで知られるが、20世紀後半の建国以来、同国A代表がW杯もユーロも予選を勝ち抜いたことはなかった。 そんな彼らだが26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝で、ギリシャ代表を0-0からPK戦の末に撃破し、本大会出場切符をゲット。 ソビエト連邦から独立前夜の1990年に結成された「サッカー男子ジョージア代表」は、フランス代表のレジェンド、ウィリー・サニョル監督に率いられ、とうとう国際舞台への挑戦権を得たのだ。 同国大手メディア『Georgia Today』によると、運命のギリシャ戦が行われた首都トビリシ市内は、試合に合わせ、公共バスと地下鉄を深夜26時まで特例運行。 観戦に大挙するであろうファンを考慮したカハ・カラーゼ市政の決定であり、会場の「ディナモ・アリーナ」は最大収容人数5万4549人ながら、何故か観客動員5万5000人と発表されている。 市内の「共和国広場」にはパブリックビューイングが設置され、キックオフの現地時間26日19時から試合を中継。広場に詰めかけた大勢のファンは、スタジアムの5万5000人とともに、120分間+PK戦の死闘の末に、歓喜に酔いしれた。 『Kviris Palitra』は、「共和国広場」での祝賀会に訪れたカラーゼ市長の談話を発表。 「単なる勝利じゃない…本当に歴史が刻まれたんだ。私たちはこの瞬間のために何十年も苦労してきた…私は最後までユーロの舞台に立つことを許されなかった…しかし今日の私は人生のどの瞬間よりも幸せだ。少年たちを誇りに思う。私たちはもうすぐ、再び強いジョージアを拝むことができる」 試合後の「共和国広場」はパブリックビューイングが終わってもファンがとどまり、途切れることなく国歌が歌われ続けたとも。ジョージア代表は2024年6月18日、ユーロ2024グループF第1節で、これまた国境を接するトルコ代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【画像】歓喜のジョージア...スタンドから観客が消えほぼ全員ピッチへ雪崩れ込む</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Making the Euros for the first time calls for a party in Georgia <a href="https://t.co/0Byqm606Ih">pic.twitter.com/0Byqm606Ih</a></p>&mdash; B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1772722243136557305?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.27 18:00 Wed
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ジョージアが初の本大会行き! ウクライナとポーランドも激戦のPO制す【ユーロ2024予選】

ユーロ2024予選プレーオフ決勝が26日に欧州各地で行われ、ユーロ本大会に出場する最後の3チームが決定した。 ユーロ2024予選の各グループにて2位以下となったチームの中から、UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23の結果によって選定された12カ国が参加するプレーオフ。パスAからCまでの3グループに分かれてミニトーナメントを実施し、各パスで優勝した3カ国にユーロ本大会の出場権が与えられる。 パスA決勝のウェールズ代表vsポーランド代表は、0-0で120分の戦いが終了。その後、PK戦を4-5で制したポーランドが本大会行きを決めた。 準決勝でそれぞれフィンランド、エストニアを一蹴したウェールズとポーランドの一戦は慎重な入りに。そのため、攻防の中心は中盤となり、互いにフィニッシュの数を増やせない。 そういった膠着状態が続く中、セットプレーを起点に幾度か決定機を作り出すウェールズは、前半終盤の44分にセットプレーからボックス内でムーアが競り勝った頭での折り返しをゴール前のベン・デイビスが頭で右隅に流し込むが、これは際どいオフサイド判定でゴールは認められず。試合はゴールレスでの折り返しとなった。 後半は立ち上がりにムーアのゴール至近距離からのヘディングシュートでウェールズがゴールに迫ったが、以降はポーランドが押し込む時間が続く。ただ、アウェイチームはレヴァンドフスキが徹底監視に遭い、なかなかボックス付近で良い形でボールを受けられず。攻撃に厚みを出せない。 その後は互いにリスクをかけ切れず、再びクローズな展開のまま90分の戦いが終了。延長戦でも試合の構図はほぼ変わらず、延長後半終了間際にはメファムが2枚目のカードをもらってウェールズに退場者が出たものの、互いにゴールを奪えぬまま120分の戦いを終えて、決着はPK戦に委ねられることになった。 そのPK戦では互いに5人目まで全員が成功する拮抗した展開となったが、先攻のポーランドのピョンテクが決めたのに対して、後攻のウェールズはダン・ジェームズが左を狙って蹴ったシュートをポーランド守護神シュチェスニーが完璧な読みでセーブ。これで激戦に終止符が打たれてポーランドの勝ち抜けが決定した。 パスB決勝のウクライナ代表vsアイスランド代表は、2-1で勝利したウクライナがプレーオフ突破を決めた。 準決勝でそれぞれボスニア・ヘルツェゴビナ、イスラエルを破ったウクライナとアイスランドの一戦は、立ち上がりから一進一退の攻防が続く。 ボールを握るウクライナ、カウンターで応戦するアイスランドという構図の下で痺れる攻防が繰り広げられる中、30分にスコアが動く。ペナルティアーク付近でボールを受けたアルベルト・グズムンドソンが鮮やかなステップワークでDF2枚を外して左足を振り抜くと、鋭いシュートがゴール右隅を射抜いた。 先に失点したウクライナは前半終盤にツィガンコフのボックス右での折り返しからヤレムチュクがゴールネットを揺らすが、ここはツィガンコフの抜け出しのタイミングでのオフサイドを取られてゴールは認められず。 アイスランドの1点リードで折り返した試合は立ち上がりからリスクを冒して前に出るウクライナペースで進むと、54分に同点ゴールが生まれる。自陣からのロングカウンターによって右サイドでボールを受けたツィガンコフが鋭いカットインからペナルティアーク付近で左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。 1-1のイーブンに戻った試合は追いついた直後こそウクライナの攻勢が続いたが、アイスランドも後半半ばを過ぎてきっちり押し返す。そして、幾度かGKルニンにビッグセーブを強いる際どいシーンを作り出した。 後半終盤にかけて流れはアイスランドに傾きつつあったが、ウクライナのエースが決定的な仕事を果たす。84分、右サイド深くでタメを作ったツィガンコフからボックス右でマイナスのパスを受けたスダコフがDF2枚を引き付けて中央で浮いたムドリクに丁寧な横パス。これをムドリクが右足ダイレクトでゴール左下隅に流し込んだ。 背番号10の価千金のゴールで逆転に成功したウクライナは、その後のアイスランドの決死の猛攻を身体を張った守備で凌ぎ切り2-1で勝利。戦禍の母国に大きな勇気を与えるユーロ本大会進出となった。 パスC決勝のジョージア代表vsギリシャ代表は、0-0で120分の戦いが終了。その後、PK戦を4-2で制したジョージアが本大会行きを決めた。 準決勝でそれぞれルクセンブルク、カザフスタンを破ったジョージアとギリシャの一戦は、ホームのジョージアペースで進んでいく。 左サイドのクワラツヘリアを起点に押し込む形を作り出したジョージアは、そのエースの個人技、セットプレーを軸にチャンスを窺う。幾度かセットプレー流れで厚みのある攻撃を仕掛けたが、前半のうちにゴールをこじ開けるまでには至らなかった。 後半はギリシャがボールの主導権を握って押し返す形となったが、再三のシュートも枠を捉えることができず。試合は完全に膠着状態に。互いに交代カードで流れに変化を加えようとしたが、拮抗した展開のまま0-0のスコアで90分が終了。決着は延長戦に委ねられる。 延長戦の前半ではギリシャがセットプレーからマヴロパノスのクロスバー直撃のヘディングシュートなどでゴールに迫る一方、ジョージアもカウンターから幾度か際どいシーンを作り出す。だが、互いに最後の局面で決め手を欠いた。 そして、本大会行きを懸けた運命のPK戦ではジョージアがミカウタゼ、ギリシャがバカセタスと1人ずつ失敗した中、後攻のギリシャは4人目のギアクマキスが左を狙ったシュートを枠の左に外す。そして、先攻ジョージアは5人目のクベクベスキリがきっちり決め切り、ギリシャとの死闘を制したホームチームが史上初のユーロ本大会出場を成し遂げた。 【パスA決勝】 ウェールズ代表 0-0(PK:4-5) ポーランド代表 【パスB決勝】 ウクライナ代表 2-1 アイスランド代表 【ウクライナ】 ツィガンコフ(後9) ムドリク(後39) 【アイスランド】 アルベルト・グズムンドソン(前30) 【パスC決勝】 ジョージア代表 0-0(PK:4-2) ギリシャ代表 2024.03.27 07:50 Wed
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ユーロ初出場控えるジョージア代表、数少ない欧州5大リーグ組のエースにブレイク兆し…“クヴァラ世代”23歳ミカウタゼ

ユーロ初出場を控えるジョージア代表。欧州最前線でプレーする数少ない1人が、シーズン終盤にきてブレイクの兆しを見せている。 黒海に面した“東欧より東欧”ジョージアは20世紀後半の独立後、欧州サッカーの最前線からかけ離れた存在。しかし、FWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)にGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)…突如として台頭した22〜24歳の“クヴァラ世代”に引っ張られたジョージア代表は、建国以来初の国際舞台、ユーロ2024への出場を勝ち取った。 攻撃の核はもちろん昨季セリエA最優秀選手のクヴァラで、守りの要はママルダシュヴィリ。そこへここ最近、リーグ・アン(フランス1部)のメスに所属する同代表エースFWジョージズ・ミカウタゼ(23)がレベルアップを遂げているのだ。 ミカウタゼはフランス生まれの23歳。メスでプロデビューを飾ったなか、今季からアヤックスへ完全移籍も出番はほぼなく、1月に半年レンタルで古巣へ。昨季のメスはリーグ・ドゥ(フランス2部)だったため、ミカウタゼにとってキャリア初のリーグ・アンとなった。 昨季リーグ・ドゥで37試合23得点のストライカーは、慣れ親しんだメスで今季、リーグ・アン15試合9得点3アシスト。直近2試合はブレストとRCランス相手に2得点ずつで計4得点だ。 昨季の活躍から、すでにジョージア代表でセンターフォワードの定位置を掴んでいたミカウタゼだが、欧州5大リーグやそれに準ずるベルギーやスイス、オーストリアといったリーグでプレーする選手がさほど多くないジョージア代表にとって、ここ最近のミカウタゼは嬉しい限り。 ジョージアの地元紙『Kviri Spalitra』もミカウタゼについて「2試合連続で2ゴール。ジョージア代表のエースが調子を上げている」と題し、ユーロ2024に向けて調子も評価も高まるストライカーを称えている。 2024.04.17 19:00 Wed
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ユーロ初出場のジョージア代表が発表! エースFWクワラツヘリアや守護神GKママルダシュヴィリを選出【ユーロ2024】

ジョージアサッカー連盟(GFF)は22日、ユーロ2024に臨む代表メンバー26名を発表した。 プレーオフを制し、8度目の挑戦でユーロ初出場を成し遂げたジョージア。 ウィリー・サニョル監督は主軸のFWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)やGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)を選出している。 本大会ではポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表が同居するグループFに属している。発表されたメンバーは以下の通り。 ◆ジョージア代表メンバー26名 GK ギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア/スペイン) ルカ・グゲシャシュヴィリ(カラバフ/アゼルバイジャン) ギオルギ・ロリア(ディナモ・トビリシ) DF ギオルギ・グヴェレシアニ(ペルセポリス/イラン) ソロモン・クヴィルクヴェリア(アル・アフドゥードゥ/サウジアラビア) ラシャ・ドヴァリ(APOEL/キプロス) ジェマル・タビーゼ(パネトリコス/ギリシャ) オタル・カカバーゼ(クラコヴィア/ポーランド) グラム・カシア(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) ギオルギ・ゴチョレイシュヴィリ(シャフタール/ウクライナ) ルカ・ロホシヴィリ(クレモネーゼ/イタリア) MF ギオルギ・ツィタイシュヴィリ(ディナモ・バトゥミ) サバ・ロブジャニーゼ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) アンゾール・メクヴァビシュヴィリ(ウニベルシタテア・クライオヴァ/ルーマニア) ジャバ・カンカヴァ(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) レヴァン・シェンゲリア(パネトリコス/ギリシャ) サンドロ・アルトゥナシュヴィリ(ヴォルフスベルガー/オーストリア) オタル・キテイシュヴィリ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア) ニカ・クヴェクヴェスキリ(レフ・ポズナン/ポーランド) ズリコ・ダヴィタシュヴィリ(ボルドー/フランス) ギオルギ・コチョラシュヴィリ(レバンテ/スペイン) ギオルギ・チャクヴェタゼ(ワトフォード/イングランド) FW クヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ/イタリア) ブドゥ・ジヴジヴァーゼ(カールスルーエ/ドイツ) ジョルジュ・ミカウタゼ(メス/フランス) ギオルギ・クヴィリタイア(APOEL/キプロス) 2024.05.23 07:30 Thu
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「とても光栄だった」 バロンドール授賞式参加のクワラツヘリアがメッシとの逸話を明かす! 自身のアイドルやライバルFWにも触れる

ナポリのジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアが、スター選手との秘話や特別な想いについて語った。 スクデットを獲得した昨シーズンとは打って変わり、早くも指揮官交代を行うなど混乱しているナポリで2年目を迎えているクワラツヘリア。現在はユーロ2024予選を戦うジョージア代表に合流しており、16日に行われたスコットランド代表戦では2ゴールを奪う活躍を見せた。 そんなクワラツヘリアは代表合宿中にコメントを残し、ジョージア人ジャーナリストのダチ・ツルツミア記者がSNSでこれを紹介。これまで対戦した中で最も手強い相手には「トレーニング中の(ジョバンニ・)ディ・ロレンツォ」とチームメイトの名前を挙げ、先月30日の2023バロンドール授賞式で会ったFWリオネル・メッシとの逸話も披露した。 「バロンドール授賞式ではメッシが僕の右側に座っていた。コマーシャルによる休憩中はあまり立ったり動き回ったりしないよう注意されていた」 「彼は突然立ち上がって僕の方に向かって来た。何が起こっているのかわからなかったけど、彼は僕の腕を持ち上げて握手してくれた。とても光栄だったし、彼は偉大な人だ」 また、長きにわたりメッシとバロンドールを争ってきたFWクリスティアーノ・ロナウドにも言及。自分にとってのアイドルだと明かした。 「レオ・メッシのような相手がいて、ほぼ毎年彼と同じレベルにいるのはとても難しいことだ。だからこそ僕はいつも彼を崇拝しているんだ。彼はそのプロ意識で多くのことを成し遂げたが、少年時代は厳しい人生を送った。僕にとって彼はアイドルであり、彼のゴールは多くの感動をもたらしてくれた」 セリエAのライバルであり、ポジションも被るミランのFWラファエル・レオンについてもコメント。ある出来事をきっかけに好印象を抱いているようだ。 「サッカー界で彼のような男を見つけるのは難しい。僕が長い間ゴールから遠ざかっていて、ようやくゴールを決めた時、彼は僕に祝福のメッセージをくれた。彼の幸運を祈っているよ。スーパーな人間だ」 2023.11.18 15:46 Sat

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