「チームの本気度を感じた」山形一筋17年目を迎える山田拓巳が語るJ1への想い…10年ぶりの昇格への覚悟「どんな形でも勝ち点を取るサッカーを見せたい」
2024.02.23 20:00 Fri
いよいよ開幕を迎える明治安田J2リーグ。年々チーム間の実力差がなくなり、J1への昇格争いが熾烈を極めている。
3枚しかないJ1への切符を争う戦い。その中での注目は10年ぶりのJ1昇格を目指すモンテディオ山形。2年連続で最終節でのプレーオフ行きを決め、ここ数シーズンはあと一歩のところまで来ている中、悔しさを味わっている。
渡邉晋監督が率いて2年目。J2優勝を目標に掲げ、選手も各クラブの主力級を獲得した中、クラブ一筋17年目を迎えるDF山田拓巳が、その想いを語った。
「チームの本気度を感じた」
ーここまでキャンプをやってきた中での仕上がりはいかがですか?
ー3回に分かれて行われたキャンプ。それぞれの差はありますか?
「一次キャンプから、比較的実戦形式が多かったというか、上げるペースは例年より早かったです。今シーズン掲げている目標が高いので、序盤から良いトレーニングができていましたし、三次キャンプでは対外試合が増えて来た中でも、トレーニングから強度は高いですけど、まだまだ上げている段階だと感じています」
「シーズン通してもそうだと思いますが、とにかく日々成長するためには調整というよりも、レベルアップするトレーニングはナベさん(渡邉晋監督)をはじめスタッフも感じていると思います。緊張感は開幕が近づいて少しずつ出てきていますが、良い強度の激しいトレーニングが積めていると思います」
ー昨シーズン途中から指揮を執る渡邉晋監督のキャンプは初めてだと思いますが、シーズン中との違いはありますか?
「シーズン途中からの指揮ということで、ナベさんも気を遣いながらというか、そういった状況ではなかったのですが、前任のピーター(・クラモフスキー)が残してくれていったものも含めて、ちょっとずつアクセントを入れていった感じだと思います」
「ただ、今年は最初からということで、キャンプ中もミーティングを毎日のようにしていますし、細かいところにこだわって、今日はこういう意図でトレーニングをするということを練習前に言葉や映像を使って伝えてくれて、それから練習に入るという流れがほとんど毎日です」
「頭の中もしっかり整理して、細かいことにこだわってやろうという意図を感じますし、ここまでミーティングをしながらのキャンプは初めてで、ナベさんやチームの本気度を感じます」
ー試合が続いていく中で、シーズン中はそこまで細かくは落とし込んだりはできなかったでしょうか?
「シーズン中でも少しずつアクセントを加えていったり、特に失点が多かったので守備に時間を割いたり、攻撃の部分も相手を見て、その都度話をしてくれたり、練習を含めて試合前もやっていました」
「少しずつ、ナベさんの色は出していたと思いますが、より今年はナベさん自身が伝えたいことやりたいことを遠慮なく伝えて、時間を割いてやろうとしてくれているので、自分たちもそういう風に前向きにトライして、最終的には色々なものを提示してもらった中で、自分たちがやれることを増やして、最後にやるのは自分たちなのでピッチで色々なバリエーションを感じながら相手によって出したいです」
「やっていないことも含めてピッチの中で出す必要はあると思いますが、自立したことをピッチでやらないといけないなと去年までも感じていましたし、それが問われると思います」
ー今年も多くの選手が加入しました。特に同じサイドで関係を築くことになる選手が多いですが、関係性はいかがでしょうか?
「サイドは特に激戦区だと思いますし、自分たちのサッカーでも肝になるポイントであるポジションであることは間違いないので、チームとして懸けているのも補強を見て感じました」
「J1昇格、J2優勝を掲げる上では、これぐらいのタレント、戦力は間違いなく必要になるとも感じていました。今まで対戦したことある選手がほとんどで、それぞれ個性があって、対峙してきて嫌でしたし、良い選手だなと感じていた選手ばかりです」
「チームメイトになったら、多少色は違いますが、期待通り力のある選手で、それぞれの選手の特徴を僕も把握しているつもりですし、大枠チームとしてのスタイルがあるので大きな変わりはないですが、ちょっとずつ微調整は必要で、組むときの選手によって変えたほうが良いかなと考えています」
「周りの選手を生かすこともそうですが、僕も生かしてもらえるように特徴を知ってもらいたいので、お互いに遠慮なく攻撃・守備に関して話したり、伝えたりしています。彼らには攻撃の部分で色を出して欲しいということはあるので、なるべく守備で負担をかけないようなポジション取りや声掛けをしています」
周囲の熱量は「比べ物にならないぐらい変わっている」
ー昨シーズンは最終節で逆転の昇格プレーオフ行き。2022年も最終節にホームでプレーオフ行きを決めました。ファン・サポーターが持っている力はどう感じていますか?
「例年少しずつというか、山形のサポーターの数ももちろん増えていますが、数だけじゃなく熱量なども年々強くなってきていて、迫力も凄く出てきているなと選手みんなが感じています」
「ホームもですが、アウェイに駆けつけてくれているファン・サポーターの数も結構驚いています。関東圏内ではホームチームにも負けない、ほぼほぼジャックしているんじゃないかなというほどの迫力ある応援をいただいていて、アウェイのチケットがほぼ完売で足りないぐらいの数が駆けつけてくれているので、毎試合力をもらっています」
「そういった意味では、ホームも欲を言えばもっともっと来てくれるんじゃないか、さらに今年は期待しています。スタジアムをもっと埋めてくれるのかなと」
「今のレベルではもう一歩、もう二歩まで来ているけど越えられないのは僕たち選手たちの力不足ですけど、それを越えるためにはファン・サポーターの声援は間違いなく今まで以上に必要になってくると思います」
「肝のところ、最後のギリギリのところで自分たちに勝利を手繰り寄せてくれるという声援をくれているのは紛れもない事実なので、ホームの皆さんのパワーは間違いなく力になっているので、それを存分に生かして、もっともっとシーズン序盤から勝ち星を増やせるようにトレーニングをしっかり積んでおきたいですね」
ー山形一筋で17年目のシーズンを迎えますが、入団当初と比べてファン・サポーターの熱量の変化は感じられますか?
「比べ物にならないぐらい変わっているんじゃないですかね。J1の時は相手チームの応援や、J1だから普段来ない人も含めて人数的には多かったかもしれないですけど、ここ数年J2が続いている中ではホームの平均入場者数も増えてきていますし、それは間違いなく会社の人たちの努力のおかげで、今の自分たちのサッカーに面白いとか楽しいと思ってくれる人が増えているからだと思います」
「僕が入った頃とは間違いなくクラブの規模、スタジアムの雰囲気は全く違うので、ほぼJ1仕様になっているというか、環境、規模、雰囲気含めて、J1に行かなきゃいけない状況になっていると思います」
「そういった環境で日々試合ができているということが、僕たちには良いことですし、ありがたいことですが、普通じゃないということを感じなければいけないですし、危機感を持ってやらなければいけないと思います」
「いい加減自分たちが結果を出して、J1に上がって、山形で熱量が上がっている雰囲気をもう1つ加速させるために、結果を出す必要があると思います」
ー熱量という点では、昨シーズンの最終節で同点に追いつけてからの雰囲気は凄まじいものがありました
「最終戦はスタンドの上からファン・サポーターと同じ目線で見ていましたけど、なんだか勝てそうな雰囲気に自然となりましたし、アウェイでのいわき戦(第41節)もそうでしたけど、同点になってから逆転できそうだという雰囲気でした」
「ホーム最終戦も時間が経つにつれて、どうかなと思うこともありましたけど、同点になった瞬間から行ける気しかしなかったので、その雰囲気を作ってくれるのは心強いファン・サポーターたちで、今年もその力ありきではいけないですが、その雰囲気を作ってくれていることは物凄く大きいです」
「アウェイでその雰囲気に飲み込まれて負けることは何回も経験しているので、そういう相手にとっての嫌な空気はどんどん作っていただきたいです」
3枚しかないJ1への切符を争う戦い。その中での注目は10年ぶりのJ1昇格を目指すモンテディオ山形。2年連続で最終節でのプレーオフ行きを決め、ここ数シーズンはあと一歩のところまで来ている中、悔しさを味わっている。
渡邉晋監督が率いて2年目。J2優勝を目標に掲げ、選手も各クラブの主力級を獲得した中、クラブ一筋17年目を迎えるDF山田拓巳が、その想いを語った。
ーここまでキャンプをやってきた中での仕上がりはいかがですか?
「順調に個人としても、チームとしても、今年も結構選手が変わりましたけど、違和感なくというか、日に日に連係も高まっていて、チームとしても良くなってきている感触はあります」
ー3回に分かれて行われたキャンプ。それぞれの差はありますか?
「一次キャンプから、比較的実戦形式が多かったというか、上げるペースは例年より早かったです。今シーズン掲げている目標が高いので、序盤から良いトレーニングができていましたし、三次キャンプでは対外試合が増えて来た中でも、トレーニングから強度は高いですけど、まだまだ上げている段階だと感じています」
「シーズン通してもそうだと思いますが、とにかく日々成長するためには調整というよりも、レベルアップするトレーニングはナベさん(渡邉晋監督)をはじめスタッフも感じていると思います。緊張感は開幕が近づいて少しずつ出てきていますが、良い強度の激しいトレーニングが積めていると思います」
ー昨シーズン途中から指揮を執る渡邉晋監督のキャンプは初めてだと思いますが、シーズン中との違いはありますか?
「シーズン途中からの指揮ということで、ナベさんも気を遣いながらというか、そういった状況ではなかったのですが、前任のピーター(・クラモフスキー)が残してくれていったものも含めて、ちょっとずつアクセントを入れていった感じだと思います」
「ただ、今年は最初からということで、キャンプ中もミーティングを毎日のようにしていますし、細かいところにこだわって、今日はこういう意図でトレーニングをするということを練習前に言葉や映像を使って伝えてくれて、それから練習に入るという流れがほとんど毎日です」
「頭の中もしっかり整理して、細かいことにこだわってやろうという意図を感じますし、ここまでミーティングをしながらのキャンプは初めてで、ナベさんやチームの本気度を感じます」
ー試合が続いていく中で、シーズン中はそこまで細かくは落とし込んだりはできなかったでしょうか?
「シーズン中でも少しずつアクセントを加えていったり、特に失点が多かったので守備に時間を割いたり、攻撃の部分も相手を見て、その都度話をしてくれたり、練習を含めて試合前もやっていました」
「少しずつ、ナベさんの色は出していたと思いますが、より今年はナベさん自身が伝えたいことやりたいことを遠慮なく伝えて、時間を割いてやろうとしてくれているので、自分たちもそういう風に前向きにトライして、最終的には色々なものを提示してもらった中で、自分たちがやれることを増やして、最後にやるのは自分たちなのでピッチで色々なバリエーションを感じながら相手によって出したいです」
「やっていないことも含めてピッチの中で出す必要はあると思いますが、自立したことをピッチでやらないといけないなと去年までも感じていましたし、それが問われると思います」
ー今年も多くの選手が加入しました。特に同じサイドで関係を築くことになる選手が多いですが、関係性はいかがでしょうか?
「サイドは特に激戦区だと思いますし、自分たちのサッカーでも肝になるポイントであるポジションであることは間違いないので、チームとして懸けているのも補強を見て感じました」
「J1昇格、J2優勝を掲げる上では、これぐらいのタレント、戦力は間違いなく必要になるとも感じていました。今まで対戦したことある選手がほとんどで、それぞれ個性があって、対峙してきて嫌でしたし、良い選手だなと感じていた選手ばかりです」
「チームメイトになったら、多少色は違いますが、期待通り力のある選手で、それぞれの選手の特徴を僕も把握しているつもりですし、大枠チームとしてのスタイルがあるので大きな変わりはないですが、ちょっとずつ微調整は必要で、組むときの選手によって変えたほうが良いかなと考えています」
「周りの選手を生かすこともそうですが、僕も生かしてもらえるように特徴を知ってもらいたいので、お互いに遠慮なく攻撃・守備に関して話したり、伝えたりしています。彼らには攻撃の部分で色を出して欲しいということはあるので、なるべく守備で負担をかけないようなポジション取りや声掛けをしています」
周囲の熱量は「比べ物にならないぐらい変わっている」
ー昨シーズンは最終節で逆転の昇格プレーオフ行き。2022年も最終節にホームでプレーオフ行きを決めました。ファン・サポーターが持っている力はどう感じていますか?
「例年少しずつというか、山形のサポーターの数ももちろん増えていますが、数だけじゃなく熱量なども年々強くなってきていて、迫力も凄く出てきているなと選手みんなが感じています」
「ホームもですが、アウェイに駆けつけてくれているファン・サポーターの数も結構驚いています。関東圏内ではホームチームにも負けない、ほぼほぼジャックしているんじゃないかなというほどの迫力ある応援をいただいていて、アウェイのチケットがほぼ完売で足りないぐらいの数が駆けつけてくれているので、毎試合力をもらっています」
「そういった意味では、ホームも欲を言えばもっともっと来てくれるんじゃないか、さらに今年は期待しています。スタジアムをもっと埋めてくれるのかなと」
「今のレベルではもう一歩、もう二歩まで来ているけど越えられないのは僕たち選手たちの力不足ですけど、それを越えるためにはファン・サポーターの声援は間違いなく今まで以上に必要になってくると思います」
「肝のところ、最後のギリギリのところで自分たちに勝利を手繰り寄せてくれるという声援をくれているのは紛れもない事実なので、ホームの皆さんのパワーは間違いなく力になっているので、それを存分に生かして、もっともっとシーズン序盤から勝ち星を増やせるようにトレーニングをしっかり積んでおきたいですね」
ー山形一筋で17年目のシーズンを迎えますが、入団当初と比べてファン・サポーターの熱量の変化は感じられますか?
「比べ物にならないぐらい変わっているんじゃないですかね。J1の時は相手チームの応援や、J1だから普段来ない人も含めて人数的には多かったかもしれないですけど、ここ数年J2が続いている中ではホームの平均入場者数も増えてきていますし、それは間違いなく会社の人たちの努力のおかげで、今の自分たちのサッカーに面白いとか楽しいと思ってくれる人が増えているからだと思います」
「僕が入った頃とは間違いなくクラブの規模、スタジアムの雰囲気は全く違うので、ほぼJ1仕様になっているというか、環境、規模、雰囲気含めて、J1に行かなきゃいけない状況になっていると思います」
「そういった環境で日々試合ができているということが、僕たちには良いことですし、ありがたいことですが、普通じゃないということを感じなければいけないですし、危機感を持ってやらなければいけないと思います」
「いい加減自分たちが結果を出して、J1に上がって、山形で熱量が上がっている雰囲気をもう1つ加速させるために、結果を出す必要があると思います」
ー熱量という点では、昨シーズンの最終節で同点に追いつけてからの雰囲気は凄まじいものがありました
「最終戦はスタンドの上からファン・サポーターと同じ目線で見ていましたけど、なんだか勝てそうな雰囲気に自然となりましたし、アウェイでのいわき戦(第41節)もそうでしたけど、同点になってから逆転できそうだという雰囲気でした」
「ホーム最終戦も時間が経つにつれて、どうかなと思うこともありましたけど、同点になった瞬間から行ける気しかしなかったので、その雰囲気を作ってくれるのは心強いファン・サポーターたちで、今年もその力ありきではいけないですが、その雰囲気を作ってくれていることは物凄く大きいです」
「アウェイでその雰囲気に飲み込まれて負けることは何回も経験しているので、そういう相手にとっての嫌な空気はどんどん作っていただきたいです」
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「チームの本気度を感じた」山形一筋17年目を迎える山田拓巳が語るJ1への想い…10年ぶりの昇格への覚悟「どんな形でも勝ち点を取るサッカーを見せたい」
いよいよ開幕を迎える明治安田J2リーグ。年々チーム間の実力差がなくなり、J1への昇格争いが熾烈を極めている。 3枚しかないJ1への切符を争う戦い。その中での注目は10年ぶりのJ1昇格を目指すモンテディオ山形。2年連続で最終節でのプレーオフ行きを決め、ここ数シーズンはあと一歩のところまで来ている中、悔しさを味わっている。 渡邉晋監督が率いて2年目。J2優勝を目標に掲げ、選手も各クラブの主力級を獲得した中、クラブ一筋17年目を迎えるDF山田拓巳が、その想いを語った。 <span class="paragraph-subtitle">「チームの本気度を感じた」</span> <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ーここまでキャンプをやってきた中での仕上がりはいかがですか?</span> 「順調に個人としても、チームとしても、今年も結構選手が変わりましたけど、違和感なくというか、日に日に連係も高まっていて、チームとしても良くなってきている感触はあります」 <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー3回に分かれて行われたキャンプ。それぞれの差はありますか?</span> 「一次キャンプから、比較的実戦形式が多かったというか、上げるペースは例年より早かったです。今シーズン掲げている目標が高いので、序盤から良いトレーニングができていましたし、三次キャンプでは対外試合が増えて来た中でも、トレーニングから強度は高いですけど、まだまだ上げている段階だと感じています」 「シーズン通してもそうだと思いますが、とにかく日々成長するためには調整というよりも、レベルアップするトレーニングはナベさん(渡邉晋監督)をはじめスタッフも感じていると思います。緊張感は開幕が近づいて少しずつ出てきていますが、良い強度の激しいトレーニングが積めていると思います」 <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー昨シーズン途中から指揮を執る渡邉晋監督のキャンプは初めてだと思いますが、シーズン中との違いはありますか?</span> 「シーズン途中からの指揮ということで、ナベさんも気を遣いながらというか、そういった状況ではなかったのですが、前任のピーター(・クラモフスキー)が残してくれていったものも含めて、ちょっとずつアクセントを入れていった感じだと思います」 「ただ、今年は最初からということで、キャンプ中もミーティングを毎日のようにしていますし、細かいところにこだわって、今日はこういう意図でトレーニングをするということを練習前に言葉や映像を使って伝えてくれて、それから練習に入るという流れがほとんど毎日です」 「頭の中もしっかり整理して、細かいことにこだわってやろうという意図を感じますし、ここまでミーティングをしながらのキャンプは初めてで、ナベさんやチームの本気度を感じます」 <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー試合が続いていく中で、シーズン中はそこまで細かくは落とし込んだりはできなかったでしょうか?</span> 「シーズン中でも少しずつアクセントを加えていったり、特に失点が多かったので守備に時間を割いたり、攻撃の部分も相手を見て、その都度話をしてくれたり、練習を含めて試合前もやっていました」 「少しずつ、ナベさんの色は出していたと思いますが、より今年はナベさん自身が伝えたいことやりたいことを遠慮なく伝えて、時間を割いてやろうとしてくれているので、自分たちもそういう風に前向きにトライして、最終的には色々なものを提示してもらった中で、自分たちがやれることを増やして、最後にやるのは自分たちなのでピッチで色々なバリエーションを感じながら相手によって出したいです」 「やっていないことも含めてピッチの中で出す必要はあると思いますが、自立したことをピッチでやらないといけないなと去年までも感じていましたし、それが問われると思います」 <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー今年も多くの選手が加入しました。特に同じサイドで関係を築くことになる選手が多いですが、関係性はいかがでしょうか?</span> 「サイドは特に激戦区だと思いますし、自分たちのサッカーでも肝になるポイントであるポジションであることは間違いないので、チームとして懸けているのも補強を見て感じました」 「J1昇格、J2優勝を掲げる上では、これぐらいのタレント、戦力は間違いなく必要になるとも感じていました。今まで対戦したことある選手がほとんどで、それぞれ個性があって、対峙してきて嫌でしたし、良い選手だなと感じていた選手ばかりです」 「チームメイトになったら、多少色は違いますが、期待通り力のある選手で、それぞれの選手の特徴を僕も把握しているつもりですし、大枠チームとしてのスタイルがあるので大きな変わりはないですが、ちょっとずつ微調整は必要で、組むときの選手によって変えたほうが良いかなと考えています」 「周りの選手を生かすこともそうですが、僕も生かしてもらえるように特徴を知ってもらいたいので、お互いに遠慮なく攻撃・守備に関して話したり、伝えたりしています。彼らには攻撃の部分で色を出して欲しいということはあるので、なるべく守備で負担をかけないようなポジション取りや声掛けをしています」 <span class="paragraph-subtitle">周囲の熱量は「比べ物にならないぐらい変わっている」</span> <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー昨シーズンは最終節で逆転の昇格プレーオフ行き。2022年も最終節にホームでプレーオフ行きを決めました。ファン・サポーターが持っている力はどう感じていますか?</span> 「例年少しずつというか、山形のサポーターの数ももちろん増えていますが、数だけじゃなく熱量なども年々強くなってきていて、迫力も凄く出てきているなと選手みんなが感じています」 「ホームもですが、アウェイに駆けつけてくれているファン・サポーターの数も結構驚いています。関東圏内ではホームチームにも負けない、ほぼほぼジャックしているんじゃないかなというほどの迫力ある応援をいただいていて、アウェイのチケットがほぼ完売で足りないぐらいの数が駆けつけてくれているので、毎試合力をもらっています」 「そういった意味では、ホームも欲を言えばもっともっと来てくれるんじゃないか、さらに今年は期待しています。スタジアムをもっと埋めてくれるのかなと」 「今のレベルではもう一歩、もう二歩まで来ているけど越えられないのは僕たち選手たちの力不足ですけど、それを越えるためにはファン・サポーターの声援は間違いなく今まで以上に必要になってくると思います」 「肝のところ、最後のギリギリのところで自分たちに勝利を手繰り寄せてくれるという声援をくれているのは紛れもない事実なので、ホームの皆さんのパワーは間違いなく力になっているので、それを存分に生かして、もっともっとシーズン序盤から勝ち星を増やせるようにトレーニングをしっかり積んでおきたいですね」 <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー山形一筋で17年目のシーズンを迎えますが、入団当初と比べてファン・サポーターの熱量の変化は感じられますか?</span> 「比べ物にならないぐらい変わっているんじゃないですかね。J1の時は相手チームの応援や、J1だから普段来ない人も含めて人数的には多かったかもしれないですけど、ここ数年J2が続いている中ではホームの平均入場者数も増えてきていますし、それは間違いなく会社の人たちの努力のおかげで、今の自分たちのサッカーに面白いとか楽しいと思ってくれる人が増えているからだと思います」 「僕が入った頃とは間違いなくクラブの規模、スタジアムの雰囲気は全く違うので、ほぼJ1仕様になっているというか、環境、規模、雰囲気含めて、J1に行かなきゃいけない状況になっていると思います」 「そういった環境で日々試合ができているということが、僕たちには良いことですし、ありがたいことですが、普通じゃないということを感じなければいけないですし、危機感を持ってやらなければいけないと思います」 「いい加減自分たちが結果を出して、J1に上がって、山形で熱量が上がっている雰囲気をもう1つ加速させるために、結果を出す必要があると思います」 <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー熱量という点では、昨シーズンの最終節で同点に追いつけてからの雰囲気は凄まじいものがありました</span> 「最終戦はスタンドの上からファン・サポーターと同じ目線で見ていましたけど、なんだか勝てそうな雰囲気に自然となりましたし、アウェイでのいわき戦(第41節)もそうでしたけど、同点になってから逆転できそうだという雰囲気でした」 「ホーム最終戦も時間が経つにつれて、どうかなと思うこともありましたけど、同点になった瞬間から行ける気しかしなかったので、その雰囲気を作ってくれるのは心強いファン・サポーターたちで、今年もその力ありきではいけないですが、その雰囲気を作ってくれていることは物凄く大きいです」 「アウェイでその雰囲気に飲み込まれて負けることは何回も経験しているので、そういう相手にとっての嫌な空気はどんどん作っていただきたいです」 <span class="paragraph-title">「どんなに泥臭くても良いので勝ち点3を取る」</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/montedio20240223_yamada_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;">©︎MONTEDIO YAMAGATA<hr></div> <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー開幕戦は昨シーズンも昇格を争ったジェフユナイテッド千葉とアウェイで対戦します</span> 「申し分ない相手だと思いますし、ジェフさんも今年にかける思いは物凄く強いと思うので、開幕戦からタフで相当厳しい試合になるなと思います」 「最初は千葉、栃木、横浜FCとアウェイが続きますが、開幕3連戦は特に大事で、自分たちの目標から考えたら間違いなく落とせない試合になります。直接昇格争いをしそうな相手でもありますし、毎試合タフになると思いますが、強いチームになる必要があります」 「アウェイでの開幕戦でスタジアムの雰囲気を考えたら、ジェフさんもエネルギーを持ってくると思いますし、自分たちがやろうとしていることがどれだけ出せるかはやってみないと分からないですが、仮に自分たちの思うような展開にならなかったり、厳しい試合展開になったとしても、どんな内容であれ勝たなければいけない相手だと思います」 「内容ももちろん大事ですが、どんなに泥臭くても良いので勝ち点3を取ること、取り続けていくことが自分たちに自信を持たせてくれますし、相手もより嫌だな、強いんだなと印象づけられるので、そうなれば伸び伸びやることもできると思います」 「なんとなく良いサッカーしているけど勝てないというのは全く意味がなく、目標に届かないので、開幕戦から勝利にこだわって、どんな形でも勝ち点を取るサッカーを見せたいと思います」 <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ーホームの開幕ゲームもヴァンフォーレ甲府と昨シーズン最後まで昇格を争った相手。開幕から重要な試合が続きます</span> 「毎試合落とせない試合が続きます。相手もここ数年の山形を分かってきていて、スタイルも把握されているので、いろいろな対策をされることが多く、思い通りに行かなかったり、想像以上に難しい試合になることが多いです。今年もそういう試合が増えるかなと予想して準備しなければいけないと思います」 「僕たちは王様のサッカーをするチームではなく、チャレンジャーとして立ち向かっていくべきですが、どんな対策をされようが、自分たちから崩れることなく、辛抱強く戦うことが物凄く大事だと思います」 「点が取れなくても点を取らせないように試合を進めたり、自分たちの形が作れなくても焦れずに戦ってなんとか1点を取るとか。セットプレーを含めて大事になると思いますし、点を毎試合取って勝ち切る。負けそうな試合であれば、最低でも勝ち点1を拾うということを続けていかないと優勝には届かないので、粘り強さは開幕から必要になる大きなポイントになると思います」 <span class="paragraph-subtitle">「粘り強く戦って目標を達成したい」</span> <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー昨シーズンは出場機会が減りましたが、4年ぶりにゴールも奪いました。今シーズンのご自身についてはいかがでしょうか</span> 「自分の良さはアグレッシブな部分だと思うので、攻守にわたってとにかくアグレッシブにやり続けることが大前提で、今年も何も変わりないですし、そうした部分でチームにも勢いを与えるプレーというのを常に心がけています」 「その中でも細部にこだわって、細かい技術も必要ですし、そういうところが上がらないと試合にも出続けることが難しいこともわかっているので、課題を克服して向き合いながらですけど、出番が来る時に何が求められているかはわかっているので、チームに必要なプレー、勢いを与えられるプレーをどんどん出して、チームが前向きなエネルギーが出ているシーンを作っていきたいです」 「去年も1点しか取れなかったですけど、サイドバックでも得点が取れるポジションに行けるスタイルでもあるので、可能性のあるところに積極的に顔を出して、しっかり仕留められる、得点に絡めるような仕事ができるようにしたいです」 <span style="font-weight:800;color:#1a1b7d;">ー山形としてJ1を知るのは山田選手だけ。改めて、昇格を目指す今シーズンに懸ける想いをお聞かせください</span> 「物凄く目標、ハードルは高いと思います。それは間違いなく、どのチームも力の差がなく、レベルもどんどん上がってきているので、どこかのチームが突き抜けてJ2優勝するとか、J1昇格に向けてどこかが前半戦からダントツで抜けるという感じでもないと思います」 「本当に毎試合毎試合が100%の状態、フルパワーで戦ってもどうなるか分からないという試合が続くと思いますが、目標を達成するには、チーム全員で、どんな状況に置かれている選手でも常に100%の準備をして、出番が来た時にしっかり力を発揮できるような準備をし続けられる集団にならないとチームとしての力も上がりません」 「数少ない人数だけでは間違いなく戦っていけないので、今いる31人全員の力で、日々良いトレーニングをして、良い競争をして、その中で選ばれた選手が自信を持ってピッチでやってきていることを表現できれば、目標に近づくと思います」 「ケガやアクシデントを含めて、1年間全員が元気でやっていくことは難しいと思いますが、出番が来た時にそれぞれが仕事をしっかりできる準備ができている集団であれば、どんな状況になろうとブレずに、崩れずに戦っていけると思うので、1人1人の覚悟、日頃の準備が問われると思います」 「選手僕たちは常に高い緊張感の中で1年間過ごしていくべきで、僕たちには頼もしいファン・サポーターがたくさんいるので、周りの力も借りながら、粘り強く戦ってなんとか目標を達成したいと思います」 取材・文:菅野剛史 2024.02.23 20:00 Fri4
山形がクラブ一筋17年目を迎えるDF山田拓巳と契約更新「笑って終われる最高のシーズンに」
モンテディオ山形は9日、DF山田拓巳(34)との契約更新を発表した。 山田は市立船橋高校から2008年に山形に加入。クラブ一筋で、16年目を迎えていた。 2023シーズンは明治安田生命J2リーグで17試合1得点を記録。天皇杯で2試合に出場していた。 山形で17年目を迎える山田はクラブを通じてコメントしている。 「明けましておめでとうございます。まず初めに能登半島の地震、そして羽田空港での事故等で被災された方、お亡くなりになられた方、その家族や関係者の方に心よりお見舞い申し上げます。地震に関しては、まだまだ予断を許さない状況が続いていますが1日も早い復興をお祈り申し上げます」 「私事ですが今シーズンも山形でプレーさせていただける事になりました。チームの目標は何も言わなくてもみんなが分かっているくらい明確だと思います。1人1人がどんな状況になろうと常に最大限のパワーを発揮しながらシーズンを過ごしていき、最後に皆さんと笑って終われる最高のシーズンに出来る様に戦っていきます。今年も1年間熱いサポートよろしくお願いします」 2024.01.09 10:20 Tue5
岩手が先行も山形が追い付いてドロー、"奥州合戦"は3発ずつの打ち合いで痛み分けに【明治安田J2第16節】
15日、明治安田生命J2リーグ第16節のいわてグルージャ盛岡vsモンテディオ山形がいわぎんスタジアムで行われ、雨中の"奥州合戦"は3-3の引き分けに終わった。 21位の岩手は12日の東京ヴェルディとのアウェイ戦で、2点を先行されながらも終盤に猛攻を仕掛けてドローに。対する山形は水戸ホーリーホックのホームへ乗り込み、自陣ボックス内でのミスから決勝点を献上した。 このゲームも両者の日曜の明暗が合致した。自陣から組み立てを試みる山形に対し、岩手が前線から圧を掛けて主導権を掌握すると、8分にはオタボーのシュートがクロスバーを叩き、12分にはCKから波状攻撃を展開。流れのままに13分に先制点を挙げる。 3バックの右を務めた小野田将人が右サイドでボールを持つと、2本のワンツーを駆使してスルスルとボックス右まで侵入。スライディングにきた河合秀人をかわして左足を振り抜き、ゴール左へ見事な一撃を突き刺した。 2020年には山形に在籍していた小野田。当時は得点がなかったが、古巣のネットを揺らしたことでJ1、J2、J3のすべてのカテゴリーでゴールを記録することとなった(J1:2019年湘南ベルマーレ、J3:2021年岩手)。 リードを得て迎えた後半も岩手ペースで入ったものの、山形も引かずにゲームは打ち合いの様相を呈する。山形は河合のスルーパスから背後を取った横山塁がボックス右で南拓都に倒されてPKを獲得。これを横山が自ら右隅に沈め、52分に試合を振り出しに戻した。 対する岩手はその2分後、中盤で連動したプレスを掛け続け、山形に連続でのバックパスを強いると、山田拓巳からGK後藤雅明へのパスが短くなったところへ奥山洋平が猛スプリント。飛び出してきたGKの頭上を越す技ありのループを沈めて勝ち越しに成功した。 秋田豊監督は積極的な交代策を駆使し、58分、59分で4枚のカードを切る。足を止めるなとのメッセージを送り込むと、67分に追加点を奪取。前からはめ込んで石井圭太が中盤でのルーズボール争いを制し、縦に速い攻撃を仕掛けて弓削翼が浮き球のパスを背後へ送ると、こぼれ球を拾った途中出場のブレンネルがペナルティアーク内から左足を一閃。シュートはDFに当たって大きく浮き上がり、GKの頭上を越えてゴールへと吸い込まれた。 それでも折れない山形は68分、左サイドから松本怜大が上げた低いクロスを山田康太が左足ボレーで合わせて1点を返す。後半のアディショナルタイムまで反撃を続けたアウェイチームの猛攻は93分に結実。前線に人数を割いて波状攻撃を仕掛けると、ボックス右からの新垣貴之の折り返しをデラトーレが蹴り込んで再び同点に。 その後も山形が攻め続けたものの、次の1点は生まれぬままタイムアップ。両者勝ち点「1」を分け合う結果となった。 いわてグルージャ盛岡 3-3 モンテディオ山形 【岩手】 小野田将人(前13) 奥山洋平(後9) ブレンネル(後22) 【山形】 横山塁(後7) 山田康太(後23) デラトーレ(後45+3) ◆第16節 ▽6/15(水) いわてグルージャ盛岡 3-3 モンテディオ山形 ▽5/15(日) <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ベガルタ仙台 4</span>-1 ツエーゲン金沢 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">FC町田ゼルビア 2</span>-1 アルビレックス新潟 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">横浜FC 2</span>-1 徳島ヴォルティス ファジアーノ岡山 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 ザスパクサツ群馬</span> ジェフユナイテッド千葉 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 ブラウブリッツ秋田</span> ▽5/14(土) ヴァンフォーレ甲府 1-1 レノファ山口FC V・ファーレン長崎 0-0 大宮アルディージャ 大分トリニータ 1-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">2 ロアッソ熊本</span> 東京ヴェルディ 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">2 水戸ホーリーホック</span> <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">FC琉球 1</span>-0 栃木SC 2022.06.15 20:08 Wedモンテディオ山形の人気記事ランキング
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J1昇格POで一発退場の山形DF川井歩、暴行と判断され来季開幕3試合出場停止&罰金15万円
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1日、J1昇格プレーオフ準決勝のモンテディオ山形vsファジアーノ岡山がNDソフトスタジアム山形で行われ、0-3で岡山が勝利を収めた。 3年連続最終節でプレーオフ行きを決めた山形と、クラブ史上初のJ1昇格を目指し2年ぶりのプレーオフに臨む岡山。両者は2022年のJ1参入プレーオフで対戦し、山形が0-3で勝利を収めていた過去がある。 今シーズンのリーグ戦では2分けという両者。決着を付ける戦いになる大事な一戦は、慎重な試合の入りとなる。 最初の決定機は岡山。15分、ボックス内左でパスを受けた田部井涼がマイナスのクロス。これを岩渕弘人が滑り込みながらシュートを放つと、枠をとらえたもののGK後藤雅明が右足でなんとかセーブする。 岡山が押し込んでいく中、23分にも岡山が決定機。右からの本山遥のクロスを木村太哉がヘッドで合わせるが、GK後藤が横っ飛び一発でセーブする。 GK後藤の奮闘が目立つ山形。勝つしか先に進めない岡山は先にスコアを動かす。31分、左サイドからの浮き球を一美和成が収めると、右サイドにパス。ボックス内右で受けた本山が落ち着いて流し込み、アウェイの岡山が先制する。 押し込み続けていた岡山が先手を奪う展開となった中、最低でも1点が必要な山形だったが、岡山が34分に追加点。左CKからボックス内で混戦となると、木村太哉が豪快に放ったシュートが岩渕のヒザに当たってコースが変わり、一気にリードを2点とする。 ビハインドになる山形だが、なかなかギアが上がらない。さらに追いつきたいなかでディサロ燦シルヴァーノが41分に足を痛めるもプレー続行。しかし、42分に突然ピッチに座り込んでしまう事態に。プレー続行不可能となり、スタッフに肩を借りながらピッチを後にし、44分に高橋潤哉と交代する。 前半はアウェイの岡山が2点をリードした中、山形はハーフタイムに山田拓巳、イサカ・ゼインを下げて岡本一真、氣田亮真を投入した。 追いつくためになんとか反撃したい山形だったが、55分にアクシデント。木村と川井歩が競り合いながら倒された川井は足を上げる報復行為。木村にイエローカード、川井にはレッドカードが提示され、山形は1人少ない状況となってしまう。 それでも数的不利となった山形は積極的にプレーを進めていくことに。2点取らなければまたもJ1への道が閉ざされてしまう。66分にはボックス内で高橋がチャンスを迎えるが、シュートは打てない。 岡山はボールを持てば時間をうまく使っていき、無理なプレーを選択せず。山形は奪ってはボールをしっかり繋いでゴールに向かっていくが、決定機は迎えられない。 山形は選手を代えて攻撃に活路を見出すも、岡山の堅い守備をなかなか打ち破れず。決定機すらほとんど作れない状況のなか、岡山はしカウンターで山形ゴールに迫っていく。 すると岡山はビルドアップから藤田息吹がドリブルで持ち出しスルーパス。木村がGKまでかわして蹴り込みゴール。決定的な3点目を奪った。 山形は最後まで諦めない姿勢を見せたが決定機を作れず0-3で敗戦。岡山は2年前の参入プレーオフのリベンジをアウェイで果たし、決勝ではV・ファーレン長崎を下した6位のベガルタ仙台とホームで対戦する。 モンテディオ山形 0-3 ファジアーノ岡山 【岡山】 本山遥(前31) 岩渕弘人(前34) 木村太哉(後39) <span class="paragraph-title">【動画】下剋上へ!岡山MF本山遥の貴重な先制決勝弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>先制点が持つ意味は大きい<br>\<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E5%B2%A1%E5%B1%B1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#山形岡山</a> <a href="https://t.co/Xw1d9wSDf8">pic.twitter.com/Xw1d9wSDf8</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1863095371758481694?ref_src=twsrc%5Etfw">December 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.01 16:03 Sun3
【J1昇格POプレビュー|準決勝:山形vs岡山】3度目の正直か、2年前のリベンジか…J1の椅子を懸けた戦い
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モンテディオ山形は1日、DF川井歩(24)との契約更新を発表した。 川井はサンフレッチェ広島ユース出身で、2018年にトップチーム昇格。2019年にはレノファ山口FCに期限付き移籍すると、2021年に完全移籍。2022年から山形でプレーしている。 2023シーズンは明治安田生命J2リーグで32試合1得点を記録していた。 川井はクラブを通じてコメントしている。 「皆さん、あけましておめでとうございます。2024シーズンも山形でプレーさせていただくことになりました」 「自分が山形に来て2年連続で最後の最後に悔しい思いをし、簡単に言葉では言い表せないような経験をしました。2024シーズンこそは必ず昇格を果たし、常に熱い声援をくださるファン、サポーターの皆さんと一緒に上に上がれたらなと思います。自分自身もより強い覚悟を持って山形のために戦います。よろしくお願いします!」 2024.01.01 20:30 Mon5