好調チェルシーが今季リーグ最多5得点を奪い10人のサウサンプトンを粉砕!【プレミアリーグ】
2024.12.05 06:45 Thu
プレミアリーグ第14節のサウサンプトンvsチェルシーが4日に行われ、1-5でアウェイのチェルシーが勝利した。サウサンプトンの菅原由勢は73分からプレーしている。リーグ戦3試合勝利のない最下位のセインツは、ドローに終わった直近のブライトン戦からスタメンを4人変更。菅原に加え、出場停止のダウンズ、ハーウッド=ベリス、ディブリングに代えてフレイザー、アリボ、ブリー、ウッドをスタメンで起用した。
一方、公式戦3連勝中の2位チェルシーは、完勝した直近のアストン・ビラ戦のスタメンからパーマー、エンソ・フェルナンデス、ククレジャ以外の8人を変更。最前線にエンクンク、2列目にマドゥエケ、パ-マー、フェリックスを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。
試合は早い時間にスコアが動く。チェルシーは7分、エンソ・フェルナンデスの左CKをGKの前に走り込んだディザジがヘディングでゴールに叩き込んだ。
先制を許したセインツは11分、アーチャーのパスでボックス左深くまで駆け上がったウォーカー=ピータースがライン際でボールを残すと、折り返しをアリボがワンタッチでゴールに流し込んだ。
さらにチェルシーは、34分にもフェリックスのパスをボックス右で受けたマドゥエケが中に切り込みながらゴール左隅にコントロールショットを沈め、3点目を奪った。
リードを広げられたセインツは39分、左CKを蹴る前のボックス内でのポジション争いでスティーブンスがDFククレジャの髪を引っ張る不要なファウルを犯すと、VARの末に一発退場となった。
2点リードで後半を迎えたチェルシーは、53分にエンソ・フェルナンデスの左CKをファーサイドで収めたアダラビオヨが左足を振り抜いたが、これは右ポストを直撃した。
2点を追うセインツは、62分にフレイザーとアームストロングを下げてブレレトン・ディアスとレマナを、73分にアーチャーを下げて菅原を投入。しかし、再びスコアを動かしたのはチェルシーだった。
77分、エンソ・フェルナンデスの縦パスに反応したしたエンクンクがボックス内まで侵入。切り返しで相手DFを剥がしシュートを狙うと、やや力のないシュートをゴール前まで駆け上がったパーマーがゴールに押し込んだ。
チェルシーは87分にも途中出場のサンチョがゴールネットを揺らし、5-1で圧勝。公式戦4連勝で首位リバプールを追走している。
サウサンプトン 1-5 チェルシー
【サウサンプトン】
アリボ(前11)
【チェルシー】
ディザジ(前7)
エンクンク(前17)
マドゥエケ(前34)
パーマー(後32)
サンチョ(後42)
一方、公式戦3連勝中の2位チェルシーは、完勝した直近のアストン・ビラ戦のスタメンからパーマー、エンソ・フェルナンデス、ククレジャ以外の8人を変更。最前線にエンクンク、2列目にマドゥエケ、パ-マー、フェリックスを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。
先制を許したセインツは11分、アーチャーのパスでボックス左深くまで駆け上がったウォーカー=ピータースがライン際でボールを残すと、折り返しをアリボがワンタッチでゴールに流し込んだ。
追いつかれたチェルシーだったが、17分に再びリードする。ボックス外で最終ラインのパス回しに参加したGKラムリーの縦パスをマドゥエケがインターセプトすると、ラストパスを受けたエンクンクが無人のゴールにシュートを流し込んだ。
さらにチェルシーは、34分にもフェリックスのパスをボックス右で受けたマドゥエケが中に切り込みながらゴール左隅にコントロールショットを沈め、3点目を奪った。
リードを広げられたセインツは39分、左CKを蹴る前のボックス内でのポジション争いでスティーブンスがDFククレジャの髪を引っ張る不要なファウルを犯すと、VARの末に一発退場となった。
2点リードで後半を迎えたチェルシーは、53分にエンソ・フェルナンデスの左CKをファーサイドで収めたアダラビオヨが左足を振り抜いたが、これは右ポストを直撃した。
2点を追うセインツは、62分にフレイザーとアームストロングを下げてブレレトン・ディアスとレマナを、73分にアーチャーを下げて菅原を投入。しかし、再びスコアを動かしたのはチェルシーだった。
77分、エンソ・フェルナンデスの縦パスに反応したしたエンクンクがボックス内まで侵入。切り返しで相手DFを剥がしシュートを狙うと、やや力のないシュートをゴール前まで駆け上がったパーマーがゴールに押し込んだ。
チェルシーは87分にも途中出場のサンチョがゴールネットを揺らし、5-1で圧勝。公式戦4連勝で首位リバプールを追走している。
サウサンプトン 1-5 チェルシー
【サウサンプトン】
アリボ(前11)
【チェルシー】
ディザジ(前7)
エンクンク(前17)
マドゥエケ(前34)
パーマー(後32)
サンチョ(後42)
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チェルシーはセルビア代表GKジョルジェ・ペトロビッチ(25)を手元に呼び戻すべきなのか。 23-24シーズンに米国MLSからチェルシー入りしたペトロビッチ。当初は控えながら、GKロベルト・サンチェスの故障を境に起用されだし、リーグ第16節から最終節まで23試合連続でフル出場…最後尾のポジションを守り抜いた。 しかし今季、セービング能力はともかく、足元のスキルを疑問視される形で、リーグ・アンのストラスブールへレンタル放出されることに。英国ビッグクラブの正守護神が、仏1部で残留争いも珍しくない中堅どころへ貸し出された。 その一方、チェルシーに残るサンチェスはパフォーマンスがグラつき、サポーター評が著しく低下中。片やペトロビッチ、今季はなかなか話題に上がらないのも仕方ないが、足元の技術が向上中と英仏両国で伝えられている。 イギリス『talkSPORT』の番組『Inside Chelsea』に主演した元チェルシーDFジェイソン・カンディ氏は「今冬中にペドロビッチをレンタルバックさせたほうがいい」と主張する。 「ペトロビッチを途中で呼び戻す選択肢、権利はチェルシーにあるのだろうか…私が今とても気になっていることだ。よくわからないんだが、トレヴォ・チャロバーは途中で復帰しただろう。ペトロビッチはどうなんだ」 「もし私がチェルシーで仕事をしているなら、真剣にペトロビッチの早期復帰を検討するはずだ。それがクラブの現状だと捉えている」 チェルシーのサンチェスに代わる選択肢としては、ペトロビッチのほか、2番手の22歳GKフィリップ・ヨルゲンセン、レンタル先のボーンマスで比較的充実するGKケパ・アリサバラガ。 サンチェス本人はもちろん、同選手にこだわり続けるエンツォ・マレスカ監督への不満もクラブ内外から漏れ伝わっている。 2025.01.30 22:01 Thu4
今冬積極補強のユベントス、ヴェイガ獲得後もチェルシーからさらなる補強を模索か
ポルトガル代表DFレナト・ヴェイガ(21)をレンタル移籍で獲得したユベントスだが、さらなる補強をチェルシーから狙っているようだ。 今シーズン、新たに就任したチアゴ・モッタ監督の下で思うような成績は残せていないユベントス。引き分け数はリーグトップの「13」ながら無敗は維持していたが、先週末に行われたセリエA第22節では首位ナポリ相手に敗れ、ついに初黒星を喫してしまった。 現在セリエAで5位につけるユベントスは、トップ4フィニッシュを果たすため今冬の移籍市場でチーム強化に着手。すでにポルトガル人DFアルベルト・コスタ、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニ、そしてヴェイガの加入を正式発表している。 しかし、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、クラブはさらなる補強を模索中。そのターゲットは、チェルシーで燻るイングランド人MFカーニー・チュクエメカ(21)だという。 アストン・ビラのアカデミー出身であり、将来有望な若手として注目を集めてきたチュクエメカ。しかし、2022年夏にビラからチェルシーに完全移籍すると、度重なる負傷もあってここまで出場機会を得られていない。 今シーズンも、エンツォ・マレスカ監督が新たに就任したチームでヨーロッパ・カンファレンスリーグで4試合、EFLカップ(カラバオカップ)で1試合に出場するのみ。プレミアリーグでは1試合もベンチ入りできていない状況が続いている。 チュクエメカにはドルトムント、ミラン、ラツィオ、ナポリなど多くのクラブが関心。ただし、すでにチェルシーと話し合いを進める準備があるとされるユベントスが、争奪戦を一歩リードしていると言えそうだ。 2025.01.28 16:10 Tue5