クライシスに突入したのは…/原ゆみこのマドリッド
2024.11.08 20:00 Fri
「たった1試合でこうまでパノラマが変わるとは」そんな風に私が驚いていたのは木曜日、CL4節が終わった翌日のことでした。いやあ、最近、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)が癖になっているバルサがツベルナ・ズベズダにも2-5と圧勝。決勝トーナメント16強対決直接進出圏6位に躍り出たのには、それよりむしろ、敵に顔を蹴られた17才のクバルシが10針以上も右頬下を縫われ、フランケンシュタインフェイスになっていたことの方が気になったぐらいだったんですけどね。
とりあえず、その原因となった火曜のミラン戦からお話ししていくことにすると、先週ミッドウィークをコパ・レル・レイ1回戦免除により、フリーで過ごしたマドリーは週末もバレンシア地方を襲った洪水災害のせいでリーガ戦が延期に。よって、0-4と大敗したクラシコ(伝統の一戦)から、中9日でサンティアゴ・ベルナベウにミランを迎えることになったんですが、もしや休み過ぎもハードスケジュールに慣れている彼らにとっては逆境だった?
その試合、キックオフ前のスタンドにはCL恒例のモザイクも大幕もなく、代わって巨大なバレンシア州旗が登場。UEFAの配慮で今節の全試合で行われた洪水犠牲者への黙祷が捧げられたんですが、そのしんみりした雰囲気から、先に脱出したのはミランの方だったんですよ。ええ、前半12分にはプリシッチの蹴ったCKをチャウがチュアメニとミリトンの間からヘッドで叩きつけ、GKルニンを破ってしまうんですから、fondo norte(フォンド・ノルテ/北側ゴール裏)上階席をギッシリ埋めた3800人のティフォシがどんなに喜んだことか。
というのもチュアメニが自陣でビニシウスに送ろうとしたパスがカットされ、それがエリア内のレオンに繋がって、シュートを撃たれてしまったからなんですけどね。それより最悪だったのはGKが弾いたボールにダッシュで詰めたモラタがゴール前から古巣への恩返し弾を挙げるのを、マドリー勢はただ見ているだけって、これじゃ、負傷中のクルトワに代わり、ゴールを守っているルニンも泣くに泣けない?
そのまま試合は1-2で折り返したんですが、何せ、前回のCLドルトムント戦でも0-2で負けていながら、お家芸、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)が発動。後半だけで5点を取って、5-2の大勝をしていたマドリーですからね。よって、ロッカールームに戻る選手たちにpito(ピト/ブーイング)が降り注ごうが、まだ全然、大船に乗った気分でいた私だったんですが、いつもと違ったのは、常々交代に腰の重いアンチェロッティ監督がハーフタイム中にカマビンガ、ブライム、負傷が治ったロドリゴをアップさせていたこと。
うちカマビンガとブライムが後半頭からピッチに入ったんですが、ええ、2失点目のミスでブーイングの的になっていたチュアメニ、背筋痛のバルベルデが退いたのはともかく、それもあまり効果がなかったのは確か。だってえ、リードしてカウンター狙いになったミランの選手が、鬼のように何度もマドリーゴールに向かって、独走してくるようになったんですよ。幸いレオンのシュートやテオのヘッドはルニンが弾いてくれたものの、こんなザル守備では、28分にはとうとう、レオンのラストパスからラインデルスに3点目を決められてしまったのも必然の結果だったかと。
ただ、それでも2点差なんて、マドリーにとってはレモンターダ圏内だしと、ええ、その直後、ロドリゴも出動しましたしね。勝手に決めつけていた私の予想通り、36分には交代出場のセバージョスのエリア外シュートをGKメニャンが弾くと、そのこぼれ球をリュディガーがシュート。ゴールを決めて、とうとう反撃の狼煙が上がったかと場内も湧き立ったんですが、いやあ。VAR判定でオフサイドにされてしまったとなれば、今日はもう店仕舞いと、スタジアムを出るファンが大量にいても仕方がなかった?
結局、最後はビニシウスやブライムのヘッドも決まらず、1-3で負けてしまったマドリーだったんですが、何せこれでバルサ戦に続いて、ホーム大量失点の2連敗ですからね。となれば、アンチェロッティ監督も「Tenemos que estar preocupados, el equipo no está dando una buena version/テネモス・ケ・エスタル・プレオクパードス、エル・エキポ・ノー・エスタ・ダンドー・ウナ・ブエナ・ベルシオン(ウチは心配しないといけない。チームがいいバージョンを見せていないからね)」と深刻な顔をしていたのも当然だったかと。
まあ、守備に関してはカルバハルが今季絶望となり、右SBが元々、アタッカーだったルーカス・バスケスの専従となっているのも影響しているんですが、それに輪をかけて、ビニシウスやエムバペの守備参加が少ないのは困りもの。その分、ゴールをガンガン挙げて、撃ち勝ってくれるかというと、そういう訳でもありませんしね。とりわけエムバペなど、ここ2試合、それぞれ8本もシュートを撃ちながら、1点も取れていないとなれば、木曜に来週のフランス代表戦の招集メンバーを発表したデシャン監督が10月に続き、彼を呼ばなかったのもわかるかと。エムバペ加入のせいで、今季はポジションが一定せず、遍歴を重ねるベリンガムが未だにノーゴールなのも気になるところとはいえ…。
そこは天下のマドリーですし、いえ、CL次節が4連勝で首位のリバプールとアンフィールドで対決というのは何ですけどね。まだ、そう悲観したものではないと思いますが、悩む間もなく、もう土曜午後2時(日本時間午後10時)にはまたベルナベウでのオサスナ戦が到来。ミラン戦翌日にチュアメニの足首ネンザが発覚し、全治1カ月という悪いニュースもあったものの、とりあえず、ここを乗り切れば、各国代表戦週間のparon(パロン/リーガの停止期間)後にはGKクルトワも戻って来られそうですしね。きっとその頃までには、経験豊富なアンチェロッティ監督が何か対策を考えてくれるんじゃないでしょうか。
そして翌水曜はイヤイヤながら、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)にアトレティコのPSG戦を見に行った私なんですが、ええ、昨季後半から始まったアウェイ弱者傾向のせいで、昨今は気分良く観戦できた試合がほぼ皆無でしたからね。あまつさえ、CL2節など、お隣さんのリール戦が同時開催だったせいで、人が見てないのをいいことに、リスボンでベンフィカに4-0の赤っ恥負けをしてきたぐらいでしたから、この日もキックオフ早々、アクラフ、デンベレ、バルコラと、次々シュートを撃ってこられるのに最悪の結末しか想像できなかったんですが…。
ええ、最悪ですよ。だってえ、開始14分にはラングレがエリア内でボールをデンベレに奪われ、ザイール=エメリに先制点を決められてしまったんですよ。もしやこれは、ベンフィカ戦を上回る惨劇が展開されるのかと、即座に家に帰りたくなったぐらいでしたが、あら意外。18分には最近、ダメダメのチームで1人だけ意地を見せているチョリート(小さなチョロ)、シメオネ監督の三男ジュリアーノが敵エリアに接近。彼の撃ったシュートはGKドンナルンマに弾かれてしまったものの、こぼれ球を敵から取り返し、フリアン・アルバレス、モリーナとの連携で戻って来たボールを再びシュートして、いえ、これも敵DFに当たってしまったんですけどね。
そのボールをゲットしたモリーナがネットを突き刺し、早々と同点にしてくれたから、助かったの何のって。とはいえ、その後の展開が変わったかと言えば、まったくそんなことはなく、PSGのルイス・エンリケ監督も「El rival no ha llegado ni al borde del área/エル・リバル・ノー・ア・ジェガードー・ニ・アル・ボルデ・デル・アレア(敵はエリア付近にすら、辿り着かなかった)」と言っていた通り、残り時間はひたすら、計8本にもなるGKオブラクのparadon(パラドン/スーパーセーブ)と相手のシュート精度の悪さ頼みで追加点を取られずに済んでいたアトレティコだったんですけどね。それが後半ロスタイム3分、まさかあんな奇跡が起きるとは!
それは最後のPSGの攻撃を防ぎ、私も少なくとも勝ち点1は取れたとホッとしていた時のことで、ゴールキックでオブラクがセンター近くにいるグリーズマンへロングスロー。するとその日もようようパスが味方に届かず、絶望しか抱けなかった彼が敵エリアを見て、神判断したんです。そう、すでにリケルメとサムエル・リノは上がっていたものの、土壇場のゴール力を持つコレアが到着するのを見計らってロングパスを供給し、そのシュートで勝ち越し点が入ったとなれば、まさに「El gol es una broma/エル・ゴル・エス・ウナ・ブロマ(まるでジョークのようなゴール)」(ルイス・エンリケ監督)とはこのこと?
いやあ実際、この日もボールロストは無限でしたし、この1-2の勝利だけでアトレティコが強くなったとはとても言えないんですけどね。それでも全員で一生懸命守って、「volvimos a ver un Atlético duro y difícil de jugar/ボルビモス・ア・ベル・ウン・アトレティコ・ドゥーロ・イ・ディフィシル・デ・フガール(対戦するのがハードで難しいアトレティコを再び見られた)」(グリーズマン)というのは確か。「Griezmann no estuvo tan fino, pero cuando está en el campo algo puede pasar/グリーズマン・ノー・エストゥーボ・タン・フィーノ、ペロ・クアンドー・エスタ・エン・エル・カンポ・アルゴ・プエデ・パサール(グリーズマンはそんなに冴えていなかったが、彼がピッチにいる時は何かが起こりうる)」という理由で、7番を最後まで残したシメオネ監督もグッジョブでしたしね。
あとはこの姿が日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)からのアウェイゲーム、マジョルカ戦でも再現できれば、ファンも少しは見直してくれるのでは?ちなみにマハダオンダ(マドリッド近郊)に戻っての翌日セッションではリハビリ中だったジョレンテとアスピリクエタがチーム練習に合流という朗報も。それが前者など、本隊がパリに行っている間、被災者への支援品を届けにバレンシアまで移動。ついでに洪水後の清掃作業にも参加してきたようですが、その奉仕精神はともかく、早いところ調子を上げないと、ジュリアーノにレギュラーを取られてしまうかもしれませんよ。
そして最後に今週はミッドウィークに試合のなかった弟分たちの予定もお伝えしておくと、13節は皆、ホームゲーム。一番手のラージョは金曜にエスタディオ・バジェカスに、前節アトレティコに2-0と負けたラス・パルマスを迎えるんですが、その傍らで、延期となった12節のビジャレアルは12月19日にリスケされることに。現在9位でヨーロッパの大会出場圏まで勝ち点3と迫っている彼らにはちょっとじれったいことになりましたが、今節の目標は直近のアラベス戦に続く、ホーム連勝でしょうか。
一方、マドリッド南部の2チームはレガネスが土曜にセビージャをブタルケに、ヘタフェが日曜にジローナをコリセウムに迎えるんですが、実はこの2カードの開催日時、元々は逆だったんですよ。ええ、バレンシアにあるマニセス(地方リーグ/実質6部)とのコパ1回戦が延期となったボルダラス監督のチームが、それを今週の木曜にプレーすることになったため、入れ替えになったという経緯があるんですが、結局、未だに洪水被害の残る現地を考慮して、開催は11月26日に。まあ、どちらも午後9時キックオフだけにそんなに違いはないんですが、両チーム共、前節は負けているため、降格圏から離れるという意味でも、ホームのファンの前でいいところを見せられるといいですよね。
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同様にPSVに4-0と大敗したジローナがいよいよ、リーガフェーズ突破崖っぷちとなったのも、初出場の上、夏に昨季の主力が根こそぎ退団。更に負傷禍に襲われているチームでは仕方ないと思った程度だったんですが、まさか、マドリッドの2巨頭の状況が天国と地獄の入れ替えみたいになるとは!いえまあ、実際、成績で言えば、4節までどちらも2勝2敗の勝ち点6。ゴールアベレージのせいでレアル・マドリーが18位、アトレティコは16強対決プレーオフ圏ギリギリの23位ではあるんですが、双方共、直接進出圏8位まではたったの勝ち点3差ですからね。残りも4試合と、決して慌てる必要はないんですが、違いはこの4節の結果。勝ったシメオネ監督のチームに8位以上を目指す野心が芽生えたのと対照的に、負けたお隣さんはとうとう世間から大々的にクライシス入りと見なされることになるとは、本当に世界一のクラブは生き辛い。その試合、キックオフ前のスタンドにはCL恒例のモザイクも大幕もなく、代わって巨大なバレンシア州旗が登場。UEFAの配慮で今節の全試合で行われた洪水犠牲者への黙祷が捧げられたんですが、そのしんみりした雰囲気から、先に脱出したのはミランの方だったんですよ。ええ、前半12分にはプリシッチの蹴ったCKをチャウがチュアメニとミリトンの間からヘッドで叩きつけ、GKルニンを破ってしまうんですから、fondo norte(フォンド・ノルテ/北側ゴール裏)上階席をギッシリ埋めた3800人のティフォシがどんなに喜んだことか。
でも大丈夫。この時はマドリーの反撃も早く、23分にはエリア内でビニシウスがエメルソンに倒されてPKをゲット。同点ゴールを決めて、確定と言われていたバロンドール賞を表彰式当日にロドリ(マンチェスター・シティ)にさらわれ、失意を味わったブラジル人FWを励ます応援歌をキックオフからずっと、送っていたファンに応えてくれたんですが、どうもその後がパッとしなくてねえ。もちろん、それは彼だけではなかったんですが、まさか39分、お隣さんもビックリのイージーミスから、再びミランに勝ち越されてしまったから、さあ大変!
というのもチュアメニが自陣でビニシウスに送ろうとしたパスがカットされ、それがエリア内のレオンに繋がって、シュートを撃たれてしまったからなんですけどね。それより最悪だったのはGKが弾いたボールにダッシュで詰めたモラタがゴール前から古巣への恩返し弾を挙げるのを、マドリー勢はただ見ているだけって、これじゃ、負傷中のクルトワに代わり、ゴールを守っているルニンも泣くに泣けない?
そのまま試合は1-2で折り返したんですが、何せ、前回のCLドルトムント戦でも0-2で負けていながら、お家芸、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)が発動。後半だけで5点を取って、5-2の大勝をしていたマドリーですからね。よって、ロッカールームに戻る選手たちにpito(ピト/ブーイング)が降り注ごうが、まだ全然、大船に乗った気分でいた私だったんですが、いつもと違ったのは、常々交代に腰の重いアンチェロッティ監督がハーフタイム中にカマビンガ、ブライム、負傷が治ったロドリゴをアップさせていたこと。
うちカマビンガとブライムが後半頭からピッチに入ったんですが、ええ、2失点目のミスでブーイングの的になっていたチュアメニ、背筋痛のバルベルデが退いたのはともかく、それもあまり効果がなかったのは確か。だってえ、リードしてカウンター狙いになったミランの選手が、鬼のように何度もマドリーゴールに向かって、独走してくるようになったんですよ。幸いレオンのシュートやテオのヘッドはルニンが弾いてくれたものの、こんなザル守備では、28分にはとうとう、レオンのラストパスからラインデルスに3点目を決められてしまったのも必然の結果だったかと。
ただ、それでも2点差なんて、マドリーにとってはレモンターダ圏内だしと、ええ、その直後、ロドリゴも出動しましたしね。勝手に決めつけていた私の予想通り、36分には交代出場のセバージョスのエリア外シュートをGKメニャンが弾くと、そのこぼれ球をリュディガーがシュート。ゴールを決めて、とうとう反撃の狼煙が上がったかと場内も湧き立ったんですが、いやあ。VAR判定でオフサイドにされてしまったとなれば、今日はもう店仕舞いと、スタジアムを出るファンが大量にいても仕方がなかった?
結局、最後はビニシウスやブライムのヘッドも決まらず、1-3で負けてしまったマドリーだったんですが、何せこれでバルサ戦に続いて、ホーム大量失点の2連敗ですからね。となれば、アンチェロッティ監督も「Tenemos que estar preocupados, el equipo no está dando una buena version/テネモス・ケ・エスタル・プレオクパードス、エル・エキポ・ノー・エスタ・ダンドー・ウナ・ブエナ・ベルシオン(ウチは心配しないといけない。チームがいいバージョンを見せていないからね)」と深刻な顔をしていたのも当然だったかと。
まあ、守備に関してはカルバハルが今季絶望となり、右SBが元々、アタッカーだったルーカス・バスケスの専従となっているのも影響しているんですが、それに輪をかけて、ビニシウスやエムバペの守備参加が少ないのは困りもの。その分、ゴールをガンガン挙げて、撃ち勝ってくれるかというと、そういう訳でもありませんしね。とりわけエムバペなど、ここ2試合、それぞれ8本もシュートを撃ちながら、1点も取れていないとなれば、木曜に来週のフランス代表戦の招集メンバーを発表したデシャン監督が10月に続き、彼を呼ばなかったのもわかるかと。エムバペ加入のせいで、今季はポジションが一定せず、遍歴を重ねるベリンガムが未だにノーゴールなのも気になるところとはいえ…。
そこは天下のマドリーですし、いえ、CL次節が4連勝で首位のリバプールとアンフィールドで対決というのは何ですけどね。まだ、そう悲観したものではないと思いますが、悩む間もなく、もう土曜午後2時(日本時間午後10時)にはまたベルナベウでのオサスナ戦が到来。ミラン戦翌日にチュアメニの足首ネンザが発覚し、全治1カ月という悪いニュースもあったものの、とりあえず、ここを乗り切れば、各国代表戦週間のparon(パロン/リーガの停止期間)後にはGKクルトワも戻って来られそうですしね。きっとその頃までには、経験豊富なアンチェロッティ監督が何か対策を考えてくれるんじゃないでしょうか。
そして翌水曜はイヤイヤながら、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)にアトレティコのPSG戦を見に行った私なんですが、ええ、昨季後半から始まったアウェイ弱者傾向のせいで、昨今は気分良く観戦できた試合がほぼ皆無でしたからね。あまつさえ、CL2節など、お隣さんのリール戦が同時開催だったせいで、人が見てないのをいいことに、リスボンでベンフィカに4-0の赤っ恥負けをしてきたぐらいでしたから、この日もキックオフ早々、アクラフ、デンベレ、バルコラと、次々シュートを撃ってこられるのに最悪の結末しか想像できなかったんですが…。
ええ、最悪ですよ。だってえ、開始14分にはラングレがエリア内でボールをデンベレに奪われ、ザイール=エメリに先制点を決められてしまったんですよ。もしやこれは、ベンフィカ戦を上回る惨劇が展開されるのかと、即座に家に帰りたくなったぐらいでしたが、あら意外。18分には最近、ダメダメのチームで1人だけ意地を見せているチョリート(小さなチョロ)、シメオネ監督の三男ジュリアーノが敵エリアに接近。彼の撃ったシュートはGKドンナルンマに弾かれてしまったものの、こぼれ球を敵から取り返し、フリアン・アルバレス、モリーナとの連携で戻って来たボールを再びシュートして、いえ、これも敵DFに当たってしまったんですけどね。
そのボールをゲットしたモリーナがネットを突き刺し、早々と同点にしてくれたから、助かったの何のって。とはいえ、その後の展開が変わったかと言えば、まったくそんなことはなく、PSGのルイス・エンリケ監督も「El rival no ha llegado ni al borde del área/エル・リバル・ノー・ア・ジェガードー・ニ・アル・ボルデ・デル・アレア(敵はエリア付近にすら、辿り着かなかった)」と言っていた通り、残り時間はひたすら、計8本にもなるGKオブラクのparadon(パラドン/スーパーセーブ)と相手のシュート精度の悪さ頼みで追加点を取られずに済んでいたアトレティコだったんですけどね。それが後半ロスタイム3分、まさかあんな奇跡が起きるとは!
それは最後のPSGの攻撃を防ぎ、私も少なくとも勝ち点1は取れたとホッとしていた時のことで、ゴールキックでオブラクがセンター近くにいるグリーズマンへロングスロー。するとその日もようようパスが味方に届かず、絶望しか抱けなかった彼が敵エリアを見て、神判断したんです。そう、すでにリケルメとサムエル・リノは上がっていたものの、土壇場のゴール力を持つコレアが到着するのを見計らってロングパスを供給し、そのシュートで勝ち越し点が入ったとなれば、まさに「El gol es una broma/エル・ゴル・エス・ウナ・ブロマ(まるでジョークのようなゴール)」(ルイス・エンリケ監督)とはこのこと?
いやあ実際、この日もボールロストは無限でしたし、この1-2の勝利だけでアトレティコが強くなったとはとても言えないんですけどね。それでも全員で一生懸命守って、「volvimos a ver un Atlético duro y difícil de jugar/ボルビモス・ア・ベル・ウン・アトレティコ・ドゥーロ・イ・ディフィシル・デ・フガール(対戦するのがハードで難しいアトレティコを再び見られた)」(グリーズマン)というのは確か。「Griezmann no estuvo tan fino, pero cuando está en el campo algo puede pasar/グリーズマン・ノー・エストゥーボ・タン・フィーノ、ペロ・クアンドー・エスタ・エン・エル・カンポ・アルゴ・プエデ・パサール(グリーズマンはそんなに冴えていなかったが、彼がピッチにいる時は何かが起こりうる)」という理由で、7番を最後まで残したシメオネ監督もグッジョブでしたしね。
あとはこの姿が日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)からのアウェイゲーム、マジョルカ戦でも再現できれば、ファンも少しは見直してくれるのでは?ちなみにマハダオンダ(マドリッド近郊)に戻っての翌日セッションではリハビリ中だったジョレンテとアスピリクエタがチーム練習に合流という朗報も。それが前者など、本隊がパリに行っている間、被災者への支援品を届けにバレンシアまで移動。ついでに洪水後の清掃作業にも参加してきたようですが、その奉仕精神はともかく、早いところ調子を上げないと、ジュリアーノにレギュラーを取られてしまうかもしれませんよ。
そして最後に今週はミッドウィークに試合のなかった弟分たちの予定もお伝えしておくと、13節は皆、ホームゲーム。一番手のラージョは金曜にエスタディオ・バジェカスに、前節アトレティコに2-0と負けたラス・パルマスを迎えるんですが、その傍らで、延期となった12節のビジャレアルは12月19日にリスケされることに。現在9位でヨーロッパの大会出場圏まで勝ち点3と迫っている彼らにはちょっとじれったいことになりましたが、今節の目標は直近のアラベス戦に続く、ホーム連勝でしょうか。
一方、マドリッド南部の2チームはレガネスが土曜にセビージャをブタルケに、ヘタフェが日曜にジローナをコリセウムに迎えるんですが、実はこの2カードの開催日時、元々は逆だったんですよ。ええ、バレンシアにあるマニセス(地方リーグ/実質6部)とのコパ1回戦が延期となったボルダラス監督のチームが、それを今週の木曜にプレーすることになったため、入れ替えになったという経緯があるんですが、結局、未だに洪水被害の残る現地を考慮して、開催は11月26日に。まあ、どちらも午後9時キックオフだけにそんなに違いはないんですが、両チーム共、前節は負けているため、降格圏から離れるという意味でも、ホームのファンの前でいいところを見せられるといいですよね。
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レアル・マドリーのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが、ここ最近話題を集める妻やマドリー加入時、現チームへの想いなどさまざまなトピックを語った。スペイン『アス』が伝えている。 現在、リーダーグループの一人としてエル・ブランコの屋台骨を支えるバルベルデは、スペイン『Movistar Plus+』の番組『Universo Valdano』でクラブレジェンドであるホルヘ・バルダーノ氏との対談企画に参加し、さまざまなトピックについて語った。 先日のバロンドール授賞式後に収録されたインタビューの冒頭でエル・クラシコでの大敗や直近のチームの状態について率直に語った26歳。さらに、第4キャプテンを務める現状について、より大きな重圧や責任を感じたなかでプレーしていることを明かした。 「ここは世界最高のチームで、見返りにすべてを求められる。このクラブでプレーする感覚は最高で、他に類を見ないものなんだ。すべてにおいて最高でなければならないし、それをチームメイトに証明し、チームメイトに自分が最高だと信じてもらい、その気持ちに伝播していかないといけない。このバッジを着けることが世界一になり、このチームで誇りと名誉を持ってプレーする唯一の方法なんだ。このバッジは誰もが付けられるものではないからね」 そこからインタビューはバルベルデの10代の頃に遡り、アーセナルでの練習参加やマドリー加入前後の興味深いエピソードも披露された。 「(アーセナルでのトライアル)当時16歳だった。彼らは僕をトップチームで1週間トレーニングするように誘ってくれた。そこにある未来を想像したよ。その1週間は楽しかったよ。ディブ(当時在籍していたエミリアーノ・マルティネス)は、あらゆる面で最も助けてくれた人の一人だった。ベジェリン、アレクシス・サンチェス、カソルラと並んで、彼が最初に声をかけてくれた。その数カ月にはペニャロールのトップチームでトレーニングを始めていた」 「(マドリーからの連絡)母が興奮しているのを見るまでは、冗談だと思っていたよ」 「(デポルティボへの武者修行)両親は10分ほど離れたところに住んでいたけど、一人暮らしを始めたんだ。成長し、一人暮らしに慣れるために、自分のスペースも必要だった。フットボーラーとして、それは大きな成長だった。うまくいかない時期もあったけど、そのおかげで大きく成長できたんだ」 2018年のマドリー復帰の際にはフレン・ロペテギ新監督の下でファーストチーム定着の足がかりを掴んだ。 現在、ウェストハムを率いるスペイン人指揮官について「救世主(笑)」と今でも感謝の気持ちを強く抱いているという。 「彼には大きな恩義があるよ。彼は自信を与えてくれた人だ。僕はワールドカップに出場できず、ウルグアイにいた。それは自分にとって大きな痛手で、キャリアで最悪の出来事のひとつだった。1カ月半の休暇があり、一日中トレーニングに専念した。その努力の報酬がレアル・マドリーにたどり着いたことだね」 同じくエル・ブランコのトップチームに馴染む上で、ブラジル代表MFカゼミロの存在が大きかったと語るバルベルデ。 「到着すると、マルセロ、カゼミロ、ベイル、ベンゼマ、セルヒオ・ラモ…。そんなスーパースターがテーブルに座っているのが見えたんだ。そんななかでカゼミロは僕をサポートしてくれたんだ」 「彼は僕を抱きしめて『ここに座りな』って言ってくれたんだ。背番号のおかげで、ドレッシングルームでも僕らはとても仲が良かった。カゼミロはピッチで指示をしたり誰かを正したりするために大声を出す必要がなかった。彼は近くにいて、常に建設的な批判をしてくれた。現在、妻が僕に向かって話す批判は、カゼミロがドレッシングルームで常に言っていたことなんだ。『フェデ、もっと練習しなきゃ』ってね」 その流れでバルベルデは、先日にSNSを通じてカルロ・アンチェロッティ監督の起用法を批判したことで話題を集めた妻ミナ・ボニーノさんについても言及。バルベルデと結婚してマドリードに渡るまで、アルゼンチンでフットボールジャーナリストとして働いていたミナさんは、指揮官に対してだけでなく夫に対しても常に厳しい目を向けているという。 「アヤックスが簡単なプレーで僕らを負かした後、試合後に車に乗ると、妻は『なぜパスをするの? なぜゴールに向かわないの? なぜあのプレーで走らなかったの?』とまくし立ててきたんだ」 続けて17位に終わったバロンドールについて話を向けられると、「これからも向上し続けないと、家で殺されてしまう(笑)。もう少しいい順位を期待していたけど、個人的にはものすごく誇らしい気持ちになった。妻は泣き出しちゃったけど、それはそれでよかったよ。『あなたは自分が達成していることを高く評価していない』って言ってくれたし、それはすごくうれしかった。2、3位上位を期待していたけど、それ以上は求めていないよ」と、自身以上に妻が結果を悔しがっていたことも明かした。 最後に、バルダーノ氏から「10年後にもう一度インタビューして振り返ろう」と振られると、「ルカ・モドリッチから少し血をもらって、生き延びられるかどうか試してみようと思う(笑)。32歳まで生き延びられるかどうかも分からないけど、彼はもうすぐ40歳だ」と、未だ健在ぶりを示す鉄人をお手本にレジェンドとの再対談を約束している。 <span class="paragraph-title">【写真】指揮官とバルベルデにも噛みつく妻ミナ・ボニートさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C7wfdZpIMLD/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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レアルのアカデミーで期待された逸材が19歳で現役引退…その理由が悲しすぎる「重傷を負った日から人生が一変した」
レアル・マドリーのカンテラで育ったMFが19歳で現役引退を決断した。 その選手は、MFマルク・クカロン。ボランチを中心にプレーするゲームメーカーで、かつて所属した元スペイン代表MFシャビ・アロンソの後継者として注目も集めていた。 しかし、2022年9月6日、試合中に相手選手から激しいタックルを受けるとヒザを負傷。右ヒザの十字じん帯を断裂する重傷を負っていた。 現代医学を持ってすれば、重傷ではあるものの手術をすれば引退に追い込まれるほどではない負傷だが、19歳で引退をせざるを得ない状況に。手術中に感染症にかかり、2度とプレーができない状態になってしまったという。 クカロンは自身のインスタグラムを更新。苦渋の決断となった引退への思いを綴った。 「この手紙をどう始めれば良いのか分からなかった。だから、みんなに感謝して始めたいと思う。心から。この間ずっと僕に与えてくれた全てのサポートに感謝します。僕は2016年の夏、子供の頃、夢が詰まったバックパックを背負って、レアル・マドリーのユースアカデミーに到着したけど、とてもとても幸せでした。そして真実は、2022年9月6日、UEFAユースリーグの試合で重傷を負った日から僕の人生が一変したということです」 「いくつかの合併症を経て、このケガにより、少なくとも僕がずっと夢見ていたフットボールに、別れを告げるという難しい決断を迫られました。この2年間、僕は肉体的にも精神的にも全力で戦い、再びこのスポーツを楽しむために全力を尽くしてきましたが、回復することはできませんでした。誤解しないで欲しいのですが、これは決して悲しい別れではありません」 「結局のところ、世界最高のクラブの一員となり、夢を実現できたことは本当に光栄だったと思います。僕は人として、選手として学び、成長してきました。僕は自分に植え付けられた価値観を一生持ち続けるつもりです。そしてもちろん、サッカーはあらゆる勝利とあらゆる敗北において僕に教えてくれました。それは、常に障害を克服し、戦い続ける必要があるということです。それらのレッスンは、僕の人生の一部として永遠に残るでしょう」 「今こそ振り返り、この度で僕のそばにいてくれた全ての人々に感謝する時です」 「家族には尽きない感謝を。あらゆる決断や、道中のあらゆる困難において、常に僕をサポートしてくれた両親に感謝します。確かに夢を叶えるために家を出ることは大変でした。しかし、僕がフィールドで楽しんでいるのを見て、彼らが喜ぶ顔を見ることは、僕の最大の誇りになりました。決して僕を失望させなかった、無条件の友人たちにも感謝します」 <span class="paragraph-title">【写真】悲しい決断を下さなければいけなかったMFクカロン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DCR7pnIoDqq/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Ce_1hxLIvGd/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Marc Cucalón Pina(@marc_cucalon6)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.11.13 13:50 Wed4
クルトワはテデスコ監督を拒絶、ベルギーサッカー協会のCEOが訪問も代表復帰を拒否
ベルギー代表からの招集を拒否しているレアル・マドリーのGKティボー・クルトワだが、そのスタンスは現時点も変わらないようだ。 ベルギー代表の正守護神としてプレーし、これまで102キャップを記録しているクルトワ。しかし、2023-24シーズンはヒザに2度も重傷を負い、リーグ戦はシーズン終盤の4試合、チャンピオンズリーグ(CL)もドルトムントとの決勝のみの出場に終わった。 シーズン終了前にはケガも癒えてプレーにも復帰。タイトル獲得にも貢献していたが、ベルギー代表を指揮するドメニコ・テデスコ監督はユーロ2024に向けてクルトワを招集しないことを決断。クルトワは、2012年に代表デビューして以来、2014年、2018年、2022年と3度のワールドカップ、2016年、2020年と2度のユーロの全試合に出場しており、初めて出場を逃すこととなった。 するとユーロ終了後、テデスコ監督の下ではベルギー代表としてプレーする気がないことを公言。『The Athletic』によればユーロ前にケビン・デ・ブライネが離脱したときにキャプテンがロメル・ルカクに決まったことへ不満を持っているとも考えられている。 そんな中、復帰させたいベルギーサッカー協会(KBVB)はCEO(最高経営責任者)のピーター・ウィレムス氏がマドリードを訪問。クルトワと会談を行い代表復帰への可能性を探ったが、それでもテデスコ監督の下ではプレーする気がないことを強調したようだ。 現在のクルトワは内転筋を傷めて離脱中。テデスコ監督が退任しない限りはベルギー代表のユニフォームを身に纏うことはどうやらなさそうだ。 2024.11.14 19:53 Thu5