上田綺世が途中出場もフェイエノールトはホームで独王者レバークーゼンに完敗…【CL】

2024.09.20 03:43 Fri
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チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節のフェイエノールトvsレバークーゼンが19日に行われ、0-4でレバークーゼンが勝利した。フェイエノールトのFW上田綺世は61分からプレーしている。
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昨季エールデイビジ2位で6季ぶりのCL本戦出場となるフェイエノールトは、主砲サンティアゴ・ヒメネスやパイシャオン、ティンバー、ハンツコ、守護神ヴェレンロイターをスタメンで起用。上田はベンチスタートとなった。一方、昨季無敗で悲願のシャーレを獲得し2大会ぶりのCL本戦出場となったレバークーゼンは、直近のホッフェンハイム戦のスタメンからテラをフリンポンに変更した以外は同じスタメンを採用。最前線にボニフェイス、2シャドーにヴィルツとテリエを据えた[3-4-2-1]で臨んだ。
試合は早い時間にスコアが動く。レバークーゼンは5分、敵陣でプレスを懸けたアンドリッヒがゼルキのボールを引っかけると、こぼれ球を拾ったヴィルツがボックス手前から左足を振り抜くと、このシュートがゴール右隅に決まった。

先制を許したフェイエノールトだが、すぐに反撃に出ると9分にチャンス。パイシャオンの左CKを中央に走り込んだハンツコが頭で合わせると、ゴール前のゼルキがゴールに押し込んだが、これはオフサイドの判定で
その後は一進一退の展開が続くなか、レバークーゼンは30分に追加点を奪う。バイタルエリアでボールを受けたボニフェイスがトリッキーな軸足パスを供給すると、ボックス右で反応したフリンポンのダイレクトクロスを走り込んだグリマルドが左足でゴールに流し込んだ。

さらにレバークーゼンは、36分にも自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、右サイドでボールを受けたフリンポンがドリブルで持ち上がりクロス。最後はファーサイドに走り込んだヴィルツが右足ボレーでゴールネットを揺らした。

連続ゴールで主導権を握ったレバークーゼンは、前半終了間際にも追加点。敵陣中盤で獲得したFKからグリマルドがクロスを供給すると、ボックス右深くまで駆け上がったタプソバが頭で折り返す。これがGKヴェレンロイターのキャッチミスを誘うと、ファンブルしたボールがそのままゴールに吸い込まれ、前半は0-4で終了した。

迎えた後半は4点を追うフェイエノールトがボールを握る流れで推移。すると55分、中盤でのボール奪取からカウンターを狙うと、強引に中央を突破したティンバーがボックス手前からミドルシュートでゴールに迫ったが、これはGKフラデツキーのセーブに阻まれた。

1点が遠いフェイエノールトは、61分にパイシャオンとロトンバを下げて上田とハジ・ムサを投入。すると73分、ボックス右から侵入したハジ・ムサの折り返しをミランボがヒールで流すと、上田がワントラップからゴールネットを揺らしたが、これは直前での繋ぎの場面でオフサイドがあり、ゴールは取り消された。

結局、試合はそのまま0-4でタイムアップ。前半のゴールラッシュでフェイエノールトを撃破したレバークーゼンが白星スタートを切った。

フェイエノールト 0-4 レバークーゼン
【レバークーゼン】
ヴィルツ(前5)
グリマルド(前30)
ヴィルツ(前36)
OG(前45)

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チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節のフェイエノールトvsレバークーゼンが19日に行われ、0-4でレバークーゼンが勝利した。フェイエノールトのFW上田綺世は61分からプレーしている。 昨季エールデイビジ2位で6季ぶりのCL本戦出場となるフェイエノールトは、主砲サンティアゴ・ヒメネスやパイシャオン、ティンバー、ハンツコ、守護神ヴェレンロイターをスタメンで起用。上田はベンチスタートとなった。 一方、昨季無敗で悲願のシャーレを獲得し2大会ぶりのCL本戦出場となったレバークーゼンは、直近のホッフェンハイム戦のスタメンからテラをフリンポンに変更した以外は同じスタメンを採用。最前線にボニフェイス、2シャドーにヴィルツとテリエを据えた[3-4-2-1]で臨んだ。 試合は早い時間にスコアが動く。レバークーゼンは5分、敵陣でプレスを懸けたアンドリッヒがゼルキのボールを引っかけると、こぼれ球を拾ったヴィルツがボックス手前から左足を振り抜くと、このシュートがゴール右隅に決まった。 先制を許したフェイエノールトだが、すぐに反撃に出ると9分にチャンス。パイシャオンの左CKを中央に走り込んだハンツコが頭で合わせると、ゴール前のゼルキがゴールに押し込んだが、これはオフサイドの判定で その後は一進一退の展開が続くなか、レバークーゼンは30分に追加点を奪う。バイタルエリアでボールを受けたボニフェイスがトリッキーな軸足パスを供給すると、ボックス右で反応したフリンポンのダイレクトクロスを走り込んだグリマルドが左足でゴールに流し込んだ。 さらにレバークーゼンは、36分にも自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、右サイドでボールを受けたフリンポンがドリブルで持ち上がりクロス。最後はファーサイドに走り込んだヴィルツが右足ボレーでゴールネットを揺らした。 連続ゴールで主導権を握ったレバークーゼンは、前半終了間際にも追加点。敵陣中盤で獲得したFKからグリマルドがクロスを供給すると、ボックス右深くまで駆け上がったタプソバが頭で折り返す。これがGKヴェレンロイターのキャッチミスを誘うと、ファンブルしたボールがそのままゴールに吸い込まれ、前半は0-4で終了した。 迎えた後半は4点を追うフェイエノールトがボールを握る流れで推移。すると55分、中盤でのボール奪取からカウンターを狙うと、強引に中央を突破したティンバーがボックス手前からミドルシュートでゴールに迫ったが、これはGKフラデツキーのセーブに阻まれた。 1点が遠いフェイエノールトは、61分にパイシャオンとロトンバを下げて上田とハジ・ムサを投入。すると73分、ボックス右から侵入したハジ・ムサの折り返しをミランボがヒールで流すと、上田がワントラップからゴールネットを揺らしたが、これは直前での繋ぎの場面でオフサイドがあり、ゴールは取り消された。 結局、試合はそのまま0-4でタイムアップ。前半のゴールラッシュでフェイエノールトを撃破したレバークーゼンが白星スタートを切った。 フェイエノールト 0-4 レバークーゼン 【レバークーゼン】 ヴィルツ(前5) グリマルド(前30) ヴィルツ(前36) OG(前45) 2024.09.20 03:43 Fri

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【CLリーグフェーズ第1節プレビュー③】南野が絶好調バルサに挑む! シティ戦控えるアーセナルはEL王者とのタフなアウェイ戦

チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズが9月17日に開幕。ここでは開幕節3日目の19日に開催されるカードの展望を紹介していく。 2024-25シーズンからレギュレーションが変更となり、32チーム制から36チーム制に変更され、グループステージが廃止。代わってリーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、8チームとの対戦を行う。36チームは全チームが同じ順位表で争い、上位8チームがラウンド16に進出。9位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に進むこととになる。 ◆リーグフェーズ第1節③ ▽9/19(木) 《25:45》 フェイエノールト vs レバークーゼン ツルヴェナ・ズヴェズダ vs ベンフィカ 《28:00》 モナコ vs バルセロナ アタランタ vs アーセナル アトレティコ・マドリー vs ライプツィヒ ブレスト vs シュトゥルム・グラーツ ◆南野が絶好調のバルサに挑む <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240918_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> FW南野拓実を擁するモナコは開幕前のジョアン・ガンペールカップで対戦したばかりのバルセロナと対戦する。 今夏の移籍市場ではFWベン・イェデルやDFマリパンらベテランに加え、MFフォファナらがチームを離れた中、MFラミーヌ・カマラやDFマウィサ、FWイレニーエナら若手を中心に補強を行い、世代交代に踏み切ったモナコ。[4-2-3-1]への布陣変更も施し、開幕からは3勝1分けと好調を維持。とりわけ、4試合1失点の守備の安定感が際立つ。そんななかで南野は負傷明けの司令塔ゴロビンに代わって中盤と前線のリンクマンを担い、攻守両面でチームを牽引。直近のオセール戦では日本代表帰りのコンディションを考慮され短いプレー時間にとどまっており、良い状態で今季CL初戦に臨めるはずだ。ボールを持たれる展開の中で守備では2センターバック、2セントラルMFに制限をかけながら攻撃では相手のハイラインに対して2列目からの飛び出しを意識して決定的な仕事に絡みたい。 対するバルセロナはハンジ・フリック新体制でラ・リーガ開幕5連勝と絶好調だ。引き続き財政問題を抱える中、高年俸のベテラン選手を放出し、MFダニ・オルモの獲得に逸材揃いのカンテラーノを抜擢しながらシーズンをスタート。開幕直後はFWレヴァンドフスキの決定力やFWラミン・ヤマルの個人技に依存傾向が見受けられたが、試合を経るごとにチームパフォーマンスを上げている。ここにきてオルモやMFフェルミン・ロペスら負傷者が出ているが、その穴を埋めるべく血気盛んなカンテラーノが台頭の気配を示しておりチーム状態も良好だ。 前述のジョアン・ガンペール杯は多くの主力を欠いたバルセロナ相手にモナコが3-0の完勝を収めているが、今回のリターンマッチでは本気のバルセロナが優位に試合を進めることになるはずだ。また、開幕から懸念されるスタッド・ルイ・ドゥの芝が改善され、両チームが力を発揮できることを期待したい。 ◆週末に大一番控えるアーセナルはEL王者と激突 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240918_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今週末にマンチェスター・シティとのプレミアリーグ頂上決戦を控えるアーセナルは敵地ベルガモでヨーロッパリーグ王者のアタランタと対戦する。 退場者を出した第3節のブライトン戦こそ1-1で引き分けたものの、直近のノースロンドン・ダービーではMFライス、MFウーデゴールら中盤の要が不在となった中、DFガブリエウがセットプレーで奪った虎の子の1点を持ち味の堅守で守り切るなど3つの完封勝利で3勝1分けの4戦無敗と好スタートを切ったアーセナル。今シーズンはリーグ戦同様にCLの舞台でもさらなる躍進が期待される。 消耗戦を強いられたトッテナム戦から中3日で行われる今回のアタランタ戦を挟み、週末には中2日で同じくアウェイでのシティ戦を戦うため、アルテタ監督としてはターンオーバーを含めたチームマネジメントが試されるところだ。ウーデゴールの戦線離脱が明かされた一方、軽傷を抱えるDFカラフィオーリとFWサカの2選手は起用可能となったが、昨季ELではリバプールも屈した相手のハイインテンシティのスタイルに対して、結果と共に離脱者を出さずに週末の大一番を迎えることはできるか。なお、DF冨安健洋は引き続き欠場となる。 一方、MFコープマイネルスの移籍にFWスカマッカ、DFスカルヴィーニの戦線離脱とセンターラインの離脱者の影響でパフォーマンスの安定を欠くアタランタだが、2度のビハインドを撥ね返した直近のフィオレンティーナ戦をしぶとく制するなど、ここからの上昇気配を色濃く見せる。ここに来てFWレテギやDFベッラノーバ、MFブレシャニーニら新戦力も力を発揮しており、圧倒的なホームアドバンテージを活かしながら重要なリーグ連戦を挟む強豪相手に好勝負が期待できそうだ。マンツーマンで真っ向勝負を挑む中、サカとの対峙がDFルッジェーリやDFディムスティ、強力守備陣と対峙するレテギやFWデ・ケテラエルらのパフォーマンスが勝敗のカギを握る。 ◆レバークーゼンにアトレティコ登場 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240918_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨シーズンの国内無敗での2冠にEL準優勝を果たしたシャビ・アロンソ率いるレバークーゼンは、今大会の注目クラブのひとつ。そのブンデスリーガ王者は、FW上田綺世を擁するフェイエノールトと初戦を戦う。 主力の流出を最低限にとどめた上、MFアレイシ・ガルシアやDFムキエレ、FWテリエら実力者を補強して選手層に厚みを増したチームだが、今季開幕3戦目でRBライプツィヒに2シーズンぶりのブンデスリーガ黒星を喫するなど調子はいまひとつ。引き続きMFヴィルツを中心とする攻撃の破壊力は絶大も、CLの舞台では開幕から失点が目立つ守備面の改善が重要となる。とはいえ、この初戦では開幕から不調の相手に主導権を握れる可能性が高く、4-1で快勝した直近のホッフェンハイム戦のように敵地でアグレッシブな戦いを見せたい。 一方、フェイエノールトはリバプールに引き抜かれたスロット監督の後任にプリスケ監督を招へいした中、ここまで1勝3分けと微妙な滑り出しに。主砲サンティアゴ・ヒメネス、DFハンツコの慰留に成功した一方、DFヘールトライダとMFヴァイファーのオランダ代表コンビの穴埋めは一筋縄ではいかない。攻守両面で課題を残す中で難敵相手の初戦では今後に繋がるパフォーマンスを見せたい。なお、開幕から公式戦5試合連続途中出場の上田は2ゴールを挙げたバーレーン戦の活躍を追い風に途中出場から今季初ゴールを狙っていきたい。 積極補強を敢行した昨季CLベスト8のアトレティコ・マドリーは難敵ライプツィヒとのCL開幕戦に臨む。開幕からややパフォーマンスに波はあるものの、リーグ5試合中4試合でクリーンシートを記録し、3勝2分けの無敗を維持するシメオネのチーム。直近のバレンシア戦では開幕節で早々にゴールを記録したFWセルロートに続き、MFギャラガー、FWアルバレスが待望の初ゴールを記録。クラブと代表で不調が囁かれたエースFWグリーズマンにもゴールが生まれ、最高の状態でホーム開催のCL初戦を迎えた。 対するライプツィヒは直近のウニオン・ベルリン戦を0-0のドローで終えたが、王者レバークーゼンを撃破するなど、こちらも開幕から公式戦3勝1分けと好調を維持。難所メトロポリターノでタフな戦いを強いられることは間違いないが、新10番シャビ・シモンズにFWシェシュコ、FWオペンダの強力ストライカー陣の活躍で堅守攻略を期待したい。 その他では開幕数試合でシュミット監督を解任し、ブルーノ・ラージを呼び戻した再建途中のベンフィカ、昨季リーグ・アンで大躍進したスタッド・ブレストの初陣にも注目だ。 ◆リーグフェーズ第1節 日程・結果 ▽9/17(火) ヤング・ボーイズ 0-3 アストン・ビラ ユベントス 3-1 PSV ミラン 1-3 リバプール バイエルン 9-2 ディナモ・ザグレブ レアル・マドリー 3-1 シュツットガルト スポルティングCP 2-0 リール ▽9/18(水) スパルタ・プラハ 3-0 ザルツブルク ボローニャ 0-0 シャフタール・ドネツク セルティック 5-1 スロバン・ブラチスラヴァ クラブ・ブルージュ 0-3 ドルトムント マンチェスター・シティ 0-0 インテル パリ・サンジェルマン 1-0 ジローナ 2024.09.19 19:00 Thu
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上田綺世が途中出場もフェイエノールトはホームで独王者レバークーゼンに完敗…【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節のフェイエノールトvsレバークーゼンが19日に行われ、0-4でレバークーゼンが勝利した。フェイエノールトのFW上田綺世は61分からプレーしている。 昨季エールデイビジ2位で6季ぶりのCL本戦出場となるフェイエノールトは、主砲サンティアゴ・ヒメネスやパイシャオン、ティンバー、ハンツコ、守護神ヴェレンロイターをスタメンで起用。上田はベンチスタートとなった。 一方、昨季無敗で悲願のシャーレを獲得し2大会ぶりのCL本戦出場となったレバークーゼンは、直近のホッフェンハイム戦のスタメンからテラをフリンポンに変更した以外は同じスタメンを採用。最前線にボニフェイス、2シャドーにヴィルツとテリエを据えた[3-4-2-1]で臨んだ。 試合は早い時間にスコアが動く。レバークーゼンは5分、敵陣でプレスを懸けたアンドリッヒがゼルキのボールを引っかけると、こぼれ球を拾ったヴィルツがボックス手前から左足を振り抜くと、このシュートがゴール右隅に決まった。 先制を許したフェイエノールトだが、すぐに反撃に出ると9分にチャンス。パイシャオンの左CKを中央に走り込んだハンツコが頭で合わせると、ゴール前のゼルキがゴールに押し込んだが、これはオフサイドの判定で その後は一進一退の展開が続くなか、レバークーゼンは30分に追加点を奪う。バイタルエリアでボールを受けたボニフェイスがトリッキーな軸足パスを供給すると、ボックス右で反応したフリンポンのダイレクトクロスを走り込んだグリマルドが左足でゴールに流し込んだ。 さらにレバークーゼンは、36分にも自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、右サイドでボールを受けたフリンポンがドリブルで持ち上がりクロス。最後はファーサイドに走り込んだヴィルツが右足ボレーでゴールネットを揺らした。 連続ゴールで主導権を握ったレバークーゼンは、前半終了間際にも追加点。敵陣中盤で獲得したFKからグリマルドがクロスを供給すると、ボックス右深くまで駆け上がったタプソバが頭で折り返す。これがGKヴェレンロイターのキャッチミスを誘うと、ファンブルしたボールがそのままゴールに吸い込まれ、前半は0-4で終了した。 迎えた後半は4点を追うフェイエノールトがボールを握る流れで推移。すると55分、中盤でのボール奪取からカウンターを狙うと、強引に中央を突破したティンバーがボックス手前からミドルシュートでゴールに迫ったが、これはGKフラデツキーのセーブに阻まれた。 1点が遠いフェイエノールトは、61分にパイシャオンとロトンバを下げて上田とハジ・ムサを投入。すると73分、ボックス右から侵入したハジ・ムサの折り返しをミランボがヒールで流すと、上田がワントラップからゴールネットを揺らしたが、これは直前での繋ぎの場面でオフサイドがあり、ゴールは取り消された。 結局、試合はそのまま0-4でタイムアップ。前半のゴールラッシュでフェイエノールトを撃破したレバークーゼンが白星スタートを切った。 フェイエノールト 0-4 レバークーゼン 【レバークーゼン】 ヴィルツ(前5) グリマルド(前30) ヴィルツ(前36) OG(前45) 2024.09.20 03:43 Fri
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「良い仕事をした」フェイエノールトに4ゴール快勝、レバークーゼンのアロンソ監督が満足感「非常に成熟したプレーを見せた」

レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が、フェイエノールト戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 19日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の第1節が行われ、レバークーゼンはアウェイでフェイエノールトと対戦した。 新フォーマットに変更されたCL。昨シーズンはヨーロッパリーグ(EL)決勝のアタランタ戦の1敗のみという驚異的な成績を残したレバークーゼンが、CLの舞台に戻ってきた。 試合は序盤からレバークーゼンが圧倒。5分にフロリアン・ヴィルツのゴールで先制すると30分にアレハンドロ・グリマルドのゴールで追加点。36分にはヴィルツがこの試合2点目を決める。 さらに45分には相手のオウンゴールで追加点。そのまま試合は終了し、0-4で初戦を快勝で終えた。 試合後、アロンソ監督は『DAZN』のインタビューに応対。選手たちのパフォーマンスを称え、ゴールを奪うことだけでなく、しっかりとクリーンシートで終えたことも称えた。 「我々は上手くやった。非常に集中したパフォーマンスだった。まだ最初のゲームだが、もちろん満足している」 「今日は、チームが非常に上手く戦った。雰囲気は特別なものだったが、我々は非常に成熟したプレーをしていた。チームは良い仕事をした」 「チャンピオンズリーグでは常にゴールを決めなければならないが、守備もしっかりとしなければならない。我々は今日それをやってみせた。これからの試合でもそれを続ける必要がある」 なお、レバークーゼンは第2節でホームにミランを迎える。 <span class="paragraph-title">【動画】ブンデス王者レバークーゼンが4ゴールでフェイエノールトに快勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8ZZlGcC19_8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.20 10:01 Fri
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後半ATのボニフェイス弾でヴォルフスブルクに打ち勝ったレバークーゼンが公式戦3連勝【ブンデスリーガ】

レバークーゼンは22日、ブンデスリーガ第4節でヴォルフスブルクをホームに迎え、4-3で打ち勝った。 前節ホッフェンハイムに4発快勝としたレバークーゼンは3日前に行われたチャンピオンズリーグ初戦ではフェイエノールト相手に敵地で4発快勝。2試合連続4発と乗ってきたなか、フェイエノールト戦のスタメンから5選手を変更。ボニフェイスやフリンポン、アンドリッヒらに代えてシックやアドリ、アレイシ・ガルシアらを起用した。 1勝2敗スタートのヴォルフスブルクに対し、守勢の入りとなったレバークーゼンは5分に失点する。クロスボールをクリアにかかったムキエレがオウンゴールを献上してしまった。 さらに10分、アムーラにGK強襲のシュートを打たれてひやりとしたレバークーゼンだったが、15分に追いつく。FKの流れからジャカのクロスをペナルティアーク中央のヴィルツがダイレクトで蹴り込んだ。 その後はレバークーゼンの攻勢が強まると、30分にはグリマルドのクロスにシックが合わせる決定機を演出。そして32分、グリマルドの右CKからターのヘディングシュートが決まって逆転に成功した。 しかし37分、CKからボルナウにヘディングシュートを決められると、追加タイム1分には勝ち越される。タプソバがスヴァンベリに入れ替わられると、そのまま持ち上がられてシュートを決められた。 2-3で迎えた後半、開始4分にレバークーゼンが追いつく。後半から投入のインカピエがアレイシ・ガルシアの左CKをヘディングで合わせた。 その後も押し込む展開としたレバークーゼンは65分、ヴィルツのスルーパスに抜け出したシックが決定機もシュートを枠に飛ばせない。 再三の好機を逸していたシックを諦めてボニフェイスを投入したレバークーゼンは77分、そのボニフェイスがGK強襲のシュートで勝ち越し弾に迫ると、88分にはゲルハルトが退場して数的優位に。 しかし追加タイム1分、ジャカの強烈なミドルが左ポストに直撃し、運にも見放されこのまま引き分けに終わるかと思われたなか、同3分に勝ち越し弾。ショートコーナーの流れからDFに囲まれていたボニフェイスが反転から強引に蹴り込んだ。 これが決勝点となってレバークーゼンがヴォルフスブルクに打ち勝ち、公式戦3連勝としている。 レバークーゼン 4-3 ヴォルフスブルク 【レバークーゼン】 フロリアン・ヴィルツ(前15) ヨナタン・ター(前32) ピエロ・インカピエ(後4) ビクター・ボニフェイス(後48) 【ヴォルフスブルク】 OG(前5) セバスティアン・ボルナウ(前37) マティアス・スヴァンベリ(前46) 2024.09.23 00:37 Mon
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「再び戻ってこられて嬉しい」CL復帰のレバークーゼン、シャビ・アロンソ監督は新たな成功望む「昨季は夢が現実となったが…」

レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督がチャンピオンズリーグ(CL)を前に気持ちを高めている。クラブ公式サイトが伝えた。 昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)を準優勝で終えたレバークーゼン。35試合続いていたブンデスリーガ無敗記録が第2節のライプツィヒ戦でストップしたなか、続く第3節ホッフェンハイム戦は4発快勝で終え、CLの戦いに臨む。 19日に迎える初戦はフェイエノールトとの一戦。前日会見ではオランダのデ・カイプで行われる試合についてシャビ・アロンソ監督が語り、2シーズンぶりのCL参加を喜んだ。 「独特な雰囲気を持つ歴史的なスタジアムだ。ここでチャンピオンズリーグの試合を始められるなんて、これ以上のことはない」 「誰だっていつかはチャンピオンズリーグでプレーしたいと思っている。最大の舞台だし、再び戻ってこられて嬉しく思っている」 「我々には挑戦のしがいがありながら、エキサイティングなシーズンが待ち受けている。本当に楽しみにしている」 一方、EL準優勝に加え、ブンデスリーガとDFBポカールの2冠を達成した昨シーズンだが、指揮官はもう過去のこととコメント。新フォーマットのCLでは、8試合のグループフェーズを折り返すまでが重要と考えているようだ。 「どのチームも0ポイントからのスタートだ。昨シーズンは夢が現実となったが、もう振り返りたくはない」 「今の目標は再び自分たちの力を証明することだ。選手たちはハングリー精神を持っている。最初の4試合でできるだけ多くのポイントを獲得したい」 2024.09.19 20:15 Thu

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