リール残留の注目FWデイビッドが語るこの先 延長交渉も認めつつ「なんでも受け入れるし、どのリーグにも挑戦がある」

2024.09.09 18:00 Mon
今季もリールでプレーするデイビッド
Getty Images
今季もリールでプレーするデイビッド
リールのカナダ代表FWジョナサン・デイビッド(24)が今夏とこれからに言及した。

2020年夏にヘントからリールに移ったデイビッド。かつてエデン・アザールも輩出したリールを舞台に遺憾なく得点感覚を光らせ、近年のマーケットではたびたびステップアップの可能性が取り沙汰される。

今夏も欧州有力クラブの関心と紐づく人気株の1人で、会長のオリヴィエ・レタン氏も移籍の可能性を認める趣旨の発言を残したが、最終的に実現せず。だが、今季もここまで公式戦7試合で3得点を積み上げる。
この代表ウィークでもカナダ代表に呼ばれ、先のアメリカ代表戦では2-1の勝利に繋がる1ゴールの活躍。代表通算54キャップ目にして同国新記録の29ゴール目となり、さらに箔をつけた。

そんなアメリカ戦後のデイビッドに『The Athletic』が直撃。プレミアリーグ行きを含め、報道が加熱した今夏を「ただ実現しなかっただけ。オファーはいつくかあったけど、契約がまとまらなかった。それだけだ」と振り返る。
そうしてリール残留で決着の今夏だが、クラブとは今季が最終年。『The Athletic』は将来を巡っていくつかの選択肢があるとし、来夏にフリーで新天地を求めるだけでなく、リールが移籍を視野に給与増額の新契約に動きうると主張する。

来夏の移籍を前提としても、いくつかの可能性が浮かぶが、デイビッドも「そうだね。今は(会長と)延長の可能性を話し合っているところだ」と認め、「どうなるか見てみよう」と話す。

また、移籍先を巡ってはプレミア行きの見方が根強いが、「明らかに世界最高のリーグの1つなのは明らかだと思うけど、プレミアでないとダメというわけではない。なんでも受け入れるし、どのリーグにもチャレンジがある」と述べた。

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ムバッペが驚異的な回復力でリール戦で復帰へ…実弟エタンとの兄弟対決がモチベーションに?

レアル・マドリーのフランス代表FWキリアン・ムバッペが、驚異的な回復力によってリール戦で復帰する可能性が出てきた。 パリ・サンジェルマン(PSG)から今夏マドリーに加入したムバッペは、ここまでラ・リーガ7試合で5ゴール1アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)でも1ゴール1アシストを記録し、チームの得点源として活躍。 しかし、先日のアラベス戦で左大腿二頭筋の損傷と診断され、現地メディアの報道では3週間程度の離脱の可能性が報じられていた。 先月29日に行われたアトレティコ・マドリーとのマドリード・ダービーは無念の欠場となったが、2日に行われるCLリール戦で早くも遠征メンバー入りを果たした。 そのエースに関してカルロ・アンチェロッティ監督は1日に行われた前日会見の場で、リスクを冒す考えはないものの、メンバー選考に入る余地が十分にあると語っている。 「彼は順調に回復した。とても早く回復した。昨日は個人練習のみだったが、あまり長い期間離脱しておらず、体調は崩れていない。今日はグループですべての練習を行い、その後、リスクを負うことは避けたいので、彼と一緒に最善の決断を下す」 「筋肉に問題があったが、体調は良く、遠征して試合に臨みたいと考えていた。今日は彼がどのように練習するかを見守るだけだ。100%の状態であり、リスクがなければ、試合開始からプレーすることになる」 なお、ムバッペが過密日程の中で復帰を急いだ背景にはリールとの対戦という部分が大きかったはずだ。 同クラブには自身と同じく昨季限りでPSGを去った実弟MFエタン・ムバッペが今季からプレーしており、マドリーFWとしては初の兄弟対決に是が非でも出たい気持ちがあったことが想像される。 2024.10.02 07:30 Wed
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「自分たちの力を発揮できなかった」伏兵リールに今季初黒星喫したアンチェロッティ監督は内容を問題視

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、今シーズン初黒星を喫したリール戦を振り返った。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。 マドリーは2日にアウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリール戦で0-1の敗戦を喫した。 激しい消耗戦となったアトレティコとのマドリード・ダービーから中2日でフランスの強豪のホームに乗り込んだエル・ブランコ。メンバー変更を3名にとどめて臨んだ一戦では試合の入りこそ悪くなかったが、時間の経過とともにハイラインでコンパクトな陣形を保つ相手に苦戦。さらに、前半終了間際にはMFエドゥアルド・カマヴィンガのハンドで与えたPKをFWジョナサン・デイビッドに決められて先制を許すと、FWキリアン・ムバッペやMFアルダ・ギュレルらの途中投入も機能せず、0-1ので敗戦となった。 同試合後、会見に出席したアンチェロッティ監督は「残念なのは、チームの印象が、良い試合ではなかった」と敗戦という結果以上に、低調だったパフォーマンスを悔やんだ。 「スポーツだから負けることもあるが、我々は自分たちの力を発揮できなかった。それが一番心配なことだが、我々はこの敗北から学び、もっとうまくやっていくためのリソースをすべて持っている。土曜日にまた試合があり、早く事態を正さなければならない」 「私は正直だ。今日の試合に対する批判は公平で正しい。それが現実だからこそ受け入れなければならない。この試合では良いパフォーマンスができなかった。昨年のダービーで負けたときは大きな警鐘だったし、うまくいけば、この敗北も大きな警鐘になるはずだ」 その敗戦の要因に関しては「我々よりもモチベーションが高く、ボールをより明確に、より激しく、より正確にプレーした」と評価したリールの健闘があったことは間違いないが、すべての局面において自分たちのプレーに問題があったと感じている。 「幸いなことに、最近は相手の方が上手くて勝つに値するようなことはあまり起きていない。ただ、試合に入り込むのに苦労し、デュエルの部分で苦戦した。引き分けにできたかもしれないし、最後にチャンスもあったが、勝つには値しなかった。前回負けたときのように、何を改善すべきかを学び、知る必要がある。それほど難しいことではないと思う」 「今日の試合を評価するのは難しい。ボール、トランジション、激しさ、デュエルで負けるなど、全てが間違っていた。冷静に物事を見て、全てを失わないようにしなければならないが、改善しなければならない。チャンスを生み、チャンスを作るのに苦労した。ボール保持が遅く、アイデアが欠けていた。いつもより直接的にプレーする必要があるフォワードがいて、ゆっくりプレーすると問題になってしまった」 この試合では無類の強さを見せる試合後半にギアが上がり切らず、ダービーでの消耗を窺わせるプレー内容となったが、指揮官は過密日程を言い訳にせず。その上でチームとして今回の試合で浮き彫りとなった課題をしっかりと克服したいと語った。 「それ(過密日程)は言い訳にならない。日曜、水曜、土曜と何度も試合をしてきたが、苦戦した。今日は良い夜ではなかった。言い訳はできないし、改善しなければならない。それだけだ」 「ただ話すだけでは解決には不十分だ。改善すべき力学がある。チームは改善しつつあったが、この試合は後退だ。戦い続け、闘い続け、改善し続けなければならない」 今季初黒星からのバウンスバックを図るマドリーは、5日に行われるラ・リーガ第9節でビジャレアルとホームで対戦する。 2024.10.03 10:15 Thu

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