降格圏転落のリーズで解任囁かれるも…マーシュ監督は続投強調 「チームをより良くする責任がある」

2022.10.24 13:24 Mon
Getty Images
リーズ・ユナイテッドジェシー・マーシュ監督が、自身の続投を強調した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

プレミアリーグ開幕からの11試合で2勝3分け6敗と苦しむリーズは23日に行われた第13節のフルアム戦も前半に先制した直後に同点とされると、後半の2失点で逆転を許す苦しい展開に。終了間際にMFクリセンシオ・サマーフィルのゴールで1点を返すのがやっとであり、2-3で敗れている。

リーグ4連敗で降格圏の18位まで転落したマーシュ監督への風当たりは強くなる一方であり、本拠地エランド・ロードに集ったファンからは「何が起きている?」「解任しろ!」といったチャントが浴びせられた。
それでも、マーシュ監督に職を辞する考えはない模様だ。試合後、去就について問われた指揮官は辞任や解任の噂を否定。今はチームを改善することに集中したいと意気込んでいる。

「私はこのチームをより良くする責任がある。彼らが自信を持てるよう、解決策を見出せるよう、信念を示せるよう、挑戦し続けられるよう、強くあり続けられるよう、たゆまぬ努力をするつもりだ。もちろん私は責任を引き受けるが、チームは改善する必要がある」
「私は長期にわたってこのクラブにいるつもりだ。このクラブを愛しているし、より良いクラブにするためすべてを投資しているよ」

「我々はこのリーグが信じられないほど難しいと、常に理解していた。だからこそ、昨季の残留も含め決して平凡なことはしていない。今日だって最後までプッシュを続けていた。これからもこのグループの特徴を生かして、より良くなる方法を考えていきたい」

「ファンは今、戦術的な分析など聞きたくないだろう。それでも、試合の入りは良かったし、先制後には自分たちが主導権を握り始めると感じたはずだ。だが、我々は自分たちを苦しめる方法を見つけてしまい、すべきでないプレーでゴールを与え、試合をイーブンにしてしまった。後半も我々の自信は最高潮だったが、試合は台無しになってしまったね」

「セットプレーの守備について、我々はプライドを持っている。それでも、2つのCKとスローインで十分なディフェンスができていなかった。その瞬間に対応ができなかったのは痛恨の極みであり、容認できない」

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白熱のローズダービーはドロー決着! ユナイテッドはサンチョ躍動で2点差追いつくも痛い勝ち点逸に《プレミアリーグ》

プレミアリーグ第8節延期分、マンチェスター・ユナイテッドvsリーズが8日にオールド・トラッフォードで行われ、2-2のドローに終わった。 前節、クリスタル・パレスとの接戦を2-1で制して公式戦4連勝を飾った3位のユナイテッド。公式戦5連勝を目指すテン・ハグのチームは、来週にバルセロナとの重要なヨーロッパリーグの対戦を控える中、直前にマーシュ監督を解任した17位のリーズとのリーグ連戦初戦に臨んだ。 オランダ人指揮官は前節から先発3人を変更。パレス戦での暴力行為で3試合の出場停止となったカゼミロ、負傷のアントニーとワン=ビサカがベンチを外れ、ダロトとガルナチョと共にザビッツァーが加入後初スタメンを飾った。 リーズの昇格以降、3勝1分けと圧倒的に優位に立つローズ・ダービーということもあり、余裕をもって試合に入ったユナイテッドだったが、その出ばなを挫かれる。 開始1分、リーズはダロト、ブルーノ・フェルナンデスに強い圧力をかけてニョントとストライクの連携でボール奪取。ここからショートカウンターに持ち込むと、ボックス付近のバンフォードに当てた落としを受けたニョントがペナルティアーク左から右足を一閃。グラウンダーのシュートがゴール左下隅に決まった。 その後、シニステラが負傷して8分にサマーフィルのスクランブル投入を余儀なくされたアウェイチームだが、引き続き強度の高い守備で優位に試合を進める。11分にはセットプレーからゴール前のストライクにビッグチャンスも、ゴール至近距離からのヘディングシュートはGKデ・ヘアの好守に遭う。 守護神の好守で2失点目を凌いだユナイテッドは、徐々に相手の圧力に慣れ始めると、15分を過ぎた辺りから相手陣内でハーフコートゲームに持ち込む。 そして、18分にはボックス内でガルナチョ、ザビッツァーの連続シュートで際どい場面を作ると、27分には絶好の同点機が訪れる。味方のスルーパスに抜け出したガルナチョがボックス手前で飛び出したGKをかわしてボックス左に持ち込んで右足を振る。だが。これはDFウーバーの決死のゴールカバーに阻まれた。 前半終盤にかけても猛攻を仕掛けるホームチームは、セットプレーを含めて厚みのある攻撃を継続。その流れでザビッツァーの巧みな左足のコントロールシュートなどでゴールへ迫るが、GKメリエが存在感を放ち始めたリーズのゴールをこじ開けることはできなかった。 迎えた後半、前半終盤を耐え切ったアウェイチームが前半同様に立ち上がりにゴールをこじ開ける。48分、自分たちのセットプレーからカウンターを受けそうなところを何とか防ぐと、すぐさま反撃。ボックス左で仕掛けたサマーフィルがゴールライン際で折り返したボールがDFヴァランに当たって大きくコースが変わると、これがゴール右隅へ決まった。 形こそ不運なオウンゴールも前半同様に立ち上がりの油断によって痛恨の2失点目を喫したユナイテッド。すぐさま反撃に転じていくが、2点リードで余裕の出てきた相手に対して決定機まで持ち込めない。 この難しい流れを受けてテン・ハグ監督は59分、ヴェグホルストとガルナチョを諦めてサンチョとペリストリを同時投入。この交代でラッシュフォードを最前線、ペリストリを右、サンチョを左に配置した。 すると、指揮官のこの交代策が見事に嵌る。62分、ザビッツァーのフィードに反応したペリストリがボックス内で身体を張ってキープ。右に流れながらフリーのダロトに丁寧に落とすと、ダロトからの正確なクロスをゴール前で競り勝ったラッシュフォードが頭で左隅へ流し込んだ。 エースのリーグ戦3試合連続ゴールで1点を返して勢いに乗るホームチームは、幾つかの決定機を経た70分に追いつく。左サイドでの連携からショーがボックス内に侵入しプルバック。これはDFにブロックされたが、こぼれ球に反応したサンチョがゴール前の密集を抜く右足のシュートを突き刺し、昨年9月以来となる今季リーグ3点目とした。 残り時間を考えれば、このままユナイテッドが押し切る展開が予想されたが、リーズも最後の力を振り絞って応戦。より勝ち点3がほしいホームチームは、77分にB・フェルナンデスの正確なクロスからヴァランに絶好機も、渾身のヘディングシュートはGKメリエのビッグセーブに遭う。 その後もボックス付近で多彩な崩しを見せてB・フェルナンデスやラッシュフォード、フレッジに決定機が訪れたが、ボックス内で決死のブロックを見せるリーズの集中した守備を前に3点目を奪うことはできず。 この結果、白熱のローズ・ダービー初戦は2-2のドロー決着。ホーム連勝がストップしたユナイテッドは、下位相手に痛い取りこぼしとなった。 2023.02.09 07:15 Thu
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人員整理のチェルシー、アンパドゥも売却へ…リーズに12.7億円で

ウェールズ代表DFイーサン・アンパドゥ(22)がチェルシーを離れるようだ。 オーナーが代わってから大きな補強を続け、今夏に戦力整理が活発化するチェルシー。その顔ぶれに生え抜きスターだったメイソン・マウントも含まれ、思い切った血の入れ替えが続くが、アンパドゥも出て行くという。 イギリス『The Athletic』によると、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)で出直しのリーズ・ユナイテッドはチェルシーと移籍金700万ポンド(約12億7000万円)で合意。これからメディカルチェックを行うそうだ。 アンパドゥは2016年8月にエクセター・シティでトップチームデビュー。15歳でのプロ初出場とあって注目を集め、2017年夏にチェルシー入りしたが、2019年夏から武者修行が続き、昨季はスペツィアでプレーした。 2023.07.18 10:55 Tue

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