ELでセビージャGKに殴りかかったPSVファンに懲役3カ月、酒に酔いすでに出禁状態だったことも判明

2023.03.09 13:18 Thu
Getty Images
ピッチに乱入し、GKに殴りかかった男が懲役刑を受けることとなった。オランダ『NOS』が伝えた。事件が発生したのは、2月23日。ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント・プレーオフ2ndレグのPSVvsセビージャの試合だった。

セビージャは1stレグで3-0と快勝し、PSVは3点差以上をつけて逆転突破を目指した2ndレグ。その試合中、PSVのファンが愚行。ピッチに侵入すると、セビージャのセルビア代表GKマルコ・ドミトロビッチに向かって走っていき、パンチを繰り出していた。
侵入者のパンチはドミトロビッチにヒットしないと、その隙を突いたドミトロビッチが反撃。男を取り押さえるという勇敢な行動に出て、その後にチームメイトやスチュワードが駆けつけて男は連れ出されていた。

PSVのファングループはドミトロビッチとセビージャへ謝罪の花束とメッセージを送るなどしていたが、拘束された20歳の男は3カ月の懲役刑(うち1カ月は条件付き)を言い渡されたという。
なお、この男はすぐに刑に服す必要があり、その後は2年間の保護観察を受けることに。PSVのスタジアムに近づくことは許されないこととなった。

『NOS』によれば、この男は仕事をクビになり、かなり酒に酔っていたとのこと。また、PSVのスタジアムでは2度出入り禁止となっており、この試合でもスタジアムに入場できないはずだったという。

オランダ『De Telegraaf』によれば、男はシーズンシートを利用していたとのこと。PSVは試合後、スタジアムでの入場禁止をより強制力のあるものにすることを検討するとしていた。

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