【ECL第5節まとめ】田中亜土夢が見事なミドルで初ゴール! 菅原由勢のAZ&中村敬斗のLASKが首位通過決める

2021.11.26 07:10 Fri
Getty Images
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・グループステージの第5節が行われた。

今回の第5節では日本人選手4名の内、FW中村敬斗、MF田中亜土夢、MF原口元気がスタメン出場し、DF菅原由勢は78分から途中出場した。

その日本人選手の中でヘルシンキの田中が見事な活躍を披露した。すでに敗退が決定しているチームは、ホームでアラシュケルトと対戦。試合は序盤から一進一退の攻防が続いた中、0-0で折り返した後半に田中が魅せる。
48分、右サイドに張った味方からボールを受け直して一度左に展開した田中はペナルティアーク付近にポジションを取ってショートパスを受け直すと、ゴール前の密集を射抜く見事な左足のミドルシュートをゴール右下隅に突き刺した。その後、リードを守り切ったヘルシンキが田中のECL初ゴールで2勝目を手にした。

ヤブロネツ戦に後半終盤の78分から途中出場した菅原所属のAZは、敵地で1-1のドローに持ち込み、最終節を前に首位での突破を決定。また、すでに突破を決めている中村所属のLASKリンツはマッカビ・テルアビブとの首位攻防戦を制して同じく首位通過を決定。中村はフル出場で勝利に貢献している。
一方、原口所属のウニオン・ベルリンは、マッカビ・ハイファとのアウェイゲームに臨み1-0で勝利。原口はチームの決勝点が決まる直前の64分までプレーしていた。なお、この勝利で2位のスラビア・プラハとの勝ち点差を1に縮めたウニオンは、最終節での直接対決で逆転突破を目指す。

なお、今節新たに突破を決めたのはグループCのボデ/グリムトとローマ、グループDのAZ、グループEのフェイエノールト、グループFのコペンハーゲン、グループGのスタッド・レンヌの6チームだ。

◆ECL第5節 結果一覧

【グループA】
ヘルシンキ(フィンランド) 1-0 アラシュケルト(アルメニア)
※田中亜土夢はフル出場し、初ゴールを記録

マッカビ・テルアビブ(イスラエル) 0-1 LASKリンツ(オーストリア)
※中村敬斗はフル出場

【グループB】
フローラ(エストニア) 1-0 パルチザン・ベオグラード(セルビア)
アノルトシス(キプロス) 1-0 ヘント(ベルギー)

【グループC】
ローマ(イタリア) 4-0 ゾリャ(ウクライナ)
ボデ/グリムト(ノルウェー) 2-0 CSKAソフィア(ブルガリア)

【グループD】
ヤブロネツ(チェコ) 1-1 AZ(オランダ)
※菅原由勢は78分から途中出場

ラナース(デンマーク) 2-1 クルージュ(ルーマニア)

【グループE】
マッカビ・ハイファ(イスラエル) 0-1 ウニオン・ベルリン(ドイツ)
※原口元気は先発出場し64分までプレー
※遠藤渓太は登録メンバー外

スラビア・プラハ(チェコ) 2-2 フェイエノールト(オランダ)

【グループF】
スロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア) 0-0 PAOK(ギリシャ)
※香川真司は登録メンバー外

リンカーン(ジブラルタル) 0-4 コペンハーゲン(デンマーク)

【グループG】
ムラ(スロベニア) 2-1 トッテナム(イングランド)
スタッド・レンヌ(フランス) 3-3 フィテッセ(オランダ)

【グループH】
カラバフ(アゼルバイジャン) 2-2 オモニア(キプロス)
カイラト(カザフスタン) 2-3 バーゼル(スイス)

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