ラツィオ指揮官インザーギ、絶対王者バイエルン相手に決意「5年間の集大成」

2021.02.23 18:36 Tue
Getty Images
ラツィオシモーネ・インザーギ監督が、バイエルン戦に向けて意気込みを語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

ラツィオは23日、チャンピオンリーグ(CL)ラウンド16でバイエルンと対戦する。20年ぶりとなるCL決勝トーナメントに臨むラツィオだが、相手は昨年の大会を圧倒的な強さで制した絶対王者。一筋縄ではいかないだろう。

そんな一戦を前に、インザーギ監督は「素晴らしいチームとの5年間の仕事の集大成だ」とコメント。就任から5年間でのチームの成熟を実感し、この試合でもいつも通り全力を尽くすと意気込んだ。
「我々はいつも通りの謙虚さ、そして気を楽にして試合に臨みたい」

「バイエルンは世界チャンピオンとなり、その後直近2試合で引き分けと負けを記録している。しかしそれ以前には5連勝している」
「バイエルンの弱みではなく、ラツィオの強みにフォーカスしたい。これまでやってきたように、この試合でもベストを尽くすつもりだ」

「我々は成熟しており、決勝戦のような重要な試合を多く戦ってきた。昨シーズンはヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝でもプレーした」

また、現役時代に自身が指導し、現在はバイエルンのヘッドコーチを務めるクローゼ氏についても言及。再会を喜んだ。

「彼に再会できて嬉しいよ、彼は就任して最初の試合でも私をとても助けてくれた」

「コーチとしての彼はとても評判がいい。しかし明日の夜のような試合では最高の形で相手にすることができると思う」

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