「とても感激している」EL優勝に歓喜のラメラ、古巣ローマとの対戦については「彼らのことが大好きだけど…」

2023.06.01 10:34 Thu
Getty Images
セビージャのアルゼンチン代表MFエリク・ラメラが、ヨーロッパリーグ(EL)優勝を喜んだ。

5月31日に行われたローマとのEL決勝で、1点のリードを許した後半から出場したラメラ。選手交代も功を奏しオウンゴールで同点とすると、延長戦でも決着はつかず勝敗の行方はPK戦へ。2人目のキッカーを務めたラメラも含め全員が確実にゴールを決めたセビージャに対し、ローマは2選手が失敗したことで勝敗は決した。

クラブ通算7度目のEL優勝に貢献したラメラは、試合後『DAZN』で喜びを露わに。2012-13シーズンまで所属していたローマへの想いを明かしつつ、自身初のタイトルに歓喜している。
「かつて所属したクラブとの対戦であり、とても難しい試合だった。僕は彼らのことが大好きだけど、これもフットボールなんだ。僕にとっては初めて手にしたタイトルになった。その相手がローマになったのは、正直予想外だったよ。今はとても感激している」

「僕たちは成功したんだ。最初から難しい試合になることは理解していた。ここまでとても長かったし、今日もチームとしてはベストな試合ではなかったかもしれない。それでも、今シーズンの努力やここまでの勝利があってのものであり、優勝に値するよ」

エリク・ラメラの関連記事

AEKアテネは19日、マンチェスター・ユナイテッドを退団した元フランス代表FWアントニー・マルシャル(28)の加入を発表した。背番号は「26」に決定。契約期間は2027年6月30日までの3年となる。 ギリシャに新天地を求めた28歳FWは「とても嬉しいよ。AEK移籍は僕にとってチャンスだ。ベストを尽くして目標を達成 2024.09.20 06:30 Fri
AEKアテネは21日、元アルゼンチン代表MFエリク・ラメラ(32)の加入を発表した。契約期間は2027年までの3年間となる。 ラメラは母国のリーベル・プレートでキャリアをスタートしたラメラは、2011年8月にローマへと完全移籍し、ヨーロッパでのキャリアをスタート。2013年8月には、当時のクラブレコードである30 2024.07.21 22:20 Sun
元アルゼンチン代表MFエリク・ラメラ(32)がフリーエージェントに。スペイン『Relevo』が伝えている。 名門リーベル・プレートが輩出したアルゼンチン代表通算25キャップのクラック、エリク・ラメラ。2011年に移籍、欧州進出の足がかりとなったローマで脚光を浴び、2年後には大きな期待とともにトッテナムへ加入する。 2024.05.29 14:10 Wed
セビージャにはケガ人が非常に多い。スペイン『Relevo』が伝えている。 現在セビージャはラ・リーガで5勝9分け11敗の15位に低迷。昨季のヨーロッパリーグ(EL)制覇によってもたらされたチャンピオンズリーグ(CL)もグループステージ最下位で敗退…“お家芸”とも言える「3位→EL参戦→優勝」ルートに進めなかった。 2024.02.21 15:35 Wed
セビージャの元アルゼンチン代表MFエリク・ラメラが、古巣ローマとの大一番に向けて率直な思いを語った。 2019-20シーズン以来、最多7度目の優勝を目指すセビージャは31日、ブダペストのプスカシュ・アレーナで行われるヨーロッパリーグ(EL)決勝でローマと対戦する。 準決勝2ndレグでユベントス相手に決勝点を 2023.06.01 00:08 Thu

セビージャの関連記事

ファン・サポーターの行き過ぎた行動が、選手たちをさらに苦しめることになっていたようだ。 セビージャは10日、ラ・リーガ第35節でアウェイでセルタと対戦した。今シーズンは近年にない低迷ぶりとなっており、セルタにも3-2で敗戦。勝ち点38となり残り4試合で降格圏との勝ち点差は「8」の16位に位置している。 そん 2025.05.11 22:45 Sun
セビージャは13日、ホアキン・カパロス氏(69)の新監督就任を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 今シーズンここまでラ・リーガ31試合9勝9分け13敗の13位と不振に陥っていたセビージャは13日にガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表。クラブは直近で宿敵ベティスとのエル・グラン・デルビでの敗戦を 2025.04.13 22:15 Sun
セビージャは13日、ガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表した。 バルセロナ出身でバルセロナのカンテラで指導者キャリアをスタートしたピミエンタ監督は、2022年1月にペペ・メル前監督の後任としてラス・パルマスの新指揮官に就任。クラブをプリメーラ昇格に導く手腕を発揮すると、昇格1年目の昨シーズンは後半戦に失速 2025.04.13 20:11 Sun
セビージャは10日、U-21スペイン代表DFフアンル・サンチェス(21)との契約延長を発表した。新契約は2029年夏までとなる。 2018年7月にセビージャの下部組織に加入したフアンルは、2022年7月にファーストチームに昇格。同シーズンはミランデスにレンタル移籍を経験するも、1年で復帰していた。 フアンル 2025.04.10 18:20 Thu
アトレティコ・マドリーは6日、ラ・リーガ第30節でセビージャとのアウェイ戦に臨み、2-1で逆転勝利した。 前節エスパニョールに引き分けた3位アトレティコ(勝ち点57)は、4日前のコパ・デル・レイ準決勝2ndレグではバルセロナの前にウノセロ敗戦で決勝進出はならなかった。公式戦6試合勝ちがない中、バルセロナ戦のスタメ 2025.04.07 06:30 Mon

UEFAヨーロッパリーグの関連記事

ヘンクのFW伊東純也が復帰後初ゴールを決め、ファンが大歓喜している。 ヘンクはヨーロッパリーグ(EL)プレーオフ2ndレグでレフ・ポズナン(ポーランド)と対戦。0ー0で迎えた31分のことだ。 伊東はペナルティーエリアの右でパスを受けると、右足のインサイドでボールを絡めとるように触ってターン。猛追してきた相手 2025.08.30 18:40 Sat
UEFA(欧州サッカー連盟)は29日、UEFAヨーロッパリーグ2025-26のリーグフェーズ組み合わせを発表した。 UEFAチャンピオンズリーグと同様に、昨シーズンよりフォーマットが変更となったUEL。36チームが4つのポットに分けられ、それぞれのポットから2チームずつと対戦し、ホーム4試合、アウェイ4試合の合計 2025.08.30 11:38 Sat
トッテナムは14日、スウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキが右の膝蓋骨を手術したことを発表した。 クルゼフスキは11日に行われたプレミアリーグ第36節クリスタル・パレス戦の前半、相手選手と交錯した際に右ヒザを強く打撲して負傷交代していた。スパーズは声明にて「直ちに医療スタッフと共にリハビリを開始する予定だ」と発 2025.05.15 12:30 Thu
トッテナムのスウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキに大一番欠場の可能性が出てきている。 トッテナムは21日、ビルバオのサン・マメスでヨーロッパリーグ(EL)決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦を控えている。 2007-08シーズンのEFLカップ以来のタイトルに加え、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権が 2025.05.14 23:00 Wed
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、ビルバオで開催されるヨーロッパリーグ(EL)決勝に向け、バックルームスタッフ30名のチケット代、家族の渡航費用の一部を負担することを申し出たようだ。『ESPN』が報じている。 ユナイテッドは21日にビルバオのサン・マメスで行われるEL決勝でトッテナムとの同国対 2025.05.14 16:30 Wed

エリク・ラメラの人気記事ランキング

1

E・ダイアーが観客席に特攻してサポーターと一悶着…何があった?

トッテナムに所属するイングランド代表MFエリック・ダイアーが一部サポーターと衝突した。イギリス『サン』が報じた。 トッテナムは4日にFAカップ5回戦に臨み、敵地でノリッジ・シティと対戦すると、120分間を戦い、1-1で決着がつかず、PKに突入。MFエリク・ラメラ、FWトロイ・パロット、MFジェジソン・フェルナンデスが失敗して、PKスコア2-3でベスト8進出を逃してしまった。 この試合後、騒動が起きた。センターバックの一角としてフルマッチを戦ったE・ダイアーはピッチから何かに気がつき、観客席へ。警備員の制止に遭いながら一部サポーターと口論を転じた。 ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、「FAカップを象徴する素晴らしい試合の後だが、この質問から逃げられない」と述べ、見解を示すとともに、その理由をこう明かしたという。 「エリック・ダイアーの行動はプロフェッショナルを欠いたものだが、おそらく誰しもが同じことをする。誰かが自分の家族、特に自分の弟を侮辱してきたらね」 「エリックは侮辱を受けた。彼の弟やエリックは不当を感じたのだ。しかしながら、我々はプロフェッショナルとして、彼の振る舞いを認めるわけにはいかない」 「クラブがエリック・ダイアーを規律違反として咎めるのなら、私は同意しない。しかし、彼の行動は間違いだ」 モウリーニョ監督からそう真相が明らかにされたE・ダイアーとファンのいざこざ。イングランドサッカー協会(FA)の調査対象となるという今回の一件だが、どのような決定が下されるか。 <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">Así arrancó todo: Mourinho declaró en conferencia de prensa que un fanático del Tottenham insultó a Eric Dier, su hermano (que estaba en la tribuna) reaccionó y el jugador de los Spurs se metió en el medio. <a href="https://t.co/OEeJyB19kG">pic.twitter.com/OEeJyB19kG</a></p>&mdash; SportsCenter (@SC_ESPN) <a href="https://twitter.com/SC_ESPN/status/1235342219940433927?ref_src=twsrc%5Etfw">March 4, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2020.03.05 10:50 Thu
2

ケインを襲った悲劇!ハットトリックしたのに直後に急造GKとしてホロ苦失点…【ハットトリック・ヒーローズ】

サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い) サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。 今回は、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが決めた、印象的なハットトリックだ。 <div id="cws_ad">◆”GK”ケインを襲った悲劇<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJVYVJ2cUh1ZyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 2014-15シーズンからトッテナムのエースストライカーとしてゴールを量産し続けるケイン。今や頼れる主将だが、トップチーム定着したての頃には、やや可哀想な経験もしている。 2014年10月23日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループリーグのアステラス戦。ケインはいつものようにセンターフォワードとして先発出場すると、まずは13分にミドルシュートを叩き込み、先制点を獲得する。 さらに、MFエリク・ラメラのスーパーゴールなどで3-0とリードを広げると、75分にケインが味方のシュートのこぼれ球を詰め、2点目を記録。 そして81分にはDFフェデリコ・ファシオのクロスを頭で沈め、見事ハットトリックを達成した。 しかし、ここからケインに悲劇が訪れる。 交代枠を使い切った87分にGKウーゴ・ロリスが退場となるアクシデントが発生。その代役をケインが務めることとなった。 不安そうな表情を見せながらも、キーパーグローブをはめたケインはゴールマウスにポジションを移す。 しかし、89分の相手のFKの場面で直接狙われると、目の前でバウンドしたシュートをケインはファンブル。そのままゴールを許してしまった。 せっかくハットトリックを達成したにもかかわらず、やや悲しい結末となってしまったこの試合。すでに5点をリードしており、試合の結果に大きく影響を与えなかった点は幸いだった。 2020.08.12 16:00 Wed

セビージャの人気記事ランキング

1

ベン・イェデルがフランスで初のフットサル&サッカー代表選手に! “キングカズ”とは逆パターン

▽セビージャに所属するFWウィサム・ベン・イェデルがフランス人史上初のフットサルとサッカーの双方での代表選手となった。イギリス『101GREAT GOALS』が伝えた。 ▽先日にサッカーフランス代表に初招集されたイェデルは、23日に行われたコロンビア代表戦で後半に途中投入され、27歳で待望のレ・ブルーデビューを果たした。 ▽しかし、イェデルがレ・ブルーとしてプレーしたのはこれが初めてではなく、2010年にフットサルフランス代表として2試合に出場し1ゴールを記録していた。 ▽ブラジル代表FWネイマールや同MFフィリペ・コウチーニョなどを筆頭にブラジルなど南米では11人制のサッカーを始める前の幼少期にフットサルを通じて、足元の細かい技術などを習得するケースが多い。 ▽ただ、幼馴染であるレスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズ同様に10代の頃にフランス下部リーグでのプレーを余儀なくされたイェデルは、サッカー選手としてのキャリアに行き詰っていた時期にフットサルフランス代表としてプレー。その後、トゥールズ移籍をキッカケにブレイクを果たし、現在はセビージャで印象的なプレーを披露している。 ▽そのため、サッカー日本代表での輝かしいキャリアを残した後、2012年にフットサル日本代表としてFIFAフットサルワールドカップに参加した“キングカズ”ことFW三浦知良らとは異なる、稀有なケースといえるだろう。 2018.03.25 13:45 Sun
2

オカンポスのお尻に触ったラージョの少年サポーターに約100万円の罰金と1年間のスタジアム出禁を求刑

スペイン・スポーツ暴力対策委員会は14日、ラージョの少年サポーターに罰金6000ユーロ(約97万円)と1年間のスタジアム入場禁止処分を科すことを求刑した。 この少年サポーターは5日に行われたラ・リーガ第23節のセビージャ戦で最前列の座席に座っていた中、スローインのためにタッチライン際に立ったルーカス・オカンポスのお尻を触る挑発を行った。 試合が数分中断する事態となったこの件を重く受け止めたスペイン・スポーツ暴力対策委員会は少年が未成年ではあったものの厳罰を求めた格好だ。 2024.02.15 06:00 Thu
3

アクーニャ退団のセビージャ、左SBにはバルサを離れた元スペイン代表DFを狙う?

左サイドバックの補強を目指すセビージャだが、新たなターゲットが浮上している。 セビージャは20日、アルゼンチン代表DFマルコス・アクーニャが退団し、リーベル・プレートに移籍することを発表。チームを支えてきた選手が開幕早々に去ることとなった。 左サイドバックの補強が必要なセビージャだが、スペイン『マルカ』によればバルセロナを退団した元スペイン代表DFマルコス・アロンソ(33)の獲得に興味を持っているという。 2022年9月にチェルシーからフリーでバルセロナに加入したマルコス・アロンソ。バルセロナでは45試合に出場し3ゴールを記録していたが、契約満了により昨シーズン限りで退団。現在はフリーの状態が続いている。 マルコス・アロンソにはオファーがあるものの、金銭的に興味深いオファーを拒否。プロジェクトを重視しているとされ、セビージャはうってつけのクラブ。ただ、サラリーの問題が浮上しており、バルセロナ時代に比べて大幅な減給を受け入れる必要があるという。 センターバックでもプレーできるマルコス・アロンソは、ガルシア・ピミエンタ監督が求めるビルドアップ能力も兼ね備えており、個人条件で合意すれば加入も大きく近づくことになりそうだ。 2024.08.21 12:58 Wed
4

宙に浮くラファ・ミルの去就…東京五輪スペイン代表の肉体派ストライカー

スペイン人FWラファ・ミル(27)の去就が宙に浮いている。スペイン『Relevo』が伝えている。 U-24スペイン代表として東京五輪出場のラファ・ミル。当時ウォルバーハンプトンからウエスカへレンタル移籍していた191cmの肉体派ストライカーは、あれから3年、クラブキャリアが徐々に停滞し、A代表には縁がない。 五輪直後の21-22シーズンにセビージャへ完全移籍。1年目はラ・リーガ10得点も序列が低く、先発起用が増えた2年目の昨季は公式戦36試合8得点、3年目の今季は1月移籍を拒否して構想外となり、終盤戦の出番はゼロだった。 現在プロデビュー時の古巣・バレンシアへの移籍話が進行中。セビージャはラファ・ミル側と「どう転んでも来季は給与を支払いません」という内容の協定を結んだという。 一方、ピーター・リム体制のバレンシアは、買い取りオプション付きのレンタル獲得を希望。ラファ・ミルの年俸はクラブの給与体系を上回っており、三者揃って交渉成立を願っていても、すぐに決着するものではないようだ。 この点で今週一週間は大事なクラブ間協議が行われるとのこと。バレンシアはラファ・ミルの代替案もあり、セビージャと合意できないとみれば、ターゲットを変更するものとされる。 2024.06.24 20:00 Mon
5

現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly