ラニエリ氏がインテル指揮官時代を回想「チアゴ・モッタの退団が大ダメージ」

2022.09.30 19:28 Fri
Getty Images
老将クラウディオ・ラニエリ氏がインテル指揮官時代を振り返った。

指揮官としてイタリア国内外を渡り歩いたラニエリ氏。2015-16シーズンにレスター・シティをプレミアリーグ優勝へと導き、64歳にして自身初のリーグタイトルを獲得したが、それ以前は目ぼしい成績を残せていなかった。

インテルには2011年9月に就任。同年10月から翌年1月にかけてはセリエAで7連勝するなど好調だったものの、その後急失速し、3月のユベントス戦で黒星を喫した直後に解任された。
ラニエリ氏はイタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューでインテル時代を振り返り、主力選手として重宝していたMFチアゴ・モッタ(現ボローニャ指揮官)の退団が痛手だったと口にした。

「チアゴ・モッタがインテルでの私のキャリアを台無しにしたんだよ。彼は1月にパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍を希望し始め、私はシーズン終了後であれば構わないと同意した」
「だが、彼はそれでも幹部らにPSG行きを懇願した。彼はフィールドにおいて、時計の針のごとく正確なプレーをする選手。(退団で)メカニズム全体が大きなダメージを受けた」

ラニエリ氏の回想通り、チアゴ・モッタ氏は2012年1月にPSGヘ移籍。当時のインテルは暗黒時代に足を踏み入れた時期で、中盤でタクトを振るっていたイタリア代表MFの退団が大きな痛手に。10年という時を経ても、当時のやるせない感情が忘れられないようだ。

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インテルのイタリア人補強計画…19歳スカルヴィーニに22歳GKトゥラティ、24歳コルパーニを獲得へ?

インテルが自国イタリアの3選手をリストアップしているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 今夏にイタリア代表MFダビデ・フラッテージを獲得したインテル。宿敵ミランや選手の古巣ローマ、ユベントス、さらにはアーセナルなども名乗りを上げていたなか、イタリア人選手No.1の人気銘柄を釣り上げることに成功した。 一方で、昨シーズン中から獲得への動きが報じられてきたアタランタのイタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニ(19)については、U-21イタリア代表MFジョバンニ・ファビアン(現ボローニャ)を交渉に盛り込んで移籍金引き下げを狙うも、合意できなかったという。 アタランタの要求額は5000万ユーロ(約78億9000万円)。フランス代表DFバンジャマン・パヴァール獲得に3000万ユーロ(約47億3000万円)近くを費やしたインテルの金庫には現状、5000万ユーロもないとされるが、再びアタランタにアタックするのは確実と考えられている。 また、フロジノーネのU-21イタリア代表GKステファノ・トゥラティ(22)も候補に。トゥラティは15歳までインテルの下部組織に所属し、その後は若手の登竜門サッスオーロで育まれた191cmの守護神だ。 サッスオーロでは通算4試合の出場に留まるが、昨季からフロジノーネに武者修行しており、セリエBでの1年目は最終節1試合を除く37試合でプレーし、優勝とセリエA昇格に貢献。今季は昇格組ながらも第8節終了時点で8位と検討するチームにおいて、7試合でゴールマウスを守っている。 インテルはかつて5万ユーロ(約780万円)でサッスオーロへ放出したミラノ生まれの地元っ子帰還を検討中。スイス代表GKヤン・ゾマーの後継者候補とみられている。 最後は人材の宝庫アタランタが輩出したモンツァの元U-21イタリア代表MFアンドレア・コルパーニ(24)。2020-21シーズンからモンツァ所属の24歳は[3-4-2-1]をベースとするチームで2シャドーの一角を担う攻撃的MFだ。 故に[3-1-4-2]のインテルでは当てはまるポジションがないように思えるが、その特徴は自らドリブルで持ち運び、ゴールまで陥れるというネラッズーリの中盤にはいないタイプ。今季はセリエA8試合出場で4ゴールをマークしている。 こちらはスカルヴィーニ同様、インテルが獲得に本腰を入れる1人と考えられており、友好関係にあるモンツァの要求額は2000万ユーロ(約31億5000万円)。インテル以外にも複数のクラブが関心を寄せ始めたという注目株だ。 2023.10.11 14:08 Wed

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