南野拓実スタメン復帰のセインツが最下位ブレイズ撃破で待望の10戦ぶりの白星!《プレミアリーグ》
2021.03.07 01:56 Sun
プレミアリーグ第27節、シェフィールド・ユナイテッドvsサウサンプトンが6日にブラモール・レーンで行われ、アウェイのセインツが0-2で勝利した。なお、サウサンプトンのFW南野拓実は88分までプレーした。
現在、14位のサウサンプトン(勝ち点30)は前節、エバートンに競り負けて直近8敗1分けの9戦未勝利という泥沼の状況が続く。最下位のブレイズ(勝ち点14)のホームに乗り込む10戦ぶりの勝利を目指した一戦では、エバートン戦を負傷で欠場した南野が左サイドハーフで先発に復帰した。
立ち上がりから主導権争いが続く中、セインツにいきなりアクシデントが発生する。10分過ぎに足を痛めたイングスがピッチに座り込むと、メディカルスタッフからプレー続行不可能との診断が下され、チェ・アダムスをスクランブル投入することになった。
エースの負傷交代によって暗雲漂うアウェイチームはライン間でボールをうまく引き出す南野を起点に攻撃を展開するが、中央を締める相手の守備をなかなか崩し切れない。24分にはロングボールで相手のバランスを崩し、GKがポジションを外したところをテラがミドルシュートで狙うが、これは枠を捉え切れない。さらに、30分にはセットプレーの二次攻撃からボックス手前の南野が左足を振っていくが、このシュートは大きく精度を欠いた。
それでも、セインツは直後の31分にディアロのクリアボールに反応したテラが快足を飛ばしてボックス内へ抜け出すと、遅れての対応となったDFアンパドゥに後方から足をかけられてPKを獲得。これをキッカーのウォード=プラウズがきっちり枠の左隅に決め、この試合最初の枠内シュートを先制点に結びつけた。
迎えた後半、ブレイズが中盤のノーウッドを削ってターゲットマンのマクバーニーを投入する攻撃的な采配を見せるが、後半もセインツが先にゴールをこじ開ける。
49分、セインツが波状攻撃からランドストラムのクリアをバートランドがボックス手前で引っかけると、このボールをボックス内のアームストロングが胸でマイナスに落とす。すると、アダムスの豪快な右足のシュートがゴール左上隅に突き刺さった。
2点リードで余裕を持った試合運びが可能となったセインツは前がかる相手の攻撃をしっかりと受け止めながら、カウンターで3点目を目指す。66分にはテラのミドルシュートでGKラムズデールのファインセーブを強いると、70分には南野に絶好機。ボックス左に抜け出したバートランドからのグラウンダーの折り返しを左足で合わせた南野だったが、このシュートはわずかに枠の左に外れた。
その後も幾度か3点目に迫る場面を創出しつつ、危なげなく時計を進めるセインツは88分、攻守に奮闘が光った南野がお役御免となり、ジェネポとの交代でベンチへ下がった。
そして、このままクリーンシートで試合を締めくくったセインツが2-0の快勝で待望のリーグ10戦ぶりの白星を手にした。
現在、14位のサウサンプトン(勝ち点30)は前節、エバートンに競り負けて直近8敗1分けの9戦未勝利という泥沼の状況が続く。最下位のブレイズ(勝ち点14)のホームに乗り込む10戦ぶりの勝利を目指した一戦では、エバートン戦を負傷で欠場した南野が左サイドハーフで先発に復帰した。
立ち上がりから主導権争いが続く中、セインツにいきなりアクシデントが発生する。10分過ぎに足を痛めたイングスがピッチに座り込むと、メディカルスタッフからプレー続行不可能との診断が下され、チェ・アダムスをスクランブル投入することになった。
それでも、セインツは直後の31分にディアロのクリアボールに反応したテラが快足を飛ばしてボックス内へ抜け出すと、遅れての対応となったDFアンパドゥに後方から足をかけられてPKを獲得。これをキッカーのウォード=プラウズがきっちり枠の左隅に決め、この試合最初の枠内シュートを先制点に結びつけた。
その後はマクゴールドリックのパワフルなプレーに苦戦を強いられたものの、最終ラインを中心に粘り強く守ったセインツが1点リードで試合を折り返した。
迎えた後半、ブレイズが中盤のノーウッドを削ってターゲットマンのマクバーニーを投入する攻撃的な采配を見せるが、後半もセインツが先にゴールをこじ開ける。
49分、セインツが波状攻撃からランドストラムのクリアをバートランドがボックス手前で引っかけると、このボールをボックス内のアームストロングが胸でマイナスに落とす。すると、アダムスの豪快な右足のシュートがゴール左上隅に突き刺さった。
2点リードで余裕を持った試合運びが可能となったセインツは前がかる相手の攻撃をしっかりと受け止めながら、カウンターで3点目を目指す。66分にはテラのミドルシュートでGKラムズデールのファインセーブを強いると、70分には南野に絶好機。ボックス左に抜け出したバートランドからのグラウンダーの折り返しを左足で合わせた南野だったが、このシュートはわずかに枠の左に外れた。
その後も幾度か3点目に迫る場面を創出しつつ、危なげなく時計を進めるセインツは88分、攻守に奮闘が光った南野がお役御免となり、ジェネポとの交代でベンチへ下がった。
そして、このままクリーンシートで試合を締めくくったセインツが2-0の快勝で待望のリーグ10戦ぶりの白星を手にした。
サウサンプトンの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
|
サウサンプトンの人気記事ランキング
1
「これめっちゃおもろい」黒シートに覆われ運ばれる長物…「クラウチが死んだのかと」の声に本人が絶妙な切り返し
元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏によるファンに対する投稿が、インターネット上を賑わせている。 17日に行われたプレミアリーグ第37節、サウサンプトンvsリバプールの一戦は、南野拓実のゴールなどで2-1とリバプールが勝利。逆転優勝へ望みを繋いだ。 その試合で中継映像に映り込んだものがファンの目にとまったようだ。試合終了後の様子を報じるテレビカメラには、何か長いものが黒いシートで覆われて運び出されている様が映されている。 これを見たあるファンは、201cmの長身を誇り、サウサンプトンとリバプールの両クラブでもプレー経験のあるクラウチ氏を思い浮かべたようだ。「一瞬ピーター・クラウチが死んだのかと思った」とつぶやいた。 投稿は瞬く間に拡散されると、なんとクラウチ氏本人からもリプライが寄せられることに。「心配してくれてありがとう、僕は元気だよ」と、ファンの冗談にうまく乗っかった。 見事な切り返しを見せたクラウチ氏。このやり取りには「電車でマジで笑ってしまった」「これめっちゃおもろい」「本人からの生存報告」などの声が寄せられるなど、国内外で大きな盛り上がりを見せることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】運び出されていく何かに対するファンとクラウチ氏の反応</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Thought Peter Crouch had died for a sec <a href="https://t.co/2lPedJYd7k">pic.twitter.com/2lPedJYd7k</a></p>— Jimathon (@Jimathon) <a href="https://twitter.com/Jimathon/status/1526667169722994691?ref_src=twsrc%5Etfw">May 17, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">I’m ok guys thanks for your concern <a href="https://t.co/D7x0Ijc4MN">https://t.co/D7x0Ijc4MN</a></p>— Peter Crouch (@petercrouch) <a href="https://twitter.com/petercrouch/status/1527222194102751233?ref_src=twsrc%5Etfw">May 19, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.05.20 21:45 Fri2
サウサンプトンがシティの逸材MFチャールズを獲得! 昨季PL最終戦でトップデビュー
サウサンプトンは12日、マンチェスター・シティから北アイルランド代表MFシェイ・チャールズ(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの4年となる。 なお、イギリス『The Athletic』によると、移籍金は1050万ポンド(約19億円)となるが、アドオンを含めると最大で1500万ポンド(約27億1000万円)になる可能性があるという。さらに、シティはリセール時のキャピタルゲインの数%を受け取る権利と共に、買い戻し条項も契約に含めているという。 マンチェスター生まれのチャールズは、7歳からシティのアカデミーに在籍。守備的MFを主戦場にセンターバック、右サイドバックでもプレー可能な多才なMFは、アスリート能力の高さもさることながら、軽やかなターンや視野の広さ、両足を遜色なく操るボールスキルが印象的なプレーヤーだ。 これまでシティの世代別チームで主力を担い、U-23チームでキャプテンを任される逸材は、2022-23シーズンのプレミアリーグ最終節のブレントフォード戦で待望のファーストチームデビューを飾った。また、北アイルランド代表ではすでにA代表デビューを飾っており、8試合に出場している。 2023.07.13 21:27 Thu3
日本人6人目を獲得したサウサンプトン/六川亨の日本サッカー見聞録
今冬のヨーロッパの移籍マーケットは2月3日がタイムリミットだが、いまのところ日本人選手に大きな動きはない。セルティックの古橋亨梧がフランス・リーグ1部のスタッド・レンヌへ完全移籍したのは意外だったものの、“2強"のスコットランド・リーグから5大リーグへの移籍で結果を残せるか注目の集まるところだ。 プレミアリーグへの移籍が噂される久保建英だが、果たして実現するのか。ブライトンの三笘薫にはサウジアラビアのアル・ナスルが巨額の移籍金(96億円)でオファーを出したようだが、クラブはこれを拒否しただけに実現の可能性はほとんどないだろう。あとはリーグ戦での出番が少ないリバプールの遠藤航に他クラブからオファーが届くのかどうか。今年2月で32歳になるだけに、移籍に関しては微妙な年齢でもある。 そんなプレミア・リーグで注目しているのが、日章学園からサウサンプトン入りする高岡伶颯だ。2023年11月にインドネシアで開催されたU-17W杯でポーランド、アルゼンチン、セネガルとの3試合で高岡は、3戦連続となる計4ゴールをマーク。アルゼンチンには敗れたものの、途中出場だったポーランド戦とセネガル戦で日本を勝利に導いた。その後は24年4月に日本高校選抜の一員として、デュッセルドルフ国際ユース大会に出場するとチームトップタイの3ゴールをあげた。 高岡は現在、U-20日本代表の一員として2月10日に中国・深圳でスタートするAFC U-20アジアカップに参加予定でいる。グループリーグDでタイ、シリア、韓国と対戦し、準々決勝をクリアしてベスト4に進出すれば9月27日にチリで開幕するU-20W杯への出場権を獲得できる。彼のサクセスストーリーがどこまで続くのか、こちらも興味深い。 そしてサウサンプトンである。南部の古豪であり、現在は菅原由勢が所属し、昨夏には松木玖生も移籍した(現在はトルコ1部のギョズテペSKへレンタル移籍中)。高岡の移籍で(レンタルに出されなければ)、複数の日本人がプレーするプレミア・リーグのクラブとなる。彼らだけでなく、過去には李忠成(2011-2013)、吉田麻也(2012-2020)、南野拓実(2021)らも所属した。 近隣のブライトンには三笘がいるし、隣接するサウスコーストダービーの相手ポーツマスには川口能活も所属していた。資金力ではロンドンのビッグクラブや北部のリバプール、マンチェスターの2強に遠く及ばないだけに、「安くて将来性のある」Jリーガーを獲得するのが南部のクラブのトレンドになりつつあるのかもしれない。 サウサンプトンのユース出身者はアラン・シアラーやガレス・ベイルなどイングランドとウェールズを代表するストライカーも輩出している。育成型のクラブだけに、高岡の選択は賢明だと言えるだろう。 クラブは2001年8月にホームスタジアムを103年間使用したザ・デルからセント・メリーズ・スタジアムへ移転。この完成したばかりのスタジアムで、同年10月7日にトルシエ・ジャパンはナイジェリアと対戦した。試合は日本が柳沢敦と鈴木隆行のゴールで2-2と引き分けた。 真新しいスタジアムの正面ゲート上部には、クラブ最多227ゴールを決めたレジェンドFWミック・シャノン(1966-77、1972-82)の名前が冠されていて、等身大の写真パネルも飾られていた。かつて憧れた選手だけに、感慨もひとしおだった記憶がある(シャノンは現役引退後に競走馬の調教師としても成功)。 2025.01.31 23:00 Fri4
ファン・ダイクの復帰でポジション争いが激化するサウサンプトン、吉田麻也は「良いプレーをすることに集中」
▽サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也が、今夏の移籍市場をにぎわせたオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクの残留が、ポジション争いをより難しくしていると語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ▽2012年8月からサウサンプトンでプレーする吉田は、昨シーズン途中からディフェンスリーダーとしての地位を確立。クラブやファンからも高く評価され、若手であるDFジャック・スティーブンとのコンビで最終ラインを支えた。 ▽今シーズンもセンターバックのポジションで出場を続ける吉田だが、退団するとみられていたファン・ダイクが残留。16日に行われたクリスタル・パレス戦で途中出場で復帰していたもの、23日のマンチェスター・ユナイテッド戦は欠場していた。 ▽吉田は、プレミアリーグ6試合を終えて5試合に先発。今シーズンもセンターバックの1番手としてここまで出場を続けているが、ファン・ダイクの残留によりポジション争いが激化すると語った。 「本当に難しいことです。僕は理解しています。ヴィルヒル(・ファン・ダイク)は、プレミアリーグでも最高のセンターバックの1人です」 「僕は監督やファンに対して、自分のパフォーマンスで強みを出し続け、チームとして結果を得なくてはいけません。それが、僕ができる唯一のことです。僕は自分自身のこと、そして良いプレーをすることに集中しています」 「ここ数年での自分の経験では、プレッシャーのようなものが自分を強くすると確信しました」 「ジャック・スティーブンスでさえ、メンバー入りすることは難しかったです。サウサンプトンでの競争は本当に高いものがあります」 ▽また、0-1で敗れたマンチェスター・ユナイテッド戦について振り返った吉田は、ここまでの戦いぶりも含めてゴールが奪えていないことが課題であるとコメント。守備的に戦うことは間違っていないとの見解を示した。 「特に後半は、僕たちが多く支配しました。彼らはいくつかのチャンスを作りましたが、トップチームとプレーするときは、細かいディテールが大きな差を生みます」 「多くのコストがかかっています。本当に受け入れがたいことですが、それが彼らが順位表のトップに居る理由です。昨シーズンの終わりから、僕たちは十分なゴールを奪えず、それが問題だと思っています」 「僕たちは、より客観的でなければいけません。でも、守備に関しては、僕は昨シーズンよりも良くなったと思っています。この方法が間違っているとは、僕は考えていません」 2017.09.25 12:30 Mon5
