金沢vs長崎は壮絶展開、金沢が終盤3発で3点ビハインドを追いつきドローに終わる【明治安田J2第32節/延期分】
2022.09.06 21:20 Tue
6日、明治安田生命J2リーグ第32節の延期分であるツエーゲン金沢vsV・ファーレン長崎が石川県西部緑地公園陸上競技場で行われ、3-3のドローとなった。
17位の金沢は3日に行われた第34節で東京ヴェルディに勝利し、7位の長崎も3日にジェフユナイテッド千葉に勝利。両チームとも直近のゲームで勝ち点3の積み上げに成功したなか、新型コロナウイルスの影響で延期されていたこの一戦を迎えた。
日本海を北上する台風の影響もあって、強い雨が降りしきる中で試合がスタート。序盤は膠着した展開が続き、互いに決定的なチャンスがないまま時計の針が進んだが、26分にセットプレーから先制点が生まれる。
長崎は左CKを獲得し、キッカー加藤が左足でクロスを供給。両チームの選手がゴール前で競り合うと、金沢DFの頭にボールが当たってファーサイドの白井の足下へ。白井は迷わず右足を振り抜くとネットに突き刺さり長崎が先制。来季の長崎加入が内定している特別指定選手の白井にとっては、嬉しいJリーグ初ゴールとなった。
長崎は1点リードで折り返した後半も立て続けにネットを揺らす。56分、右サイドのスローインから高橋が抜け出し、センタリングを供給。ゴール前へ走り込んだ澤田にはわずかに合わせられなかったが、ファーサイドでボールを回収したクレイソンがボックス内で澤田にパス。澤田はワントラップから右足をシャープに振り抜いた。
3点ものビハインドを負い、敗色は濃厚かと思われた金沢だが、終盤に猛反撃を開始。79分に丹羽、80分に松本大の連続ゴールで1点差に迫ったかと思えば、アディショナルタイムも近づく88分に右CKを松本大が頭で繋ぎ、最後はゴール前に走り込んだ豊田がヘディング弾を叩き込み追いつくことに成功した。
3点差を帳消しにした金沢は勢いそのままに長崎ゴールに襲い掛かる。だが、4点目を奪うには至らず、3-3のドロー決着。金沢は逆転勝利こそあと一歩で逃したが、勝ち点1を積み上げ15位に浮上。一方の長崎は勝利すればプレーオフ圏内に浮上していたが、最後の最後で足踏み。順位に変動はなかった。
◆第32節
▽9/6(火)
ツエーゲン金沢 3-3 V・ファーレン長崎
▽8/20(土)
ジェフユナイテッド千葉 0-0 徳島ヴォルティス
横浜FC 1-0 ファジアーノ岡山
アルビレックス新潟 1-0 ロアッソ熊本
FC琉球 2-2 モンテディオ山形
ブラウブリッツ秋田 0-3 栃木SC
ザスパクサツ群馬 1-0 ベガルタ仙台
大宮アルディージャ 0-2 FC町田ゼルビア
レノファ山口FC 1-0 水戸ホーリーホック
大分トリニータ 3-0 いわてグルージャ盛岡
▽8/21(日)
東京ヴェルディ 0-0 ヴァンフォーレ甲府
17位の金沢は3日に行われた第34節で東京ヴェルディに勝利し、7位の長崎も3日にジェフユナイテッド千葉に勝利。両チームとも直近のゲームで勝ち点3の積み上げに成功したなか、新型コロナウイルスの影響で延期されていたこの一戦を迎えた。
日本海を北上する台風の影響もあって、強い雨が降りしきる中で試合がスタート。序盤は膠着した展開が続き、互いに決定的なチャンスがないまま時計の針が進んだが、26分にセットプレーから先制点が生まれる。
長崎は1点リードで折り返した後半も立て続けにネットを揺らす。56分、右サイドのスローインから高橋が抜け出し、センタリングを供給。ゴール前へ走り込んだ澤田にはわずかに合わせられなかったが、ファーサイドでボールを回収したクレイソンがボックス内で澤田にパス。澤田はワントラップから右足をシャープに振り抜いた。
直後の58分には3点目。敵陣左サイドでボールを回してじわじわ前進すると、クレイソンがボックス手前左から都倉とのワンツーで中央付近へスプリント。クレイソンは都倉からの折り返しをペナルティアーク内で受け、ワントラップして右足ミドル。金沢のGK白井が懸命に手を伸ばしたが及ばず、豪快な一撃がネットに突き刺さった。今夏加入のクレイソンはこれが来日初ゴールとなった。
3点ものビハインドを負い、敗色は濃厚かと思われた金沢だが、終盤に猛反撃を開始。79分に丹羽、80分に松本大の連続ゴールで1点差に迫ったかと思えば、アディショナルタイムも近づく88分に右CKを松本大が頭で繋ぎ、最後はゴール前に走り込んだ豊田がヘディング弾を叩き込み追いつくことに成功した。
3点差を帳消しにした金沢は勢いそのままに長崎ゴールに襲い掛かる。だが、4点目を奪うには至らず、3-3のドロー決着。金沢は逆転勝利こそあと一歩で逃したが、勝ち点1を積み上げ15位に浮上。一方の長崎は勝利すればプレーオフ圏内に浮上していたが、最後の最後で足踏み。順位に変動はなかった。
◆第32節
▽9/6(火)
ツエーゲン金沢 3-3 V・ファーレン長崎
▽8/20(土)
ジェフユナイテッド千葉 0-0 徳島ヴォルティス
横浜FC 1-0 ファジアーノ岡山
アルビレックス新潟 1-0 ロアッソ熊本
FC琉球 2-2 モンテディオ山形
ブラウブリッツ秋田 0-3 栃木SC
ザスパクサツ群馬 1-0 ベガルタ仙台
大宮アルディージャ 0-2 FC町田ゼルビア
レノファ山口FC 1-0 水戸ホーリーホック
大分トリニータ 3-0 いわてグルージャ盛岡
▽8/21(日)
東京ヴェルディ 0-0 ヴァンフォーレ甲府
ツエーゲン金沢の関連記事
明治安田J3リーグ第12節の10試合が6日、7日にかけて各地で行われた。
【八戸vs栃木C】上位対決は痛み分け
首位の栃木シティ(勝ち点24)と3位のヴァンラーレ八戸(勝ち点20)の上位対決。試合は立ち上がりから攻め合う形となり2分に八戸は澤上竜二がクロスを頭で合わせるが、GK相澤ピーターコアミが好セーブ。
2025.05.07 21:02 Wed
ツエーゲン金沢は28日、DF毛利駿也、MF沖崎颯の負傷を発表した。
毛利は、13日に行われた明治安田J3リーグ第9節の奈良クラブ戦で負傷。左ハムストリング肉離れと診断されたとのことだ。
沖崎は、24日に行われたトレーニングで負傷。前十字じん帯断裂、外側半月板断裂と診断される重傷となった。
なお、両選手
2025.04.28 18:35 Mon
J2の関連記事
|
|
ツエーゲン金沢の人気記事ランキング
1
金沢に途中加入のMF西谷和希が契約更新、4月に徳島と契約解除「なんとしても優勝して監督を胴上げしたい」
ツエーゲン金沢は24日、MF西谷和希(31)の契約更新を発表した。 西谷は栃木県出身で、流通経済大学から2016年に栃木SCに加入。2020年に徳島ヴォルティスへ完全移籍した。 徳島で5年目となった2024シーズンだが、明治安田J2リーグの第3節以降はメンバー外が続き、4月に双方合意で契約解除。7月には双子の兄のMF西谷優希もいる金沢への加入が決まった。 金沢入り後は主力を担い、J3で18試合2得点を記録。2シーズン目を迎えることになった西谷は、クラブを通じてコメントしている。 「2025シーズンもツエーゲン金沢でプレーさせていただくことになりました。今シーズン凄く苦しんでいた僕に手を差し伸べてくれた伊藤彰監督、そしてそんな僕を暖かく迎え入れてくださったファンサポーターの皆様に凄く感謝しています」 「僕は伊藤彰監督とサッカーがしたくて金沢に来ました。なんとしても優勝して監督を胴上げしたいと思います。 そのために自分の持っている力を出し尽くして、持っていない力を努力で補い優勝するために全てをかけて闘いたいと思います」 「結果を残すことがクラブ、ファン・サポーターの方々への恩返しになると思っています。美しく熱く闘います。来シーズンも素晴らしい応援をよろしくお願いします」 2024.12.24 14:57 Tue2
金沢が大宮FW大澤朋也を育成型期限付き移籍で獲得、今季はJ3で31試合2得点「ツエーゲン金沢の為に全力で闘います」
ツエーゲン金沢は28日、大宮アルディージャのFW大澤朋也(22)が育成型期限付き移籍で加入することを発表した。 移籍期間は2026年1月31日までとなり、大宮との公式戦には出場できない。 大澤は大宮のジュニア、ジュニアユース、U18と下部組織で育ち、2021年にトップチームに昇格。1年目でJ2の5試合に出場し1得点を記録すると、2年目は愛媛FCに育成型期限付き移籍。2023年に復帰していた。 今シーズンは明治安田J3リーグで途中出場がメインながら31試合に出場し2得点を記録。YBCルヴァンカップでも2試合に出場していた。 再び武者修行に出る大澤は両クラブを通じてコメントしている。 <h3>◆ツエーゲン金沢</h3> 「ツエーゲン金沢に関わる皆さんはじめまして!大澤朋也です!チームとしても個人としても結果にこだわりながら、ツエーゲン金沢の為に全力で闘います」 「ファン、サポーターの皆さんとたくさんの勝利を分かち合えるよう頑張りますので熱い声援よろしくお願いします!」 <h3>◆大宮アルディージャ</h3> 「今シーズン、応援ありがとうございました。今年1年間、素晴らしい雰囲気の中でプレーさせていただき、ありがとうございます。ファン・サポーターの皆さんとJ3優勝、J2昇格ができ嬉しく思います」 「個人としては満足のいくような結果ではなく、悔しい気持ちもありました。来シーズンは、ツエーゲン金沢でプレーすることになりました。目に見える結果にこだわって闘い、成長した姿を皆さんの前で見せられるよう頑張ってきます!」 2024.12.28 10:17 Sat3
金沢戦で相手の顔面を踏みつけた松本MFが自身の行為を謝罪「二度と同じ行動や行為をしないと約束します」、世界でも驚きの声「何が起きてるんだ?」
松本山雅FCのMF村越凱光が自身の行為を謝罪した。 6日、明治安田J3リーグ第8節のツエーゲン金沢vs松本山雅FCが行われた。 試合は5分に山口一真のゴールで松本が先制するも、ホームの金沢はマリソン、大谷駿斗の2ゴール、井上竜太のゴールで前半だけで一気に4ゴールを奪い逆転する。 村越はハーフタイムから出場。すると5-1で迎えた78分に物議を醸すシーンがあった。 金沢の梶浦勇輝が左サイドでスローインを受け、パスコースを探していた中、村越がプレスバック。肩口に手をかけて押し倒すような形となりながらボールを奪った後、もつれた際に顔面をスパイクで踏みつける形に。そのままプレーを続けていた。 そもそもファウルとも思われるプレーであり、金沢ベンチはファウルじゃないかと騒然とする中、主審はファウルをとらず。松本のスローインでの再開となった。 VARが入っていれば一発退場でもおかしくなかったプレー。このシーンの切り抜きがSNSで拡散されると、海外でも話題を呼ぶことに。「本当に悪質な行為だ」、「こうった選手は追放されるべき」、「日本のリーグで何が起きてるんだ?」と驚きの声が上がっていた。 大きな議論を呼んでいる行為に対し、当事者である村越は自身のインスタグラムのストーリーズを更新。意図的ではないとしながらも、自身の行為を謝罪した。 「梶浦選手をはじめ金沢のファン、サポーターの方々に深く謝罪を申し上げます」 「そして自分や、チームを応援してくださった方々、またサッカーを愛する人々に、不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした」 「決して意図的にしたプレーでも、故意的にやった行為でもありません」 「ですが、一歩間違えれば選手生命を絶たれる危険な行動だったと思います」 「自分自身のプレーを何度も見直し、避け方や、足の運び方と言うのがもっと他にあると思いました」 「二度と同じ行動や行為をしないと約束します。本当にすみませんでした」 <span class="paragraph-title">【動画】金沢が圧巻の6ゴールで松本を粉砕</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Rg09g7_tJtU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.07 14:33 Sun4
J2優勝の札幌が5季ぶりJ1昇格…最下位脱出の金沢はJ2・J3入れ替え戦へ《J2》
▽20日に札幌ドームで行われた明治安田生命J2リーグ第42節の北海道コンサドーレ札幌vsツエーゲン金沢は、ゴールレスドローで終えた。 ▽引き分け以上で5年ぶりのJ2優勝およびJ1自動昇格が決定する首位の札幌と、J3自動降格の最下位に沈む金沢が激突した。 ▽目標こそ違えど、互いに優勝と残留を目指して相対した一戦は、金沢が比較的押し気味に立ち上がる。 ▽その状況下で福森、ジュリーニョを出場停止で欠く札幌は、立ち上がりから苦戦。押し込まれる時間も多く、ペースを握ることができない。 ▽ゴールレスで迎えた後半もJ2自動残留圏浮上へ勝ち点3必須の金沢が、引き分け以上でJ2優勝およびJ1自動昇格を決められる札幌を押し込む。 ▽しかし、互いに他会場の結果を知ってか、試合の激しさはトーンダウン。結局、ゴールレスで試合を終え、勝ち点85に伸ばした札幌がJ2優勝およびJ1自動昇格を果たした。 ▽一方の金沢は、ギラヴァンツ北九州に代わってJ3自動降格圏の最下位を脱出。21位でシーズンを終え、J2・J3入れ替え戦に回ることとなった。 2016.11.20 16:00 Sun5
