シンガポール代表の日本人指揮官が激怒…FIFAランキング175位のネパール代表に敗れる「韓国戦の0-7より最悪」
2025.03.22 22:31 Sat
シンガポール代表の小倉勉監督
シンガポール代表は21日、国際親善試合でネパール代表に0-1と敗戦した。
シンガポール代表は昨年2月より小倉勉監督が指揮。W杯アジア二次予選が進むなかでの新体制となったなか、同予選は結局敗退も、格上・中国代表と2-2で引き分けた試合が、華人社会のシンガポールとあって大きく称賛された。
そこからおよそ1年、強化目的の日本遠征なども経て、アジアカップ三次予選のスタートを控えるシンガポール。インド代表、香港代表、バングラデシュ代表と同居するグループで1位になれば、2027年本大会に出場できる構図だ。
その第1節・香港戦(H)を25日に控え、強化試合でFIFAランキング175位のネパールと対戦。
結果は0-1とシンガポール史上初めてネパールに敗れ、小倉監督が記者会見で選手たちのパフォーマンスに厳しく言及した。シンガポール『The Straits Tims』が伝える。
「ネパールのほうがはるかに良いチーム。私たちには何もなかったと言っていい。ネパールの勝利への貪欲さを見たか? 必死に1点を守ろうとし、この90分間を国際大会のように戦った」
「対し、我々は1点を失っただけで怯えていた。普段通りにプレーしていればチャンスが作れただろうに…。ネパールは90分間プラスアルファ戦ってくれたが、我々の選手が闘志をみせたのはせいぜい10〜15分だ。十分ではない」
小倉監督は「不甲斐なかった」という出来をファンに陳謝。「これより下はない」とした。
「責任は私にある。火曜日(香港戦)はより良いパフォーマンスと最良の結果を約束できる。大変申し訳ない思いだが、引き続きスタジアムに来て選手たちへ声援を送ってあげてほしい」
なお、シンガポールは1984年大会の1度だけアジア杯に出場しているが、この時は開催国枠。過去予選を勝ち抜いたことはない。
シンガポール代表は昨年2月より小倉勉監督が指揮。W杯アジア二次予選が進むなかでの新体制となったなか、同予選は結局敗退も、格上・中国代表と2-2で引き分けた試合が、華人社会のシンガポールとあって大きく称賛された。
そこからおよそ1年、強化目的の日本遠征なども経て、アジアカップ三次予選のスタートを控えるシンガポール。インド代表、香港代表、バングラデシュ代表と同居するグループで1位になれば、2027年本大会に出場できる構図だ。
結果は0-1とシンガポール史上初めてネパールに敗れ、小倉監督が記者会見で選手たちのパフォーマンスに厳しく言及した。シンガポール『The Straits Tims』が伝える。
「こんなプレーではどの国にも勝てないだろう。就任から1年になるが、韓国代表に0-7で敗れた試合など比にならないほど最悪だ」
「ネパールのほうがはるかに良いチーム。私たちには何もなかったと言っていい。ネパールの勝利への貪欲さを見たか? 必死に1点を守ろうとし、この90分間を国際大会のように戦った」
「対し、我々は1点を失っただけで怯えていた。普段通りにプレーしていればチャンスが作れただろうに…。ネパールは90分間プラスアルファ戦ってくれたが、我々の選手が闘志をみせたのはせいぜい10〜15分だ。十分ではない」
小倉監督は「不甲斐なかった」という出来をファンに陳謝。「これより下はない」とした。
「責任は私にある。火曜日(香港戦)はより良いパフォーマンスと最良の結果を約束できる。大変申し訳ない思いだが、引き続きスタジアムに来て選手たちへ声援を送ってあげてほしい」
なお、シンガポールは1984年大会の1度だけアジア杯に出場しているが、この時は開催国枠。過去予選を勝ち抜いたことはない。
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16年ぶりのJ1の舞台に挑む東京ヴェルディで率いる城福浩監督が、新シーズンに向けた意気込みを語った。 2008年のJ2降格以降、クラブの経営危機などにも見舞われて15年に渡ってJ2での戦いが続いた東京V。しかし、2022年6月に就任した城福監督の下、クラブ伝統の巧さに加えて、現代フットボールのファンダメンタルとなりつつあるハイインテンシティを身に着けた新生ヴェルディは、リーグ最少失点の堅守を武器に昨シーズンの明治安田生命J2リーグを3位フィニッシュ。その後、タフなJ1昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1復帰を果たした。 そして、名門復活を期して臨む新シーズンのJ1リーグでは30代の選手がわずか3名で平均年齢25歳を下回る、非常に若いスカッドでサプライズを狙う。 14日に味の素スタジアムで行われた新体制発表会見に出席した百戦錬磨の指揮官は、多くのスター選手を擁したJリーグ黎明期でのヴェルディとは異なる新たなチーム像を見せたいと意気込む。 「自分たちのことを信じて去年のレギュラーシーズン42試合をやってきて、結果として2位の磐田と同じ勝ち点で終わり、その3位という順位が最終的にプレーオフにつながったという意味で、我々がやってきたこと。やれたことに対して自信を持っています。どのような大きな船の相手にも、我々はJ2の中でも決して大きな船ではなかったですが、我々自身が信じたものがあってやり続けることの大事さを去年は痛感しています。その自信をもとにもちろん謙虚さも持ち合わせながら、晴れのJ1の舞台で思い切りぶつかっていきたいと思います。クラブのスローガンである“挑む”というところ、まさにそういうシーズンになると思います。我々らしく我々のスタイルでしっかりと戦ってJ1定着に向け、開幕からそういう姿勢をお見せたいと思っています」 また、新シーズンの目標設定に関してはJ1残留を現実的な目標としながらも、シーズン通して自分たちの志向するスタイルをぶれることなくやり続けることが重要だと語る。 「例えば、J1残留という意味では17位フィニッシュを目標にすることは違うと考えています。一般的にACLを目指しますと言っているチームが優勝できるわけはない。J2で言えば、プレーオフを目指しますと言っているチームは自動昇格はできない。当たり前ですが、高みを目指して戦う上で最終的に現実的に今の我々の船の大きさからすれば、J1定着はひとつの結果だと捉えています。それはクラブも現場サイドでも共通認識ですが、それが17位を目標にしているかと言えば、決してそうではない」 「驚きをもたらしたいというふうに思っています。自分の契約更新のリリースの際にも『サプライズをもたらしましょう』とお伝えしましたが、去年もおそらく我々が昇格するとは誰も思っていない状況で我々はサプライズをもたらしたと思っています。難しさから考えれば、どちらが難しいかはそこまで変わらないのではないか。我々は同じようにサプライズをもたらすことができると考えています」 「正直なところ、具体的な勝ち点や順位は頭にないです。自分のなかでの目標は状況によって残留争いに巻き込まれるような勝ち点や順位という状況があり得るかもしれないと思っています。ただ、どんな状況であれ、ヴェルディが何を目指しているのか、どういうサッカーをしようとしているのか、そこは変えたくない」 「貫徹することができて且つ定着することができれば、今年に関して言えば、ヴェルディの船の大きさから考えれば、ひとつの目標達成だと考えています。シチュエーションに関係なく我々のスタイルを変えない。我々の目標とするものをクリアしたときに、それが初めてスタイルだと認めてもらえると思うので、おそらく社長が掲げていた中長期で見れば、おそらくタイトルを取って初めてそれがスタイルだと認められると思いますが、我々はスタイルを変えずに戦って定着する。それこそがヴェルディのスタイルだとお見せすることが目標です」 そのサプライズを起こすうえでは、J1昇格を成し遂げた昨季の戦いをベースにさらなる質の追求、個人、チームとしての進化を重要なポイントに挙げる。 「ヨーロッパを見ても、船の大きさ=成績。それがすべて比例しているかと言えばそうではない。そういったなかで善戦しているチームがどのようなサッカーをしているのか、何を大事にしているのか、どんな斬新なものを見せているのかという部分で我々は刺激を受けています」 「ただ、一番大事なのは自分たちがどのような戦力を持っていて、彼らがどのような可能性を秘めているのか、その意味では成長の余白が今のJ1のクラブのなかで一番高いクラブなのではないかと思っています。トレーニングやゲームのなかで日々成長していって、今までのJ1の試合数の経験ではなく、我々の若い選手たちが成長していき、台頭に戦える。内容的にそういうシーンを見せられる試合が増えていけば、自ずと我々が目指す結果につながっていくと考えています」 「とにもかくにも個人、チームとして成長させる。それが一番大事ですし、そういう意味では若手だけでなく、それを牽引する中堅を含めて全員が成長曲線を描くことがひとつポイントになると思います」 「去年の年間で目指したような相手陣でサッカーをする。そこをより進化していきたいと思いますし、もちろん昨年の年間を通じて全部できたかと言われると、最後のオール・オア・ナッシングのプレーオフ決勝のような試合でそれができたかと言えば、我々のなかでは精いっぱいラインを上げましたし、相手陣でサッカーをやりたかったですが、現実はそれをやり切れたかと言えば、そこまでの力が我々にあったかどうか。そういう部分は謙虚に反省しています」 「自分たちがやろうとしていることを実現するためにはクオリティを上げなければいけないと思います。相手陣でサッカーをするのであれば、相手陣でボールを持たなければいけない。相手陣深くでボールを持つからこそ、我々がよく話しているリカバリー・パワー。失った瞬間にボールを奪い返せば、もう一度サッカーができるわけで1本、2本のパスだけに頼ってサッカーをしていれば、相手陣ではサッカーができない。相手陣でサッカーをするようなクオリティを高めることで、我々が望むようなインテンシティの高さと相手陣でよりサッカーをやり直す。それができると思うので、そこは練習場でよりゲームを再現するようなインテンシティの高い練習をやって、それをスタジアムでお見せしたいと思います」 さらに、クラブとして改めて育成路線を強調していくことが明言されたなか、その意向が強く反映されたチーム編成についてはクラブとして限られた資金を的確に活用できたと感じている。 「船の大きさで例えることをご容赦願いたいですが、去年のJ2においても我々は決して大きな船ではなかったです。もちろんクラブとして努力していただき、強化に使えるお金は増えていますが、J1において大きな船であるはずはありません」 「ただ、我々は経営もフロントも現場も同じ方向に向かって漕いでいる、これが一番のストロングだと思っています。我々が投資できる、補強に使える限られた予算のなかで何をすべきかという意味では、本当に12月2日以降でよくコミュニケーションを取りながら、2024年だけでなく近未来、中期も含めてどのように補強していくべきかというところは、自分の経験上でも今までで一番よく話し合いができたと思っています。そのなかで新しい戦力、もっと言えば、戦力が流出しないという意味でも、何にお金を使うのかというところに関して、そこの部分は悔いがない良い結果が出たと考えています」 クラブでは城福監督と共にJ1昇格に導いた小倉勉ヘッドコーチ、保坂信之コーチがチームを離れたなか、これまでジュビロ磐田やサガン鳥栖で監督経験のある森下仁志氏、昨季限りで現役を引退した奈良輪雄太氏を新たにコーチングスタッフに迎え入れた。また、石井孝典氏(現:川崎フロンターレ)がフィジカルコーチを退任したなか、今回の新体制発表では後任の名前がなかった点に関しては、変革を図るクラブにおいて現場サイドでの新たな試みについて説明している。 「森下コーチで言えば、非常に経験豊富で彼の選手に対する思いの強さは我々の業界の人間のなかでも有名で、非常に熱く且つロジカルにアプローチしてくれるコーチなので、若い選手、中堅選手も含めて全員に対してきめ細やかにアプローチしてくれると思っています。何よりも彼から見た視点で自分にアドバイスがもらえると考えています」 「奈良輪コーチに関して言えば、去年までプレーヤーとしてやっていた彼の姿を見ていて、自分はこれがひとつのロールモデルになると考えていました。サッカーに対する姿勢という部分でのロールモデル。彼が『その練習本気でやっているのか、本当に集中しているのか?』と彼に聞かれれば、誰しもが『すいません、90%でした』と言うと思います。それぐらい彼は説得力のある姿勢を見せてきました。彼のそういう姿勢を選手に学んでほしいし、選手視点のところで自分にアドバイスをもらえるといいなという狙いもあります」 「フィジカルコーチに関しては名称としてコンディショニングコーチに仕事を組み込んでいます。我々が目指す、イノベーションの連続のなかでクラブとしての第4章をスタートしたばかりですが、自分たちの現場でやれることのひとつに、いわゆるフィジカルを担当する人間とテクニカルを担当している人間のもっと良い融合ができるのではないかという意味で、我々の勝負はウォームアップの段階から始まっていると考えていますし、ウォームアップは365日で例えるとすれば、練習の際に必ずウォームアップをやります。そのクオリティ、集中度から我々の勝負は始まっているので、あえてそこの名称も変えてそこにテクニカルなコーチもかなり踏み込んで質の高い、90分、あるいは120分のトレーニングを行う。ひとつの姿勢の表れです」 16年ぶりのJ1の舞台では開幕戦で横浜F・マリノスとのホームゲーム、第2節で浦和レッズとのアウェイゲームといきなりのオリジナル10対決が実現。城福監督は「“日程くん”の配慮」とジョークを交えつつ、開幕早々の痺れる2試合に向けた決意を語っている。 「開幕戦がマリノスになったということの背景に関して、我々が想像するところでは31年前のJリーグ開幕を彷彿とさせるというか、“日程くん”がそういう配慮をしてくれたのかはわかりません。(笑) ただ、それを聞くにつれて東京ヴェルディの歴史の大きさというか、クラブとしての第一章(Jリーグ黎明期)を思い起こされるというか、誰しもがそれをイメージしながら開幕戦に足を運んでいただけるのではないかと思っています」 「それは我々が16年ぶりに(J1に)復帰した、ある意味でのご祝儀という言い方がいいのか、自分たちがそこに立つのに相応しいということよりも、いろんな方の期待や昔のサッカー人気をもう一度掘り起こす。昔の方が懐かしんでスタジアムに足を運んでいただくことが、サッカー人気をさらに深めていく意味でのきっかけになることを我々にも託されているのかなと思いますし、それに相応しい試合。少なくとも腰の引けたサッカーはしたくないですし、我々は挑んでいくチームなのでそういう姿勢を2試合ともに見せたいと思います」 2024.01.14 21:10 Sunシンガポールの人気記事ランキング
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かつてU-17日本代表としてプレーしたMF仲村京雅(28)が、シンガポール代表でのプレーを目指している。『ESPN』が伝えている。 千葉県出身の仲村は、地元クラブのVIVAIO船橋SCからジェフユナイテッド千葉U-18に加入。2013年にはU-17日本代表としてFIFA U-17ワールドカップに出場。ベスト16進出に貢献した。 その後、2015年にトップチームへ昇格したが、なかなか出場機会を得られず。この間にY.S.C.C.横浜、FC琉球への武者修行を経験し、2018年1月にはYS横浜へ完全移籍。その2019年にアルビレックス新潟シンガポールへ活躍の場を移すと、その翌年から同じシンガポールのタンピネス・ローバースFCでプレー。 現在は4度のシンガポール・プレミアリーグ年間ベストイレブンに輝くなど、同国リーグで最高の選手に一人として充実した日々を過ごす。 その仲村は今年の初めに妻と娘と共にシンガポールの永住権を取得。永住権取得の動機は同国への愛着や子育てを含めた暮らしやすさというプライベートなものだったが、ここに来てシンガポール代表でのプレーという思わぬチャンスが舞い込んできた。 現在、シンガポール代表は仲村が千葉時代にトップチームのコーチとして指導を受けていた小倉勉氏が監督を務めている。 そして、仲村はカーディフ・シティのシンガポール系イングランド人DFペリー・ンと共に、年末のASEAN選手権に向けて準備を進めるシンガポール代表のトレーニングに参加している。 シンガポールの永住者が市民権を申請するまで通常2年の期間が必要となる。だが、この手続きは高いレベルで国を代表するのに十分であるとみなされる才能ある個人の帰化を促進する同国の外国人スポーツタレント制度を利用することで、早められる可能性があるという。 現時点で仲村がASEAN選手権までに帰化が認められるかは不明だが、同選手はシンガポール代表での活動を楽しんでいる。 「才能ある選手と素晴らしいスタッフが揃ったこの素晴らしいチームに参加できて嬉しいです」 「初日からすでに多くのことを学びました。まだ自分の実力を十分に発揮できていないと思うので、(今週の残りを)楽しみにしています。ライオンズに貢献できることを示せればと思います」 「ピッチ上では、非常に緊張感があり、全員が集中力を発揮していたので驚きました。こんなに質の高い選手たちとプレーできてとにかく嬉しいです」 過去数シーズンのシンガポール・プレミアリーグで最も創造性に優れる中盤の一人としてライオンズの新たな攻撃オプションとして期待を受けるレフティーは、ここ1年ほどの期間にピッチ内外で起こった目まぐるしい出来事を振り返りつつ、新たな挑戦へ非常にポジティブな姿勢を示す。 「たくさんのことがあったので、自分の気持ちを言い表すことはできないです」 「今は代表チームのトレーニングに参加しています。2人目の子供が生まれ、永住権も取得しました。市民権も取得できればと思っています。本当にたくさんのことがありました…」 「自分の気持ちを言い表すことはできませんが、シンガポールとライオンズの一員になれて本当に嬉しいです」 最後に、永住権を取得する際には妻だけでなく日本にいる両親や親戚などにも相談した末に決断を下した28歳は、仮にシンガポールの市民権を取得し、代表チームでのプレーが認められた場合、日本の家族や友人がどんな反応をするかとの質問に対して、「ワクワクしますし、嬉しいですね」と満面の笑みで応えた。 <span class="paragraph-title">【動画】シンガポール代表で練習参加の仲村京雅が英語でインタビューに応じる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">“I want to contribute to the team and Lions as well” <br><br>No stranger to the local football scene, BG Tampines’s Kyoga Nakamura joins Cardiff City’s Perry Ng in Lions’ centralised training this week! <a href="https://t.co/kgmu2DydF8">pic.twitter.com/kgmu2DydF8</a></p>— FAS (@FASingapore) <a href="https://twitter.com/FASingapore/status/1830547777358794781?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.04 21:55 Wed3
元U17日本代表の仲村京雅がシンガポール代表デビュー…デビュー喜ぶも「この試合から学ばなければならない」チームの改善点口に
かつてU-17日本代表でもプレーしたMF仲村京雅(28)がシンガポール代表デビューを飾った。 今年初めに家族とともにシンガポールの永住権を取得し、先月にはシンガポール国籍を取得した仲村。 12月8日に開幕する『ASEAN Mitsubishi Electric Cup 2024』に向けて小倉勉監督率いるシンガポール代表のトレーニングに参加し、先月には日本ツアーにも参加していたなか、今回のインターナショナルマッチウィークでは正式に同国代表の一員として招集されていた。 そして、14日に行われた国際親善試合のミャンマー代表戦ではスタメンでデビューを果たし、3-2の逆転勝利に貢献。マン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍でデビュー戦を白星で飾った。 同試合後、仲村はシンガポール代表デビュー戦を振り返った。『ESPN』が伝えている。 「初戦に出場できて本当にうれしいです。ただ、このパフォーマンスに満足することはできません」 「特に(連続失点を喫した)後半の最初の10分。(なぜ)あのゴールを許したのか信じられなかったです」 また、早くも主力としての責任感を持つ28歳は、ASEAN選手権に向けてチームとして改善すべき点がいくつもあると感じている。 「小倉監督が言ったように、90分間には常に良い瞬間と悪い瞬間があります。良い瞬間には多くのチャンスがありましたが、ゴールを決めきれなかった。前半にあと2、3点決めるべきでした」 「そして、悪い瞬間にはもっと冷静さを、そしてハングリー精神と熱意も持つ必要があります。僕らは代表チームのために、国のためにプレーしていて、もっとハングリー精神と熱意を持ってプレーしなければならない。この試合から学ばなければならないです」 なお、仲村は19日に行われるチャイニーズ・タイペイ代表との親善試合を経て、チームとともにASEAN選手権本大会へ臨むことになる。 千葉県出身の仲村は、地元クラブのVIVAIO船橋SCからジェフユナイテッド千葉U-18に加入。2013年にはU-17日本代表としてFIFA U-17ワールドカップに出場。ベスト16進出に貢献した。 その後、2015年にトップチームへ昇格したが、なかなか出場機会を得られず。この間にY.S.C.C.横浜、FC琉球への武者修行を経験し、2018年1月にはYS横浜へ完全移籍。その2019年にアルビレックス新潟シンガポールへ活躍の場を移すと、その翌年から同じシンガポールのタンピネス・ローバースFCでプレー。現在は4度のシンガポール・プレミアリーグ年間ベストイレブンに輝くなど、同国リーグで最高の選手に一人としての評価を確立している。 2024.11.16 07:53 Sat4