W杯予選で苦境のナイジェリア代表がラッバディア氏を招へい…ブンデスで経験豊富なドイツ人指揮官
2024.08.27 19:48 Tue
ナイジェリア代表監督就任のラッバディア氏
ナイジェリアサッカー協会(NFF)は27日、ブルーノ・ラッバディア氏(58)をナイジェリア代表監督に招へいした。契約期間などの詳細については明かされていない。
今年初めに行われたアフリカ・ネーションズカップ(CAN)2024で準優勝に終わったナイジェリアは、2月末で契約満了となったホセ・ペセイロ前監督が退任。その後任に代表OBであるフィニディ・ジョージ監督を据えたが、6月に成績不振を理由に解任していた。
そして、新指揮官に指名されたのはブンデスリーガで経験豊富なドイツ人指揮官のラッバディア氏だ。
2003年に故郷のダルムシュタットで監督キャリアをスタートしたラッバディア氏は、これまでレバークーゼンやハンブルガーSV、シュツットガルトなど、ドイツ国内のクラブの指揮官を歴任。昨年4月まではシュツットガルトを指揮していた。
なお、ドイツ国外、代表チーム初采配となるラッバディア氏は、2026年北中米ワールドカップのアフリカ予選のグループCでここまで3分け1敗の5位に低迷するスーパーイーグルスの立て直しという難しい挑戦に臨む。
今年初めに行われたアフリカ・ネーションズカップ(CAN)2024で準優勝に終わったナイジェリアは、2月末で契約満了となったホセ・ペセイロ前監督が退任。その後任に代表OBであるフィニディ・ジョージ監督を据えたが、6月に成績不振を理由に解任していた。
そして、新指揮官に指名されたのはブンデスリーガで経験豊富なドイツ人指揮官のラッバディア氏だ。
なお、ドイツ国外、代表チーム初采配となるラッバディア氏は、2026年北中米ワールドカップのアフリカ予選のグループCでここまで3分け1敗の5位に低迷するスーパーイーグルスの立て直しという難しい挑戦に臨む。
ブルーノ・ラッバディアの関連記事
ナイジェリア代表の関連記事
W杯予選の関連記事
|
ナイジェリア代表の人気記事ランキング
1
五輪後にフランス女子代表退任意向のルナール監督、アフリカの男子2チームからオファーか
アフリカの2カ国がフランス女子代表のエルヴェ・ルナール監督(55)を招へいすべく、本腰を入れているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じた。 かつてはザンビア代表やコートジボワール代表でアフリカ・ネーションズカップを制し、さらにはモロッコ代表、アジアのサウジアラビア代表、ソショーやリールといったクラブの男子チームを率いた経験のあるフランス人指揮官。現在は自国開催のパリ・オリンピック(五輪)制覇を目指し、フランス女子代表を率いている。 しかし、3月には「私はFFF(フランスサッカー連盟)に契約を継続しないと伝えた」「私の契約は8月31日に終了し、男子フットボールに戻る」と明言。アフリカを中心とする複数男子代表チームや、世界各国のクラブチームが熱視線を送る。 ここ数カ月、強い関心を寄せていたのはアルジェリア代表だったが、オリンピックとのタイミングの兼ね合いにより事態は複雑化。そんななかでナイジェリア代表とエジプト代表がオファーを送ったようで、どちらも年俸200万ユーロ(約3億5000万円)を提示したという。 ナイジェリアは3月、フィニディ・ジョージ氏がジョゼ・ペセイロ前監督の後を継ぎ、5月には正式監督となったが、6月に行われたワールドカップ(W杯)アフリカ予選の2試合は1分け1敗の結果に。本戦出場に暗雲立ち込めるなか、FWビクター・オシムヘンとの一悶着もあり、辞任の方向へ傾いた。 エジプトは2月にホッサム・ハッサン氏が監督に就任。外国人指揮官の招へいが有力とみられていたなか、元代表ストライカーのレジェンドに託したが、再びルナール監督に目を向けているようだ。 なお、アフリカ以外のチームもルナール監督を注視。交渉は行っているようだが、現時点でオファーを出しているのはナイジェリアとエジプトだけだという。 2024.07.12 21:34 Fri2
ナイジェリア代表がボイコット…飛行機の着陸地変更、空港で足止め、ベンチで一夜を明かす「まるで空港の監獄にいるよう」
ナイジェリア代表がアフリカ・ネーションズカップ(CAN)予選をボイコットした。 2025年のCANに向けた予選を行っているアフリカの各国。ナイジェリアは13日に、アウェイでリビア代表と対戦するため、飛行機で到着する予定だった。 しかし、ナイジェリアの選手たちが乗った飛行機は、着陸予定だったベニナ空港 ではなく、約230kmほど離れたアル・アブラク国際空港に着陸。さらに、空港で一晩足止めされるという異例の事態となってしまった。 ナイジェリアサッカー連盟(NFF)の関係者は、イギリス『BBC』に対して「遠征している選手たちは完全に置き去りにされた。出発の準備を整えた後、空港の建物内に閉じ込められた」と状況を語った。 また、キャプテンを務めるウィリアム・トルースト=エコングは、自身のX(旧ツイッター)を更新。「キャプテンとして、チームと共にこの試合には出場しないことを決めた」と綴り、「この時点で僕たちはナイジェリア政府に介入してもらい、救出してもらうことを要請した。アフリカでプレーする前にも同じような経験をしたけど、恥ずべき行為だ」と、リビアの策略であると非難した。 一方で、リビアサッカー連盟(LFF)は、今回の状況について「深く懸念している」とし、不正行為ではないと否定した。 「我々はナイジェリア側の関係者に最大限の敬意を払っており、彼らの飛行機の迂回は意図的なものではなかったことを保証したい」 ナイジェリアのエースでもあるFWビクター・ボニフェイスは「食事もWi-Fiも寝る場所もない」と訴えている。また、NFFの関係者は「リビアサッカー協会の関係者は誰も理由を述べたり、説明したりするために来なかった」と語り、「リビアは助けようとしなかった。NFFが別の手段を講じようとしたとき、私たちは空港の中に閉じ込められた。まるで空港の監獄にいるようだ」と状況を訴えていた。 リビアは国内が2つの政権に分かれており、アル・アブラク空港があるアルバイダからベニナ空港があるベンガジまでは陸路で3時間半以上がかかるが、治安情勢を考え、バスでの移動は望んでいないとした。 <span class="paragraph-title">【写真】空港のベンチで寝るナイジェリアの選手たち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">ia squad were completely stranded in a airport in Libya for over 16 hours. There was NO food and drink available either. (<a href="https://twitter.com/PoojaMedia?ref_src=twsrc%5Etfw">@PoojaMedia</a>) <a href="https://t.co/cNo2CdBZ8D">pic.twitter.com/cNo2CdBZ8D</a></p>— EuroFoot (@eurofootcom) <a href="https://twitter.com/eurofootcom/status/1845746301352251572?ref_src=twsrc%5Etfw">October 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.14 23:40 Mon3
北アフリカ・リビアへのサッカー遠征で相次ぐ“事件”…先月のナイジェリア代表に続いて今回はベナン代表「警察官に殴られた」「あの国はまだ安全じゃない」
政情不安が続くリビアへの遠征で、今回はベナン代表が被害を被った。 西アフリカのベナン代表は18日、アフリカネーションズカップ予選D組最終節でリビア代表と対戦。アウェイゲームを0-0で凌ぎ、首位ナイジェリア代表に次ぐ2位で本大会出場を決めた。 チーム一行のベナン帰国後、2018年W杯でナイジェリア代表を率いた経験も持つドイツ人指揮官、ゲルノト・ロール監督がフランス『Canal+』でチームの暴行被害を訴えた。 「試合終了後、選手たちにスタンドから瓶が投げつけられ、私の元にいるチュニジア系のコーチは人々から追いかけまわされ、そしてリビアの警察官が私たち全員に殴りかかってきた」 無論、これらは全てリビアでの出来事。勝てば逆転での予選突破に可能性があったリビア陣営のイライラが試合後に爆発した格好か。 「数名の負傷者がいる。そのチュニジア系コーチは肩に大きなアザができ、選手数人とチーム関係者も被害に遭ったのだ。試合はうまくいったが、試合後の全てが大惨事だった。あの国はまだ安全とはほど遠い」 また、アウグスブルク所属のベナン代表エース、FWスティーヴ・ムニエも「困難に見舞われながらもアフリカ杯出場を掴んだことを誇りに思う。ただ、リビア国民から非常に無礼な扱いを受けたことは見逃せない。リビアはまだ紛争状態だ」とコメントした。 リビアは、先月も対戦国との間で大騒動。 当地に空路で遠征したナイジェリア代表一行が、当初の着陸予定だった空港にたどり着けず。何らかの指示により航路上で着陸許可が取り消され、目的地変更で着陸したのは半機能不全の空港…水も食料も支給されないなか、この空港で14時間軟禁されることとなった。 結果的にチーム一行はリビアを脱出…リビアvsナイジェリアは開催されず、アフリカサッカー連盟がナイジェリアの不戦勝(3-0)を決定。リビア当局は関与を否定しつつも、「前回のナイジェリア戦でリビアチームが酷い扱いを受けた」などと聞くに堪えない主張を並べた。 日本の外務省はリビアについて、「危険レベル4(退避勧告)」「どのような目的であれ渡航しないでください」としている。 2024.11.22 17:55 Fri4