【EL決勝プレビュー】決勝6戦全勝の最多王者に欧州決勝5戦全勝のモウリーニョが挑む《セビージャvsローマ》

2023.05.31 12:00 Wed
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)決勝、セビージャvsローマが、日本時間31日28:00にブダペストのプスカシュ・アレーナでキックオフされる。通算7度目の優勝を目指す大会最多王者と、初優勝で2年連続欧州の頂き狙うジャッロロッシによる、激戦必至のファイナルだ。2019-20シーズン以来の戴冠目指すELマスターのセビージャは、今大会にチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ3位敗退組として決勝トーナメントのプレーオフから参戦。PSV、フェネルバフチェ相手にいずれもアウェイでの2ndレグを落としたが、ホームでの先勝のアドバンテージを生かしてベスト8に進出した。

優勝候補筆頭と目されたマンチェスター・ユナイテッドとの準々決勝では今大会初めてアウェイで1stレグを戦った中、試合の大半で劣勢を強いられながらも、後半終盤のオウンゴール2つで2-2のドローに持ち込む、驚異的な勝負強さを発揮。そして、サンチェス・ピスフアンでの2ndレグは相手守備陣のミスを突いて望外の3-0の圧勝。見事に優勝候補を撃破した。さらに、ユベントスとの準決勝では敵地での1stレグを後半終了間際の失点によって1-1のドローに持ち込まれたが、再びホームでの2ndレグでは後半半ばに先制を許しながらも、途中投入のMFスソ、MFラメラの値千金の2ゴールによって延長戦までもつれ込んだ激闘を逆転勝利。ブダペスト行きの切符を手にした。
昨シーズン4位のラ・リーガでは最終節を残して11位に低迷。ロペテギ、サンパオリと2人の指揮官の下では一時残留争いに巻き込まれる厳しい時期が続いたが、今年3月のインターナショナルマッチウィーク期間のメンディリバル新監督招へいが、ターニングポイントに。新体制では前任者の無軌道なポゼッションスタイルから、ハイインテンシティのカウンタースタイルに大きく舵を切ると、6勝3分け2敗と成績を大きく改善。ヨーロッパの争いに加わるまでには至らずも、残留争いから完全に抜け出した。ターンオーバーの影響で前節のレアル・マドリー戦の敗戦含め3試合未勝利(2分け1敗)の状況だが、負傷者の復帰もあって良い状態で今回の大一番に臨めるはずだ。

一方、ローマは昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)王者として、今大会にグループステージから参戦。グループステージではセビージャの宿敵ベティスに次ぐ2位通過となり、プレーオフ行きを余儀なくされたが、レッドブル・ザルツブルクを逆転で撃破。決勝トーナメント進出を決めた。
ラウンド16では今季ラ・リーガ4位のレアル・ソシエダを完勝で退けると、昨季ECL決勝再現カードとなったフェイエノールト戦は敵地での初戦を0-1で落とすも、要塞化するスタディオ・オリンピコでの2ndレグで劇的勝利。後半終盤の失点で敗退の危機を迎えた中、89分のFWディバラの同点ゴールで延長戦に持ち込むと、そのまま相手を突き放して8強入り。さらに、モウリーニョ監督とシャビ・アロンソ監督の師弟対決に注目集まったレバークーゼンとの準決勝では2試合を通じて堅い展開となった中、1stレグで新鋭ボーヴェが挙げた唯一のゴールを持ち味の堅守で守り抜き、2戦合計1-0で勝ち切って2年連続での欧州大会決勝進出の偉業を成し遂げた。

セリエAではシーズンを通してトップ4争いの一角を担ってきたが、度重なる負傷者の影響で最終盤に失速。リアリストであるポルトガル人指揮官は、“二兎を追う者は一兎をも得ず”を教訓にEL優先の戦い方を選択した中、若手や控えを中心としたスカッドで戦った結果、直近のフィオレンティーナ戦での痛恨の1-2の逆転負けを含め7戦未勝利(4分け3敗)。それでも、最終節を前にEL出場圏内の6位をキープし、保険をかけた状態でこの大一番を迎えている。

UEFAコンペティションの常連である両チームだが、過去の対戦は2019-20シーズンのELラウンド16が唯一の対戦。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、ドイツでの無観客のシングルレグ形式で行われた試合はDFレギロンとFWエン=ネシリのゴールによってセビージャが2-0の勝利。その後、セビージャはウォルバーハンプトン、ユナイテッド、インテルを破って優勝している。

なお、セビージャは過去6度進出したELの決勝すべてで勝利。一方、モウリーニョ監督はポルト、ユナイテッドでのEL(前身UEFAカップ)優勝、昨季のECL制覇を含め、過去5度進出したUEFAコンペティション決勝すべてで勝利しており、今回の決勝ではどちらの勝負強さが発揮されるかに注目が集まるところ。ちなみに、現スカッドで両チームに在籍経験がある選手はラメラのみだが、セビージャのスポーツディレクターを務めるモンチ氏は、先日のインタビューで自身の過ちを認めたようにローマ時代の数々の失策が批判を招いた過去もあり、このビッグマッチを盛り上げる要素の一つとなっている。

◆セビージャ◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ボノ
DF:ヘスス・ナバス、バデ、グデリ、テレス
MF:フェルナンド、ラキティッチ
MF:オカンポス、オリベル・トーレス、ブライアン・ヒル
FW:エン=ネシリ

負傷者:DFマルコン、タンギ・ニアンズ
出場停止者:DFアクーニャ(1/1)

準決勝2ndレグで退場したアクーニャが出場停止。また、テカティートとパプ・ゲイエは登録外となる。負傷者に関しては練習復帰したものの、マッチフィットネスに問題を抱えるマルコン、タンギ・ニアンズの2人のセンターバックが微妙な状況だ。

スタメンに関してはアクーニャの代役にテレスを起用する以外、準決勝2ndレグと同じメンバーを予想。負傷明けのジョルダンをピボーテに置き、ラキティッチをトップ下に上げる形やラメラかスソをスタートで起用するオプションもある。

◆ローマ◆
【3-4-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ルイ・パトリシオ
DF:マンチーニ、スモーリング、イバニェス
MF:チェリク、クリスタンテ、マティッチ、スピナッツォーラ
FW:ペッレグリーニ、エイブラハム、エル・シャーラウィ

負傷者:DFクンブラ、カルスドルプ、スピナッツォーラ、FWディバラ
出場停止者:なし

出場停止者はいないが、ソルバッケンが登録外で起用できない。負傷者に関しては長期離脱中のクンブラに加え、マッチフィットネスに問題を抱えるカルスドルプが欠場となる見込み。一方、スピナッツォーラとディバラに関しては先発起用は微妙も、起用自体は可能だ。

システムに関しては[3-4-3]か[3-5-2]のいずれかを採用することになるが、バックラインの主力が戻ってきたことで、より攻撃的な前者を予想。スタメンはディバラをベンチ置き、前述の11名を起用するとみる。中盤ではザレフスキ、ボーヴェの生え抜き2選手、エル・シャーラウィをウイングバックに配置し、ベロッティを前線に置く形もありそうだ。

★注目選手
◆セビージャ:FWユセフ・エン=ネシリ
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ビッグマッチで存在感示すエースが7度目の戴冠に導く。世界屈指の身体能力を持て余し、シーズンを通しての安定感を欠くものの、大舞台で存在感を示す主人公タイプの25歳FWは、良くも悪くも今回の注目プレーヤーだ。

細かい戦術やポジショニング、利他的なプレーを不得手とするモロッコ代表FWは、昨シーズンと今シーズン前半戦で低調なパフォーマンスに終始。それでも、カタールW杯でモロッコの大躍進に貢献し、本来のフォームを取り戻すと、ここまで47試合に出場し、チーム最多の18ゴールを記録。EL準々決勝以降ではユナイテッドとの2ndレグで2ゴール、ユベントスとの1stレグで1ゴールを挙げるエースの仕事を果たした。

今大会屈指の堅守を誇るローマはゴール前のスぺースを徹底的に消してくるため、スペースがあってこそ輝くブライアン・ヒルやオカンポスの両翼も、そうやすやすとボックス内に侵入することは難しく、攻撃はどうしても外回りからのクロスという形が増えてくるはずだ。その中でエン=ネシリがスモーリングやマンチーニといった偉丈夫相手にどこまで競り勝てるかが、セビージャ勝利のカギを握る。

また、ビルドアップが不得手な相手に対して前線からのプレスは効果的となるため、ユナイテッド戦のように周囲とコミュニケーションを取りながら連動した守備からのショートカウンターを狙っていきたい。前述のように前回対戦ではローマ相手に1ゴールを挙げており、再びジャッロロッシを沈める一撃を見舞い、自身2度目のEL制覇を成し遂げたい。

◆ローマ:MFネマニャ・マティッチ
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百戦錬磨のベテランMFがジャッロロッシを頂に導く。カピターノのペッレグリーニやディフェンスリーダーのスモーリング、攻撃のカギを握るディバラも注目に値するが、やはり今シーズンのローマのベストプレーヤーを注目プレーヤーに推したい。

世界屈指の名将からのラブコールを受け、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドに続きローマで3度目の共闘となった元セルビア代表MF。新天地では決してポジションを約束されていたわけではなかったが、34歳にしてここまで公式戦48試合に出場し、今回の大一番で1シーズンでのキャリアハイの出場数に到達する見込みだ。

シーズン序盤戦こそ控え生活が長かったユナイテッドでの晩年の影響によって重さも見受けられたが、後半戦に入ると194cmのベテランMFとは思えない驚異的な運動量を発揮。延長戦までもつれ込んだフェイエノールト戦では試合最終盤に高い位置まで攻撃参加するタフネスぶりをみせ、オリンピコアに集ったロマニスタを驚愕させた。

指揮官の戦術を誰よりも知り抜く守備的MFは、強靭なフィジカルと機器察知能力を生かしたフィルター役に、マイボール時はボールの収め役、配球役を担う。加えて、相手陣内ではポケットに侵入しての折り返しや意表を突くラストパスで決定機を演出する、攻守両面でのマルチタスクをこなしており、そのリーダーシップを含めローマの勝敗のカギを握るキーマンだ。意外にもヨーロッパでのタイトル獲得経験は一度もなく、チームと共に初のELのタイトルを持ち帰りたい。

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