「負けてられない」U-22日本代表の韋駄天FW前田大然がA代表組にライバル心《キリンチャレンジカップ》

今年の夏、コパ・アメリカで日本代表に招集され、2試合を戦ったFW前田大然。その1カ月後には松本山雅FCを離れ、ポルトガルのマリティモへと武者修行に出た。マリティモではリーグ戦11試合に出場し2ゴールを記録している前田だが、今回のU-22日本代表に招集され、久々に日本でプレーする機会を得た。

16日、キリンチャレンジカップ2019のU-22コロンビア代表戦に向けた前日トレーニング後、前田は取材に応じ「やっと日本で試合ができるので楽しみです」と日本でのプレーを楽しみにしていたことを明かした。

コパ・アメリカ以来となる森保一監督の下でのプレーとなる今回の試合。MF久保建英(マジョルカ)やMF堂安律(PSV)といったA代表でプレーを続ける選手も加わるチームについて「ずっとテレビでA代表の試合を見ていたので、その時からすごい刺激をもらっているので負けてられないなというのはあります」と、力に変えて戦うことを誓った。
また、先月はブラジル遠征でU-22ブラジル代表と対戦し、勝利した日本。前田はケガで欠場していたが、強豪との試合については「強いブラジル代表に勝ったことで刺激をもらったので、その分負けずにチームで頑張ろうと思いました」と、こちらでも刺激を受けたことを明かした。

来年に迫る東京オリンピックだが、登録メンバーは18名。オーバーエイジを使うとなれば、より狭き門となる。前田は「オーバーエイジもあるので、数少ないメンバーしか選ばれないと思っているので、そういったことを考えずに今は目の前の試合に一戦一戦しっかり戦って行きたいです」とコメント。自身のプレー、そして今回の試合でのアピールが大事だと語っている。コロンビアとの試合に向けては「自分にスピードがあるのは日本の人たちは知っていると思うので、ゴールという形で日本の勝利を見せれたらと思います」と特徴をアピールしたいとコメント。また、「初めて日本でやるということでみんなが楽しみにしているので、その期待に応えられるようにしっかり明日の試合に臨めればと思います」と、国内での初陣となる試合での好パフォーマンスを誓った。

U-22日本代表は、17日(日)の12時50分からエディオンスタジアム広島でU-22コロンビア代表と対戦する。