フランス代表、離脱したベンゼマの代役は立てず…25名で大会に臨む

2022.11.20 20:00 Sun
Getty Images
フランス代表のディディエ・デシャン監督が、負傷離脱したFWカリム・ベンゼマの代役は立てないことを明らかにした。

今大会で最もケガ人に頭を悩ませているフランス代表。メンバー発表前の時点でエンゴロ・カンテとポール・ポグバの不参加が決まっており、発表後もクリストファー・エンクンクとプレスネル・キンペンベが離脱を余儀なくされた。
そして19日、もう一つ最大の懸念点だったベンゼマもついにチームを離脱。元々左太ももに問題を抱えたまま招集されていた中で、19日にフランス代表で初めてチームトレーニングに参加したところ、同箇所のケガを悪化させてしまい、無念のリタイアとなった。

その代役にはモナコのウィサム・ベン・イェデルや、マンチェスター・ユナイテッドのアントニー・マルシャルが候補に挙げられていたが、デシャン監督はフランス『テレフット』のインタビューで代役を立てないことを明らかにした。

なお、最初のメンバー発表の際に招集メンバーを25名に留めていたデシャン監督は、その後ボルシアMGのマルクス・テュラムを招集。負傷離脱したエンクンクのキンペンベの代役については、フランクフルトのランダル・コロ・ムアニと、モナコのアクセル・ディザジが追加招集されている。

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ユーロ控えるフランス代表に懸念材料…守護神メニャンが指を負傷か

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偉大なるジルー、その分岐点は若き日のフランス代表デビュー戦…惚れ込んだヴェンゲル氏「夢中になってしまった」

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ユルゲン・クリンスマン監督との契約をアジアカップ後に解消してから監督不在の韓国代表。新監督候補はいるものの、マネーゲームをする気がなく、大韓サッカー協会(KFA)は監督選定を慎重に行う方針のようだ。韓国『聯合ニュース』が伝えた。 アジアカップではベスト4の成績を残した韓国。しかし、準決勝を前にチーム内で問題が発生。選手同士が衝突した中、準決勝ではヨルダン代表相手に2-0で敗れていた。 それまでもクリンスマン監督の手腕には疑問符がついており、マネジメントの問題もあったために契約解除となった中、3月の北中米ワールドカップ予選ではU-23韓国代表のシン・テヨン監督が暫定的に指揮を執っていた。 6月の活動に向けて新監督を探しているKFA。新たな監督候補を11人リストアップ。韓国人で4人、外国人で7人をピックアップした中、外国人監督の3、4名に絞ったという。 最終候補に対してランク付けをし、最も優先順位の高い人物から細部を詰めていく交渉をスタートしていくというKFA。最有力候補と見られていたのが、元リーズ・ユナイテッドの監督であった、アメリカ人指揮官のジェシー・マーシュ氏(50)と見られている。 KFAの幹部が4月にマーシュ監督とロンドンで会談していたことが発覚。ザルツブルクでは南野拓実も指導し、2019年から2021年まで指揮。オーストリア・ブンデスリーガで2度の優勝を経験している。その後は、RBライプツィヒでも指揮を執り、リーズで1年間指揮を執っていた。 実力に疑いはないものの、問題は報酬面だという。KFAは代表チームの監督の年俸について150〜200万ドル(約2億3000万〜3億1000万円)を水準としており、税金を含めるとおよそ倍になるという。ただ、マーシュ監督がこれまでもらっていたサラリーはそれ以上となっており、その部分での交渉が今は詰まっていないという。 韓国はアジア2次予選でグループCに入り、勝ち点10で首位。6月の2試合では最下位のシンガポール代表、2位の中国代表と対戦。予選突破はまだ決まっていない状況だけに、監督が決まらないと再び支障が大宇頃になりそうだ。 2024.05.13 17:55 Mon
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