一方的に契約を解消したカメルーンが新しいW杯ユニを発表…裏切られたルコックは法的措置も寛大な対応
2022.11.11 20:45 Fri
カメルーンサッカー連盟(FECAFOOT)がカタール・ワールドカップ(W杯)用のユニフォームが発表している。アフリカ予選最終ラウンドでアルジェリア代表相手に劇的な逆転勝利を収め、2大会ぶり8度目のW杯出場を決めたカメルーン。カタールW杯ではグループGに入り、24日にスイス代表、28日にセルビア代表、12月2日にブラジル代表と対戦する。
FECAFOOTは、2019年にフランスの「le coq sportif(ルコックスポルティフ)」とサプライヤー契約を締結。しかし、今年7月に契約終了を発表すると、8月にはモータースポーツ関連のギアで有名な「One All Sports」とのサプライヤー契約を新たに締結していた。
しかし、ルコックは契約の有効性を主張して提訴。パリの司法裁判所ではルコック側の訴えを支持する判決を下していた。
だが、FECAFOOTは直ちに上訴。「One All Sports」のユニフォームを着用することを主張し、新ユニフォームについても発表した。
3種類とも胸元中央に「One All Sports」のロゴがあしらわれ、袖口にはカメルーン国旗の3色が施されている。
この発表を受けてルコックが声明を発表。FECAFOOTの対応には怒りを滲ませ、法的手続きは今後も続くとしながら、W杯の邪魔をすることはせず、一旦は休戦とすることを発表した。
「強制力のある判決にもかかわらず、FECAFOOTはルコックスポルティフとの契約を尊重しようとはしていません。我々は、常に主張してきたように、これまで以上に不屈のライオン(カメルーン代表)を支援することを約束します」
「FECAFOOTの態度を鑑み、拘束力のある手順を踏まずに裁判所の決定を執行することは非常に難しいでしょう。我々 はまだ FECAFOOTとの対話を試みるつもりです」
「いずれにせよ、W杯の前と開催中に、カメルーンの選手とスタッフを不快な状況に置くことはありません。彼らはカメルーンの人たちをワクワクさせるために、最善をつくさなければいけません。ただ、法的手続きはその後も継続されます」
法的措置は継続するものの、寛大な姿勢を示したルコック。大会後にどういう動きを見せるのか注目だ。
FECAFOOTは、2019年にフランスの「le coq sportif(ルコックスポルティフ)」とサプライヤー契約を締結。しかし、今年7月に契約終了を発表すると、8月にはモータースポーツ関連のギアで有名な「One All Sports」とのサプライヤー契約を新たに締結していた。
だが、FECAFOOTは直ちに上訴。「One All Sports」のユニフォームを着用することを主張し、新ユニフォームについても発表した。
ユニフォームのデザインについては、1stから3rdまで全て同じ。1stは緑がベースで、2ndは白、3rdは赤がベースになっている。
3種類とも胸元中央に「One All Sports」のロゴがあしらわれ、袖口にはカメルーン国旗の3色が施されている。
この発表を受けてルコックが声明を発表。FECAFOOTの対応には怒りを滲ませ、法的手続きは今後も続くとしながら、W杯の邪魔をすることはせず、一旦は休戦とすることを発表した。
「強制力のある判決にもかかわらず、FECAFOOTはルコックスポルティフとの契約を尊重しようとはしていません。我々は、常に主張してきたように、これまで以上に不屈のライオン(カメルーン代表)を支援することを約束します」
「FECAFOOTの態度を鑑み、拘束力のある手順を踏まずに裁判所の決定を執行することは非常に難しいでしょう。我々 はまだ FECAFOOTとの対話を試みるつもりです」
「いずれにせよ、W杯の前と開催中に、カメルーンの選手とスタッフを不快な状況に置くことはありません。彼らはカメルーンの人たちをワクワクさせるために、最善をつくさなければいけません。ただ、法的手続きはその後も継続されます」
法的措置は継続するものの、寛大な姿勢を示したルコック。大会後にどういう動きを見せるのか注目だ。
1
2
カメルーン代表の関連記事
ワールドカップの関連記事
|
|
カメルーン代表の人気記事ランキング
1
アフリカ・ネーションズカップの組み合わせ決定! 王者コートジボワールはカメルーンと、開催国モロッコはマリやザンビアと同居【2025AFCON】
27日、2025年のアフリカ・ネーションズカップ(AFCON)の組み合わせ抽選会を行った。 AFCONは2025年12月21日から2026年1月8日まで開催。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)でベスト4入りを果たしたモロッコで開催されることが2024年6月に決定していた。 モロッコのラバトにあるモハメド5世国立劇場で行われた抽選会。開催国のモロッコ代表は、マリ代表、ザンビア代表、コモロ代表とグループステージで同居することが決定した。 2024年1月から2月にかけて行われたAFCON2023で優勝したコートジボワール代表は、カメルーン代表、ガボン代表、モザンビーク代表と同居。準優勝のナイジェリア代表は、チュニジア代表、ウガンダ代表、タンザニア代表と同居した。 前々回大会王者のセネガル代表は、コンゴ民主共和国代表、ベナン代表、ボツワナ代表と同居。7度の優勝を誇るエジプト代表は、南アフリカ代表、アンゴラ代表、ジンバブエ代表と同居することとなった。 ◆グループA モロッコ代表 マリ代表 ザンビア代表 コモロ代表 ◆グループB エジプト代表 南アフリカ代表 アンゴラ代表 ジンバブエ代表 ◆グループC ナイジェリア代表 チュニジア代表 ウガンダ代表 タンザニア代表 ◆グループD セネガル代表 DRコンゴ代表 ベナン代表 ボツワナ代表 ◆グループE アルジェリア代表 ブルキナファソ代表 赤道ギニア代表 スーダン代表 ◆グループF コートジボワール代表 カメルーン代表 ガボン代表 モザンビーク代表 2025.01.28 13:47 Tue2
マティプらアフリカネーションズ杯辞退選手にカメルーン代表指揮官「FIFAに訴えることだって可能」
▽カメルーン代表を率いるウーゴ・ブロース監督が、アフリカネーションズカップへの出場を辞退する選手たちに警告を発している。イギリス『BBC』が報じた。 ▽来年1月からガボンでアフリカネーションズカップ2017が開催される。欧州リーグ戦が行われている中での開催のため、招集を辞退を考えている選手が多く、リバプールのカメルーン代表DFジョエル・マティプはすでにブロース監督と話をしたと語っていた。 ▽『BBC』によるとマティプのほかにWBAのDFアラン・ニョム、アヤックスのGKアンドレ・オナナ、ナンシーのGKギー・エンディ・アセンベ、ボルドーのDFマキシム・ポンジェ、マルセイユのDFアンドレ・ザンボ・アングイッサ、リールのMFイブラヒム・アマドゥーらも辞退を考えているという。 ▽しかしブロース監督は、アフリカネーションズカップでは代表チームの招集に拘束力があると主張。仮に辞退するのであれば、国際サッカー連盟(FIFA)の規定にのっとり、選手たちにクラブレベルでの出場停止を要請すると口にした。 「彼らはナショナルチームでの活動よりも、自分たちの意思を押し通そうとしている。しかし、彼らがその気であれば、我々も手を打つしかない。FIFAの規則に従い、選手たちを相手に訴訟することも考えている」 2016.12.21 09:21 Wed3
【カメルーン代表要注意選手①】今夏リヨンへ移籍した攻撃の軸、FWカール・トコ・エカンビ/リヨン
日本代表は9日、カメルーン代表と国際親善試合で対戦する。昨年12月のEAFF E-1サッカー選手権以来の代表活動となり、久々の実戦を勝利で飾りたいところだ。 一方のカメルーン代表は、昨年11月のアフリカ・ネーションズカップ予選のルワンダ代表戦を最後に代表活動を行なえていない状況。さらには6日に現地で受けたPCR検査の結果、2選手が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、さらに濃厚接触者が1名いたため、日本戦は18名で臨むこととなる。 少数精鋭での戦いとなるカメルーン代表だが、その中でも要注意なのがリヨンに所属するFWカール・トコ・エカンビだ。 <div id="cws_ad">◆カメルーン代表の要注意FWカール・トコ・エカンビのプレーを動画でチェック<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ1bG1KclNjSSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> パリ出身のエカンビは、地元のパリFCでプロキャリアをスタートさせた後、2014年に当時リーグ・ドゥ(フランス2部)のソショーへと移籍した。いきなりリーグ・ドゥの年間ベストイレブンに選ばれる活躍を見せると、カメルーン代表にも選ばれるようになり、2015年6月6日のブルキナファソ戦でA代表デビューを飾っている。 その後はアンジェでもプレーすると、2018年夏にビジャレアルへとステップアップを果たす。スペインの地でもその活躍ぶりは変わらず、移籍初年度からシーズン二桁ゴールを達成している。2019-20シーズンも好調を維持し、2019年10月には3ゴールを奪って月間MVPに選出されていた。 2020年1月に半年間のレンタルでリヨンに移籍し、フランスへと戻ると、リーグ・アンで8試合に出場し2ゴール1アシスト。クープ・ドゥ・フランスで3試合に出場し2アシスト、クープ・ドゥ・フランス1試合の他、チャンピオンズリーグ(CL)にも4試合出場し、チームのCLベスト4進出に貢献した。 そのままリヨンへと完全移籍すると、2020-21シーズンもここまでリーグ・アン5試合に先発出場を果たしている。 カメルーン代表としても、2017年のアフリカ・ネーションズカップ優勝メンバーの一員であり、2019年のアフリカ・ネーションズカップでは全試合に出場するなど、代表での立ち位置を不動のものとしている。 プレー面については、アフリカ人選手らしい、抜群の身体能力を武器とするストライカーだ。決定力も併せ持っており、個の力でゴールを奪えるのが特徴。183cmと上背がそこまであるわけではないものの、スピードに乗ると中々止めるのは難しくなるだろう。日本代表の守備を担う冨安健洋や吉田麻也とのマッチアップに注目だ。 2020.10.09 11:50 Fri4
「不屈を示してくれた」、延長後半ラストプレーで劇的逆転突破のカメルーン、ソング監督が選手を称賛
カメルーン代表を2大会ぶりのワールドカップ出場に導いたリゴベール・ソング監督が、“不屈のライオン”を体現した選手たちを称賛している。『Actu Cameroun』が伝えている。 カメルーンは29日、敵地で行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ予選最終ラウンドの2ndレグでアルジェリア代表と対戦。延長戦までもつれ込んだ激闘を、アウェイゴール・ルールで上回りカタールへの切符を手にした。 ホームでの1stレグを0-1で落としていたカメルーンだが、この2ndレグでは相手GKのミス絡みでFWエリック・マキシム・チュポ=モティングが先制点を奪取。以降は終始劣勢を強いられながらも、守護神アンドレ・オナナを中心に守り抜き、延長戦まで持ち込んだ。 その延長戦後半では、PK戦突入直前の118分に相手の左CKからDFアーメド・トゥーバにゴールを奪われ、敗退の危機を迎えた。しかし、カメルーンはラストプレーとなった124分に相手陣内で得たFKの流れでDFコリン・ファイが上げたクロスをDFミシェル エンガドゥ=エンガジュイが競り勝ってゴール前に流したボールを、FWカール・トコ・エカンビが右足ダイレクトで流し込み、最後の最後で試合を引っくり返す劇的過ぎる勝ち抜けを決めた。 トニ・コンセイソン前監督の解任に伴い、今月1日に急遽新指揮官に指名された中、カメルーンを見事に本大会出場に導いたソング監督は、まさに“不屈のライオン”の愛称に相応しい圧巻の逆転劇を見せた選手たちを絶賛した。 「個人的にはこのゲームを戦った両チームを祝福したいと思う。とりわけ、不屈であることを示した私のプレーヤーたちを心から讃えたい」 「最初のゲームでは、相手の守備に苦しめられ、プレーヤーが攻撃的に表現することができなかった。しかし、今日我々は2人のストライカーを置くシステムによって、対抗する術を知っていた」 2022.03.30 16:30 Wed5

