【カタールW杯グループA展望】オランダとセネガルが本命、開催国カタール番狂わせなるか
2022.11.20 18:00 Sun
11月20日、いよいよカタール・ワールドカップ(W杯)が開幕する。先陣を切るのは初のW杯出場となる開催国カタール代表が属するグループA。2大会ぶりの出場となるオランダ代表、2大会連続出場のアフリカ王者セネガル代表が突破の本命と見られるが、南米の実力国エクアドル代表もグループステージ突破を狙えるだけの戦力は有している。アジア王者カタールもホームの利を生かせれば番狂わせがあるか。
◆編集部予想
◎本命:オランダ
○対抗:セネガル
△連下:エクアドル
☆大穴:カタール
◆名将ファン・ハールに率いられ復活~オランダ~
前回大会は屈辱の予選敗退となったオランダだが、名将ファン・ハール監督が3度目の復任を果たした現チームは上位を狙えるだけのポテンシャルを秘めている。世界最高のDFであるファン・ダイクを軸にした守備陣は安定感抜群で大崩れの可能性は低い。今年行われたUEFAネーションズリーグでベルギー代表やポーランド代表を抑えて首位となり、ベスト4進出を果たしたことが現代表の強さを示している。ブラジルW杯で3位に導いた名将ファン・ハール監督率いる今大会のオランダもダークホースとなる可能性十分だ。
◆主力のコンディション懸念も敗退はないか~セネガル~
現アフリカにおいて名実ともにNo.1の存在であるセネガル。そのチームの中心はFWマネで、アフリカのみならず世界最高峰のアタッカーであることは言うまでもない。ウイングでもセンターフォワードでもプレー可能な柔軟性を持ち、得点も奪えて味方も生かせる。ただそのマネが今月、右足の腓骨を負傷。大会出場自体が危ぶまれた中、メンバー入りはしたが、初戦のオランダ戦は欠場が確定してしまった。チェルシーで昨季のようなパフォーマンスを発揮できていない守護神のメンディ、ナポリ時代のような凄みが感じられないDFクリバリと、主力の状態が芳しくないが、グループステージで敗退するほど、軟なチームでもないはずだ。
◆隠れた南米の実力国~エクアドル~
厳しい南米予選を2大会ぶりに突破した南米の隠れた実力国エクアドルもグループステージ突破の可能性が十分にあるチームだ。9月に行われた日本代表との親善試合では優勢の末、0-0の引き分け。南米予選を突破した実力が本物であることを見せ付けた。プレミアリーグで活躍するMFカイセドとDFエストゥピニャンを筆頭に、玄人好みな好選手を抱えるエクアドルが2006年ドイツ大会以来のベスト16に進出しても何ら不思議はない。
2019年アジアカップ王者のカタール。その大会では日本代表を決勝で下して初優勝を飾った。もちろん、下馬評ではグループ最弱かとは思われるが、ホスト国であること。ワールドクラスのストライカーであるFWアルモエズ・アリを抱えていることで波乱を起こせる要素はある。実力拮抗と思われるエクアドルとの開幕戦。ここを制せば道は開けそうだ。
グループステージ日程
◆第1節
▽11/20
《25:00》
カタール vs エクアドル
▽11/21
《25:00》
セネガル vs オランダ
◆第2節
▽11/25
《22:00》
カタール vs セネガル
《25:00》
オランダ vs エクアドル
◆最終節
▽11/29
《24:00》
オランダ vs カタール
エクアドル vs セネガル
◆編集部予想
◎本命:オランダ
○対抗:セネガル
△連下:エクアドル
☆大穴:カタール
Getty Images
前回大会は屈辱の予選敗退となったオランダだが、名将ファン・ハール監督が3度目の復任を果たした現チームは上位を狙えるだけのポテンシャルを秘めている。世界最高のDFであるファン・ダイクを軸にした守備陣は安定感抜群で大崩れの可能性は低い。今年行われたUEFAネーションズリーグでベルギー代表やポーランド代表を抑えて首位となり、ベスト4進出を果たしたことが現代表の強さを示している。ブラジルW杯で3位に導いた名将ファン・ハール監督率いる今大会のオランダもダークホースとなる可能性十分だ。
◆主力のコンディション懸念も敗退はないか~セネガル~
Getty Images
現アフリカにおいて名実ともにNo.1の存在であるセネガル。そのチームの中心はFWマネで、アフリカのみならず世界最高峰のアタッカーであることは言うまでもない。ウイングでもセンターフォワードでもプレー可能な柔軟性を持ち、得点も奪えて味方も生かせる。ただそのマネが今月、右足の腓骨を負傷。大会出場自体が危ぶまれた中、メンバー入りはしたが、初戦のオランダ戦は欠場が確定してしまった。チェルシーで昨季のようなパフォーマンスを発揮できていない守護神のメンディ、ナポリ時代のような凄みが感じられないDFクリバリと、主力の状態が芳しくないが、グループステージで敗退するほど、軟なチームでもないはずだ。
◆隠れた南米の実力国~エクアドル~
Getty Images
厳しい南米予選を2大会ぶりに突破した南米の隠れた実力国エクアドルもグループステージ突破の可能性が十分にあるチームだ。9月に行われた日本代表との親善試合では優勢の末、0-0の引き分け。南米予選を突破した実力が本物であることを見せ付けた。プレミアリーグで活躍するMFカイセドとDFエストゥピニャンを筆頭に、玄人好みな好選手を抱えるエクアドルが2006年ドイツ大会以来のベスト16に進出しても何ら不思議はない。
◆初のW杯に臨むアジア王者~カタール~
Getty Images
2019年アジアカップ王者のカタール。その大会では日本代表を決勝で下して初優勝を飾った。もちろん、下馬評ではグループ最弱かとは思われるが、ホスト国であること。ワールドクラスのストライカーであるFWアルモエズ・アリを抱えていることで波乱を起こせる要素はある。実力拮抗と思われるエクアドルとの開幕戦。ここを制せば道は開けそうだ。
グループステージ日程
◆第1節
▽11/20
《25:00》
カタール vs エクアドル
▽11/21
《25:00》
セネガル vs オランダ
◆第2節
▽11/25
《22:00》
カタール vs セネガル
《25:00》
オランダ vs エクアドル
◆最終節
▽11/29
《24:00》
オランダ vs カタール
エクアドル vs セネガル
カタールの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
カタールの人気記事ランキング
1
カルロス・ケイロス監督がカタール代表を電撃退任…来月に前回王者&開催国として臨むアジアカップ控える
カタールサッカー協会(QFA)は6日、カルロス・ケイロス監督(70)との契約を双方合意の下で解消したことを発表した。 ケイロス監督は今年2月にフェリックス・サンチェス前監督の後任として、2026年北中米ワールドカップ(W杯)までの契約で新指揮官に就任。 就任以降はここまで12試合を指揮し5勝2分け5敗の戦績。W杯2次予選ではアフガニスタン代表、インド代表相手に連勝スタートを飾っていた。 しかし、来年1月に前回王者、開催国として臨むAFCアジアカップ2023を控えていたなか、急転直下の退任となった。なお、現時点で後任指揮官は未定となっている。 ケイロス監督は、1989年にU-20ポルトガル代表で監督キャリアをスタート。その後、ポルトガル代表を2度、UAE代表や南アフリカ代表、イラン代表、コロンビア代表、エジプト代表など代表チームの指揮官を歴任。 その一方で、クラブレベルではレアル・マドリーや名古屋グランパス、スポルティング・リスボンを率い、サー・アレックス・ファーガソン監督の副官としてマンチェスター・ユナイテッドでも仕事をしていた。 直近は2022年9月から2度目のイラン代表監督に就任。先のカタールW杯では、ウェールズ代表から金星を挙げたが、イングランド代表、アメリカ代表に次ぐ、グループB3位で大会を後にしていた。 2023.12.06 23:59 Wed2
「カタールのサラー」「アジアでは別格」アフィフが豪快ゴラッソ!日本のファンも仰天「前回大会でも散々やられた」
カタール代表FWアクラム・アフィフが今回のアジアカップでも躍動している。 アジアカップ2023準決勝が7日に行われ、カタールはイラン代表と対戦した。 準々決勝で日本代表を撃破したイランと前回王者カタールの一戦。カタールはアルモエズ・アリとアフィフの2トップで臨んだ。 試合は、イランFWサルダール・アズムンのゴールで先制を許すも、カタールは18分にアフィフのアシストからジャッセム・ガベルのシュートがディフレクトしながらゴールネットを揺らし同点に追いつく。 カタールはそこからもアフィフがチャンスを作ると、43分についに逆転。ボックス左角でパスを受けたアフィフがカットインから見事なシュートをゴール右に突き刺した。 キックの精度もタイミングも完璧な一撃には、ファンも「カタールのサラー」、「サラーに見えた」、「アジアでは別格だな」、「前回大会で日本も散々やられたもんな」と称賛。利き足は違えどその風貌も相まってエジプト代表FWモハメド・サラーにもなぞらえている。 その後、後半開始早々に追いつかれたカタールだったが、82分にアルモエズ・アリのゴールが決まり3-2で勝利。大会連覇に王手をかける決勝進出を決めている。 イラン戦で1ゴール1アシストと躍動したアフィフはこれで今大会5ゴールに。6ゴールで得点ランキングでトップに立つイラク代表FWアイメン・フセインにあと1ゴール差まで迫っており、大会得点王を狙える位置につけている。 <span class="paragraph-title">【動画】アフィフがカットインから豪快ゴラッソ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="PnEEFUTUrNg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.08 11:20 Thu3
カタール代表、アジア杯連覇に導いたティンティン・マルケス監督と2026年まで契約延長
カタールサッカー協会(QFA)は24日、ティンティン・マルケス監督(62)との契約延長を発表した。契約期間は2026年のワールドカップ終了までとなる。 2023年12月に契約を解除したカルロス・ケイロス前監督の後任としてカタール代表監督に就任したマルケス監督。就任以降はここまで7戦全勝の戦績を残し、開催国として臨んだAFCアジアカップ2023ではヨルダン代表を撃破し、大会史上5カ国目となる同国の連覇に貢献した。 現役時代には地元クラブのエスパニョールなどで活躍。現役引退後は古巣エウロパで指導者キャリアをスタートし、エスパニョールのカンテラ、リザーブチーム、ファーストチームのアシスタントコーチ、監督を歴任した。 その後、ベルギーのKASオイペン、シント=トロイデンVVの2クラブの監督を経て、2018年からカタール2部のアル・ワクラSCの指揮官の就任。初年度にチームをカタール2部リーグ優勝に導くと、3年連続でカタール・スターズリーグ残留に貢献していた。 2024.02.25 08:30 Sun4
アジアカップの組み合わせ抽選ポット分けが発表! アジア最高位の日本はポット1に
アジアサッカー連盟(AFC)は7日、5月11日に行われるアジアカップの組み合わせ抽選会に向けたポット分けを発表した。 今年6月に中国で開催予定だったアジアカップ2023。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響もあり、2022年に開催断念が決定。新たな開催地がカタールに決まっていた。 その結果、開催時期が半年後ろ倒しとなり、2024年1月12日に開幕することが決定。本大会の組み合わせ抽選は5月に行われる中、そのポット分けが決まった。 日本はポット1に入り、開催国でありディフェンディングチャンピオンであるカタールの他、イラン、韓国、オーストラリア、サウジアラビアとグループステージで当たることは無くなった。 ポット2にはイラク、UAE、オマーン、ウズベキスタン、中国、ヨルダンと実力国が入ることとなっている。 出場全24カ国はグループAからFまで4カ国ずつ振り分けられ、上位2カ国と3位の中の上位4カ国がラウンド16に進出する。 【ポット1】 カタール 日本 イラン 韓国 オーストラリア サウジアラビア 【ポット2】 イラク UAE オマーン ウズベキスタン 中国 ヨルダン 【ポット3】 バーレーン シリア パレスチナ ベトナム キルギス レバノン 【ポット4】 インド タジキスタン タイ マレーシア 香港 インドネシア 2023.04.07 21:30 Fri5