エバートンの新スタジアムでのテストイベントで食い逃げ事件発生、62歳の男性が無期限入場禁止とシーズン会員剥奪の処分

2025.04.17 22:20 Thu
エバートンが来季から使用する新スタジアム
Getty Images
エバートンが来季から使用する新スタジアム
2025-26シーズンからエバートンの新スタジアムとなる新スタジアムのテストイベントで食い逃げ事件が発生していたようだ。プレマイリーグを戦うエバートン。グディソン・パークを本拠地としていた中、リバプールの北西部にあるブラムリー・ムーア・ドックに新たにエバートン・スタジアムが完成した。

5万2888人を収容する新スタジアムは、2025-26シーズンから使用される中、すでに完成したスタジアムでテストイベントが実施。2月17日にエバートンU-18とウィガン・アスレティックのユースチームが試合を行った。
1万人のファンが駆けつけた中、1人の男性が食い逃げする様子が監視カメラに映っていたとのこと。62歳の男性は、ケータリングスタッフに「砂糖入りブラックコーヒー」を注文。代金を支払わずにその場を去っていった姿が映っていた。

エバートンは16日に声明を発表。「エバートン・スタジアムでの最初のテストイベント(2025年2月17日)中に、明らかに食べ物が盗まれたことを示すソーシャルメディアの動画について調査した結果、レインヒル地区の62歳の男性が犯人であることが判明しました」とした。
この件はマージーサイド警察に通報され、当該人物は12.75ポンド()をエバートン・イン・ザ・コミュニティに寄付することとなった。

なお、それだけでは処分は済まず、クラブは無期限の入場禁止処分とシーズン会員も剥奪したという。

「クラブはこのような行為を一切容認しない姿勢をとっており、この人物はエバートン・フットボールクラブから無期限の出場禁止処分を受け、シーズン会員資格も剥奪されました」

エバートンは133年間プレーしたグディソン・パークに今季限りで別れ。U-21チームは3月に行われた2度目のテストイベントでボルトンのBチームと対戦。その試合には2万5000人が駆けつけたという。

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