南野のハンドを確信?VAR“のぞき見”のベトナム代表監督が審判よりも先に大喜び

2022.03.30 12:05 Wed
Getty Images
ベトナム代表のパク・ハンソ監督の“のぞき見”に注目が集まっている。29日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本代表vsベトナム代表の一戦。グループ最下位のベトナムにとっては格上の日本との対戦だったが、前半から積極的な戦いを見せると、19分にCKから先制。後半には押し込まれる展開が続いたものの、1-1の引き分けで終え、健闘を見せた。
そのベトナムを率いるのが韓国人指揮官のパク・ハンソ監督だが、勝敗を左右するビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の場面では思わず体が動いた。

1-1で迎えた70分、攻勢を強める日本は左サイドから細かく繋いでFW上田綺世がシュート。これがMF南野拓実に当たってゴール前のMF田中碧に渡り、ネットを揺らした。

ゴールが認められればベトナムにとっては意気消沈の逆転弾を許すこととなっていたが、VARが介入され、主審によるオンフィールドレビューが行われることとなった。
両軍ベンチのすぐ隣で主審がモニターをチェックする中、パク監督はそろっとベンチを飛び出すと、遠巻きにモニターを“のぞき見”。南野のハンドを確信したのか、主審の判定よりも前に腕を叩いて喜び、意気揚々とベンチへと戻っていった。

結局、パク監督の予想通りゴールは取り消しに。日本の攻撃を耐えたベトナムは貴重な引き分けを手にしたが、代表指揮官の行いはベトナムメディアも「パク監督がVARを“のぞき見”」と面白おかしく伝えている。

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日本代表MF南野拓実(モナコ)が、シリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われ、日本はシリアと対戦した。 日本は6連勝をかけての戦いに。対するシリアは、負ければ2次予選敗退が濃厚となる難しい一戦となったが、日本は5-0で圧勝。アウェイに続いて2試合連続続けて5ゴールを記録。2次予選は6連勝、24得点無失点という圧倒的な強さを見せつけた。 前半はシャドーでプレーし、後半はトップ下にも入った南野。今回の[3-4-2-1]のシステムについては「配置的にもそれぞれ特徴が出しやすかったと思いますし、欲しいタイミングで得点がポンポンと取れて、上手く試合を運ぶことができました」と、一定の手応えを感じたという。 ミャンマー戦は出番がなかったが、9名を入れ替えてもしっかりと機能した新システム。後半は[4-2-3-1]と、これまでやってきた形に変えて戦った。 システム変更については「ボールを支配できて、相手も運動量が落ちていたこともありますけど、[4-2-3-1]になった時にアジアカップで難しいシチュエーションになった時に、どうしたら良かったかは個人的にも考えました。ワイドに張ってスペースを空けて、どのタイミングで関わっていくか。自分が得意なシチュエーションで中に入っていって、外を任せるというところをうまく連係しながらできたと思います」と振り返り、「3バックに関しても、しっかり前半は攻撃的な意味での3バックのプレーをしようという意識も、2次予選なので相手はありますが、上手く行けたかなと思います」と、2つのシステムでそれぞれ手応えはあったという。 シャドーのポジションではMF久保建英、トップのFW上田綺世、左WBのMF中村敬斗、ポジションを変えることで右WBのMF堂安律とも絡み、攻撃面では多くの形を作ることに。後半もMF鎌田大地、MF相馬勇紀と交代で入った選手とも形を作って行った。 この2試合で3バックを試したことについては「ミャンマー戦は出ていないですけど、今日の試合は最初から森保さんが3バックをやるという意図があった中で、シリア、崖っぷちの相手に良いシチュエーションでボールを握った時の感覚、味方同士の距離感、握りやすさは3バックの方が良いのかなと思います」とコメント。「相手によるんですが、今日は1つのオプションを見せるというところでは良かったです」と、森保一監督が試したこの2試合は、オプションを増やす点では良かったとした。 再三のチャンスを前半から迎えた中、後半にはミドルシュートでゴール。「ゴールは狙っていましたし、代表でのゴールは常に特別なので良かったです」とコメント。初めてプレーしたエディオンピースウイング広島については「素晴らしかったです。ここでプレーできる選手が羨ましいなと思いますし、もっとこういうスタジアムが日本にできたらと思います」と、良いスタジアムだったと印象を持ったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】南野拓実が技ありのミドルシュートでダメ押し!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">後半40分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%B4%8B%E8%BC%9D?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw"><a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/gobeyond?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#gobeyond</a> <a href="https://t.co/Z00tvFk3Ki">pic.twitter.com/Z00tvFk3Ki</a></p>&mdash; フジテレビサッカー (@cxfootball) <a href="https://twitter.com/cxfootball/status/1800503654358954417?ref_src=twsrc%5Etfw">June 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.12 07:10 Wed

広島時代に夢見た専スタで代表戦戦った森保一監督「二重の喜びもあって涙が…」、最終予選へ気持ちの引き締め忘れず

日本代表の森保一監督が、完勝したシリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表vsシリア代表は、ホームの日本が5-0で快勝した。 すでに首位通過を決めている日本は、直近のミャンマー代表戦から先発9人を変更。より攻撃的なメンバー構成で試合に臨むと、13分の上田綺世の先制点を皮切りに、前半半ばまでに堂安律、オウンゴールで加点。3-0で試合を折り返した。 4バックに変更した後半はやや停滞したものの、途中出場となった相馬勇紀のPKと後半終盤に南野拓実が決めたダメ押しのゴールによって5-0の圧勝。6戦全勝24得点無失点という圧巻の内容で2次予選の戦いを終えた。 この試合では前節のミャンマー代表戦で本格導入した[3-4-2-1]の布陣を継続。前半は堂安律、中村敬斗という本職がアタッカーの選手を両ウイングバックに配置し、1点目はその中村のクロス、2点目は堂安のミドルシュートによってゴールを陥れた。 その攻撃的な人選については、システムありきではなくあくまで選手の特徴を踏まえつつ、押し込める展開を想定した上での起用だったと説明した。 「まずは3バックをやることで、これは3バックと4バックとかではなく、選手の特徴によって戦い方を変えられるというところもあると思います。今日の入りに関して前半のメンバーで戦って、相手をより攻撃でも守備でも押し込んで、そこから得点を奪う、チャンスを作るというところをやっていこうという意図の中で、右の堂安、左の(中村)敬斗ということで、彼らが守備もしっかりしてくれながらも、ゴールチャンスを作り出して、自らゴールを狙っていくという積極なプレーをしてくれたと思っています」 「そういった意味では3バックはこれまでも試合の中でやってきましたけど、ミャンマー戦、そしてシリア戦と、等より我々がボールを握る形の中で、いい攻撃を仕掛けるという部分でいいチャレンジを選手たちがしてくれたと思いますし、これからまたひとつのオプションとしてチームで共有できたと考えています」 また、後半の4バックへの変更に関しては試合途中でのシステム変更による対応力を養う部分、世界で戦う中でもストロングポイントになりつつ、ディフェンスラインの豊富な人材をより効果的に活かしていく中での試みだったとしている。 「(システム変更の)意図は3バック、4バックとどちらもチームとして戦術的に機能させていこうということで、後半からシステムを変えて、より選手たちそれぞれと、チームとして戦術の浸透を図れるように、対応力をもって戦うというところで、次のステージでの戦いに向けて戦術変更しました」 「あとは今回は4バックに変えた時に冨安の右サイドバックで起用させてもらいましたけど、他のポジションも含めて、いろんな戦術的システムのパターンと、いい選手がいますので、そこで可能な限り複数のポジションでプレーをしてもらうということが、チームのオプションになるかなと思って起用させてもらいました。前線の選手も非常に世界の中でいい存在感を示してくれる選手たちが多くなりましたけど、ディフェンスラインの選手たちも世界の舞台で非常に力を見せてくれる、存在感を見せてくれる選手が多くなってきているので、いろんな起用ができるということをチームで共有しながら、結果を出せるというところを今日は考えて起用しました」 また、すでに2次予選突破を決めていた中、代表の中心を担う海外組はタフなシーズンを終えたばかりの状況ということもあり、モチベーション的には難しい部分もあったが、その中で新布陣の採用などうまく選手に刺激を与える形となった指揮官だが、そういった試みがなくとも選手個々が個人、チームとして成長するために真摯な姿勢で取り組んでくれたと、改めてその姿勢を称賛している。 「(消化試合という部分で)監督として苦労したところはありません。なぜなら、選手もスタッフもこれまで通り、目の前の試合に勝利するため、いい準備をするということと、試合の中で勝つことはもちろんですけど、これから先の成長に繋がるようにチャレンジしていこうということを、その2点を選手がトレーニングの時からいい準備をしてくれて、試合の中でも勝つために成長するためにという2つのことを考えてくれました」 「今にベストを尽くすということは本当に大切なことだと思いますが、選手たちもアジアカップで痛い経験をして、最終予選に我々が勝って、その先のワールドカップに繋げていくためには、もっと成長しなければいけないということを、常に成長を考えてレベルアップを考えてくれているので、私から何か選手たちに注文することもありませんし、選手たちが本当に主体的に、自主的にいい準備とベストを尽くすということでやってくれて、本当にありがたいなと思います」 今回の代表戦は森保監督が現役時代、監督時代で長きを過ごした思い出の地、広島での開催となった。さらに、“Eピース”はサンフレッチェ広島在籍時代から夢見ていたサッカー専用スタジアムということもあり、普段以上にエモーショナルな状況で臨んだ試合でもあった。 試合前の国歌斉唱時に感極まった様子を見せていた指揮官は、「国歌を歌っている時には、日本人である誇りと、喜びが溢れ出してきて、幸せな気持ちになれるというのは、毎回の試合であります」と、決して“広島”を意識したわけではないと前置きしながらも、やはり思い出の地での代表戦で感傷的な気持ちがあったことを認めている。 「広島だからということではなくて、国歌を歌って試合に挑めるということの幸せをいつも国歌を歌っている時に感じています。ただ、ここ広島で現役時代を長く過ごして、指導者としてもいろんな経験をさせていただいた中で、広島にサッカー専用のスタジアムができるということは、広島在籍時の大きな夢のひとつでありましたので、ピッチとスタンドが一体になって盛り上がれる、素晴らしいスタジアムを作っていただけて、そこでプレーできるという喜びが出てきて、(感極まったのは)その環境のところはあると思います。やっぱり国歌を歌っている時は、本当に日本人である誇りと喜び、幸せが溢れ出てきますし、それが今日は広島でこうやって代表戦をできたという二重の喜びもあって涙が出てきました」 さらに、今回の試合では“Eピース”を本拠地とする広島のチャントが多く歌われ、“森保ジャパン仕様”に変更されたチャントも聞こえてきた。その点について問われた指揮官は、「聞こえたか、聞こえてないかで言うと、聞こえていました」、「試合の終盤で、歌詞が理解できました」と、地元サポーターからの思いをしっかりと受け取った。 ただ、そのことに感謝を示しながらも、日本全国のファン・サポーターに向けては、あくまで「みんなの日本代表」として応援してほしいと、気配りの人として知られる、その人柄を垣間見せた。 「まずサンフレッチェのサポーターを中心にだとは思いますが、全国から日本代表を応援してくださるサポーターの皆さんが集まってきている中で、私自身も応援歌の中に入れてもらえるような応援をしてもらえたということは、すごく嬉しいです。そこを本当にサポーターの皆さんも私に対する応援の気持ちはすごく嬉しかったですし、でも私自身がサポーターの皆さんにいつも応援していただいているので、どんなときも応援していただいてるので、本当に感謝の気持ちが込み上げてきました」 「それと名前を言っていただけるのは非常にありがたいですけど、日本代表はみんなの日本代表で、森保ジャパンとか、なになにジャパンではなく、これが日本代表だということを、今日は広島でしたけど、全国の都道府県の皆さんが、みんなの日本代表だということで考えてもらえると嬉しいと思います」 最後に、9月から開始される最終予選に向けては2022年カタールW杯での苦い経験を、教訓にすべくチームを預かる指揮官としてメンタルの部分を中心にしっかりと気を引き締めて臨みたいとの決意を語った。 「戦術的な準備をする期間は、次の活動の直前になると思いますので、なかなか難しいと思いますが、前回のカタール・ワールドカップに向けての最終予選では、あってはいけないつまずきをしてしまったという悔しい経験がありますので、そこは2次予選全勝でこれましたけど、最終予選は本当に別次元の戦いになるということで、別次元の厳しい戦いになるということを、私自身ももう一度肝に銘じて準備をしなければいけないと思っています」 「それは過去の経験を活かしてポジティブ変換できるように、今回の2026年北中米ワールドカップに向けてのアジア最終予選は間違いなく厳しい戦いになると思いますが、前回の経験が活きるようにしっかりと準備して心の準備をしていかなければいけないと思っています。そういった意味で、今日の堂安律が試合を終えてヒーローインタビューされている時に、最終予選のことに触れていて、アジアカップで悔しい思い、痛い思いをしたので、我々がその経験を活かさなければいけないというような話をしていたと思いますが、選手もスタッフも含めて本当に厳しい戦いが待っているんだ、ということを考えて準備をしていきたいと思っています」 「出場国枠が増えて楽な予選になると思ったら大間違いだと思うので、しっかりと話をしたいと思います。あとは厳しい戦いに向けての心の準備をするということはもちろん大切ですけど、今回の目の前の勝利と、常に成長を目指して戦うという部分。そこを忘れてはいけないと思います。自分たちが強くならなければいけないという思いを、まずはもって厳しい戦いに臨むということ。ワールドカップで優勝するということを日本代表の目標掲げている中、そこに向けてやはり常にレベルアップすることを考えつつ、今の戦いの厳しさに向けていろんな準備をしなければいけないと思っています」 2024.06.12 00:32 Wed

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昨季はフランス2部でプレー、ベトナム代表MFグエン・クアン・ハイが札幌に加入か?

ベトナム代表MFグエン・クアン・ハイ(27)だが、Jリーグに参戦することになるようだ。ベトナム『Bao Giao Thong』が伝えた。 ベトナム代表では攻撃的な中盤でプレー。42試合で10ゴールを記録。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に向けたアジア予選やアジアカップなどで日本代表と3度対戦経験がある。 今年のアジアカップにも参加したが日本戦はベンチで見守ることになっていた。 ベトナム代表の中心選手であり、Vリーグ1でも最優秀選手賞などを受賞する実力者。コンアン・ハノイFCで今シーズンはプレーし、16試合で7ゴール2アシストを記録している。 昨シーズンは、フランスのリーグ・ドゥに所属するポーFCでもプレーし、リーグ・ドゥで12試合1ゴールを記録していた。 実力者であるグエン・クアン・ハイだが、行き先として北海道コンサドーレ札幌が有力とのこと。かつてはベトナムの英雄であるレ・コン・ビンも所属したことがあり、タイ代表のチャナティップ・ソングラシンやスパチョーク・サラチャートなど、東南アジアの選手が何人も所属した経験がある。 情報では契約は1年以上になるとのこと。夏の移籍市場で加入するとのことだ。 以前グエン・クアン・ハイは、海外挑戦について「プロサッカー選手は常に自分自身の向上を目指しており、適切な機会があればいつでも受けるつもりだ」とコメントしていた。 札幌は現在19位と今シーズン大いに苦しんでおり、復調に向けては夏の補強に活路を見出したいところもあるだろうが、果たしてJリーグにやってくるだろうか。 2024.05.18 23:02 Sat

トルシエ監督退任のベトナム代表、元韓国代表MFのキム・サンシク監督が就任…U-23ベトナム代表監督も兼任

ベトナムサッカー連盟(VFF)は、ベトナム代表監督に、韓国人指揮官のキム・サンシク氏(47)が就任することを発表した。 なお、契約は2024年5月から2年間となり、U-23ベトナム代表の監督も兼任することとなる。 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)の予選を戦っているベトナム。しかし、チームを指揮していた元日本代表監督でもあるフィリップ・トルシエ監督がインドネシア代表に0-3で敗れた後に双方合意の下で退任した。 4試合を終えてベトナムはグループ3位。2位のインドネシアとの勝ち点差は「4」という状況。2次予選敗退が近づいている。 新たに指揮を執るキム・サンシク監督は、現役時代は全北現代モータースなどでプレー。韓国代表としても60試合に出場し、2006年のドイツW杯にも出場していた。 引退後は古巣の全北現代でアシスタントコーチを7年間務め、2020年12月に監督就任。2021年のKリーグ1では見事に優勝。2022年はFAカップで優勝していた。 ベトナムは6月6日にフィリピン代表とホームで、同11日にアウェイでイラク代表と予選を戦い、キム・サンシク監督の初の指揮となる。 2024.05.06 23:40 Mon

ベトナムを下したイラクが日本とパリ五輪出場を懸けて激突へ【AFC U-23アジアカップ】

AFC U23アジアカップ準々決勝のU-23イラク代表vsU-23ベトナム代表が26日に行われ、1-0でイラクが勝利した。 3.5枠のパリ・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選となる今大会。上位3チームがストレートイン、4位チームがアフリカ予選4位のU-23ギニア代表との大陸間プレーオフに臨む。 サウジアラビア代表やタジキスタン代表、タイ代表が同居したグループCを首位で通過したイラクと、ウズベキスタン代表やクウェート代表、マレーシア代表が同居したグループDを2位で通過したベトナムの一戦。 勝利したチームが準決勝で日本代表とパリ五輪出場を懸けて激突する中、ややイラクが押し込む流れで立ち上がると16分、ルーズボールを拾ったボックス内のアルモサウェがGK強襲のシュートを浴びせて牽制する。 そして22分には決定機。FKからオジャイミのヘディングシュートがバーに直撃した。 ハーフタイムにかけてはベトナムもシュートチャンスを作っていた中、追加タイム3分にイラクはアルモサウェが際どいミドルシュートを浴びせたが、0-0で前半を終えた。 迎えた後半、イラクがやはり押し込む流れで立ち上がると、59分にボックス内に侵入したムハンマドがGKと接触して倒れ、VARの末にPKを獲得。これをジャシムが決めてイラクが先制した。 その後はイラクが試合をコントロール。最終盤に退場者を出したベトナムに対し、15分の追加タイムを消化したイラクが1-0で逃げ切り。日本の待つ準決勝に進出している。 U-23イラク代表 1-0 U-23ベトナム代表 【U-23イラク代表】 ジャシム(64分[PK]) 2024.04.27 04:38 Sat

ベトナム代表のトルシエ監督が解任…W杯予選が厳しい状況も、パリ五輪最終予選を戦うU-23ベトナム代表が不在になる大問題に発展

ベトナムサッカー連盟(VFF)は27日、ベトナム代表を指揮するフィリップ・トルシエ監督(69)の解任を発表した。 かつては日本代表も指揮したトルシエ監督。退任後はカタール代表やモロッコ代表などの代表チームのほか、マルセイユなどでも指揮。2023年2月にベトナム代表監督に就任した。 2019年からはU-19ベトナム代表を指揮しており、長年ベトナムサッカーに携わってきており、パリ・オリンピック出場を目指すU-23ベトナム代表も兼任していた。 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア予選でベトナムを率いたが、グループステージ4試合を消化し、1勝3敗の勝ち点3。2位のインドネシア代表とは勝ち点差「4」となっており、2位以内に入ることが非常に難しい状況となっていた中、契約解除が発表された。 なお、後任人事に動く必要があり、A代表と共にU-23代表の監督探しも必要な状況。AFC U23アジアカップは目前に迫っており、まずはU-23ベトナム代表監督を探すことに注力するという。 また、6月のW杯予選に向けてA代表は監督を探すことになるが、間に合わない場合は暫定指揮も考えるとのことだ。 2024.03.27 20:30 Wed

アジアカップで日本代表を苦しめたインドネシアのロングスローがW杯予選でもさく裂!元東京Vアルハンの一投でトルシエ率いるベトナム撃破

アジアカップ2023で日本代表を苦しめたインドネシア代表のロングスローが、ワールドカップ(W杯)予選でも火を噴いた。 インドネシアは21日、2026北中米W杯アジア2次予選のグループF第3節で、フィリップ・トルシエ監督率いるベトナム代表をホームに迎え、1-0で勝利を収めた。 唯一のゴールが生まれたのは52分、東京ヴェルディにも在籍していたプラタマ・アルハンの一投からだった。 左サイド、決して深くはない位置からのスローインだったが、アルハンのロングスローはノーバウンドでボックス内まで到達。ゴール前で跳ねたボールを相手DFがクリアし損ねる、こぼれ球をエギ・マウラナ・フィクリが蹴り込むと、5万7696人の観衆が詰めかけたスタジアムは大歓声に包まれた。 日本もアジアカップではアルハンのロングスローから失点。飛び道具が脅威となっていたことは記憶に新しい。なお、2選手はハーフタイムの3枚替えに伴い、後半開始から出場。シン・テヨン監督の采配も功を奏した。 今大会は2027年アジアカップの予選も兼ねており、グループ上位2チームはW杯3次予選へ進むとともに、アジアカップ本大会出場権を獲得できる。東南アジアのライバルを下し、1勝1分け1敗としたインドネシアは、3戦全勝のイラクに次ぐグループF2位に浮上。大きな1勝となった。 <span class="paragraph-title">【動画】日本戦でも脅威となったアルハンのロングスローからインドネシアが決勝点!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="jAAWN9UTEqo";var video_start = 675;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】アルハンのロングスローから日本がアジアカップで失点したシーン</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="IeLgFc9Usvk";var video_start = 449;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.22 18:30 Fri

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「僕のプレーをしたかった」とミャンマー戦で反省。「もっと自己中になっていい」と本拠地で奮起を期す広島の看板・川村拓夢【新しい景色へ導く期待の選手/vol.43】

6日のミャンマー戦(ヤンゴン)を5-0で圧勝した日本代表。その後、バンコク経由で帰国し、7日からは広島入り。11日の次戦・シリア戦に向けて調整を行っている。 前回の試合でベンチ外となった長友佑都(FC東京)と久保建英(レアル・ソシエダ)の試合出場は微妙な情勢だが、冨安健洋(アーセナル)の方は復帰。森保一監督が攻撃的3バックのテストを続けると見られるため、彼が最終ラインに陣取る可能性が大だ。 ボランチは遠藤航(リバプール)と田中碧(デュッセルドルフ)のコンビが濃厚だが、地元・サンフレッチェ広島所属の川村拓夢もどこかでチャンスが与えられるのではないか。 9日のYBCルヴァンカップでFC東京を下した広島のミヒャエル・スキッベ監督も「拓夢と大迫(敬介)の2人にはぜひ本拠地で試合に出てほしい。前日練習に招かれているので、森保監督に直接お願いしてみようかな」と出場を熱望する。もちろん試合展開にもよるが、前回同様、後半からの登場が有力視される。 「個人的には良いパフォーマンスができなかった。もっと出して入っていくところであったり、ポケットに入っていく回数を増やしていかないといけない。そういった回数を多くできるのが僕の良さ。今回のプレーは正直、誰でもできるというか、僕を選んでもらったからには、僕のプレーをしたかった」と川村はミャンマー戦後に反省の弁を口にした。 悔恨の念は帰国してから日に日に強まっているようだ。ボランチコンビを組んだ守田英正(スポルティングCP)が「(拓夢は)すごい自重していたというか、下がり過ぎていた。もっとシュートを打っていいし、30mくらい離れていても全然決められる。左利きで素晴らしいキックを持っているところは碧とか航、僕にはない。もっともっと見たいですよね」と要望を出したのを受け、本人も「その通り」と苦渋の表情を浮かべた。「アンパイなプレーじゃダメ。もっと自己中になってもいいので、自分の良さを出していきたい」と彼は自らを鼓舞するように語気を強めた。まだ代表キャップ数2という駆け出しだが、だからこそ、失うものは何もない。スキッベ監督が「拓夢は日本サッカーの未来を担うような選手」と太鼓判を押しているように、ワールドクラスのスケール感とポテンシャルは間違いないのだから、それを思い切って発揮すればいいのだ。 川村のマイナス面は年代別代表で国際舞台に立った経験が少ないこと。日の丸を背負った時には想像以上の重圧を感じるのかもしれない。そういうメンタル的な課題を乗り越えることが2026年W杯出場への第一歩。そろそろ弱気の虫は一層してほしい。 そのうえで、本人も語っているように、3列目からガンガン飛び出して、ゴール前に入っていく仕事を増やしたいところ。ダイナミックなアップダウンを繰り返し、攻守両面に迫力を持って絡める強みを押し出せるようになれば、遠藤、田中、守田とは異なるタイプの大型ボランチとして輝けるはず。地元での重要ゲームでその布石を打つべきだ。 「広島のサポーターの方も、サンフレッチェの選手がピッチに立ったところをすごく見たいと思っているので、その期待に応えられるようにしたい。僕自身、サンフレッチェを見て育ったし、森保監督がいて3連覇した時も今のスタジアムはできていなかったんで、あのピッチに立てていることにすごく感謝している。日本代表としてそこでプレーできるのは大きなことだと思います」と本人もエディオンピースウイング広島で初の代表戦に向けて気持ちを高めている。 とにかく川村にはゴールに直結するプレーを強く求めたい。今季はまだ2点とゴール数が伸びていないが、2023年6月の京都サンガ戦で奪った得点シーンのように、ハーフウェーライン手前でボールを奪って一気にドリブルで持ち上がり、フィニッシュを決めるだけの推進力と決定力を備えている。 森保監督も「拓夢は守備から攻撃に移った時のダイナミックな動きから、自らペナルティボックスに入っていけるし、ミドルシュートも打てる」と絶賛していたが、伝家の宝刀を故郷でのシリア戦で抜いてくれれば、まさに理想的。川村拓夢の存在価値を確実に高めることにつながるはずだ。 昨年までは海外移籍を考えることは皆無に近かったというが、これだけ欧州組がズラリと並ぶ場所に来れば、「自分ももっと高いレベルに辿り着きたい」と感じるようになるのも当然のこと。先月には上田綺世(フェイエノールト)や鈴木唯人(ブレンビー)の代理人と契約。いよいよ世界へ踏み出す態勢を整えつつある。 もちろん、日本代表に定着しなければ、そういった野心も現実にはならない。もちろん本人も今季広島でJ1タイトル、AFCチャンピオンズリーグ制覇を目指して戦っているが、ステップアップした彼の姿も見てみたい。シリア戦で「これほどの選手なら欧州へ行くのも仕方ない」と人々を納得させる形が一番いいだろう。 いずれにせよ、見る者を驚かせるほどのインパクトを次こそは残すべき。ミャンマー戦の反省を生かすタイミングは今しかない。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2024.06.11 12:00 Tue

37歳カバーニがウルグアイ代表を引退、2010年W杯ではベスト4進出

ボカ・ジュニアーズのFWエディンソン・カバーニ(37)が30日、自身のインスタグラムでウルグアイ代表からの引退を発表した。 「間違いなく美しい時間だった。言いたいこと、伝えたいこと、思い出したいことはたくさんあるが、今はクラブのキャリアに専念し、自分が居るべき場所で全てを捧げたい」 こう綴ったカバーニは2008年2月にウルグアイ代表デビュー。これまで136試合出場58ゴールを挙げた。ワールドカップ(W杯)には4大会連続出場。17試合出場で5ゴールをマークした。2010年南アフリカW杯ではFWルイス・スアレス、FWディエゴ・フォルランと共に強力な前線を形成し、ベスト4進出に貢献していた。 またコパ・アメリカでは2011年に優勝を経験していた。 2024.05.31 08:00 Fri

日本代表メンバー発表も伊東純也と三笘薫の名前は……/六川亨の日本サッカー見聞録

6月6日のアウェー・ミャンマー戦と11日の広島でのシリア戦に臨む日本代表26人が昨日24日に発表された。すでに2次予選は突破が決まっているため、国内組を中心にチームを作るプランもあったかもしれないが、森保一監督は海外組も含めてほぼベストメンバーを招集した。何事にも万全を期す、森保監督らしい人選と言える。 GKの前川黛也、大迫敬介、谷晃生の3人は順当なところ。3人とも今シーズンのJ1リーグで実力を証明している。鈴木彩艶と小久保怜央ブライアンはしばらく五輪に専念という事情もある。これまでの出場数では大迫がリードしているが、前川と谷には高いレベルでのポジション争いを期待したい。 DF陣については、パリ五輪のOA枠候補として名前のあがっている板倉滉と町田浩樹、谷口彰悟だが、「現段階で森保監督にOA枠について伝える状況ではない。できればU-23の話は(メンバー発表の)30日にまた発表させていただきます」と山本昌邦NTDは話すにとどめた。 長友佑都に関しては、3月の北朝鮮戦に続いての招集だが、その理由は当時と変わらないだろう。森保監督は「まずはプレーヤーとして選んだ」と言うものの、彼のファイティングスピリットとムードメーカーとしての精神的支柱を期待しての招集だろう。 逆に右SBの主力選手と思われていた毎熊晟矢がメンバー外になった。その理由を森保監督は「コンディションを見ながら決めさせていただいている。代表は約束された絶対な場所ではない」と明かした。1月のアジアカップで精彩を欠いた菅原由勢の奮起を期待する部分もあるのではないだろうか。 攻撃陣では北朝鮮戦で復帰し決勝ゴールを決めた田中碧に続き、ラツィオで復活した鎌田大地の復帰も明るい材料と言える。3月に続いての代表となる小川航基も楽しみな存在だ。上田綺世とのポジション争いに期待したい。 一方で残念なのは、まだ負傷が癒えていない三笘薫と、スピードスター伊東純也の招集が見送られたことだ。負傷の三笘は仕方ないとして、伊東に関しても「結論から言うと3月と状況が変わらないし、彼のために招集しませんでした。彼がスタッド・ランスでプレーしているところは日頃から確認していて、確実に戦力になるのは評価している。ただ3月と同じで、代表として来る場合、彼にプレッシャーがかかることが起こりえる」と、サッカー以外で注目を集めてしまうことを懸念しての招集断念であると話した。 彼ら2人の代わりと期待されているのが相馬勇紀であり前田大然、中村敬斗だろうが、まだ絶対的な存在にはなれていない。ここらあたりが森保ジャパンの悩ましいところであり、アジアカップでベスト8止まりに終わった一因ではないだろうか。 最後に久保建英と鈴木唯人に関しては「長い時間をかけてU-23(パリ五輪)の招集をクラブとやりとりしてきました。その中で鈴木と久保はFIFAルールで招集できない。クラブができない」(山本NTD)ということから、招集に強制力のあるA代表の活動に専念するようになった。 リーグ戦とカップ戦に加え、久保はCLも戦っただけに、オフをしっかり取って休養することも必要だろう。6月の2試合は、いわば消化試合のようなもの。くれぐれもケガには細心の注意を払ってもらいたい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.05.25 18:00 Sat

オーストラリア代表が6月のW杯予選で若手をテスト? 主将は招集外濃厚、バイエルン移籍の18歳を初招集か

オーストラリア代表は、6月に開催される2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア二次予選のラスト2試合で若手をテストか。 豪代表は日本代表と同じく、W杯アジア二次予選の突破が決定済み。現在I組首位で2位パレスチナ代表とは勝ち点「5」差…そのパレスチナおよびバングラデシュ代表と対戦する6月で勝ち点1でも積めば、ほぼ確実に首位突破だ。 そんなこんなで新戦力、また若手をテストする余地がある模様。豪『news.com.au』によると、キャプテンで正守護神のGKマシュー・ライアン(32)は6月招集外になる見込みという。 また、オランダ1部・エールディビジのAZで日本代表DF菅原由勢とチームメイトのライアンは、6月末の契約満了に伴う退団が濃厚。豪代表としては、不動の正GKに6月を新天地探しに専念してもらう意向だ。 これに伴い、6月6日のバングラデシュ戦、11日のパレスチナ戦は、アジア杯後にプレミアリーグのアストン・ビラへ移籍した通算2キャップのGKジョー・ガウチ(23)がゴールマウスを守ることになるとみられている。 なお、豪代表のグラハム・アーノルド監督は、U-23豪代表がパリ五輪行きを逃したことを恩恵として捉え、この世代の選手に初めて声をかける可能性も。 今夏バイエルンへ移籍するアデレード・ユナイテッドのFWネストリ・イランクンダ(18)を、ドイツ渡航前にA代表デビューさせることを検討し、ラージリストに含めているとのことだ。 アーノルド監督は、25日に行われるAリーグ・メン(豪1部)のオールスターゲームを視察したうえで、6月の最終メンバー23人を選定する。 2024.05.23 17:20 Thu

韓国代表が元神戸FWキム・ドフン氏を暫定監督に任命…蔚山でACL制覇などの実績、6月の2試合を担当

大韓サッカー協会(KFA)は20日、指揮官不在の韓国代表に関して、キム・ドフン氏(53)暫定的に指揮を執ることを発表した。 韓国代表は、アジアカップ終了後にユルゲン・クリンスマン監督を解任。その後新監督探しの時間がなく、U-23韓国代表を指揮するファン・ソンホン監督が暫定指揮。3月の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦っていた。 その後、6月の北中米W杯アジア2次予選に向けて監督探しを再会。しかし、候補として名前が浮上していたジェシー・マーシュ氏はカナダ代表監督に就任するなど、後任が見つからない状況だった。 キム・ドフン氏は、現役時代は韓国代表のストライカーとしても活躍。“コリアン・ボンバー(爆撃機)”の愛称で親しまれ、全北現代ダイノス(現:全北現代モータース)、城南一和(現:城南FC)でプレー。また、1998年から1999年にはヴィッセル神戸dメオプレーし、2シーズンで58試合27ゴールと得点を量産した。 引退後は指導者となり、2015年に仁川ユナイテッドで初となる監督に就任。2017年からは蔚山現代FC(現:蔚山HD FC)で指揮を執り、コロナ禍の2020年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制して退任。2021年からはシンガポールのライオン・シティ・セーラーズで監督を務めていたが、2022年7月に相手コーチと取っ組み合いの喧嘩をし、頭突きなどの暴力行為で解任されていた。 KFAは監督の選任は続いているものの、6月のW杯予選に間に合わない可能性を考慮し、暫定的にキム・ドフン氏が指揮を執ると発表した。 「代表チーム監督選定のための交渉が継続されており、6月のAマッチ前まで監督選任が終わらない可能性がある。この場合を備え、今日(20日)午前、国家代表電力強化委員を開き、この問題を議論し、その結果、6月の2試合を引き受ける臨時監督でキム・ドフン監督を選任することにした」 また、キム・ドフン氏については「キム・ドフン監督は指導者として多様なキャリアを築きながら能力と成果を見せた」と評価。「シンガポールリーグでチームを優勝に導くなど、現地環境をよく知っている点も背景として作用した」と、これまでの指導実績をもとに選んだとした。 2024.05.20 18:20 Mon

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