ボカ・ジュニアーズの18歳DFにグアルディオラも惚れ惚れ? シティやユベントスが関心か
2023.04.24 21:28 Mon
2004年生まれのバルコ、欧州で注目を集め始めている
ボカ・ジュニアーズのU-20アルゼンチン代表DFバレンティン・バルコ(18)に対し、欧州のビッグクラブが関心を寄せているようだ。
19日には南米王者を決めるコパ・リベルタトーレスでデビュー。グループF第2節のデポルティーボ・ペレイラ戦で先発出場すると、1-1で迎えた後半アディショナルタイム9分に左足のクロスで決勝点をアシストし、2-1の勝利に貢献した。
イタリア『カルチョメルカート』によると、そんなバルコの動向を過去数カ月にわたって追ってきたのがユベントス。また、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督もバルコの才能に惚れ込んでいるとのことだ。
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バルコはボカの下部組織出身。現在でもBチーム登録ながら、2021年7月にクラブ史上4番目に若い16歳11カ月でファーストチームデビューを飾っており、2023シーズンはここまで公式戦3試合に出場している。また、2021年にはイギリス『ガーディアン』によって「世界のサッカー界で注目すべき2004年生まれの60人」に選出されている逸材。アルゼンチン期待の若き左サイドバックだ。イタリア『カルチョメルカート』によると、そんなバルコの動向を過去数カ月にわたって追ってきたのがユベントス。また、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督もバルコの才能に惚れ込んでいるとのことだ。
『カルチョメルカート』はバルコのプレースタイルについて「ウィングとしての彼は列車のように前進し、左足で見事なシュートを放つ」と紹介している。
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