「モロッコに不可能ない」 歴史作る一発を決めたエン=ネシリが歓喜

2022.12.11 13:25 Sun
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モロッコ代表FWユセフ・エン=ネシリが自国のカタール・ワールドカップ(W杯)4強入りに歓喜した。
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今大会のラウンド16までわずか1失点の守りも光らせ、台風の目と化すモロッコ。10日の準々決勝では4大会ぶりに8強入りのポルトガル代表が相手だったが、この試合でも堅守をもって無失点を続けるなかでひと刺しを見舞い、1-0で勝利した。アフリカ勢初の4強進出に導いたのがエン=ネシリで、42分に左サイドからのクロスにゴール前でヘッドで合わせ、これが決勝弾に。自身の今大会2ゴール目はすでに同国史上初のベスト8入りを成し遂げた自国をさらに高みに導く一発となった。
歴史を作るゴールを決めたセビージャFWは試合後、自身のインスタグラムを更新。喜びの心境を綴った。

「モロッコに不可能なんてない!! 僕らは自分たち、そしてみんなの夢のために最後まで戦う! いつだってモロッコと共に」
なお、進撃が続くモロッコは14日に行われる準決勝で前回王者のフランス代表と激突する。



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元日本代表監督のハリルホジッチ氏、4カ国で4大会連続のW杯出場権獲得も3度目の直前解任で引退を示唆「サッカーにありがとうと言いたい」

カタール・ワールドカップ(W杯)を前に、モロッコ代表の監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏(69)が、監督キャリアを終える可能性があることを明かした。フランス『RMC Sport』が伝えた。 かつては日本代表も率いていたハリルホジッチ監督。モロッコ代表を率い、カタールW杯の出場権を獲得していたが、モロッコサッカー協会(FRMF)は8月11日、本大会まで3カ月のタイミングで退任を発表した。 FRMFは「カタールW杯に向けた最終段階の調整に関して見解の相違があったため、ハリルホジッチ氏と友好的に別れることに合意した」と発表していたが、背景は大きく異なる。 2019年8月にモロッコ代表の指揮官に就任し、2022年のカタールW杯出場に導いたハリルホジッチ監督。しかし、数カ月前からチェルシーのMFハキム・ツィエクやバイエルンのDFヌサイル・マズラウィら一部選手との確執により、チームの主力となりうる実力者を除外するなど、メンバー選考に関して批判の声が集まっていた。 監督としてはヴェレジュ・モスタルやボーヴェ・オワーズ、ラジャ・カサブランカ、リール、スタッド・レンヌ、パリ・サンジェルマン(PSG)、トラブゾンスポル、アル・イテハド、ディナモ・ザグレブ、ナントなどのクラブチームの他、コートジボワール代表、アルジェリア代表、日本代表、そしてモロッコ代表と4カ国の代表チームを指揮した。 その4カ国ではいずれもW杯本大会に導く手腕を見せていたが、2018年の日本代表でも大会直前の親善試合で結果が出なかったことから解任され、西野朗監督が本大会では指揮。また、2010年のコートジボワールでもW杯前のアフリカ・ネーションズカップで結果が出ずに解任されていた。 史上初の4カ国で4大会連続の本大会出場を決める偉業を成し遂げながら、2大会連続、通算3回目の大会直前での解任の憂き目に遭ったハリルホジッチ氏。モロッコ代表の監督を退任した際の心境を語った。 「この決断は私にとって少し辛いものだった。むしろ、変な形でキャリを終えようとさえ思っている」 「それが人生だ。浮き沈みは激しいが、ちょっとやりすぎだ。サッカーにありがとうと言いたい」 選手の起用をめぐる問題などがありながらも、その手腕は高く評価され、モロッコ代表の監督を退任した後も「多くのオファーを受けた」とのこと。ただ、「どのオファーも受け入れない」と語り、実質的に監督業から引退することを決めたようだ。 2022.09.22 17:15 Thu
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PK戦制したモロッコが史上初のベスト8進出! スペインは守護神ボノの牙城破れず2大会連続の8強逸に…《カタールW杯》

カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16、モロッコ代表vsスペイン代表が6日に行われ、0-0のまま120分の戦いが終了。PK戦を3-0で制したモロッコが準々決勝進出を決めた。 前大会準優勝のクロアチア代表、同3位のベルギー代表を退けてグループFを首位通過したモロッコ。今大会の台風の目となる北アフリカの雄は、優勝候補相手に史上初のベスト8進出を目指した。2-1で競り勝ったカナダ代表戦からはサビリに代えてアマラーを起用した以外同じメンバーを継続。守護神ボノ、ハキミ、アムラバト、ツィエク、エン=ネシリといった主力が起用された。 一方、日本代表に首位の座を譲ったものの、ドイツ代表を退けてグループEを2位通過したスペイン。その日本との最終節では意図的に2位通過を狙ったとの勘繰りもあり、ベスト8進出は至上命令だ。今大会初黒星からのバウンスバックを図る一戦では先発5人を変更。パウ・トーレスに代えてラポルテ、両サイドバックをアスピリクエタとバルデからマルコス・ジョレンテとジョルディ・アルバに入れ替え、前線はダニ・オルモの相棒にアセンシオとフェラン・トーレスを起用した。 立ち上がりからボールの主導権を握ったスペインだが、ここまでクロアチア、ベルギーの攻撃を封じ込んできたモロッコの堅守を前に攻めあぐねる状況が序盤から続く。 バルセロナ勢が並ぶ中盤を起点に内と外を織り交ぜてボールを動かし、ギャップを狙う形の我慢の攻撃が続く。だが、前線からディフェンスラインまでをコンパクトに保つモロッコの強度の高い守備を前に、逆に再三のロストから左ウイングのブファルを使ったカウンターに手を焼く。 アラブ勢唯一の勝ち残りとなる“アトラスの獅子”を後押しするスタンドからの大声援に呼応するモロッコは、前半半ばから終盤にかけて堅守だけでなく攻撃面でも魅せる。33分にはマズラウィの強烈なミドルシュートでGKウナイ・シモンにセーブを強いると、前半終了間際の42分にもセットプレーの流れからブファルの左クロスをゴール前でフリーのアゲルドが頭で合わすが、これはわずかに枠の右。先制点を奪い切るには至らず。 一方、攻撃停滞のスペインはオフサイドとなった相手のミス絡みのガビの決定機を除いては、前半半ばにボックス内へ抜け出したアセンシオのサイドネットを叩くシュート1本のみにとどまるなど、立て直し必須の内容で前半を終えた。 迎えた後半、メンバー変更も予想されたスペインだが前半と同じ11人でスタート。ただ、全体の立ち位置に修正を施した結果、まずまずの入りを見せる。そして、54分には相手陣内左サイド深くで得たFKの場面でサインプレーからダニ・オルモが強烈な右足のシュートでGKボノに好守を強いり、最初の枠内シュートとした。 前半に比べてボールだけでなく試合も支配しつつあるスペインは、堅守攻略に向けて63分に2枚替えを敢行。ガビとアセンシオを下げてソレールと今大会3戦連発中のモラタを投入し、アセンシオの“ファルソ・ヌエベ”から本職のセンターフォワードを置く形に変更した。 以降はさすがのモロッコのインテンシティも落ちてきてスペインが崩しの糸口を見いだし始めるが、獅子奮迅のアムラバトやDFアゲルドらの個人の奮闘で要所を締める。 0-0のまま試合は後半終盤に突入。守備のソリッドさは健在も、前半と比べてほぼ攻撃に出られないモロッコはブファルやエン=ネシリ、負傷のアゲルドらをベンチに下げてエゼ・アブデやエル・ヤミークなどラ・リーガでプレーする選手らをピッチに送り出す。対するスペインはフェラン・トーレスに代えて投入したニコ・ウィリアムズが右サイドで早速存在感を示すが、決定機まであと一歩という場面にとどまる。 その後、5分が加えられた後半アディショナルタイムには互いに際どい場面を作り合った中、ラストプレーではスペインのFKの場面でダニ・オルモがゴール前に入れた低弾道のクロスがゴール右隅へそのまま向かうが、これはGKボノが見事な反応ではじき出し、日本vsクロアチアに続き今大会2度目の延長戦へ突入することになった。 その延長戦はここまでの流れを踏襲する拮抗した攻防が続く。何とか120分間で決着を付けたいスペインは、延長前半半ばにアルバとダニ・オルモの左サイドの2人を下げてバルデ、アンス・ファティとバルセロナの若手コンビを投入する。 だが、先に決定機を作り出したのはモロッコ。104分、ボックス手前右で仕掛けたウナイからのショートスルーパスに抜け出したシェディラがゴール前で左足のシュートを放つが、これはGKウナイ・シモンが見事な右足のセーブで阻む。 延長後半は完全に消耗戦が色濃い中、互いにカウンターやセットプレーでチャンスを作り合うと、延長後半終了間際にはCKの流れからスペインに絶好機も、ロドリのクロスに反応した途中出場サラビアが放ったシュートは左ポストを叩いて劇的ゴールとはならず。準々決勝行きの切符はPK戦に委ねられることに。 そのPK戦では1人目から明暗分かれることに。先攻のモロッコのサビリが冷静に決め切った一方、後攻のスペインはPK戦を睨んで投入されたサラビアが右ポストに当ててしまい痛恨の失敗。 さらに、2人目ではツィエクが成功した直後にソレールがGKボノに右を狙ったシュートをストップされる。3人目ではGKウナイ・シモンがバヌンのシュートを止めて可能性を残したが、ラ・ロハのキャプテンのブスケッツの左を狙ったシュートはボノがまたしてもセーブ。そして、モロッコ4人目のハキミが勝敗を決するシュートをきっちり決め切り、アフリカ勢とアラブ勢の期待を背負うモロッコが史上初のベスト8進出を決定した。 なお、ベスト8進出のモロッコは10日に行われる準々決勝でポルトガル代表vsスイス代表の勝者と対戦する。 モロッコ代表 0-0(PK:3-0) スペイン代表 2022.12.07 02:58 Wed
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PSGでストレス溜め込むハキミ、古巣復帰説に代理人が言及「今でもインテルを愛しているが…」

パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ(24)のインテル復帰説について、代理人が言及した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 レアル・マドリーの下部組織で育ったハキミ。2020年9月にインテルへ加入すると、替えの効かない不動の右ウイングバックとしてセリエA優勝の立役者となった。しかし、クラブの財政難により、わずか1年でPSGへの移籍を余儀なくされている。 全てのインテリスタが途方に暮れた衝撃の退団から約2年、PSGでも主軸として活躍するハキミだが、フランス『レキップ』は「ここ最近、ハキミはPSGでの将来を疑問視しており、移籍を希望するシグナルも見せている」と報道。その中でインテルへの復帰も仮説として立っている状況だ。 そんななか、ハキミの代理人を務めるアレハンドロ・カマーニョ氏がイタリア『Inter Dipendenza』のインタビューに応じ、ハキミのインテルへの愛着を代弁している。 「インテルに戻りたいと希望している? クラブ側が何を望んでいるか知らないが、現実としてアクラフはかつてインテルの選手だった。今でもインテルを愛していて、実際にあの頃は幸せだった。だが、現在はPSGの選手で、契約もあと3年残っている」 インテルとハキミの絆を示しつつ、復帰は現実的ではないと強調したカマーニョ氏。『カルチョメルカート』も、ハキミと同時期にインテルを退団しながら昨年夏に1年で帰ってきたベルギー代表FWロメル・ルカクのようなケースは稀であり、仮説は仮説でしかないと主張している。 なお、ハキミは今年2月以降、婦女暴行容疑で捜査されており、これまで一貫してえん罪を主張。PSG内部がスター選手の扱いに手を焼いた今シーズンの低調な出来もあって、パリでの生活にストレスを溜め込んでしまっているようだ。 2023.06.04 20:58 Sun

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