「簡単そうに見えて結構難しい」今季リーグ戦初出場の鎌田大地のゴールが技ありと話題「こういうのふかしがち」

2022.08.15 22:52 Mon
Getty Images
日本代表MF鎌田大地が好調を維持している。今シーズンはチームの戦力が変わったこともあり、ボランチでの起用が見込まれる鎌田。シーズン初戦となったDFBポカール1回戦のマグテブルク戦では2ゴールの活躍を見せていた。

しかし、5日に行われたブンデスリーガ開幕節のバイエルン戦はベンチスタートとなると出番なし。チームも1-6で惨敗するという事態に。それでも、10日に行われたレアル・マドリーとのUEFAスーパーカップにはフル出場していた。
そんな中迎えた13日の第2節ヘルタ・ベルリン戦ではボランチで先発出場。リーグ戦でも出番を得た鎌田だったが、開始3分でミス。ハーフウェイライン付近でダイレクトでバックパスを試みたところ、これがミスキックとなり相手にボールを奪われ、そのまま先制ゴールにつなげられてしまった。

痛恨のミスで失点に関与した鎌田だったが、迎えた48分に帳消しにするゴールを見せる。
前線からのプレスで相手からボールを奪ったランダル・コロ・ムアニがドリブルで持ち込むことに。ボックスに差し掛かったところでスペースに横パスを出すと、猛然と走り込んだ鎌田が落ち着いてダイレクトシュート。ゴール右に決めてみせた。

これにはファンも「よく決めた」、「簡単そうに見えて結構難しい」、「カッコ良い」、「こういうのふかしがち」と称賛のコメント。ここから出番を重ねて、結果を残していけるのか注目が集まる。

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3位フランクフルトがトップメラー監督と契約延長! CL出場権懸けた最終節へ「次の成功はフライブルク戦で必ず実現するはずだ」

フランクフルトは15日、ディノ・トップメラー監督(44)との契約を2028年6月30日まで延長したことを発表した。 オリバー・グラスナー前監督の退任に伴い、2023-24シーズンからフランクフルトの新指揮官に就任したトップメラー監督。 就任1年目は前年の7位を上回るブンデスリーガ6位フィニッシュに導くと、2年目となった今季は最終節を前に5位のドルトムントと3ポイント差の3位に位置。2ポイント差で4位のフライブルクとの最終節の直接対決を引き分け以上で終えられれば、チャンピオンズリーグ出場権獲得となる。 その大一番を前に2026年までの現行契約を2年延長した指揮官は、新たな決意を語っている。 「ここにいること、そしてここに留まることは、私にとってかけがえのないことだ。アイントラハト・フランクフルトの監督であることを非常に誇りに思っている。今シーズン、我々は素晴らしい進歩を遂げた。そして、我々の歩みはまだ終わっていない。アイントラハトでの未来にとても興奮しているし、これからも多くの素晴らしい成功を共に祝えると確信している。次の成功は、土曜日のフライブルク戦で必ず実現するはずだ」 1993-94シーズンにフランクフルトを指揮した元西ドイツ代表FWクラウス・トップメラー氏を父親に持ち、自身も2002–03シーズンに選手として同クラブでプレーした経験があるトップメラー監督。 現役時代の終盤に指導者を兼任していた同監督は、2016年にルクセンブルクのF91デュドランジュの指揮官に就任。2018-19シーズンには同国史上初のヨーロッパリーグのグループステージ進出に導いた。 その後、ベルギーのヴィルトンでの指揮を経て、RBライプツィヒとバイエルンではユリアン・ナーゲルスマン監督の副官を務めていた。 2025.05.15 21:30 Thu
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フランクフルト、35歳のベテランDFチャンドラーと2026年まで契約延長

フランクフルトは8日、元アメリカ代表DFティモシー・チャンドラー(35)との契約延長を発表した。契約期間は2026年6月30日までとなる。 新契約にサインしたチャンドラーは公式サイトで以下にように喜びを語った。 「フランクフルトが僕にとってどれほどの存在であるかは、誰もが知っている。毎日ここに来て、このクラブのために全力を尽くすことが僕は大好きなんだ。契約を延長し、来シーズンも胸にワシをつけてプレーできることを嬉しく思う」 フランクフルト出身の元アメリカ代表DFであるチャンドラーは、2011年にニュルンベルクでブンデスリーガデビューすると、2014年に下部組織時代を過ごした古巣に完全移籍。 フランクフルトでは、サイドバックやウイングバックを主戦場にこれまで在籍11シーズンで公式戦198試合に出場し10ゴール17アシストを記録。 今季はブンデスリーガ3試合で22分の出場にとどまるなど、ピッチ内での貢献は限られているが、ユース出身であるうえに人格者として知られる同選手は、チーム内で強いリーダーシップを発揮できる貴重な存在だ。 2025.05.09 07:30 Fri
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平均年齢28.2歳の王者インテル…今後は若手獲得路線本格化でパルマの強靭FWボニーらリストアップ

インテルが少しずつ若手獲得路線に切り替え。世代交代への覚悟がありそうだ。 昨季のセリエA王者にして、充実した選手層、人望が厚いシモーネ・インザーギ監督、ジュゼッペ・マロッタ社長を筆頭とした経営陣と、スキがない組織を築くインテル。 ただ、充実のスカッド(トップ登録27選手)は現時点で平均年齢「28.2歳」と、指揮官がリスクを避けた起用に流れる傾向もあって、セリエA最年長のチームに。最も近いナポリでさえ、平均年齢は「27.4歳」となっている。(※) (※)ミランは25.2歳、ユベントスは25.4歳、エラス・ヴェローナは23.7歳など オークツリー新体制で「今後獲得する選手は若手重視」との姿勢が見えてきたなか、この路線はこれから本格化へ。イタリア『カルチョメルカート』は、インテルがリストアップ中だという獲得候補をいくつか挙げる。 まず、パルマに所属する189cmストライカー、U-20フランス代表FWアンジュ=ヨアン・ボニー(20)。 日本ではGK鈴木彩艶のパルマ移籍により、この「ボニー」を聞くことが増えたが、現地イタリアではまだまだ無名。強靭なフィジカルが特徴で、今季がキャリア初のトップディビジョンとなったなか、1日のナポリ戦でセリエA初得点を記録している若武者だ。 “若手の登竜門”ザルツブルクからは、イスラエル代表MFオスカル・グルーク(20)とコートジボワール代表FWカリム・コナテ(20)に関心。前者は「ムヒタリアン型」と形容され、後者は爆発的な“バネ”を誇る点取り屋だ。 さらに若い選手だと、今夏ニュルンベルクからフランクフルトへ移籍した2005年生まれのトルコ代表戦士、MFジャン・ウズン(18)もリストアップ。攻撃的ポジションを複数こなせる器用なアタッカーで、昨季の2.ブンデスリーガでは30試合16得点を叩き出した逸材だ。 2025年夏、およそ1年後のインテルは、今夏の売却が叶わなかったFWマルコ・アルナウトビッチ(35)、FWホアキン・コレア(30)をフリートランスファーで放出することが確実。 来年1月で売れる可能性は低そうだが、上述のような若きタレントを獲得すべく、2人合わせて1300万ユーロ(約20.5億円)の人件費削減、放出をほぼ100%の確率で実行する。 2024.09.08 22:10 Sun

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