貴重な先制点を決めたジェジエウ、連覇達成に「常日頃から向上心を持ってやっていることが結果に」

3日、明治安田生命J1リーグ第34節の川崎フロンターレvs浦和レッズが行われ、1-1のドローに終わった。しかし、2位の横浜F・マリノスがガンバ大阪に0-1で敗戦。この結果、川崎Fの連覇となる4度目のJ1優勝が決定した。昨シーズンは史上最強ともいわれた川崎Fだが、今シーズンも開幕から好スタート。レジェンドである中村憲剛が昨シーズンで引退すると、日本代表MF守田英正がシーズン前にサンタ・クララ(ポルトガル)へ移籍。さらにMF田中碧(デュッセルドルフ)、MF三笘薫(ユニオン・サン=ジロワーズ)と主軸がシーズン中にも抜け、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での隔離生活など厳しいシーズンになると思われた。

しかし、ここまで僅かに1敗と圧倒的な強さを見せ、34試合で勝ち点85と自身が持つ最多勝ち点記録をすでに更新。昨季を超える強さを見せつけてリーグ連覇を達成した。
この試合で貴重な先制ゴールを決めたDFジェジエウは試合後のメディア取材で「ゴールが必要だった時だったし、ダミアンがうまくボールのところで競ってくれて、うまく転がってきて自分がゴールを決められた」とコメント。自身のゴールを喜んだ。

一方で、終盤に失点しドローに終わったが「追加点を取れなかったところが要因になると思う」とコメント。「積極的に攻撃をして追加点を取りに行ったが、それを結果として繋げられなかった。浦和がその時間帯でチャンスを作り始め、自分たちが失点してしまった」と、攻め込んでいる中でゴールを奪えなかったことを指摘し、「起こしてはいけなかったことだが、これからの反省材料としてうまく改善していきたい」と、改善していくことを意気込んだ。優勝決定の瞬間の心境については「試合が終わった時にマリノスの結果、内容を把握していなかったので、どのような状況かとコミュニケーションをとっていた」とコメント。「結果がわからなかったので、喜ぶタイミングが見つけられず、情報が入ってからみんなと喜びを分かち合えてよかった」と、優勝したかどうかを知るまでに時間がかかったと明かした。

2019シーズンから川崎Fでプレーするジェジエウ。昨シーズンからの連覇を達成したが「2年連続優勝は嬉しく思う。このようにタイトルを獲り続けていても、結果に満足せず、常日頃から向上心を持ってやっていることが結果につながっている」とコメント。「監督やコーチも求めているし、モチベーションを上げるような練習やコミュニケーションをとってくれている」とチームとしてもモチベーションを高めるような環境があるとコメント。「だから選手たちはピッチでこのような結果を出せていると思う」と連覇を達成した秘訣を語った。