「判断するには時期尚早」欧州スーパーリーグ参加表明のチェルシー、トゥヘル監督は「我々は関与していない」

2021.04.20 10:22 Tue
Getty Images
チェルシートーマス・トゥヘル監督が、ヨーロッパ・スーパーリーグ構想について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。18日、チェルシーも含む12クラブが、ヨーロッパ・スーパーリーグ構想を発表。ビッグクラブのみが集まる新たなリーグ設立に向けて動き出すこととなった。

しかし、この発表に対しては、様々な方面から意見が寄せられ、多くは反対意見のもの。国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)を始め、OBやファン・サポーターらも判定している意見が多い。
そんな中、20日にプレミアリーグ第32節でブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦するチェルシーのトゥヘル監督が前日会見に出席。その席でヨーロッパ・スーパーリーグについて言及。今意見すべきではないと語った。

「私は昨日からそれを知っていた。ヨーロッパで最も過酷な大会に出場し、最もタフな大会に出るためにここにいる。それが大好きなことであり、チェルシーにいる理由だ」
「この子クラブの一員だ。厳しい大会に出場したいと思っている。クラブが正しい判断を下せると信じている。全てを判断するには時期尚早だ」

「私のチェルシーのバッジには、自分の役割を果たすべきだと書かれているが、みんなも自分の役割を果たすべきだ。私の役割は、監督として集中することであり、明日は重要な試合が控えている」

「そこにはたくさんのコメント、議論、意見がある。詳細が分からないため、絶対に参加はしたくない」

一方で、トップ4入りを目指すチェルシーとしてはしっかりと勝ち点3を獲得しなければいけない状況。残留争い中のブライトンとの対戦に影響が出ないようにしたいとし、選手とともにチームが勝利するための準備に集中したいと語った。

「一番良いことは、落ち着いて試合に集中することだ。これは、以前とは少し変わってしまったかもしれない」

「明らかに私は関与していない。そして、選手はこの意思決定に関与していない。一歩下がって意見を言わない可能性もある。また、これは明らかにクラブの問題であり、頭を抱えることはない」

「今シーズンはまだ残っている目標のために戦う必要がある。それは私の仕事であり、選手の仕事は次の日に向けて達成することだ」

「内部的には、クラブを信頼している。スポーツの政治やこのような状況に関与しないことが最善だ。それは我々の頭上にある。このクラブを成功させるために、我々が果たさなければならない役割ではない」

「誰もが話している。選手がそれに影響されないようにするのは不可能かもしれないが、それでもまだ時期尚早であり、多くの意見がある」

「コブハムにいるように落ち着き、気を散らないように選手に影響を与え、明日の試合に必要なパフォーマンスをもたらすことができるようにしたい」

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チェルシー相手に連発の三笘薫が超絶トラップからゴラッソ、ブライトンが3発完勝【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第25節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsチェルシーが14日に行われ、3-0でブライトンが完勝した。ブライトンのMF三笘薫はフル出場している。 前節ノッティンガム・フォレスト戦を0-7で惨敗して2連敗となった10位ブライトン(勝ち点34)は、先週行われたFAカップでは三笘の決勝ゴールでチェルシーを撃破。中5日での再戦に向けては負傷のダンクに代わってウェブスターのみを変更した。 一方、前節ウェストハム戦を2-1で逆転勝利し4位に浮上したチェルシー(勝ち点43)は、FAカップのブライトン戦のスタメンから4選手を変更。エンソ・フェルナンデス、マドゥエケ、コルウィル、GKヨルゲンセンが先発となった。 守備時にミンテを右バックに下げる5バックを形成してマンツーマンで対応するブライトンに対し、チェルシーがボールを持つ入りとなった一戦。 18分には右サイドを抜け出したマドゥエケのクロスにパーマーが合わせる好機を作ったチェルシーだったが、このプレーでマドゥエケが左ハムストリングを痛めてプレー続行不可能となりサンチョが投入される。 アクシデントに見舞われたチェルシーに対し、ブライトンが27分に先制する。GKフェルブルッヘンのロングフィードに抜け出した三苫が超絶トラップから完璧なコントロールシュートをボックス手前から流し込んだ。 チェルシー相手に三苫の2戦連続ゴラッソで試合を動かしたブライトンは、35分にエンソにヘディングシュートでネットを揺らされるもファウルがあって助かると、38分に追加点。 ボックス左で仕掛けたリュテールの折り返しがゴール前で混戦を生むと、ウェルベックのパスを受けたミンテがゴールに蹴り込んだ。 ブライトンが1点をリードして迎えた後半、引き続き構えながらカウンターを狙うと、63分に決定的な3点目。二次攻撃の流れからミンテがウェルベックとのパス交換でボックス右を打開すると、そのままシュートを決めきった。 3点を追う展開となったチェルシーはカイセド、ペドロ・ネト、グストを下げる3枚替えを敢行するも、73分には三笘がロングカウタンーからボックス左まで持ち上がってGK強襲のシュートを放ち牽制。 このままチェルシーに枠内シュートを打たせずブライトンが完勝とした。 ブライトン&ホーヴ・アルビオン 3-0 チェルシー 【ブライトン】 三笘薫(前27) ヤンクバ・ミンテ(前38) ヤンクバ・ミンテ(後18) <span class="paragraph-title">【動画】衝撃トラップから三笘薫がチェルシー相手に連発!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="mSMnl8peoFI";var video_start = 9;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.15 07:02 Sat
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主力起用でチェルシーに惜敗、EL決勝控えるアモリム監督は試合勘を重視「試合を戦って準備をすることが最良だと判断」

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を重視し、主力を起用したことを明かした。 「前回の試合ではフィーリングが良くなかった。そこを改善したかった。そして決勝までの準備期間が5日ある。2日は完全休養とし、次の2日間で決勝に向けて準備をする。今日起用しないと、10日間試合がないまま決勝を迎える選手が居た。それは嫌だった。だから決勝に向けて完全に回復できる時間があると考え、試合を戦って準備をすることが最良だと判断した。それに我々はユナイテッドであり、毎試合戦う必要がある」 プレミアリーグ3連敗でEL決勝を迎えることになった点については次のように述べた。 「それは認めざる得ない。今はEL決勝に向けて準備し、トロフィーを獲得することを目指す。そして次のシーズンへの準備をすることが最善だ。今季は苦戦を強いられているが、どうすることもできない。過去を顧みず、今を見つめる必要がある」 2025.05.17 11:00 Sat

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